皆さんこんにちは、ゆずです。
いつものことですが、温泉旅館に泊まるときには近くにある山とセットで行くことが多いです。
みなさんこんにちは、ゆずです。 ゆずの2020年の温泉どこが良かったでしょうグランプリで、ナンバー1になった群馬のまるほん旅館。正直、どこも甲乙つけがたい宿でしたが、今回はこの沢渡温泉のまるほん旅館をご紹介していきます。 温泉地自体は小規模[…]
前回紹介した群馬県の沢渡温泉まるほん旅館に宿泊する時に、良い山がないかと周囲を調べて行ってきました。
ぐんま百名山に数えられる有笠山。少し距離はありますが、バス停から歩いてアクセス出来る良い条件の山だと思います。正直、温泉のおまけで選んだ山でしたが、中々スリリングな場面もあって登りごたえのある素晴らしい山でした!
- 公共交通機関のみでアクセス可能
- 終点の沢渡バス停から徒歩で登山口まで行ける
- 沢渡温泉街までも徒歩で戻ってこられる(温泉と絡めると最高!!)
- 鎖・梯子があるので、苦手な方は山頂直下まで
- 山頂に行く鎖場や梯子以外は標識もあり、踏み跡も良好で歩きやすい
- トイレは1つのみ
有笠山へ公共交通でのアクセス
沢渡バス停まで
①電車でJR中之条駅⇒バスで沢渡
東京⇒高崎 在来線
東京⇒高崎 新幹線 上野⇒中之条 特急『草津号』 |
時間:2時間前後 金額:1980円
時間:1時間前後 金額:5020円(指定席3040円) 時間:2時間 金額:4530円 |
JR高崎 ⇒ JR中之条駅 | 時間:50分 金額:770円 |
バス 中之条駅 ⇒沢渡 | 時間:30分 金額:630円 |
②高速バスで中之条駅⇒バスで沢渡
バスタ新宿⇒中之条駅 『上州ゆめぐり号』 | 時間:3時間 金額:2720円~2950円 |
バス 中之条駅 ⇒沢渡 | 時間:30分 金額:630円 |
沢渡温泉とほぼ同じです。まるほん旅館は『沢渡温泉バス停』で降りますが、登山口に一番近いのは『沢渡バス停』です。
在来線、特急、高速バスと中之条駅までの交通手段は豊富。
特急 | 上野 10:00⇒中之条 11:57
沢渡 13:18着 |
高速バス | バスタ新宿 8:05⇒中之条 10:46
沢渡 13:18着 |
在来線 | 東京 5時ぐらい、新幹線なら6時ぐらい
沢渡 8:50、9:40、10:50~着 |
ただ到着時間で考えると高速バス、特急は沢渡バス停に到着するのが13時。そこまで長い行程の山ではありませんが、登山を絡めて行く場合は、新幹線か在来線で行く方が賢明です。
沢渡バス停から登山口まで
Googleマップ上では東側からしか入れない様になっていますが、西側からも入れます。
どちらにしても沢渡バス停から徒歩30~40分、車道を歩行する必要があります。この車道歩きもあるので、全行程は少し伸びてしまいます。
行程
日時:2020年11月9日
コースタイム:ヤマップアプリ参考に行程2時間5分+バス停までの往復1時間で3時間05分(実際にかかった時間は4時間30分ほど)
メンバー構成:2人パーティー
私のペースは大体、写真撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。ですが、この日は宿泊予定なので特別早く歩く必要はないので、まったりと歩いたり、休憩していたりしています。
沢渡バス停からは徒歩で移動。登山口を起点として、東側から山頂を踏んでから西側に縦走するコースです。西側に下山後は起点地の登山口まで戻ってきて、再度沢渡バス停方面に徒歩で戻ります。
今回の山行の金額
料金(東京起点)
東京 ⇒ 中之条駅 在来線 | 2640円 ×2 |
中之条バス停 ⇒ 沢渡バス停 | 630円 ×2 |
合計 | 6540円 |
少しでも安くするなら青春18切符一回分の約2410円で使える計算なので、片道だけでも230円ほど安くなります。往復で行くことになれば、往復の電車代が2410円固定になるので2870円安くなります。
帰路に関しては、高速バスや特急草津号を使用するとまた値段は変わってくると思いますので、検討してみると良いと思います。
みなさん、こんにちは、ゆずです。 楽しい登山に行くためにはどうしても、交通費がかかってしまいます。電車の往復で4000-5000円なんてことは結構あり、遠くに行けば行くほど増えていきます。今回は登山にいく交通費を抑える方法をご紹介する、そん[…]
今回の撮影機材
カメラ | OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら
DJI Osmo Action 紹介記事はこちら |
レンズ | M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら |
設定 | jpeg撮って出し
ピクチャーモード:ViVid |
2020年後半になってやっと出番が増えているMarkⅡ。最近は望遠域が欲しいところ。レンズ交換も検討しています。
縦走の山行記録
※注意
この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!
