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【福島】ブナの黄葉と素晴らしい展望。野地温泉~鬼面山の往復は初心者にもオススメできる紅葉の山でした。

皆さんこんにちは、ゆずです。

2020年10月。安達太良山から箕輪山、鬼面山と縦走して野地温泉に抜けたゆずでしたが、後半は常にガスに覆われて、展望に恵まれなかったのが非常に悔しかったです。

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縦走を終えたゆずは、野地温泉の極楽温泉に浸りつつ疲れを取っていましたが、やはり紅葉に心残りがありました。温泉を上がり、スマートフォンの天気予報や雨雲レーダーを確認すると『翌日は晴れる可能性がある』という結果に。

ええ、これは行くしかないでしょう!と8時の朝食までに戻ってくるため、タイムアタック開始です。

結果的には鬼面山の紅葉と、鬼面山からの展望が見られたので行って良かったと心の底から思います。野地温泉周辺で日帰りで山を考えると、この鬼面山の往復は秋の山としてとても魅力的な選択になると思います!コースタイムも2時間以内で初心者にもオススメ出来ます!

現状の登山道の状況は必ず確認してから行くようにお願いします。

  • 10月中旬は鬼面山周辺の紅葉と、野地温泉すぐのブナの黄葉が見頃
  • 野地温泉~鬼面山の往復はとても歩きやすい
  • 鬼面山からは磐梯山や東吾妻山、福島の街並みも見える好展望
  • コースタイムは2時間はないぐらい
  • 公共交通機関は季節運行バスがあるが、一切経山の噴火警戒レベルや社会情勢により運休になることがある。無い場合は宿の送迎かタクシー使用。
  • トイレは登山口・途中にはない

山行の概要

日時:2020年10月14日

メンバー構成:2人パーティー

コースタイム:山と高原地図参照【約1時間40分】 実際は休憩込み2時間ほど

私のペースは大体、写真を撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらいでしたが、2020年からは特に山をゆっくり楽しんでいるのでコースタイムは遅めです。

この日はさすがに温泉旅館の朝食が待っているので、間に合うように調整しました。

ルート紹介

安達太良山に比べて、こちらの山域は人が入りにくい印象で、失礼ながら安達太良山にメインで登るとして追加で登ってみたいと思う山でした。鬼面山単体で登りたいとはあまり思っていなかったです。しかし実際に登ってみて、非常に素晴らしい山であったので、こうして紹介したいと思いました。

今回登ってみた鬼面山の魅力は、秋に行っていることもあり、ブナの黄葉と山肌の紅葉の綺麗さ。コースタイムのわりに、展望も開けて磐梯山や吾妻山方面、福島の街並みも見れるほど良いと思います。

道も『箕輪山~鬼面山までは悪い』ですが、鬼面山までの道であれば非常に歩きやすく、標高差も300mほどで登りやすい初心者向けな山です。温泉旅館を起点として、山を楽しめる非常に立地が素晴らしい面もあります。

公共交通でのアクセス【東京起点】

今回ゆずは野地温泉に宿泊しているので、宿泊所からの往復になります。

公共交通機関で行く場合は季節運行の福島駅~浄土平を周回する『スカイライン循環線』というバスを利用することになります。

2021年8月28日の記事を書いている現在では、コロナウイルスのため運休中。その前は一切経山の噴火警戒レベルが上がったために運休と、ここ最近運休が続いている路線バスです。

福島駅から土湯までは路線バスが運行していますが、野地温泉までは安定して運行する路線バスが無いのが、非常に残念です。

交通機関では安定しないので、自家用車かタクシー、もしくは宿泊して送迎バスを利用するしかありません。非常に魅力的な温泉地が多い地なので、今後の路線バスの再開を望みます。

今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら
DJI Osmo Action  紹介記事はこちら
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら
設定 lightroomでの現像
階調自動補正のみ使用

天気の悪い日でも、今回の様な急な早朝からの行動でも一緒に来てくれる相棒です。

山行記録

注意

この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!

