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2022年で行った思い出に残る山旅 ベスト5

  • 2022年12月29日
  • 2023年9月19日
  • 登山
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みなさん、こんにちはゆずです。

2022年ももう終わり、今年もいろんな山旅を楽しみました。さまざまな思い出があり、ランキングにはしにくいところではありますが、インパクトのあった思い出はやはりあります。

今回は2022年にゆずが行った山旅の中でベスト5をご紹介しようと思います。2023年に行かれる参考にしていただければ嬉しいです。

 
2022年ゆず
早速ですが、いってみましょう!!

2022年の山旅の動向

ベスト5を行く前に簡単に今年の復習をしていきます。

2020年、2021年に続きコロナウイルスによる行動範囲の縮小がありはしましたが、後半になるにつれて、その辺りの緩和しはじめ、ゆずが住んでいる東京でも10月からようやく全国割が適応するようになりました。

2020年以前に比べて、山の中での連泊はかなり減りましたが、それでも山の中で泊まるなら個室がある山小屋やテントで行ったり、日帰りの山+温泉宿に行ったりと、寝室は自分たちだけにするなど、工夫して行きました。

山の中で宿泊した山旅はテント泊を入れて5回、後は日帰りか日帰りした前後に温泉旅館やホテルに宿泊しています。日帰りでもできる限り長く時間を使うことによって、山自体を味わう時間を増やしています。

それでは印象に残った山旅ベスト5をご紹介していきます。

第5位:那須 茶臼岳+南月山と三斗小屋温泉 大黒屋

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5月中旬にふと山の中に泊まりたいと思い、白羽の矢を立てたのが『那須』です。5月の中旬はアルプス、八ヶ岳などには雪が残ってる可能性もあり、比較的安全に行ける場所として選びました。

ロープウェイから登れる茶臼岳が一番有名であると思いますが、ロープウェイで行った場合は、ほとんどの方が日帰りで帰られるでしょう。ロープウェイとは反対側に行くと山小屋が2件佇んでおり、そのうちの1つ三斗小屋温泉 大黒屋旅館に宿泊してみたいと思い選んで行ってきました。

この時のメインは大黒屋であり茶臼岳には何度か登っていたので、行ったことない南月山にいこうかなーぐらいで計画したのを覚えています。

1日目は茶臼岳に行って大黒屋に降りるだけ。この1日目がめちゃくちゃ寒くて、5月の中旬なのに5℃とか凄まじい寒さでした。

一応アルプスや八ヶ岳ほど雪はありませんが、ところどころ写真で白くなっている部分には雪がありますので、その点はご注意してください。

今回は宿泊しませんでしたが、三斗小屋温泉にはもう1つの温泉旅館があり、それが煙草屋旅館です。こちらは露天風呂のが有名ですね。テント泊で1回行ったことがあります。

そしてこちらが大黒屋。外観は古い木造の旅館ですが、中はかなり綺麗に磨かれており、隙間風などはありますが内装には綺麗です。

その木造建築の美しさもあり、建物の魅力がありました。

そして見てくださいよ、この夕食のボリューム !

これだけの量の夕食が山小屋で出てくるなら、かなりのものです。それでいて個室で食べられる、何とも素晴らしいことでしょうか。

2日目は晴れの予報でしたが、1日目は曇りで夕日は見れるとは思っていませんでした。小屋の前からは流石山方面に染まる夕日を見ることができました。

この時がおそらく2022年で山の中で初めて見た夕日だったので、思い出が残っています。

宿泊したのが我々1組だけということもあり、温泉は常に貸切状態。このような最高の内湯を山の中で味わえ、2日目の朝から非常に元気よく活動できました。マジで贅沢な空間でした…!!

