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伊豆半島の伊東アルプス。駅から登れて、海も富士山の見れる穴場の山です!

皆さんこんにちは、ゆずです。

久しぶりに温泉を入りに伊豆でも行くか。そんな考えから温泉旅館を探しはじめて、決めたは良いものの伊豆の山ってそんなに知らないぞ?

天城山?沼津アルプス?

ということで調べた結果、見つけたのが伊東にある大平山を含む縦走路『伊東アルプス』。駅からも歩いていける伊豆の山は少なく、伊東駅を起点にするので、熱海まで戻るのも伊豆急下田方面に行くにも楽ですので交通面も素晴らしいものです。

そんな伊東駅から登れる伊東アルプスに年末登ってきたので、ご紹介します。伊豆半島の特に東側〜南側の熱海から伊豆急下田辺りで山を探している方にオススメできます!

現状の登山道の状況は必ず確認してから行くようにお願いします。

  • 公共交通機関のみでアクセス可
  • 歩きの行程は4時間30分程度
  • 案内図や踏み跡もしっかりとしている
  • 相模湾、富士山、伊東の山々の展望に優れている
  • トイレは駅と登山口のみ
  • 青春18きっぷや南伊豆フリー乗車券を利用すると交通費を安く出来る

山行の概要

日時:2020年12月7日

メンバー構成:2人パーティー

コースタイム:山と高原【コースタイム約4:30】 実際には6時間00分ほど。

私のペースは大体、写真を撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらいでしたが、2020年からは特に山をゆっくり楽しんでいるのでコースタイムは遅めです。

今回はInsta360 one X2の初使用だったので、操作慣らすためにずっと使っていました。

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ルート紹介

若干の車道歩きは多いですが、今回のコースでは電車以外の公共交通機関は使用しません。

ゆずは知りませんでしたが、ここ大平山の縦走路は『伊東アルプス』と名付けられており、ご当地アルプスとしても有名なようです。伊豆半島だと沼津アルプスしか知りませんでした。

海近くの伊東近郊の山だけに、海が綺麗に見えて、富士山も見える展望のある山です。特に馬場の平からの海と伊東の山々は絶景です。

【フリーパス】を活用しよう

伊豆半島に行く場合は、南伊豆フリー乗車券というフリーパスを使うと大変便利です。

特に伊豆急下田方面に行く場合や、バスも併用して使う場合はさらにプラスが多くなります。ただ注意することは今回行く伊東駅で帰るようでは損をすることです!

2日間利用できるので、宿泊など絡めると良いと思います。ゆずも宿泊と絡めました!

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もし伊東駅のみで日帰りを考える場合は『青春18きっぷ』を利用すると良い場合があります。伊東駅まではJRの管轄なので、青春18きっぷの恩恵を最大限に受けることが出来ます。

東京から伊東まで『2310円』。青春18きっぷは実質2410円でJRが1日乗り放題なので、時期が合えばかなりお得になることが分かりますね!

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公共交通でのアクセス【東京起点】

①電車【往復】

交通費
東京 ⇒ 伊東 時間:約2時間30分ほど 金額:2310円×2
  合計4620円

伊東までのアクセスでは『特急踊子』を使えば、1時間40分ほどで行くことが出来ますが、特急代金の1580円を追加で払う必要があります。

上記の青春18きっぷなら、かなりお安く移動できるようになるので、時期は決まっていますが、利用する価値は大いにあります!

時間はかかりますが、東京-熱海なら東海道線の普通車グリーン車があるので、600JREポイントでグリーン車に乗る選択肢もあります。

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今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら
Insta360 ONE X2  紹介記事はこちら
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら
設定 jpeg撮って出し
ピクチャーモード:ViVid

2020年の年末から使用しはじめた【Insta360 ONE X2】。今回の撮影が初です。360°カメラは初めてであったので、慣れるのに時間がかかりました。

縦走の山行記録

注意

この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!

伊豆半島の地図はほぼ網羅している素晴らしい地図。

  1. 伊東駅構内・駅前のトイレ
  2. 丸山公園公衆トイレ
  3. 南伊東駅内のトイレ

トイレは登山口、ゴールとあります。山に入って途中にはトイレが無いのでご注意を。

トイレの写真 ※クリックで開きます

伊東駅前の立派なトイレ。ちなみに駅内のトイレもめちゃくちゃ綺麗です。

丸山公園内のトイレです。立ち小便器、和式トイレのみです。

水洗トイレではありますが、後ろから丸見え。

和式トイレは1つのみ。女性も男性も共有なので、トイレの綺麗さで言えば駅前のトイレがダントツ上です。それでもトイレ自体は貴重なので、うまく使ってください!

