【日光街道Part5】遂に東京から100km超え!小金井宿~宇都宮宿を歩く2日目

みなさん、こんにちはゆずです。

日光街道第5 シリーズを書いていきます。前回のPart4では古河宿、野木宿、間々田宿、小山宿、新田宿、小金井宿の途中まで歩きました。今回は栃木県の都心部である宇都宮まで歩きます。

定番の神社巡りつつ、ゴールの宇都宮餃子を食べるためにコンクリートロードを歩きます。日本橋から100kmを越えることが出来る節目の日光街道歩きで、100kmも歩いたのかとかなりの嬉しさがこみ上げてくる達成感のあるものでした。

今までの日光街道
日本橋~越ケ谷宿 ブログ記事
越ケ谷宿~杉戸宿 ブログ記事
杉戸宿~古河宿 ブログ記事
古河宿~小金井宿 ブログ記事

日光街道ついて

歩くのは『五街道』のうちの『日光街道』。前回は古河宿、野木宿、間々田宿、小山宿、新田宿、小金井宿を歩きましたが、今回は小金井宿・石橋宿・雀宮宿・宇都宮宿まで歩きます。

2日目の寄る宿場は少ないものの、21kmぐらいはあるのでまあまあ歩きます。そして今回のゴールの宇都宮は、日光街道とは別の五街道『奥州街道』との分岐点でもあるので、街道でも主要な部分。

現在でもその貴重な分岐点は栄えており、交通の要であったことがうかがえます。

日本橋 part1
千住宿
草加宿
越ケ谷宿 part2
粕壁宿
杉戸宿 part3
 幸手宿
 栗橋宿
 中田宿
古河宿
野木宿 part4
間々田宿
小山宿
新田宿
小金井宿
石橋宿  part5
雀宮宿
宇都宮宿

街道歩きの個人的楽しみ方

ここは常に同じですが簡潔に。この3点を街道歩きの楽しみとして意識しています。

  1. 日数制限は設けない
  2. 出来る限り歴史的な建造物、要所には寄る
  3. 現代のものも一緒に楽しむ

あとは絶対に歩きだけとか、疲れてきても歩き続けるなど、変なこだわりは捨てることが大事かなと思いました。楽に楽しんでいきましょう

2日目の今回も宿から1日目に歩いた場所まで、バスで移動する柔軟性をもって進みます。

街道歩きの注意点

毎度おなじみ。飲食店やコンビニなどの『店の間隔が広く』なっているので飲み物、軽食の購入は計画的に。早め早めにトイレや飲食店を地図アプリなどで目星をつけておくとトラブルなく、スムーズです。

今回の日光街道

今回は1日目の宿泊地の『小山・思川温泉』から出発します。1日目に歩いた小金井宿途中ぐらいまでバスで移動して、宇都宮まで21㎞ほど歩きます。1日目に頑張って歩いたので、多少の余裕が生まれており、宇都宮で餃子など楽しんで帰ることが可能となります。

ただ1日目と違い、神社は少なめです。

 日時:2020年10月26日

 距離:約21.4km(Googleマップ参照)

 予定時間:4時間30分(Googleマップ参照)。

 実際の時間:7時間30分(休憩、昼食など寄り道含む)

 メンバー構成:2人

 アクセス:帰路はJRを利用。

基本的には色々と寄り道しているので、時間は参考程度にお願いします。

使ったザックはこちら

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今回の撮影機材

カメラ ※OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら
Google pixel 3a(ごく一部)
DJI Osmo Action  紹介記事はこちら
レンズ(※) M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら
設定(※) jpeg撮って出し
ピクチャーモード:主にViVid

いつものメンバーたちです。

街道歩きの記録

使用地図

1日目同様にこの便利な本を使用。細かく、丁寧で分かりやすいです。この地図とスマートフォンのGoogleマップとGPSがあれば、基本的には問題ないでしょう。

下の写真は前回のものを流用。本の雰囲気をつかんでください。

トイレ情報

基本的には公道歩き。公衆トイレはだいぶ減ってきており、『コンビニ』『飲食店』などの建物のトイレを借りることが多くなります。

特に2020年は新型コロナの影響でトイレを貸し出してない場所もありましたので、街道歩きには少し環境が悪くなったともいえます。寄ったお店でトイレがあれば、はやめに済ませておくのが鉄則です。