2日目は南月山方面に行きますが、途中に寄ることのできたひょうたん池から見た茶臼岳です。手前のひょうたん池は全て雪に覆われています。

ミネザクラの時期と少しだけ被り、南月山方面の縦走路はこれから春が来るかのようでした。まだまだ全体の3部ほどしか咲いていなかったので、このミネザクラが満開になった時期にもう一度来たいと強く思いました。

南月山方面に伸びる稜線。この稜線の形はあまり茶臼岳や朝日岳などには無い山容なので、南月山方面のほうも捨てがたいですね。

南月山から茶臼岳方面を望みます。茶臼岳〜朝日岳方面よりも人も少ないこともあり、少しでも静かな山歩きを楽しむ場合はこちらの縦走路は非常におすすめです。

以前ブログで書いた山の中で泊まる素晴らしい山 × 宿で大黒屋旅館は第1位を取っていますが、山自体へのインパクトが少なく、もう少し時期をずらしてミネザクラ満開、紅葉絶景期などに行ければさらに強い思い出となったでしょうか。

そんな茶臼岳、南月山と組み合わせた三斗小屋温泉 大黒屋の山旅が第5位でした!

第4位:尾瀬 尾瀬ヶ原と水芭蕉+東電小屋

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5月末、第5位で紹介した那須と同時に山に泊まりに行きたいという欲がこの時期は強く、時期柄行ったことのなかった水芭蕉が咲く尾瀬に行くことにしました。

尾瀬自体は正直何度もいった場所であり、今回歩いた道も1回でも通ったことのある道です。水芭蕉が写真では見たものの、どれだけ自分にインパクトを与えてくれるか、少々心配でもありましたが、そんな心配が嘘かの様な素晴らしい体験をさせてくれました。

夜行バスから降り立った尾瀬戸倉はあいにくの雨。直前まで同行者と本当に行くかどうか悩んだ末、新しく買ったレインウェアを試したいというイベントも重なったことで行くことにしました。

歩き出す前、歩き出した直後ぐらいは正直テンションはあまり上がってはいませんでしたが、上の写真の水芭蕉の群落を見た瞬間、来て良かった!!という感動を覚えています。

池塘の周りの草はまだ緑は無く、所々雪が残り、雪解け水と前日の雨で水没した木道にも驚いたりして、今まで行った尾瀬とは違う雰囲気。

同じ道を違う条件で歩くとこれだけ雰囲気が変わるものなのか!というインパクトも大きかったです。

あんなに雨で行くことを悩んでいたのに、この濡れた木道や奥にそびえる新緑のダケカンバの組み合わせは今このときだけだな!とバンバン写真を撮りました。

ゆず的には2022年で五本指に入る程、気に入っています。

尾瀬にいる歩荷さんの後ろ姿も、初めて尾瀬に来たときは衝撃を受けましたが、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

水芭蕉にキンコウカと時折現れる群落に癒せれます。

宿泊したいことの無かった東電小屋ですが、周囲の山小屋とは少し離れた場所にあるので非常に静かでした。見晴らしなどの小屋が集合している場所も良いですが、この独立している感じ、すごく好きです。

野鳥にハマり出したこともあり、様々な野鳥を見れたのも楽しかった思い出です。写真はニュウナイスズメ。

東電小屋の近くには徒歩10分ぐらいで水芭蕉群生地があるのですが、ここがまた人も少なく、適度に木道が朽ちている感じも相まって素敵!

圧巻の群生地でしたね。水芭蕉ってこんなに素晴らしいんだなって思いました。

2日目は少し天候も回復し、至仏山と水芭蕉の写真を納めることができました。ちょうどこの写真を撮っている場所が有名な場所なのですが、個人的には東電具合近くの水芭蕉の群生地を強くオススメします!

尾瀬の山旅は雨の日に行ったことで、自分が考えていたよりも素晴らしい景色は見れたという驚きに変わったこともあって、強い印象に残っています。小屋の雰囲気は第5位の大黒屋の方が好きですが、この水芭蕉の群落は見事!

第4位にふさわしいと思いました!!

第3位:入笠山テント伯

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上の記事は今回とは別の時に行ったときのものです。

2022年8月中旬、長野県入笠山にテント泊で行ってきました。本当は7月の下旬に白馬方面の縦走をテント泊で考えていましたが、あいにくの大雨により中止。

同行者と休みの予定を合わせる中で、行ける日に晴れた場所はどこかと色々と探し回った結果、ここ入笠山に行くことにしました。

入笠山は日帰りで行かれる方がほとんどだと思いますが、実はテント泊ができます。2張程度しか無く、山奥感は無いですが非常に整備されていてテント場までも長時間歩かないこともあって、初めての方には非常にハードルの低いテント場だと思います。

8月の中旬と猛暑の中、入笠山の標高2000m あたりは少し涼しくて過ごしやすいです。様々な花々が咲き乱れているので、山の景色以外にも楽しむことができます。

ここ入笠山の楽しみの1つが小屋で出しているランチ!

