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【山小屋】静かな尾瀬ヶ原を楽しむなら、東電小屋をオススメします!

皆さんこんにちは、ゆずです。

水芭蕉の咲く時期ですが、尾瀬の『東電小屋』に宿泊して行きました。尾瀬には多くの山小屋があるのですが、集中している場所もあり、東電小屋のように一ケ所だけポツンと建っている山小屋もあります。

今回はそんな東電小屋が気になっている人もいると思いますので、東電小屋の様子を紹介していきます。特に静かな尾瀬ヶ原を味わいたい方には特にオススメ出来る山小屋だと思います。

  • 東電小屋は鳩待峠から最短で約3時間歩いた場所
  • 本館は平成3年、別館は平成4年に建て替えられ、内部や設備は綺麗に整備
  • 尾瀬ヶ原のメインルートから少し外れるため、夕方や朝方も宿泊者以外はほとんど近くにいないので、静かな尾瀬を楽しむのにうってつけの山小屋
  • 個室、相部屋が選べる
  • お風呂も入れ、トイレ・個室の部屋も綺麗で十分で快適
  • 東電小屋の東に位置する水芭蕉の群落は見事

アクセス

はるかな尾瀬は群馬・新潟・福島の三県にまたがる広大な山域です。特に今回の東電小屋は尾瀬の中で唯一、新潟県に建っている山小屋です。とはいえ新潟県から入りやすいかというと、関東に住んでいるゆずからすると群馬県側から入った方が移動しやすかったりします。

尾瀬保護財団

ドライブルート – 車で尾瀬に行くには ※ 一部のルートでマイカー規制が行われています。詳しくはこちらを御覧ください。 …

正直、公式ホームページのアクセスが一番見やすいと思います。

群馬県 鳩待峠 上毛高原駅(沼田駅)からバスで約2:30(2:00)
群馬県 大清水 上毛高原駅(沼田駅)からバスで約2:00(1:40)
福島県 沼山峠 会津高原尾瀬口駅からバスで御池・沼山峠は約2:00

主要な3つの登山口は上記。関東からは住んでいる場所にもよりますが、ほとんどが群馬県の鳩待峠や大清水から入山になるのではないでしょうか。上記は電車を利用した時間を載せていますが、鳩待峠の玄関口戸倉・大清水まで高速バスで直行出来ます。

ちなみに新潟県から行く場合は、新幹線+路線バス+湖を渡る船+路線バスというかなりの乗り換えをする旅になります。

尾瀬号』夜行バス 鳩待峠・大清水まで5:30前後
尾瀬夜行23:45』夜行列車 沼山峠までバス6:30前後

早朝で都内から出かけた場合は到着が10時前後になってしまうので、人によっては夜行バス・夜行列車を利用するのもいいと思います。

宿泊した東電小屋は、鳩待峠から最短で約3時間歩いた場所にあります。なので11時ぐらいに到着してから歩きはじめても、14~15時ぐらいには着ける計算ですね。

東電小屋の詳細

経営は東京パワーテクノロジー株式会社で、東京電力ホールディングスの子会社。発電所の建設・保守、産業廃棄物処理、環境調査・分析、緑化工事、尾瀬の山林管理などを行っている会社です。

ほかにも『鳩待山荘』『至仏山荘』『元湯山荘』『尾瀬沼山荘』も入れて、宿泊出来る山小屋を5つも経営している大きな会社です。

尾瀬ヶ原の北側に位置する山小屋で、本館は平成3年、別館は平成4年に建て替えられ、内部や設備は綺麗に整備されています。周辺の景色も良く、入山口から離れていることから人通りが少ないため、自然をゆっくり楽しむのに好適な場所として多くのハイカーに親しまれています。

東電小屋公式ホームページより抜粋

※公式ホームページ引用

公式ホームページにも書いているように、尾瀬ヶ原のメインルートは尾瀬ヶ原の中心を突っ切るように山の鼻と見晴らしを結ぶ部分です。他にも周回して帰る人はヨッピ吊り橋や竜宮を経由して△の様に通るので、東電小屋まで来ることはまれだと思います。