この山域は山と高原地図には記載がない場所なので『国土地理院』の地図を持参するようにしましょう。国土地理院の地図が見れるアプリ『ジオグラフィカ』『YAMAP』もオススメです。特にYAMAPにはこのコースの行程時間が記載されている情報が載っています。
みなさん、こんにちは、ゆずです。 普段から使っているスマートフォン『山で使える?』『山の写真綺麗に写るの?』など考えると思います。 …え、考えませんか?(笑) 今回は実際にいまのスマートフォンってどこまで出来るの?というところを、登山[…]
トイレ情報
- 沢渡バス停近くの公園のトイレ
トイレはバス停近くにある場所以外はありません。行動時間は短めの山行ではありますが、トイレは注意しましょう。
- トイレ(水洗の綺麗なトイレです)※クリックで開きます
- このような作りです。
中之条駅~沢渡バス停まで
おはようございます、中之条。ここは四万温泉の入り口でもあります。四万温泉には直行バスもあるので、そちらもおすすめです。
皆さんこんにちは、ゆずです。 伊香保温泉、草津温泉など、群馬の北西方面は有名な温泉街が並びますが、今回ご紹介するのは『四万温泉(しまおんせん)』。 私が行きたかった温泉の1つです(毎回そんなことを言っている気がする)。 前回ご紹介した万座温[…]
駅前のバスロータリーの左に沢渡行きのバスが停車します。旗でもアピールしていますが、交通系ICカード使えます!!
なかなかイカした置物があるところが目的のバス停。
バスはあるだけとても助かりますが、便は少なめ。経由地は違いますが、大体1時間に1本は沢渡に行くので事前に調整お願いします。
さてバスに乗車して、沢渡温泉方面に向かいましょう。
30分ほど乗車して、終点沢渡バス停までやってきました。平日ということもあってか、下車したのは1人。その方も有笠山に登られていました。
沢渡バス停~有笠山東登山口
バス停を降りてすぐに川を渡るとトイレがあります。左下に伸びている赤線通りに進みます。30~40分の道のりです。
橋に向かうと真正面に見えるひと際大きい山が『有笠山』です。低山ながら圧巻の山容をしています!
11月上旬はこの辺りも紅葉が進んでいます。
トイレがあるのは、橋を渡った晩釣せせらぎ公園です。駐車場も完備していますが、車の方はもう少し進めるようです。
この公園にあるトイレがラスト。男女別のトイレになっています。
最後のトイレを終えて、道路を歩き続けます。周囲には里山も広がり、非常にのどか。ゴロゴロしている猫をパシャリ。
どんどん有笠山の山容が見えてきます。
15分ほど歩くと、大きな道との分岐。登山口はカーブミラーがあるところを直進します。
カーブミラー下にはちゃんと入口の標識があるので、ご確認を。
ちょうどこの標識があるところが地図の右上の分岐です。ゆずは東登山口から行きましたので、この分岐を左に曲がります。
地図通りですが、しばらくは林道歩きです。
薄暗い杉林を歩きます。天気の良い日ですが、杉林だと光も入りにくいです。
杉林ははじめだけで、すぐに明るい道になります。
落ち葉を自分の靴を合わせて写真を撮る、よくあるやつ!…ちょっと靴が汚いですね(笑)
ジグザグの林道歩きですが、周囲には紅葉した木々を見ながら歩くことが出来るので、意外とすぐでした。
分岐から15~20分ほど歩いて、ようやく東登山口到着です。この左側の空間にも車を停めている人がいましたが、事前に調べた時はそこは旋回するために必要な空間のようで、停める場合は注意が必要なようです。
車でピストン登山で良い方は、ここが一番近いでしょうか。
沢渡温泉近くに登れる山が無いか調べないと知れなかった山ですが、標識の多さから比較的整備はされている山でした。
ここからようやく山道が始まります!
東登山口~山頂鎖場前まで
登り始めからまずまず登ります。正面に見えるような岩肌が結構多いのが、この山の特徴。ここはロッククライミングで訪れる人も多いようです。
正面の岩肌には取りつかずに、巻いていきます。山頂への道は南から取りつくことになります。
低山ながら、なかなかに紅葉がきれい。奥多摩や丹沢、秩父などに多い杉も少なく、樹林帯歩きが楽しめます。ブナやカエデなども多い。
所々、岩がむき出しになっているところを進む。
ゆっくりとですが標高をあげていきます。
紅葉を見上げ
斜面を登る。その繰り返しですが、今日は時間にゆとりがあるので、ゆったりと。
実際よりも迫力がかける様にしか撮れない…。赤の色が強いほど写真には映えるのですが、日差しによって透けた色とか、赤・緑・黄色と様々な色が混じる様を撮るのは難しい。人間の目は凄いですよ。
再び右側に岩肌が見えてくると、山頂とりつきは近いです。ここにもロッククライミングしている人がいました。
山頂の南側に位置する取りつき。ここに戻ってきますが、まずは山頂に向かいます。
この辺りになると周囲が少し開けてきます。青空も映えて、より美しい!