マナスル山荘が特に有名ですが、テント泊を受け付けている天文館にもローストビーフ丼があって最高でした。これだけ贅沢なランチが山の中で食べられるなんて、とても幸せです!

テント泊にガンガンいこうと買った我がテントですが、体力低下などもあり、なかなか行く機会が減ってしまいました。とはいえ、テント泊の楽しみは忘れられないものもあり、最低1年に1回でも行ければと毎度考えています。

おそらく2022年の中で日の入り・日の出が見られたのは、この入笠山だけだったと思います。日の入りも雲がかなり流れる中、刻々と橙に染まる景色に魅入ってしまいました。

山小屋泊が多いゆずですが、久しぶりのテントご飯は何とも良いですね!できる限り荷物も少なく、簡単にというところで、無印良品のレトルトの食材を食べました。

この自分で作っていくという感覚、去年を思い出します。

日の入り同様、日の出も夜から朝に切り替わる瞬間の色づきは日常を忘れさせてくれました。

八ヶ岳連峰の上にあるオレンジ色の不思議な雲たち。ただの雲にも不気味さが加わり、まさにその場のみの芸術作品です。

視覚的にも、身体に当たる暖かさからも太陽を直に感じられます。

さて入笠山で是非とも行ってほしいなと思うところは『大阿原湿原』です。同じ湿原の入笠湿原に比べて、圧倒的に人が少なく静かです。花の数は少ないですが、少し原生林っぽいところがあるのがなんとも素晴らしいですね。

この苔むした素晴らしい雰囲気の木道よ!!

北八ヶ岳ほどの広さはありませんが、おの苔の雰囲気も抜群でした。

そして最後の〆にも素晴らしいランチ。こちらはマナスル山荘のポークソテーです。ビーフシチューばかりが取り上げられますが、このポークソテーも非常に美味であり負けていません!

2022年に唯一行ったテント泊という部分も大きいですが、日の入り、日の出を見れた満足さ、展望だけでなく湿原や苔の原生林といった森の緑、そして味覚にも満足させるランチと満足の詰め合わせです。第3位に相応しい山旅でした!

第2位 栗駒山~秣岳(まぐさだけ)縦走+須川高原温泉

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今回は連日がとれた事もあり須川高原温泉に二泊し、須川高原温泉から秣岳を経由して栗駒山に縦走する天馬尾根も縦走してきました。

わかっていましたが栗駒山の紅葉は圧巻です。今年は紅葉が遅く行った時期は見頃手前ぐらいとなってしまいましたが、新しく歩いた天馬尾根が大変素晴らしく、見頃だった2019年よりも満足の行く山旅となりました。

登山口にある須川高原温泉。草津の湯畑も素晴らしいですが、この自然の山から湧く源泉は圧巻です。

栗駒山は紅葉部分が重視されますが、このような火山っぽい雰囲気もあり、様々な顔を見せてくれます。

1日目は栗駒山ピストンだったので写真は省略。この内風呂の雰囲気が良い須川高原温泉でまったりとします。登山口に温泉旅館があるので、移動する手間が無くてとてもいいですね!

下山後に寄って欲しい素晴らしい山×宿の第二位に選んでいます!

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2日目は初めて歩く天馬尾根です。秣岳への上りは須川高原温泉、栗駒山荘が横並びに見えるので、いつもと違う景色で新鮮!

秣岳を越えると、しろがね湿原が見えてきます。左奥へと歩く道が見えて、なんともテンションが上がります!

ちなみにこのしろがね湿原なんですが、面白い名前がついています。栗駒山は神の絨毯、ここしろがね湿原は東北のモンサンミッシェル!!

この写真の右上にある山の形がモンサンミッシェルを見ているような風景だからだそうです。分かる!…かな??

ここの山が好きな人は呼び名をつけるのが好きなのでしょうか。

2019年では見えなかった鳥海山が見えていて、テンションが上がりました!歩いた縦走路の奥にそびえる鳥海山。んー、登りたい!!!