2日目は国道4号を歩くことが多いので、道路沿いの大型ショッピングセンターや飲食店、コンビニが多めです。それでも生活では車の移動を軸にしているので、1つのお店の間隔は広いです。

タイムスケジュール

思川温泉 8:00
喜沢南バス停⇒駅前バス停 8:10⇒8:45
小金井宿 9:00
宇都宮市 12:00
雀宮神社 13:00
東京から100㎞地点 13:15
宇都宮二荒山神社 16:00

思川温泉から1日目スタート地点へ

おはようございます。

1日目の宿泊地の小山・思川温泉を出発します。朝ごはんもしっかりと食べて元気満タンです。

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隣の大型ショッピングセンターにあるメリーゴーランドを横目に進みます。

1日目に乗った『駅前バス停』まで戻るので、再度コミュニティバスに乗車。

30分程度の乗車で戻ってきました。

ありがとう、おーばす。呼びにくいけど、おーばすありがとう!

小金井宿を経て、石橋宿へ

ほぼ小金井駅前の日光街道から歩き始めます。数分で1つ目の名所『小金井一里塚』に到着。

この2つの木を通っている間が江戸時代の日光街道の道。ここ小金井一里塚は二十二里であり、ここまで保存されている場所も貴重ではないかと思います。

立っている木も非常に立派。

2日目にして1発目の神社・寺の『慈眼寺』。

建久7年(1196年)新田義兼の開基で新田一族の祈願所として建立されたようです。ここは新田宿と小金井宿との間なので、その新田との関係性があるでしょうか。

寺内部は非常に立派であり、朝を歩く気分を高めてくれます。

ご本尊の十一面観世音は厄除の観世音で知られている、とのことで2日目に厄が訪れない様に拝みます。

厄払いをしたのち、ここ小金井宿の本陣跡がありました。中に入ることは出来ませんでしたが、この門だけは当時のものが残っているのでしょうか。

本陣を過ぎると、次の宿場である石橋宿に向かいます。

ちなみに石橋宿まではあまり昔の道筋が残るものが非常に少なく、どちらかというと現代に建った建物を見つつ、変わってきた時代を感じながら歩きます。

この下野市役所もこの日光街道沿いに建つ、現代の建物ですね。このような市役所が建てられるほど、日光街道沿いは交通の便も含めて、発達してきたのでしょう。

日光街道と線路の間に建つ松林。この中を歩けたら良かったのですが。

そして急に工場敷地内に建って現れる『慈母観音』。

トラックとの大きさを比較するとお分かりだと思いますが、結構な大きさ。中々の大きさを誇りながらも、工場の敷地内に普通に建っているその姿は神々しいです。

この工場を建築する時にここに観音様を残した、会社の英断に感謝申し上げます。

観音様と唯一道筋の後を示してくれるのが、この石仏群。江戸時代はこの石仏の前に街道が通っていましたが、現在の道路は石仏の後ろを通るようになっています。

昔のなごりを味わえないこの近辺は、その他のことで面白い物を探していきます。

今ではだいぶ少なくなってしまいましたが、この牛乳瓶受けは珍しい。実家でも昔は玄関前に牛乳瓶を入れて配達してもらっていた記憶がうっすらとありますが、ここまで立派な牛乳瓶受けは初めて見ました。

郵便受けとは別にあるので、牛乳瓶受けは結構一般的だったのかもしれませんね。

石橋宿ももう終盤。石橋の名が残る『石橋 愛宕神社』に寄っていきます。

石橋駅を過ぎると、とても立派な寺があります。

ここは『開雲時』といい、三代将軍徳川家光の日光社参のために設けられた御殿の塀があったり、徳川将軍家の日光東照宮参拝道中の休泊所にもなっています。

火事で何度か殿堂を焼失しているようですが、建築を繰り返して大事にされてきている様です。

見事な像も我々を観察しています

焼失をしている部分も多いことからか、比較的設備面は綺麗なところが目立ちます。ちなみに横に並んでいる像達は、恵比寿様などの日本の神様を象ったものです。

栃木県指定有形文化財には本堂内にある、木造阿弥陀如来座像があるようです。基本は見ることが出来ない様になっており、毎年8月11日にそのお姿を拝観することが出来るようです。

余談ですが、ここ開雲寺の駐車場側にあるトイレはめちゃくちゃ綺麗です!!