え~、このルートには公衆トイレがありません。

宿泊先のトイレに寄ってから向かうか、自家用車の場合は道の駅やコンビニエンスストアなどで、最終トイレを終えてくることを推奨します。

至高の温泉でまったりと

野地温泉からこんばんは、温泉に温まりながら明日の山のことを思います。

明日は朝食が8時のため、8時前には下山しなければいけない。温泉旅館で泊まったら朝風呂を楽しむことが多いゆずですが、その朝風呂を削って行く価値があるのか、それでは鬼面山に登っていきましょう。

さて朝食までに戻ってきましょう

コースタイムは休憩も入れて約2時間と想定します。7時半には遅くても降って来れるように5時半に出発します。

山小屋以外で朝食前に山を登るのは初めてです。

早朝のブナ林はまだ薄暗く写真を撮る時間もなかったので、ある程度展望の良い所まで上がってきました。

昨日は電線の先まで何も見えなかったはずなのに…。

周囲の山まで見渡せるこの景色に、もうすでに感動しております!早起きして良かった!

望遠側で覗いてみると街並みまでしっかりと見えます。あまりこの辺の山は詳しくはないので、あの街中にポッコリとある山は何なのか、など同行者と話しながら登っていきます。

そしてあの急斜面の上に立っている頂が鬼面山。やっとその山容を拝むことができました!

昨日も訪れた『旧土湯峠』。空も明るいせいかこの峠も明るく感じます。

ここからはこんなにも鬼面山と箕輪山が美しく見えたのですね。特に鬼面山までの稜線は紅葉で色づいております!

左側のこちらが鬼面山。一番左の奥まで登ると山頂です。

そして右にあるこちらが箕輪山。こちらからでは紅葉してる具合は鬼面山よりも少なそうです。

笹が混じる紅葉の道を登っていきます。標高差は旧土湯峠から200mほど登る程度で、コースタイムは35分とかなり手頃に登ることができます!

途中振り返り左手を見ると磐梯山の山容が望めます。鬼面山からの展望はこんなにも良かったのだなと、今日登ったことが良かったと噛み締めながら登りました。

旧土湯峠周辺は平たくなっており、奥には東吾妻山や高山などの浄土平方面の山が望めます。

以前西吾妻山〜一切経山方面の縦走を考えたことがありましたが、噴火警戒レベルが上がったことにより断念した経緯があります。今度こそ登りたいものです。

朝に出た野地温泉ホテルが山から見ることができます。近くでも思いましたが、遠くからでも黙々と煙が上がっているのを見ることができます。

朝日に染まる雲の色合いがとても素晴らしい。奥にある山々がうっすらと赤く染まっている風景は、水墨画のようでとても美しい!

鬼面山の北側は断崖絶壁となっており、斜面はかなり急となっていますが、そのぶん紅葉はとても美しい。

ここの紅葉の色合いだけで見れば、安達太良山に負けないぐらいだと思います。

何度も同じような景色を撮ってしまいますが、鬼面山山肌の紅葉と福島街並みの景色。

秋雲も相まって、秋を感じられる風景ですね。

野地温泉ホテルはこんな山奥に立っています。

標高が上がってくると周囲の赤の色も強くなってきました。

あっという間の鬼面山山頂

昨日の鬼面山から野地温泉までの下りはとても長く感じましたが、今日の上りはとても早く感じました。

景色がいいとやはり早く時間が進んでしまうものですね。もう山頂に到着してしまいました。

昨日は写真すら残していなかった鬼面山山頂周囲の風景ですが、山頂は少しだけ平たくなっております。

昨日全く見ることができなかった箕輪山方面の景色をせっかくなので、見に行きましょう。

箕輪山山頂には雲がかかってしまいましたが、昨日よりはだいぶ展望は良さそうです。

おー!箕輪山に続く山肌もいい具合に紅葉しているのがわかります!