右奥から左手前に歩いてきた縦走路は、やはり実際に歩いてみると感動は増えますね。鳥海山も相まって、素晴らしい景色でした。

正直、紅葉を忘れるかのような素晴らしい縦走路でしたがしっかりと紅葉が色づいており、景色と紅葉という秋に登った山としては抜群の満足感でした!

景色だけでも大満足なのに下ると最高の温泉と美味しいご飯が待っている、最高かよ。

東北の素晴らしい紅葉に追加して、歩いた縦走路や鳥海山も見える好展望。それに加えて素晴らしい温泉と全てが相乗効果となり、かなり満足度の高い山旅となりました。大満足の第2位です!!

第1位:立山(浄土山+龍王岳)+みくりが池温泉

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宿泊したみくりが池温泉も大変素晴らしかったですが、浄土山、龍王岳から見た周囲のアルプスの山並みはやはりため息が出るほどの美しさでした。9月中旬に行ったのですが、強いて言えばもう少し後の紅葉に絡められれば、さらに最高だったかなと思います。

見てください、このみくりが池温泉のロケーション。最高でしょ?

個室、温泉、ご飯が美味しいだけで凄まじいのに、小屋出たらこの景色ですよ。

初めてアルプスでテント泊したのが、ここ立山の雷鳥沢キャンプ場でした。いやはやここまでバス降りて1時間とかですよ。

チングルマの群生地も見事!ほとんどがもうひげもじゃのおじいちゃんになってますね。

歩いてない所を歩こうと雷鳥沢キャンプ場から立山室堂山荘に行ける登山道があるのですが、ここも歩きやすくとっても良い道でした!

登山道脇にはチングルマおじいちゃん達がワサワサと生えていましたよ!

アルプスのアイドル、雷鳥です。会う時は天気が崩れる前兆とかも言いますが、会えるとやはり嬉しいですよね!!

野鳥撮影にハマった2022年は望遠レンズも持参していますので、今までで1番ライチョウを満足に撮影出来てよかったです!

みくりが池温泉の由来のみくりが池。縦走路が池に反射して見事な景色!

みくりが池温泉の魅力の1つはご飯満足度の高さです!これが山の上で食べられるのか驚きですよね?温泉にも入れますし、至れり尽くせり。

2日目は快晴で浄土山にまずは登りました。浄土山から見える雄山方面の山並みの荒々しさがなんともかっこいい。曲線の急坂も山の形としては非常にそそられます。まあ実際に登るとキツイんですけど(笑)

ここからの景色はもう抜群。槍ヶ岳方面の絶景、五色ヶ原の平らな地形と魅力的な景色ばかり。裏銀座、来年は行きたい…。

それでいて龍王岳からの立山から剱岳方面の縦走路も、ザ・アルプスというような圧巻さ。

初めてきた龍王岳。何でこの前行かなかったのか悔やまれるほどの絶景でした。ゆずは雄山ピストンよりも、浄土山+龍王岳の周回コース派ですね。激推しです!!

2日目にもひょっこり雷鳥さんが現れ、嬉しい!

最後にこちらがみくりが池温泉の浴槽。なんと宿泊者であれば、次の日チェックアウトしてから温泉に入れるという太っ腹。ここで汗を流して帰路につけました。

さて2022年第1位の山は立山でした!

今まで紹介してきた山々の景色も大変素晴らしかったのですが、やはりアルプスは見た目のインパクトさもあり、その空間自体により特別感を与えてくれます。

俺こんなとこにいてもいいんだ!みたいな非日常の体験が1番感じられます。時期的な季節、温泉、食事、部屋などは今回のランキングではそれぞれ別の魅力が高い部分がありましたが、普段から見にくいアルプスの山々が見られるのが、やはりインパクトが強かったですね。来年もまた見たくなる魅力的な景色でした!

さいごに

2021年、2022年と登山は行けており、1つ一つをじっくりと楽しむようになっていますが、新しい日本百名山に登っていなかったりとチャレンジ自体は減って、やや停滞気味であることも事実。

やはり目標みたいなものはモチベーションには大切でもあると思うので、来年は今まで行ったことのない地域(西日本は全然行っていない)、もしくは百名山に登ろうかなと思います。そのほか、ロングトレイルなんかもやってみたい。皆さんの来年に行きたい山を是非とも教えてください。

それではみなさん、今年もありがとうございました。来年も良い山旅を!

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