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立山登山との相性抜群の源泉かけ流し温泉の山小屋。らいちょう温泉雷鳥荘!

皆さんこんにちは、ゆずです。

前回、北アルプス立山の雄山に登った記事を書きました。

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立山で雄山登山を楽しんだ後には、せっかくなら室堂周辺に広がる山小屋に宿泊することをオススメします。何と言っても、標高2400mと高い場所に居ながら、温泉に入ることが出来て、宿泊する施設自体も高水準のところが多いので非常に魅力的。

今回は『らいちょう温泉雷鳥荘』に宿泊したので、この宿泊施設に関してじっくりとご紹介していきます。

山小屋という括りにするのはおかしなくらいに、食事・プライベート空間・トイレの綺麗さ・温泉が楽しめる素晴らしい小屋。山にはじめて宿泊する人にもかなりオススメ出来ます!

  • 室堂から徒歩30分ほど歩く必要がある
  • 予約はインターネット予約も可能
  • 支払いもクレジットカードといったキャッシュレス決済に対応
  • 2021年の営業日は4月15日~11月24日
  • 個室と相部屋があり、差額は約1500円ほど
  • 石鹸や歯磨き粉も使えて、水洗トイレ、温泉もあり、衛生面は山とは思えないほど綺麗!
  • 加水はしているが、循環無しの源泉かけ流しの温泉が魅力的
  • 食事もボリュームはしっかりとしている

アクセス

前回の記事でもご紹介しましたが、立山の室堂までは『長野側』『富山側』に2方向から行けます。どちらも公共交通機関で行ける点は非常に優れていて、近い方から行くで良いと思います。公式ホームページからのアクセスが一番分かりやすいと思います。

立山黒部アルペンルートへJRでお越しの方について。…

らいちょう温泉雷鳥荘は『室堂から徒歩で約30分』。舗装された道を進みますが、それなりに坂道もあり歩くので、もっと近くの場所が良い方は『みくりが池温泉』『立山室堂山荘』『ホテル立山』などをオススメします。

らいちょう温泉雷鳥荘

もくもくと火山ガスが湧き出てくる地獄谷を眼下に見れる高台に、らいちょう温泉雷鳥荘は建っています。高山植物や運が良ければライチョウを見ることが出来て、展望浴場からの景色も良いです。

  • 客室数:53室【個室・相部屋あり】
  • 収容人数:260名
  • 営業期間:2021年は4月15日~11月24日まで
  • インターネット予約可能
  • クレジットカードなどのキャッシュレス決済充実
  • 豊富な源泉温泉

などと山小屋の中ではかなりの設備。館内はのちほど写真でご紹介しますが、クレジットカード決済やインターネット予約など、当日に別途の現金を持っていかないのは助かります。

らいちょう温泉雷鳥荘の金額

個室

素泊まり 一泊朝食 一泊夕食 一泊二食
2人 8,450円 2人 9,550円 2人 10,350円 2人 11,450円
3人 8,150円 3人 9,250円 3人 10,050円 3人 11,150円
4人 7,850円 4人 9,950円 4人 9,750円 4人 10,850円

相部屋

素泊まり 一泊朝食 一泊夕食 一泊二食
1人 7,050円 1人 8,150円 1人 8,950円 1人 10,050円

全体的には1000~1500円ほど個室の方が高いですが、この辺りの価値観は人によりますかね。

※公式ホームページより抜粋

ちなみに相部屋のベッドはこのような形です。山小屋に比べると、相部屋のクオリティはかなり良い方ではありますが、このご時世で1000~1500円ほどで個室に出来るなら、正直個室の方が良いかなと思ってしまいます。

今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら
設定 jpeg撮って出し
ピクチャーモード:主にViVid