伊東駅に到着、まずは登山口へ。

熱海からはせっかくなので展望の優れた電車『リゾート21』に乗車します。

海側が見えるにしている座席は良い。これが別料金かからないで乗れるなんて、何と素晴らしいことでしょうか。伊豆に行かれる際は、是非リゾート21に乗車することをオススメしますよ!

伊東駅に到着。以前に比べて、黒と基調とした色合いでシックになっています。

以前来たときは天城山に来た時。天城山の登山口までは結構バスに乗るので、意外と遠いんですよね。

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今回は駅から歩いて登れます、それが最大の利点。バスの乗車時間がないというのは、やはり時間調整の面で良いですよね。

実際にとったGPSログ。伊東駅からまずは道路を南下。線路を越えて、西側にある山の登山口に取りつきます。

左にある🚻マークの場所が、登山口の丸山公園です。

線路を渡る前にコンビニやスーパーがあるので、ここで行動食を持って行くのも良し。

線路を渡ります。

踏切横には、喫茶&スナック ふみきりがありました。一旦停止のロゴが可愛い!

線路を渡ると緩やかに登っていきます。車道の登りで体を慣らして行きましょう。

だいたい徒歩で25分。人によっては駅前にタクシーが停まっているので、タクシーで来るのも良いと思います。

駐車場もしっかりと完備しております。

あまり人気は無かったですが、整備されている公園でした。

木漏れ日の中、大平山へ

若干見切れていますが、左の階段からクライムオン!!

トイレはここから少し登ったところにあります。今回は『尾根コース』に登ります。578mの大平山までは登りです。

時期は初冬ですが、落葉樹でなければまだまだ緑は多いです。立派な大木が並ぶ登山道を歩きます。

伊豆は暖かいので、この時期でも少し紅葉している場所もあります。

丸山公園の中心にはトイレがあります。ここがこの山行での最終トイレなのでご注意。トイレとしてはあるだけ助かりますが、最低限です。

カエデも見事に紅葉しています。

尾根コースの案内に沿って進みます。

光が差す、樹林帯を楽しみます。

この辺りの山は完全に盲点でしたが、踏み跡もしっかりとしており、案内もあるので分かりやすいですね。伊東から歩いていける山がこんなにもしっかりとしているとは…!

杉も多いですが、久しぶりの山だとまたこれも良いものです。2020年は山1つ1つを全力で楽しめている感じがします。

今までも楽しんでいましたが、コースタイムに囚われていたりと、じっくり度が違いました。杉林は暗いイメージだったので、そこまで好きではありませんでしたが、よくこうも直線的な生えたなぁ、などこのとき考えてました。

江戸城の石垣の建築に使われる石を運んだらしいですよ。凄い!

杉の樹林帯を抜けると、徐々に植生が変わり、ところどころ展望が開けてきます。伊東の海が綺麗に見れます。

南東側も展望も開けてきて、伊豆高原方面の山並みも一望できます。ただ海側の展望は、後ほど行く『馬場の平』の方が素晴らしいです!

大平山山頂に到着。この冬の時期は気温が低いので、登りが続いても汗もかきにくく軽快なのが好きなところですね。

山頂は開けていて、休憩にも適しています。ゆずは富士山方面の展望を求めて、少し先にある展望ゾーンまで進みます。

展望ゾーンを経て、大絶景の馬場の平へ

592mのある赤いマークがある所がこれから行く『展望ゾーン』です。それからは円を描くように反対側にある尾根に縦走していきます。

山頂から少し進んだとところにある『展望ゾーン』。今まで見えていなかった愛鷹山や富士さんといった伊豆半島の北西側に位置する山々が望めます。

山頂には無かったですが、この展望ゾーンにはベンチがあります。富士山を見ながらご飯を食べられるので、休憩には山頂よりも適しています。

ちょくちょく現れる紅葉にほっこり。登山あるあるですが、ずっと富士山を見ていると感動が薄れてきますが、一度見えなくなってまた見えると再び感動する。

紅葉もたまに出てくると、さっきも撮影したのにまた思わず写真を撮ってしまいますね!

