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夏の立山。雄山と浄土山での絶景と温泉でゆったりと過ごす山旅【雄山編】

皆さんこんにちは、ゆずです。

そろそろ夏がやってきます。例年ではこの時期には6月に八ヶ岳に登って、7月に北アルプスの○○に登って、8月は中央アルプスに登ってなど、月ごとに高い山に行こうとスケジュールを調整している時期ですね。

去年同様に今年もどうなるかは分かりませんが、夏にオススメの山を紹介したいと思います。場所は『北アルプスの立山』で、山の経験が少ない方からガッツリと登りたい方など難易度を合わせられる素晴らしい山域。

今回は主峰『雄山』『浄土山』を2日間で別々に登りました。コースタイムは短いものですが、見れる景色は絶景そのもの。長い縦走をしなくても、十分に登山は楽しめるものだと再認識した山でした。

比較的手軽に素晴らしい景色が見たい人、絶景を前にゆったりと過ごしたい人といった、ゆるい山を探している人にはオススメ出来るコースと山だと思いますちなみにゆずは断然、浄土山が好きになりました!!!

現状の登山道の状況は必ず確認してから行くようにお願いします。

  • 公共交通機関のみで標高2420mまで行ける
  • 室堂と雄山の往復を紹介
  • 歩きの行程は4時間程度
  • ルート的に整備されているが、高山なので道具は準備必要
  • トイレは室堂と途中の一ノ越小屋にある
  • 日帰りでも行けなくないが、個人的には泊まりをオススメしたい

山行の概要

日時:2020年8月25日-26日

メンバー構成:2人パーティー

コースタイム:山と高原【1日目のコースタイム約4時間】【2日目のコースタイム約2時間30分】 

私のペースは大体、写真を撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらいでしたが、2020年からは特に山をゆっくり楽しんでいるのでコースタイムは遅めです。

ルート紹介

標高2420mの室堂まで公共交通機関を利用して、あっという間に高山地帯に行けるのがこのコースの魅力。日本百名山としては主峰の『雄山』が数えられることが多いです。

室堂から3-4時間の低山程度の行程で、3000mの大絶景が満喫できるので、とてもオススメ出来ます。また宿泊施設もとても充実しており、食事面、水回りの清潔さ、プライベート空間の確保ではトップクラスです!

登る『雄山』は登山者多くにぎわっていますが、もう一方の『浄土山』は人も少ないながら、平たい稜線が広がり開放感抜群です!

公共交通でのアクセス【東京起点】

主に立山の室堂までは『長野側』『富山側』に2方向から行けます。またどちらも公共交通機関で行ける点は非常に優れていて、近い方から行くで良いと思います。

ゆずの住んでいる関東からは、方向的には長野が近いですが、新幹線を上手く使うとそこまで変わらなかったりします。金額にも差が出るので、その点は考慮が必要ですね。

立山黒部アルペンルートへJRでお越しの方について。…

何だかんだで公式ホームページが分かりやすいですね。

今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら
DJI Osmo Action  紹介記事はこちら
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら
設定 jpeg撮って出し
ピクチャーモード:ViVid

山行記録

注意

この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!

  1. 室堂駅内のトイレ
  2. 一ノ越山荘の公衆トイレ【1日目】
  3. 雄山山頂のトイレ【1日目】解放時期は要確認

トイレは途中の小屋には大体あるので、多い方です。ただ場所によっては開放している時期が限定的であったりするので、要注意です。

室堂自体が綺麗すぎて、行程が4時間前後なので人によっては一ノ越山荘に寄ることも少ないと思います。山頂直下にトイレがありますが、期間限定の開放です。

トイレの写真 ※クリックで開きます

扇沢駅のトイレ。水洗で快適。

立山は人が多いこともあり、トイレでは誰かしらが居たので写真撮影出来ませんでした。言葉で説明しますが、まず室堂トイレは扇沢駅並みに綺麗です。

一ノ越山荘の中には入らなかったので、前の公衆トイレを利用しました。稜線上に建つ山小屋の中では基本的な綺麗さです(写真右側の建物)

扇沢より室堂まではたくさんの乗り物に乗る

おはようございます。

2020年のアルプスは初。山への恋しさが爆発しそうな中、やっとこさ来れたアルプスです。今回の山旅の目的はゆっくりと景色を空気を楽しむことです。

さて今回ゆずが利用したのは、夜行バス。様々な山域に早朝から活動できるようになる夜行バスはとても素晴らしいものです。以前の記事にも書きましたが、よく利用するアルピコ交通が運行する『さわやか信州号』を使いました。

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ほかに早朝から来ることが出来るのは、泊まるか自家用車で深夜を走ってくるしかないですからね。

それに朝の切符売り場は大混雑。これでも連続する平日の朝ですよ?