らいちょう温泉雷鳥荘の施設紹介

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1日目は雄山登山を行って、宿泊施設に向かっています。

外観

まずは建物の外見から。地獄谷の真横に建つ、らいちょう温泉雷鳥荘。

この山の斜面で建っているなんて、凄いですよね。今は建った姿しか見えませんが、建てるときはどれだけ大変だったのでしょうかね。

雪が積もるときでも開業しているので二重ドアですね。

ちなみに夜はこのような感じ。小屋の前から星空も見えます。

内観

入るとすぐに受付があります。この辺はホテルのような雰囲気ですね。

ちなみに清算はチェックアウトの時と山小屋とは違いますね。ただ朝早く出る場合は、先に清算することも可能でした。

自動販売機やヘルメットも多く常備されています。

廊下は古めのビジネスホテルのような感じではありますが、汚い感じはありません。山小屋らしい木造の温かみなどは無いので、そこだけが残念ポイントでしょうか。

山小屋としては設備は良い。エレベーターなどはなく、少し大変かもしれませんが、ここまで歩いてこられる方であれば、問題はないかと思います。

喫茶店や日帰り入浴も行っています。近くに大型のテント場があるので、日帰り入浴需要だけでも多いと思います。それだけに宿泊する人以外が多く出入りするので、混みやすいのは1つのデメリットでしょうか。

宿泊していても、19時近くに温泉に入ったときが一番空いていました。夕方はみんなお風呂に入る時間帯なので、テント場から来た方々がコロナ時期で密は配慮されていましたが、それなりに入れ替わりで来ていました。

水回り

何度もいうことになりますが、山小屋として考えると水回りは破格。何と石鹸も使えます!このご時世であれば、特に大事に思う人もいるでしょう。

ペーパータオルも使えます。ただ山として考えると、使い捨ての資源だとゴミも多く出そうですよね。何とも難しいところです。

トイレの写真【めちゃくちゃ綺麗!】※クリックで開きます

 

どちらも水洗トイレの中でも綺麗な方。ウォシュレットも付いて、便座も暖かいなんて、水回りは何も困ることはありませんでした!

喫茶店・売店

日の光が入り、地獄谷方面を望める良い雰囲気の喫茶店です。

売店はかなり充実しています。Tシャツやお酒、お菓子にアイス、カップラーメンなど品ぞろえは抜群です。

今回は真夏ということもあり、宿到着直後にアイスを食べました!

喫茶店の隣には談話室があります。

部屋

今回宿泊したのは、六畳の部屋。若干手狭な感じはありますが、畳もとても綺麗にされており清潔感もあります。

コンセントもあるので、しっかりと電子機器の充電も行えます。

石鹸も使えるので、歯磨き粉もしっかりと付いています。

浴衣もついており、本当に温泉旅館のような用意。バスタオルはさすがに付きませんが、フェイスタオルはちゃんと『らいちょう温泉雷鳥荘』が明記されたものが付いているのが素晴らしい!

チェックアウトは9時と山小屋として考えるとかなり遅め。ただ早朝の出発も出来るので、朝の時間帯の調整は柔軟にききます。

部屋にはアメニティ類とこの案内紙ぐらいなので、シンプルですね。テレビとかは無いですよ。

部屋から外を眺めると、地獄谷の火山ガスが噴き出るのを見ることが出来ます。

温泉

さてお風呂に入れるだけでも幸せなのに、かけ流し温泉に入れるなんて幸せです。

着替え棚はロッカーが無いので、貴重品の管理はご注意ください。

それでも十分広い脱衣所です。

そして何とドライヤーも!!

・【源泉名:雷鳥温泉】 2012年5月22日データ

  • 温度:72.5℃
  • pH 酸性【数値は不明】
  • 湧出量:不明
  • 酸性・含鉄(Ⅱ)・硫黄-硫酸塩・塩化物(硫化水素型)(低張性・酸性・高温泉
  • 加水あり、循環なし

源泉は公式ホームページなどに明記されていませんが、おそらく地獄谷です。あれだけ火山ガスがモクモクと沸いているので、源泉はかなり熱めです。

源泉かけ流しではありますが、熱すぎるので源泉は加水しているようです。それでもこの絶景の山奥で硫黄に包まれる空間は素晴らしいもの。

浴槽は内風呂が二つ。

脱衣所に入ってすぐのこの浴槽は『湧水を沸かしたもの』。個人的には温泉が魅力的なので、こちらに入ることはほとんどありませんでしたが、用意してくれているのはとても良いです!