実際に牛首分岐からヨッピ橋方面に行くと人は減り、さらにヨッピ橋を越えて東電小屋方面に行く人も宿泊者を除いてほとんど居ませんでした。

夕方や朝方も宿泊者以外はほとんど近くにいないので、静かな尾瀬を楽しむのにうってつけの山小屋だと思います。

尾瀬ヶ原の北側に位置する山小屋で、本館は平成3年、別館は平成4年に建て替えられ、内部や設備は綺麗に整備されています。尾瀬…

東電小屋の金額

2022年 一泊二食 素泊まり
相部屋 9500円 6500円
個室(2名1室) 13000円 10000円

金額に関しては、相部屋と個室で違いがあります。当然ながら個室の方が高いですが、1室を3-4名など人数がふえるとその分1人頭の金額が安くなります。

正直個室は決して安いとは言いませんが、最近の情勢的に個室を選択できるありがたみは大きいですね。

ちなみに予約はオンラインでも可能です。空き状況もインターネット上で確認出来るので、楽になりました。相部屋・個室もそのときに選択できます。

今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 紹介記事はこちら
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II 紹介記事はこちら
jpeg撮って出し
ピクチャーモード:主にViVid

東電小屋の施設紹介

外観

鳩待峠から徒歩3時間。東電小屋に到着です。こちらが食堂や個室がある本館。

こちらが相部屋の部屋がある別館です。

木道から見える東電小屋の全体像。

小屋の入り口から進んできた木道を振り返ると絶景を見ることができます。天気が良いと至仏山が見れるようですが、今回は残念ながら見ることができませんでした。

内観

さて東電小屋の中に入っていきましょう。入ってすぐに左手にあるのが受付と売店。

オリジナル Tシャツや手ぬぐい、バッチなどお土産に買うのも良し、記念に買うのも良しです。

しっかりと冷えたソフトドリンク、アルコールも用意してあります。 ペットボトル飲料は概ね300円前後、ビールは缶もあればなんとジョッキもあるようです。

この時は比較的涼しい時期だったのでそこまで冷たい飲み物が必要はありませんでしたが、7月8月といった今の暑い時期にはとてもありがたいですね。

1階には食堂、乾燥室、お風呂場、受付があります。まずはお風呂場の反対側にある乾燥室から見ていきましょう。

レインウェア、靴下など濡れた場合、乾燥室を使うことができます。少し小さめな感じがするかと思いますが、東電小屋は尾瀬の小屋では比較的小さい方なのでこれぐらいの容量でも大丈夫なのでしょう。

次に2階にある談話室。本来はこの真ん中にテーブルとイスがあったようですが、このコロナの情勢下なのか置いていませんでした。

写真にあるソファーの部分に座ることができます。

反対側には尾瀬についての紹介が多くあります。今回は使っている場面は見たことはないですがこの望遠鏡を使って、至仏山など遠くの景色を見るために使っているんでしょうか。

小屋の前で見るよりも、2階から見るほうが遠くまでの展望を見渡すことができました。ここから至仏山が見てみたいです。

2階は先ほどの談話室以外には個室が何個か並んでいます。

充電に関しては廊下にコンセントがあります。しっかりと明記されており充電自体は可能ですが、盗難などにはご注意を。モバイルバッテリーの充電も出来るので良いですね!

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トイレ

今度は別々に紹介しています。まずは洗面台とお手洗いから。

入ってすぐの洗面台はとても綺麗!

なんと手の消毒ができるキレイキレイが置いてあります!