混んでしまうと、次の便まで待つ必要があるので出来るかぎり早めに到着することをオススメします。

往復とは言え、流石に高いぜー。でも便利だから使っちゃうんだけど!

何と言っても立山の魅力の1つは、このアクセスの良さ。登っていく稜線も良いものですが、絶景を身近に感じられるようになることは大変素晴らしいことだと思います。

ちょっと前はトロリーバスでしたが、電気バスになっていました。これが乗車1つ目になります。

ここから次の駅までは15分ほど歩きます。まずは降りたらすぐに現れるこのトンネルを抜けます。

真夏ですが、ここはかなり涼しく、外は半袖でも暑いのに、ここは寒くてずっと半袖ではいられませんね。

トンネルを抜けると、扇沢駅では見られなかった山脈がそびえているのが分かります。高い山に来た感じで気分も高まります!

ここは登山をしていない人でも知っている方も多い『黒部ダム』。圧倒的な放水量を誇ります。

正直黒部ダムに来るだけでも十分な魅力があると思います。ただ今回は室堂まで行くので、黒部ダムはほどほどに次の駅に歩きます。

黒部ダムで写真撮影しているものなら、いつの間にかこんなに人が増えていますよ。

次に乗るのがケーブルカーです。

バスは増便が出ることもあるようですが、このケーブルカーは2台ですれ違うように運行しているので、便数が限られます。

ちょうどすれ違う瞬間も見られるので、進行方向に乗車すると写真のようなアングルが見られます!!

ちょうどここが中間地点の『黒部平』。この辺りは結構開けていて、立山の稜線が下から望めます。

あの近くまで歩いて登っていかなくても良いなんて、すごい開発をしたものですよね。

乗車3つ目はロープウェイ。途中に支柱も無いので、正直大丈夫かなとドキドキしてしまいます。

4つ目はまたまたバス。長野県から室堂までは合計4つの乗り物に乗車する必要性があるので、少々面倒ではありますが、ここまで多彩な乗り物に乗ることも無いので、初めての時は興奮したものです。

今ですか?

流石何回も乗っているので興奮はしませんが、やはり楽しいですよね!立山に来た感じがとてもして気分はあがってきます!

最後のバスは主峰である『雄山』の下辺りを走行します。

一番標高が高い駅である室堂駅に到着です。ここは終点ではなくて、反対側である富山県側にも行くことが出来ますので、この駅には富山から来る人も合流します。

標高2420mですが、ここまで立派な建物が建っているのは驚きですよね。売店もあるし、自動販売機もあるし、立ち食い蕎麦もあったりするので普通のバスターミナルです。

そしてここまで簡単に来ることが出来る反面、標高2420m感が無いので事故が多いのか、天気のことや登山道の情報、熊の目撃情報、山岳事故情報が載っています

事故に繋がらない様に、スタッフの方の情報収集がとても助かります。皆さん、事前情報もしっかりと取っていると思いますが、再度必ず確認していきましょう!

雄山まで

階段で地上に出るとそこもう別天地。

そこは北アルプスの峰々が望め、空気は涼しく、また美味しい。

そんな極楽浄土が広がっています。室堂自体は平坦なところに建っているので、周囲の散策であればスニーカーなどの運動靴でも散策は十分に可能です。ここの大自然を散策で楽しむのも良いでしょう!

立山は水もまた豊富。室堂前にある『立山玉殿の湧水』は立山登山の時には毎度お世話になっております。真夏なのに、ずっと触っていると手が痛くなるほどキンキンです。

周囲の散策路はかなり舗装されていて、歩きやすい。いや若干デコボコしているので、ソールの登山靴では歩きにくかったりします 笑

正面に見えるのは雄山。右の谷になっている部分から左側にガッと登ります。

ちなみに反対側には、奥大日・大日岳が広がります。あっちの山も面白かったですよー。大日小屋に泊まってみたいです。

室堂周辺から高山植物が咲き乱れています。

これはタンポポ。おそらくミヤマタンポポ。

多分、トリカブト。おそらくミヤマトリカブト。花の判別は特に難しい。

ウドの花。たぶん…。

これは自信もって言えます。チングルマおじいちゃんです。

ゆず一押しの1枚。立山連峰をバックに走る車。まさにここは日本なのか?と思うような光景でした。

途中十字の分かれ道。室堂を背にして、右側のこちらは浄土山方面なので、明日に行きます。

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正面に進むと谷になっている鞍部まで進んでいけます。ちなみに見て頂くと分かると思いますが、鞍部までは比較的なだらかで、鞍部から山頂までは短距離を一気に登ります。