人によっては酸性の温泉が苦手って方もいるでしょうし、この山奥で二種類の浴槽を用意してくれているので素晴らしいです。だって温泉は加水すれば良いですが、これはわざわざ湧水と沸かしているので、加熱する何かしらの手段を別で必要としますからね。

それでも温泉が一番のご褒美。奥に扉があり、その先に待望の温泉が注がれる浴槽が待っています。

こちらが温泉が注がれる浴槽です。扉を開けると広がる硫黄の臭いは格別でした。ちなみに内風呂ではありますが、窓が大きく付いており、開くことで半露天のような浴槽になるようです。

今回は混雑具合と時間の都合で、この夜の時間しか撮影が出来ませんでしたが、ここから見える景色が良いようですね!

上記二枚の写真は公式ホームページより引用しています。やはり良い景色ですね!今度は雪のある時期に泊まりに来たいものです。

夕食

食事は食事処でいただきます。山小屋としては割を遅めです。

結構広めの食事処です。

食事もボリュームは素晴らしい。近くにあるみくりが池温泉にも宿泊したことがありますが、食事面ではみくりが池温泉の方が良かったかも。それでも十分なクオリティで、わざわざ固形燃料で温める鍋も用意されているのが、とても魅力的でした。

とても美味しかったです!

朝食

次の日は早朝から出発予定だったので、朝食は弁当に変えてもらいました。

注文をして、前日の夜に出来たお弁当を受け取っておきます。当日の朝にはやることはありません。

お弁当はちらし寿司、鮭・揚げ物など。正直おかずは覚えていません・・・。

朝食は次の日の浄土山山頂近くで絶景飯をしました。チラシ寿司が酸味が効いてさっぱりとしており、それが一番美味しかったです!

ゆったりと朝ごはんも良いですが、この朝食は最高でした。2日目の様子も記事にしました!

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景色

最後はらいちょう温泉雷鳥荘から見える景色を紹介します。正直、公式ホームページの写真館の方が四季折々の風景写真があるのですが、お付き合いくださいませ。

らいちょう温泉雷鳥荘から出た場所は、左正面に地獄谷、右正面に大日岳・奥大日岳の稜線が望めます。

反対側を見ると、別山までの稜線に上がるための山肌が、夕日に照らされて美しい。

日の入りは奥大日岳の奥に沈みます。火山ガスの噴煙も、夕日に照らされるだけで、何とも神秘的な風景となります。

夕焼けが綺麗です。やっぱりこの瞬間が泊まりで最高なタイミングの1つですね。

普段の夕日ではこんなにもカメラを向ける人は少ないのに、この山の瞬間では、より魅力的なものに変えてしまうのでしょうか。

そんあゆずも山での日の出・日の入り写真はあるのに、普段の生活では撮ることはほとんど無いですね。不思議なものですね。

夜になると光がより際立つので、稜線に建つ一ノ越山荘の明かりが鮮明に見えます。

明日もまったりですが、登山予定なので個室で周囲を気にすることなく、ゆっくりと就寝が出来ました。

さいごに

立山にはいろいろな宿泊施設がありますが、その中の1つであるらいちょう温泉雷鳥荘を紹介しました。

立地的には室堂から離れている方ではありますが、室堂から少し離れているがゆえ、みくりが池温泉やホテル立山などに比べて、空いている印象。

それでも宿泊する部屋は綺麗で、加水はしているものの源泉かけ流しの温泉に入浴できるので、ゆるく立山ハイクする場合でもとても貴重な宿泊施設であると思います。

山小屋の個室は相部屋に比べて極端に値段が高かったりして、そこまでクオリティも変わらない場合が多いですが、この個室のクオリティならかなり良い選択肢だと思います。

前回ゆずが紹介した『山小屋宿泊が初めての方にオススメな山小屋4選』の中にいれてもいいぐらい、立山の絶景を見たいけど山の中に宿泊するのに敷居が高いと思っている方には、自信をもってオススメ出来る素晴らしい山の宿泊施設です!

是非とも立山に泊まる際の、選択肢の1つにいかがでしょうか。

それではみなさん、良い山旅を!

ゆずmasaru

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