宇都宮まで一歩 『雀宮宿へ』

石橋宿の一番の見どころともいえる『開雲寺』を過ぎて、次の『雀宮宿』へ向かいます。少し小腹も空いてきたこともあり、和菓子屋『蛸屋(たこや)』で糖分を補給。

この干し柿の中に白あんをいれた『玉柿』の美味しさは抜群でした。わざわざ干し柿の中をくり抜いてあんこを入れているので、とても手間がかかっていますが美味しかったです!

御菓子司 蛸屋

下野の国 小山に本店を構えさせて頂き、北関東に支店をご案内しています和菓子屋でございます。…

えっ!そこに押しボタンがあるの!!というような横断歩道を見つけたり

自然の少ないコンクリートロードの道端に咲く花を撮影してみたり

そんなことをしていると、もう東京から95kmの地点に。節目の100kmまであと少しになりました!

なんてことも無い公園かと思っていると、奥にあるのが『鞘堂地蔵尊』。

正直、パッとしないところです。

戦争で戦死された方々の刀の鞘を集めて、お地蔵様を安置したのがこの鞘堂。安産や子育てのお参りとして知られている様です。

安産地蔵というものもあります。

そしてここが愛されているなと感じられるのは、この干支を描いた絵馬の多さ。

これが毎年新しいものに変わっていくようで、今でも更新され続けていました。昔のものを保存しているというのも大切ではありますが、現代で新しいものが関わっているのが良い。

ネズミが一番新しくて、次は牛。その牛はまだ完成していないのか飾られていなかったので、時期が来ると新しいものを用意していくのでしょうか。

森におおわれた『星宮神社』を過ぎていきます。

しばらく進むととても立派な建造物が出てきました。北関東自動車道です。

これまた良い造り…!

ここまでの大きさのものを左右対称に建築しているものは、また一種の美しさです。思わずコンクリートの冷たさを感じるモノクロで撮影してしました。

高速道路を越えると、遂にゴールが近づいてきた証である『宇都宮市』の看板が出てきます。

小腹を満たすため『スイーツショップ クリオネ』に寄ります。甘いもの、食べたくなりますよね!

えらい主張の激しい看板。戻れ!!まだ間に合う!

ジパンク軒の誘惑に負けず進み、休憩に適した公園に寄ります。そこで先ほどのスイーツショップで購入した、モチモチロールを食べます。

美味かった!ただもっと食べたかった!

昼飯に適した店が見つからないまま、このままいっそのこと宇都宮餃子まで頑張るか?

とも思いつつ、進む。宇都宮駐屯地前を通りましたが、こんな街中にあるんですね。ヘリコプターが何回か飛んでいました。

花屋の人形も、感染対策中。これもまた今だけでの風景であってほしいものです。

次の寄り道ポイントは天台宗の寺院である『正光寺』。

真っ赤に染まった、ほとけのこ。みんな仲良く、明るく、強くなんて理想の話ですが、確かにそれが一番いいね。あと健康。

登山もしかり、足で歩く健康さは今後とも維持していきたいですね。

雨で汚れが落ち、青銅に筋を付けています。

今回のゴール『宇都宮宿』

こちらが雀宮宿の由来となった『雀宮神社』。

雀宮宿もあまり宿場の名残はありません。

皇族の御諸別王(みもろわけのおう)を主神として、素盞嗚尊(すさのおのみこと)と大山祗命(おおやまずみのみこと)を祭神としている。天皇陛下から金文字で『雀宮』と書かれた勅額(ちょくがく)を賜っているようで、その勅額は今でも飾られているとのことです。

由緒は書いてあるけど、何でスズメなのかは書いてないですね。

そしてここ雀宮神社の近くには『東京から100km』の看板があります!!

100kmですか…、ついにここまで歩いてきました。

100kmを越えたところでおやつで頑張ってきたお腹も限界。地元らしいお店は見つからなかったで丸亀製麺でうどんを食べます。

宇都宮では餃子を食べることに決めていたので、消化のはやいうどんです。応急処置でしたが、このごぼう天うどんが美味かった!!