こちらは実際のGPSログですが、コース的には分岐は少ないですし、人も多いですし、迷うことは少ないと思います。

チングルマおじいちゃんの狂乱。

少し標高を上げるだけで、何と景色が変わることか。見慣れてきた景色とはいえ、やはり強烈なインパクトですね。

ちなみ今回の宿は『らいちょう温泉 雷鳥荘』。なかなかに良い位置に建っているのが分かります。

鞍部に建つ『一ノ越山荘』に到着しました。ここも立派な山小屋ですよね。立山は本当に山小屋が充実していると思います。

ここまでの登りは前半戦。ここからは距離としては短いですが、急こう配な登りが続きます。それに砂地であり、少々歩きにくいです。

何人かスニーカーで登っている方が居ましたが、結構この斜面で滑っていたり、下りで恐る恐る降りている方が多かったです。行けなくはないですが、やはりスニーカーでは危ないかなと思います。もしはじめて行く方は登山靴を購入するか、以前紹介したワークマンのアクティブハイクをオススメします。

さらに標高を上げていくと、北アルプスの名峰である『槍ヶ岳』がそびえているのが見えます。

ちょうど稜線上に山小屋は建っています。

布団の湿気を取ることも一苦労ですね。ありがたいことです。

さて室堂平の景色の素晴らしいこと。ちょうど火口のように中心に向かってすり鉢様になっていますね。

はー、ただの飛行機雲なのに、何と風情があることでしょう。東京の空よりも空の大きさを感じられるからでしょうか。

岩場にひっそりと咲く『イワツメクサ』

さっきまであんなに晴れていたのに、いつの間にか雲に囲まれることは山でよくあること。

登山道は砂と小石のミックスですね。石も崩れやすいので、ゆっくりと進みましょう。

曇ってくるとよく出るとされる『ライチョウ』。親子連れで急にこんにちはしてきました。さすがは我らがアイドルです、堂々としたたたずまい。

8月後半の真夏なのに、雪がまだ残っているなんて。山に登っていないと驚きの連続ですよね。

そんな景色に見とれていると、山頂前の標識に到着。

そして再び現れるライチョウ。この山行では結構ライチョウに会うことができました。

山頂には神社があり、整備されています。

引きで撮るとこんな感じです。よくこんな険しいところに建物、神社を建てましたよね。

神社に参拝することが出来る期間が決まっているのですが、今回はその期間外になってしまいましたので、参拝は行えず。この本宮が立山で一番高い標高3003mの場所に建っている、実質的な山頂部分です。

立山にある一等三角点はなんと明治28年。2021年の今日の126年前とは…!

来た道の別の方角は、また魅力的な山脈が続いています。

さて今回は縦走はせずに雄山だけ。山頂で休憩して、雲も出てきたので下ることにします。今回はゆるりと山を楽しむのですから。

雲が流れる景色を楽しんだり、チングルマおじいちゃんを色々なアングルで撮影したりしました。

下りは同様の景色なので割愛。今回の山旅は宿泊で立山の温泉を楽しむことが出来ます。温泉も源泉かけ流しで、景色も最高、食事も美味しいと本当に立山最高です!

室堂には寄らず、直接宿まで歩きます。こちらはミドリガ池。

そしてこちらは『ミクリガ池』。逆さ立山が見られるなど、立山の中でも有名なところです。この辺りからは観光客の方も多く歩かれています。

もくもくと煙がわく、地獄谷火山。右手の方に宿がちらっと見えますが、かなり火口に近いですよね!笑

絶景と火山ガスの中にたたずむ、雷鳥荘。

近くにくるとより感じる火山ガス。風向きによっては危ないので、向きが分かるようになっています。

火山ガスの影響が顕著に分かる蛇口の変化。この感じは硫黄の温泉などでよく見る変化なので、硫黄成分の影響なのでしょうか。

とても立派な雷鳥荘に到着。見た目は古めに見えますが、山小屋と考えたらとんでもないぐらい良い環境です。水洗トイレ、温泉、ご飯も美味しい、部屋も個室あり、最高です。

割とどうでもいいことですが雷鳥荘だけではなく、ゆずはらいちょう温泉雷鳥荘とフルネームで言いたくなります。

本日の行程はこれで終了。温泉で英気を養って、明日の浄土山に備えます。

らいちょう温泉雷鳥荘の記事を書きました!

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さいごに

やはりこの2020年はいつ高山に行けるか心配でした。

長く歩かなくても、久しぶりの登山を楽しむことが出来ました。体力も落ちていたので、物足りないことも無く、目・鼻・耳・肌・写真・動画といったすべての要素で高山を記憶して、味わえたことが嬉しかったです。

この夏までに色々と思うことはありましたが、山に1日泊まってみて、山はいつもと変わらないなと感じましたね。楽観視できる問題ばかりではありませんが、大自然の魅力をまた一部知ることが出来たのかなと思います。

健康第一に登山を楽しんで行きたいですね。

それではみなさん、よい山旅を!

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