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【ウルトラライトザック】 GRANITE GEAR VIRGA 26【旧:VIRGATE26】(グラナイトギア ヴァーガ・ヴァーゲイト26 )レビュー

みなさんこんにちは、ゆずです。

ウルトラライト、ファスト&ライトなど最近は軽量な道具で行動することに、関心が集まっているところがあります。

私もはじめは1300gほどの登山ザックを利用していましたが、ある時から『日帰りぐらい、もう少し軽いザックでも良いのでは?』と思い始めたのが、軽量化への第一歩でした。

結果的には軽量化には成功して、特に不便も感じていない現状です。ただ『いきなりウルトラライトザックは不安』といった思いが強く、吟味した結果『グラナイトギアのヴァーガ26』を購入しました。

今回は私が、はじめてのウルトラライトザックに『ヴァーガ26 』を選んだかをご紹介していきます。

※私が購入した時は『ヴァーゲイト26』でした。

この辺りのULザックを探している人にオススメ

  • 25リットル前後の日帰りザック
  • フレームなしモデル
  • 軽量なザックが欲しいが、尖っているモデルはまだ早いと感じている
  • ULザックを初めて買う
  • 肩ベルトは頑丈が良い。
  • 腰荷重は無くても良い
  • 値段が2万円以内。
  • 量販店でも取り扱っているもの。

ウルトラライトザック(ULザック)へのイメージ

私がウルトラライト(以下UL)に興味を持ったのは、月刊雑誌やブログなどで紹介していたからです。軽いことのメリットは理解しながらも

  1. フレームが無くなる
  2. 生地が薄くなる(破ける)
  3. 肩のパットがペラペラ
  4. 雨蓋が無くなる、ポケットが減る
  5. 腰ベルトがない
  6. そもそもどこに売ってるの?

このような面で、ULザックへの不安感がありました。しかし軽量化のためには何かしら削る必要があります。当然、様々なULモデルがあるので、悩みに悩みどこを削るかを考えた次第です。

ヴァーガ26を何故選んだか

序盤でもお話ししましたが、今回は『日帰り用ザック』を探しており、かつ『はじめてのULザック』でした

上記に挙げた不安なイメージがありながら、このザックにした点をピックアップしていきます。

フレームはなくなるが、慣れの問題

ヴァーガ26は『フレームなし』のデザインです。簡単にいうと袋なので、角ばったものが背中側にあったり、適当に詰めていくとバランスが悪くなります

しかしこれは慣れで解決します。パズルみたいな感じなので、むしろ荷物の詰め方を考えるようになり、パッキングが上手になります。フレームがあることで詰めやすく便利ですが、詰め方が雑になっても気にならないようになるデメリットもあります。

正面
背面。メッシュなんてものは無いです(笑)
フレーム無いので、これだけクシャクシャに丸まります。自立しませんね。

背中が蒸れる。背面パッドを入れると快適度があがる。【ブレスエア使用】

フレームあるモデルは背中とザックの間が空いていたり、メッシュのパッドがあり熱こもりや汗に対して対処してます。

ただヴァーガ26は背中が密着します。それはそれは蒸れ蒸れです!夏は背中の汗が凄まじいことになります(ゆず談)。

少しだけ重量増しになりますが、私はULブランド『山と道』が出しているザックに使える交換用背面パッド『ブレスエア』を、このヴァーガ26に使用して、多少の改善しました。

※2018年からは『C-CORE』という素材を使った『Breathable Pad for MINI』として販売している様です。

背面の内側には何も無いです
この右にあるのが『ブレスエア』。スカスカのヘチマみたいなやつです。
このように重ねて、背面の内側に入れています。
ブレスエアが柔らかいので、硬いパッドも一緒にいれれます。この分少し狭くなるのはご理解下さい。

軽量な部類なのに、脆さが少ない

軽量にする場合は、『生地を薄くする』『ベルトを薄くする』『ポケットやファスナーを減らす』など、何かしら削ります。しかしこのヴァーガ26は、ゆず的に削られたら心配な部分はそこまで削られていません。

重量

 グラナイトギア ヴァーガ26 26リットル
480g
ミレー クンブ35(以前使用モデル) 35リットル

1250g

モンベル チャチャパック 30(2019.10現在モデル) 30リットル

1180g

リットルの違いはありますが、比較対象として以前使っていた『クンブ35』、よく見かけるモンベルの『チャチャパック30』をあげました。

多少の大きさの違いはありますが、700~800gぐらいの違いがあるのがわかります。

下の画像の様に吹き出し伸ばすと、30リットル分ぐらいは入るのでは無いかと思います。ちなみに紐は、細めの物となっています。

吹き出し部分が1番短い場合
吹き出し部分が1番長い場合

生地の分厚さ(薄さ・脆さ)

 グラナイトギア ヴァーガ26 100D & 210Dシルハイブリッドナイロンコーデュラ
ミレー クンブ35(以前使用モデル) 300D ROBIC TWIN CHIP

210D RT DOBBY

モンベル チャチャパック 30(2019.10現在モデル) 本体:(正面・トップリッド):100D・バリスティック®ナイロン・トリプルリップストップ

(底部、側面):210D・ナイロン・リップストップ

裏地:70D・ナイロン・リップストップ

公式ホームページからの引用もあり、やや難しい単語が並んでいますが、生地の厚さを表すのがD(デニール)です。

生地自体の性能で耐久性は前後するかと思いますが、今回は割愛。簡単に数字が大きいほど頑丈だと思っていただいて、クンブ35はやや生地厚めですが、モンベルのチャチャパック30とはデニールの値がそこまで差が無いのが分かりますね。

実際に使用して、普段の登山道の登山、縦走中の岩での擦れなどでは、そうそう破けません。約3年半ほど使用していて、破けは無しです!