ここからしばらくは展望とはおさらば。樹林帯のアップダウンを楽しんで、最後のご褒美である馬場の平まで我慢のとき。

一応、下ればトイレはあるみたいですが、また登りなおす必要があるので、よほどではない限りは寄らないと思います。ですが、一応ここにもトイレ表記はありました。

この一帯は大平の森として、整備・保護されているようですね。

踏み跡は先ほどよりは薄いですが、しっかりとしています。

江戸の以前の交通の要『柏峠』。伊東と伊豆半島の中心部と三島を結ぶ主要な道であったようです。毎回、海産物を運ぶのにこの山を越えていたとは、いやはや昔の人は健脚といって良いのかっていうぐらい体力あったと思います。

正直このあたりは展望のない樹林帯なので、見どころはないです。談笑しながら、ゆるりと進みましょう。

まれにある石像に歩みを止める。こちらはお乳女観音。

亡くなった母親の代わりに峠を越えて母乳を与えに来てくれた、隣町の女性を祀った像です。雪降る中、この地で母乳をあげた帰りに亡くなってしまったことで、地元の人や母乳を与えてくれた子供両親などが心を込めて祀ったようです。

この文章では、心無い者のせいで観音様の首が無くなってしまったと書いてあります。なんともひどい話です。

さきほどのお乳女観音から少し歩くと、個人的には一番の見どころ、馬場の平です。

この開けて明るくなっている分岐の先が馬場の平!!

場所的には右下の371m表記のある左側。

インターネットの山行記録によっては草がボーボーのことがあるようですが、今回は綺麗に刈られていました。ベンチもあるとても開けた場所です。

どうですか、この展望は!

山の南東方面を一望できる景色と、この開放感。今回、持ってきた360°カメラを使うのに絶好の場所でした。

3m自撮り棒を使用して撮影したのが、この動画です。

柏嶺という名前は付いている様ですが、個人的にはやはり馬場の平の方が好み。

あまりに良すぎて、乗車する予定であった電車を一本ずらして、40分ほどティータイムをしつつ景色を堪能しました。それぐらい、ここは最高でした!

名残惜しいが下ります

左下の馬場の平から、稜線を下ります。+マークの上にある部分ある車道に出てからは、南伊東駅まではずっと車道。

今回は伊豆急下田方面の宿に泊まるので、南伊東駅まで歩きましたが、同じぐらいの時間を北に歩けば伊東駅まで戻れます

気持ちいいススキの道を下ります。

ちなみに下の写真はInsta360 ONE X2の360°動画からスクリーンショットしたもの。画質面ではさすがに劣りますが、自分の歩く姿を後ろから自撮り出来るのはこの手のカメラだけかと思っています。

開けた景色はほんの一瞬。すぐさま樹林帯に戻ってきました。冬の日暮れははやく、14時30分だというのに、もう夕日のような日差しの色合い。

ただひたすらに下って、車道に合流。

正面の尾根が大平山に向かって登っていた尾根ですね。完全に反対側に回って降りてきました。

車道に降りてからは特に特記なく、Google先生にお願いして車道をナビゲーターしてもらえば、入り組んだ路地でも案内してくれます。

ただ地味に車道の下りが長くてきつい・・・。

伊豆急行線も朝以来。

伊東駅よりはややこじんまりした南伊東駅に到着。人生初の南伊東駅です。ここにもトイレがありますので、反対コースで進む場合は、ここがラストトイレです。

さてもう15時過ぎで、ここから東京に帰れば18時近くなりますが、本日は泊まり。伊豆の温泉を楽しもうと思います。日帰りじゃない分、時間を少し遅くしてもなんとかなるのが、泊まりの良いところでもあります。

宿泊したのは『金谷旅館』。伊豆急行線に乗って、蓮台寺駅まで移動します。

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車窓から望める伊豆大島を見つつ、今回の山旅は終わりとします。

さいごに

伊豆半島、伊東駅から登れる伊東アルプスいかがだったでしょうか?

伊豆に山は多いのですが、伊豆急行線沿いの山は短い時間の山や、登山口までの車道が長いような山が多かったので、この伊東アルプスは山道を歩く部分が多いので気に入りました。

温暖な伊豆は雪も少ないので、冬の時期に訪れても歩きやすいですし、富士山・伊豆大島などの眺望も空気が澄んでいて眺めも良いと思うので、相性が良さそう。

熱海に戻っても良し、伊豆急下田に行ってもよし、伊東からバスで修善寺に行っても良しと、交通の良い伊東を起点にするので宿泊して、次の日観光して帰るなんてプランも良いと思います。

天城山だけではない、伊豆半島の伊東アルプス。伊豆半島の山を探している方に、ひとつオススメ出来るコースです。

それではみなさん、良い山旅を!

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