お疲れ様でした、標高888mの有笠山山頂に到着です…。
とはいかない!残念ながらこの先の鎖場・ハシゴを超えた先に山頂があります。おそらくは鎖場などが行けない方向けの標識なのではないかと思います。
ただ標識がある場所から少し先に行くと、このような里山ならではの絶景が待っています。山頂からの展望も良いですが、ゆずはここの展望が一番だったので、鎖場が苦手で行けない方でもここに来るだけで十分に楽しめることが出来ます。
鎖場~山頂の往復
紫マーカーをしている場所が山頂・東登山口・西登山口の分岐標識があった場所。888mの山頂標識を超えると、鎖場・ハシゴを登ります。
そしてここから等高線が狭くなっており、標高を急に上げます。鎖場・ハシゴを登ってからはぐるっと回って山頂に取りつきます。
鎖場とハシゴはここが一番の難所。登り慣れている方は大丈夫だと思いますが、無理はしない様に。帰りは巻き道もなく、必ずここを下らないといけません。
鎖⇒ハシゴ⇒鎖⇒ハシゴ⇒鎖といった形で連続します。
参考程度に斜度はこの程度。
最後に登るハシゴと鎖場が一番体を上にあげる力が必要でした。ただ足場の岩がやや大きくて離れているので、背の低い方は大きく足を上げるのでちょっと大変かも。
鎖場を抜ければ、ひと段落。あとはトラバース道を通って、ぐるっと山頂に進みます。
参考までに青の部分から外側はすべて崖なので、トラバースしてぐるっと山頂に登りなおす所は崖側に転倒だけご注意を。
途中、もう1つハシゴがありますが、これは特に問題ないかと。
ぐるっと回って、最後の急登を登り終えると開ける場所に出ます。ここの南向きの展望も良かったです!
紅葉はズームと撮ると良いですな。おそらくカラマツの黄葉が美しい。
足元の紅葉にも目を向ける。
あっという間に山頂です。残念ながらそこまで展望がありません。
そして888mよりも標高が下がっている…。どちらが本当なのかは不明です。国土地理院では873mなのでこちらが正しいのでしょうか。
山頂からの下りは急斜面と落ち葉で滑りやすく、正面は崖です。ちょっと恐怖感はあったので、ご注意ください。
斜度は怖いですが、東側が開けているので沢渡温泉方面が見えて景色は良いです!
トラバースのところは落ち葉で滑らないように、鎖場で落ちたりしないように888mの標識があったところまで戻ります。
鎖場~西登山口~沢渡温泉
ここまで戻ってきたら、今度は西下り口方面へ。
やや東よりは斜度ありますが、とくに危険な場面は無いです。途中あずまやがあって小休止が出来ます。
途中は大きな岩がやはり点在して
道端に生える美しい黄葉
そんな黄葉に囲まれた登山道を歩きます。
天気が良いと、透かしたくなる!葉脈も綺麗で神秘的。
西側も所々で標識があり、そこまで道迷いすることはありません。
名所の1つである『西石門』に寄り道。
この岩の間を通るところが西石門とのこと。東にもあったのだろうか…見つけられなかった。
良い感じに光がさして、岩肌が神々しい。
あとは途中に東屋があります。もう下山口まですぐなので、ゆずは素通り。
樹林帯に太陽の恵み!!
などと写真で遊んでいると『有笠山西登山口』に到着です。お疲れ様でした!!
あとは東同様、林道を進んでいきます。
途中には林業に使っていると思われる車が。なんかカッコいいじゃないか…!
さて朝に通った東と西の分岐に戻ってきました。沢渡温泉まで頑張って車道を歩きます。
今日は泊まりなので、周りの里山を地図で照らし合わせたりして、まったり歩く。
有笠山に沈む太陽。
沢渡バス停から本日宿泊の『まるほん旅館』までは坂道を登ります。里山の自然で精神を癒され、温泉で肉体を癒す。あぁ、何て最高の組み合わせだろうか…!
みなさんこんにちは、ゆずです。 ゆずの2020年の温泉どこが良かったでしょうグランプリで、ナンバー1になった群馬のまるほん旅館。正直、どこも甲乙つけがたい宿でしたが、今回はこの沢渡温泉のまるほん旅館をご紹介していきます。 温泉地自体は小規模[…]
さいごに
今回は沢渡温泉に絡めた有笠山でしたが、冒頭で行ったように予想よりも良い山でした。またまるほん旅館も素晴らしかったので、どちらも予想以上で非常に満足しております。
夏はさすがに暑くて厳しそうなので、ほかのシーズンに今度は近くの山を開拓して、群馬の温泉と絡めていきたいものです。この紅葉シーズンも当たりでした!
紹介はここまで。では皆さん、良い山旅を!