あれだけ泥だらけになって降った道のりですが、こんなにも綺麗な紅葉をしていたのですね。この景色があればもう少し頑張れたと思うのですが…。

写真の中心を走るように登山道がわかります。こちらから見ると踏み跡が明瞭でかなり歩きやすく見えるんですけどね。

安達太良山の紅葉はどちらかと言うと黄色に近かったですが、こちらの紅葉はオレンジ色から赤の色が強いですね。

普通に美しい紅葉です!

鬼面山山頂に戻ってきてました。北側にも展望が優れている開けた場所があったので、そちらからの景色です。

そして素晴らしきエンジェルラダー。

朝ごはん待つ野地温泉へ

名残惜しいですが朝ごはんが待っているので降りましょう。

降ってくると雲は次第に晴れてきて青空が!

行きでも通った道ではありますが雲の形や空の色が違うだけで、少し風景は変わって見えて不思議です。

雲の切れ間から差す光が山肌を照らして、秋に染まった山を綺麗に照らしてくれます。

曇天が悪いわけではありませんが、やっぱり晴れていると景色はいいですね!

明らかに昨日の下りに比べて楽しく写真が捗ります!

おー、どんどん青空が見れてきて光が差し込むようになりました。ゆずもとてもテンションが上がっています!

東吾妻山方面は残念ながら雲に隠れてしまいましたが、それでも照らされた山は美しい。何度も同じような写真を量産します。

あー、今日は登ってきて良かった!!

赤と青…、良い!!

朝ここから見た鬼面山と箕輪山も、時間の経過で全く違う景色に見えてしまうのは、本当不思議ですね。

楽しい時間は過ぎ去るのはとても早く、あっという間に旧土湯峠まで戻ってきてしまいました。あと残り10分ほどの下りです。

日差しが差す中、ブナの原生林に下ります。

朝は薄暗く写真が上手く撮れなかったのでスルーしたブナ原生林ですが、ここは『ブナっ子路』という名前がつくようにブナの林としては有名な場所のようです。ブナの黄葉がとても良い。

意外と黄葉に関しては曇天の方が黄色が綺麗に写ったりしますが、晴れて透けた色合いの黄色もいいですね!

光が差し込んでとても黄色が明るく写ります。

さすがはブナの原生林。とても気持ちいい山歩きを楽しめます。

鬼面山の赤と、ブナ原生林の黄色。

ゆずが入った10月の中旬ではどちらも楽しむことができますので、安達太良山の紅葉に合わせたつもりが、ここの場所には時期としてベストだったのかもしれません。

ブナっ子路入口である安達太良山登山口まで戻ってきました。この標識は出ればもうゴールです。

おやおや野地温泉ホテルの前からこんなにも美しい山の山容が見れたのですね!

時間にして7時30分。30分後には朝食が始まってしまう時間帯ではありますが、無事に戻ってくることができました。

大好きな朝風呂を削った甲斐は、あったと断言できる素晴らしい時間帯でした。

それでも朝食を食べた後にはもうひとっ風呂浴びる時間があったので、この晴れた山容を見ながらの露天風呂は最高でした。

いやー、行ってよかった!!

今回は1日目のリベンジマッチで、鬼面山だけのピストン登山をしました。

正直2日目は登るつもりはなくて、ゆっくり温泉旅館に滞在する予定ではありましたが、なんとも素晴らしいリベンジを果たすことができました。

そして早朝にも関わらず、朝に出発することを承認してくださったホテルの方々には大変感謝いたします(禁止されている訳ではないですが…)。

条件は限られてくるとは思いますが、朝から山に登り降りてきて、朝食を食べ、温泉に入って帰宅をする。そんなあり方も良いなと思えるような、清々しい朝でした。

交通アクセスに多少難がありますが、展望、ブナの原生林や紅葉の綺麗さ、コースタイムの短さ、それらの条件から初心者にも向いているとても素晴らしい福島の山だと思いました!

それではみなさん、良い山旅を!

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