肩ベルトのクッションはしっかりしている

続いて良いポイント。肩から背負うものなので、ULモデルで肩パッドがペラペラの物があるなか、ヴァーガ26は肩パッドがしっかりとしています。

肩ベルト上にある密着性をあげるベルトもついているので、地味に良いポイント。この仕様はなかなかULザックではお目にかかりません。

食い込みも少なく、15㎏など重量級を背負うわけではないので、26リットルで背負う重さであれば問題ないレベルです。

ペラペラのモデルはアタックザック並みに薄い。これはある程度の厚みがあります。
肩ベルト上には背中との密着度を高める、調整のスタビライザーもついてます。

スリムな形

ザックは容量だけでなく、形も大切です。横に広がっているモデル、奥に伸びているモデルなど様々です。ヴァーガ26は縦に長い形をしております。

横にスリムな場合、岩と岩の間を通ったり、狭いところを通るのに便利です。

手に入れやすく、値段も平均的

ULザックは、大手のメーカーが販売しているケースが少ないです。最近は1000gを切るような軽量モデルが大手メーカーから出てきていますが、購入時の2016年は少なかったです。

そのためULザックは、ガレージメーカーといって販売店が少なかったり、インターネット販売中心の個人でやっているメーカーさんが中心でした。しかしオーダーメイドであったり、購入金額が高かったり、入手の難しさ・金額の高さがネックになっていました

ただガレージメーカーのザック、カッコいいんですよね!

しかし今回は初ULザック。実物も触りたいし、そこまで高いものを買って失敗したくない、といった思いが強く、インターネットで調べてヴァーガ26に出会いました。

  • 少しマニアックであるが、量販店で売っていた(ゆずは、神田さかいやスポーツで見つけた)
  • 値段は18000円~19000円ほど
  • そこまで馴染みのないメーカーかもしれませんが、大手メーカー

そのためヴァーガ26は、入手しやすく、実物も触れ、平均的な値段で購入できるため、良いバランスのザックでした。

雨蓋・ポケット、腰ベルト無いのはどうなの?

意外と気になる点。普通のザックだと収納スペースが減ってしまい、腰荷重が出来なくなるのが心配だと思います。

雨蓋無いし・ポケット少ないよ

ヴァーガ26は雨蓋なく、ロールトップ式にザック上部を絞められます。またフロントポケット1個・サイドポケット2個程度の収納しかありませんし、腰ベルトにもヒップポケットもありません。

個人的には最初不便でしたが、メイン気室に入れれば大丈夫だと慣れました。むしろポケットがいっぱいあって雨蓋が倒れていたり、バランスが崩れてしまうことがあるので、荷物のブレは減りました。

ロールトップ式だと、バックル外せばすぐに中の物が取れますからね。

メイン気室はロールトップ式
ロールトップで止めたあとに、もう1つ止めます
フロントポケットは茶色のメッシュの部分。大型で細かいメッシュで、伸縮性もあります。結構な物が入るので、便利ですね。
サイドポケット。こちらも伸縮性あり。500mlペットボトル2本はそれぞれ入ります。

腰ベルトないよ

腰ベルトは付いていますが、細い紐です。基本的には腰荷重は出来ないと思ってください。6~9㎏程度なら肩荷重でも大丈夫ですけどね。

ただ長い時間の行動だと、肩に食い込んできて疲れてくるので、適度に肩は休めてください。一応、付いてるベルトで横揺れは防げるので、小走りしてもブレも少なく、その点は良いですね。

ベルトはありますが、腰パッドやヒップポケットはないです。横揺れ防止程度。

注意点

  1. ザックカバーは付属していません。
  2. 生地は軽度の水は弾きますが、圧力や時間経過により染み込む可能性あります

ピッケルホルダー、ハイドレーション関係

ハイドレーションは、中にこのようなフックに吊ることになるのかな?
肩ベルトの間に、ハイドレーションのホースを出すア
ピッケルやトレッキングポールをつけれます。

背負っている感じ

ただのカッコつけ
後ろ姿はこんな感じ。フロントポケットのメッシュはパンパンに入れると透けます

まとめ

  • フレームなしだが、慣れてくれば問題はなく、パッキング上手くなる。
  • 480gと軽量。ただULザックにはもっと軽いモデルあり
  • 生地や肩ベルトは比較的頑丈。
  • 吹き出しまで伸ばすと、30リットル程度まで入りそう。
  • 縦長の形
  • 値段は18000円~19000円ほど。ULザックの中では金額は普通。
  • 量販店でも取り扱っているので、現物を見やすい
  • 密着するので、背中は蒸れる
  • 雨蓋が無く、ポケットが少ない。ただ最低限のものはある。
  • ピッケルホルダー、ハイドレーション関係の部品もあり。
  • 腰ベルトは、横ブレ防止程度
  • ザックカバーがつかない

さいごに

今回はグラナイトギアのヴァーガ26を購入し、それに関してのレビューをしました。

そこまで最軽量のモデルではないですが、入手のしやすさや値段、使い勝手の面で日帰りザックではバランスの良いモデルになっています。

色合いも大人しく、玄人っぽい見た目も含めておすすめですよ。

マスプロメーカーが出す軽量モデル、ガレージメーカーが出す最軽量モデル。その間ぐらいのヴァーガ26。色々な商品があるので、探しているザックの参考になればと思います。

↓こちらは私が使っているテント泊、雪山用のULザックです。

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