トイレ内(水洗でとても綺麗)
 水洗のきれいなトイレ

ウォシュレット付洋式トイレ。こちらも綺麗。

ただ全てが洋式ではなく和室も混じっています。それでも綺麗。

部屋

続いては個室をご紹介。本日宿泊したのはあやめの部屋。

山の中の小屋とは思えないほど綺麗でした。畳も新しく壁などにも目立った汚れなども無いので、非常に過ごしやすかったです。

6畳+広縁でしたが、広縁には荷物も置けて良かったです。

宿泊した5月末はまだ朝や夜は肌寒い時期。しっかりとした羽毛布団と毛布の2枚重ねで夜も熟睡することができました。

ハンガーのかけるところは少ないですが、しっかりと4つ用意されています。

山小屋ご利用にあたっての注意書き。

基本的な注意書きばかりなので特別な内容は無さそうですね。消灯に関しても21時とのこと。

山小屋にはなかなか無いお湯のポットに、なんとタオルが付いている!

お茶請けのお菓子と、煎茶と紅茶の粉末が用意されていました。細かい点ですがありがたいです。

ちょうど尾瀬ヶ原方面が見える部屋であったので、窓からも絶景が見渡すことができます。もう少し青空であれば至仏山も部屋から見えたかもしれません。

お風呂

さて次はお風呂を紹介します。

ゆずが行った時は特に男女別で入浴することができたので、特に不便はありませんでした。

他の山小屋に泊まった時は宿泊人数によっては1つの浴槽を時間制に区切って、男女で分かれていたこともあります。脱衣所には貴重品をしまうロッカーなどの場所がないので、管理は注意してください。

しっかりとドライヤーが常備されているもポイントは高いです。

そして最近驚いたのは尾瀬でも備え付けのシャンプーやボディソープであれば、使えるようになっていたこと。

以前尾瀬沼の長蔵小屋に宿泊した時もシャンプーが使えた記憶があります。使っているシャンプーやボディソープの成分が自然に良いからなのか、流す水をろ過する機能などが整備されたのかはわかりませんが、多くの人には嬉しい報告だと思います。

そしてこちらが浴槽です。写真にはないですが反対側にもシャワーがあるのでシャワーは合計4つ。沢の水をそのまま沸かしているようで、浴槽の底には土などが沈殿していました。

それでも山の中でお湯が入れるのは非常にありがたいことです。

夕食

さて山小屋での楽しみの一つとして食事があげられます。1階ロビーの正面に食堂がありますのでそこで食事を食べます。

夕食に関してはボリュームもあり非常に驚きました。野菜も魚もお肉も白米もお味噌汁も美味しかったです。

ご飯がすすむとんかつ。

サバの塩焼きに漬物

野菜、ポテトサラダ、鴨肉

花豆とホイップクリーム

おはぎと抹茶餅

そしてとんかつや鯖の塩焼きといったある程度白米が進むものがある中で、何と!固形燃料を使用して温めた状態で提供してくれるハンバーグがついています。温かい食べ物ってやっぱり良い物です。

朝食

朝食も同じ食堂でいただきます。一品一品の量は少なめですが非常にバランスのとれた朝食だと思いました。

シュウマイやハム、イワシの醤油漬けなどに加えて、サラダ類や海苔、ふりかけなどたくさんの種類のおかずが用意されています。

個人的に朝食で一番美味しかったのは納豆です。大粒のある非常においしい納豆でした。

さいごに

今回は尾瀬ヶ原にある山小屋、東電小屋を紹介しました。

尾瀬ヶ原の中で山小屋が集中する『見晴』『山ノ鼻』とは離れているため、静かな時間が流れています。となりの山小屋の人同士と交流する楽しみもあるかと思いますが、尾瀬ヶ原をまったりと静かに楽しむなら、ここ東電小屋も素晴らしい。

選んだ理由としては行きたいタイミングで空いている山小屋を探したらここだった、という簡単なものでしたが、とても良い山小屋に出会えて嬉しかったです。

そして東電小屋の東に位置する水芭蕉の群落地も素晴らしいものだったので、是非とも5~6月に行かれた際はそちらまで足を延ばしてみてください。

それでは皆さん良い旅を!

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