途中に神社や寺はありましたが、大きいところは無く進みます。26里目の江曽島一里塚がある場所も探してみましたが、もうありません。

『一里塚』というバス停として地名になっていました。

ずんずん進み国道4号線と119号線の分岐にたちます。今まで日光街道は4号線でしたが、ここからは日光東照宮までこの119号線が日光街道となります。

左右にススキが映える雰囲気あるJR日光線を越える。日光まで歩くからな!

線路を越えると日光街道は右に進みますが、ゆずは見どころの多い『旧日光街道』を進みます。Googleマップでいうと『不動前通り』という方ですね。

その不動前の由来とされるのが、ここ不動堂。宇都宮に入るときの目印になっていた場所です。宇都宮宿に近くなっていくと、日光街道だけではなく、奥州街道の文字も見られるようになってきました。

石橋宿、雀宮宿とあまり案内板は少なったですが、宇都宮宿の近くは名所が多め。

宇都宮市指定有形文化財『蒲生君平勅旌碑』。蒲生君平が遺したものは明治維新に功績があったと明治天皇から追賞され、ここが蒲生君平の生誕の地、みたいな石碑を建てたようです。

ここまで来ると明治の出来事ですから、そこまで古い話ではなくなってきますね。

こちらは栃木県指定の天然記念物『新町のケヤキ』。宿場の目印になっていたケヤキの様で、3本立っていた木ももうないです。その1本の根本のみが、ここに残っています。

それにしてもすごい大きさ。樹齢800年の大きな木ですね。

宇都宮藩士のお墓がある台陽寺。住宅二階の窓の横に大仏がある不思議な光景。

よく聞く不動尊の1つ。熱木不動尊。

1296年に創建された『一向寺』。ここには国の重要文化財に指定されている『阿弥陀如来坐像』があるようです。

今回は敷地内を見渡し、先に進みます。

だんだんと道路も大きくなり、交通量はさらに増加。学生などの人通りも増えてきます。

日光街道と奥州街道の分岐である追分。場所的には東武宇都宮駅の近くですね。ここで宇都宮宿は日光に向かう方と、奥州街道に向かう東側に分かれます。

この分岐をひとまずは宇都宮宿の終着地として、ゴールにしたいと思います!

せっかくなので今回の宇都宮ゴールに相応しい場所に向かいます。宇都宮中心にあるこの大きな鳥居。宇都宮二荒山神社です。

道路沿いの大型の鳥居から階段を登り、本堂へ。

宇都宮二荒山神社でお参りを行い、今回の宇都宮まで歩く日光街道の旅は完全に終了。あとはお腹を満たすだけ…!

打ち上げの宇都宮餃子

今回選んだ宇都宮餃子のお店はここ『餃子キャロル』。

みんみん、正嗣などが隣接するエリアですが、選んだ理由は空いているから。ただでさえ疲れているのに、40~50分なんて待っていられません。ここから東京まで帰るのにも1時間以上かかるっていうのに。

焼き餃子350円

水餃子350円

見よ。水餃子を半分に分けて、ほぼ500円で食べられるこの餃子。

350円と格安まではいかないが、大きさとボリュームで考えるとかなりの安さ、そしてパンチのある味で美味しい。

みんみんも美味しいですが、すぐには入れて、この値段とボリュームで食べられる宇都宮餃子店は良いですね!宇都宮餃子の概念が分かりませんが、ここが宇都宮餃子でないとしても、普通に餃子としては安くて美味いので問題なしです!

そんなキャロルでお腹を満たし、宇都宮駅から帰路に着きます。締めくくりが宇都宮であったこともあり、観光も出来た感じがあった良い街道歩きでした!

さいごに

今回で1つの節目である東京から宇都宮を歩ききることが出来ました。分けて歩いたとはいえ、東京から宇都宮を歩いたとは自分で言うのもなんですが、よくやったなと思います。

当然、これよりも歩かれている方は多いでしょうが自分が出来たことに素直に感動しました。終着地である日光までの行程が残っていますが、実は日光街道自体を一番初めに歩いた部分が宇都宮~日光までなのです。なので宇都宮まで歩ければ完全に日光街道を完歩していることになるので、より感動も強かったと思います。

一番の見どころである宇都宮宿~日光東照宮までの道のりは、まだブログには残していないので、そちらも記録に残していこうと思います。

それではみなさん、良い街道歩きを!

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