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【秀麗富嶽十二景】王道の秀麗富岳。岩殿山・断崖絶壁の稚児落としを巡る

皆さんこんにちは、ゆずです。

秀麗富岳シリーズはこれで11個目。岩殿山は前回も行っていましたが写真をほとんど撮っていなかったため、記事にしていませんでした。

6年ぶりに岩殿山に登ったので、記事にしていきます。

岩殿山はおそらく秀麗富嶽の中では一番有名であり、大月駅内でもアピールされています。少しスリリングな鎖場と断崖絶壁の稚児落とし、富士山の絶景、里山の穏やかな雰囲気広がる良い山でした。

鎖場も巻けるので、岩殿山単体でも稚児落としまでの縦走でも、初心者でも楽しめる山でオススメです!

※登山道崩落の情報は事前に調べるようにしてください!

  • コースタイムは大月駅から岩殿山往復で1時間30分程。ただ登山道崩落があるので、現在2時間30分かかる
  • 大月駅を起点として岩殿山〜稚児落としまで縦走する場合は、現在4時間。
  • 電車でのアクセス良好で駅から登れる!
  • 富士山はとても綺麗に見える
  • 鎖場もあり、一部スリリング。巻き道あります。
  • 山中にはトイレなし

秀麗富嶽十二景とは

シリーズ恒例の山梨県大月市の秀麗富嶽ですが、岩殿山は秀麗富岳十二景のNo8に選定されています。前回紹介したのお伊勢山と同じナンバーです。

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残るは『扇山』『百蔵山』です。毎回思いますが、同じナンバーに2座選ばれるものなんですね(笑)

大月市・秀麗富嶽十二景が選定され、4年に公布されました。この十二景は大月市域の山頂から望む美しい富士山を市のシンボルとし、併せてふるさとの自然をそのまま後世に伝えようと意図したものです。

引用:大月市ホームページ

岩殿山の印象

大月市のシンボルと言えるような山であり、大月駅を降りるとすぐに岩が剥き出しになっている岩殿山が見えます。大月駅オリジナルキャラクター、通称『いわどん』がお出迎えをしてくれます。

大月がこの岩殿山を愛しているのが分かります(笑)

標高的にも634mで東京のシンボル『東京スカイツリー』と同じ高さです。東京スカイツリーのてっぺんにいると思うと不思議な感じです。

アクセスも非常によく、そこまでコースタイムも長くない。それでいて往復や縦走も選べる自由さも魅力的な1つです!

アクセス(公共交通機関使用)・行程

日時:2020‎年11月4日

コースタイム:4時間ほど(実際にかかった時間は4時間30分ほど)

メンバー構成:4人パーティー

私のペースは大体、写真撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。今回は富士山を眺めつつ、鍋を食べ、紅茶を飲むティータイムを入れたりしたので、まったりめな時間となっています。

JR大月駅で下車。岩殿山は崩落で一部登山道が通行止めになっている場所があるので、畑倉登山口から登ります。あとは山頂を経由して、稚児落としまで縦走です。

下山後の温泉は都留市駅近くの、より道の湯です。

今回の山行の金額

料金(新宿起点)

新宿駅 → 大月駅 1340円
大月駅 → 新宿駅 1340円
合計 2680円

大月までは一部フリーパスが使えます。

  1. 青春18きっぷ
  2. 休日おでかけパス

青春18切符の一回分で約2410円で使える計算なので、270円ほど安くなります。

『休日おでかけパス』も土日祝日限定ですが、1日2720円で乗り放題なので、往復で超えるようならオススメします。何より通年ってところが扱いやすいでしょうね!

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今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら

DJI Osmo Action  紹介記事はこちら

レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら

秋になってMarkⅡも使う機会が増えてきました。だいぶAFが初代より良いので、動画も積極的に撮影しています。

歩きながら動画を撮るときは、電子手振れ補正が最新のOsmo Actionの方が良い印象。ただ画質に関してはMarkⅡには全然及ばないので、自分が動いていないときの動画撮影はMarkⅡ一択です。

縦走の山行記録

注意

この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!

  1. 大月駅前の公衆トイレ

トイレは大月駅外にある以外はありません。岩殿山山頂には東屋があり、稚児落としでの絶景スポットもあるので休憩にはうってつけですが、トイレは注意しましょう。

大月前のトイレはとっても綺麗!!特に問題なく使用できると思います!

大月駅~畑倉登山口まで

秀麗富岳十二景ではおなじみ大月駅へ!6年前はこんなに駅舎は綺麗では無かったと思います。

右奥に見える公衆トイレに入って、登山口まで歩きます。何度も言いますがラストのトイレですよ!

大月を降りると、すぐにこの岩肌が見える山がそびえています。ひときわ目立つこの山が岩殿山です。

駅前に宿泊施設が少ない大月駅ですが、なんと東横INNのビジネスホテルが出来るとのこと。この辺には大きな建物が無いので、とても目立ちます(笑)

駅から進んでいくとまずば踏切を渡り、その先の大型の橋を渡ります。交通量が意外と多いので気をつけて道路を進みます。

駅から1番近い登山口ですが、こちらは登山道が落石やら崩落などで通行止め。ここが南側にあるので、通行止めしていない北側の『畑倉登山口』まで徒歩で歩く必要があります。

徒歩が大変な方は、大月駅から日影方向へのバスに乗ることで登山口までの徒歩の時間を短縮できます!

道路の横でも『岩殿』アピールが凄いです。

さて駅から歩くこと40分。畑倉登山口に到着です。バスを使えば10分もかからないぐらいで来れてしまいます。近場のバス停は『教習所前』です。

いざクライムオン!

畑倉登山口〜岩殿山山頂まで

登り始めましたが、山頂までは40分ほど。意外とすぐに到着してしまうので、暑かった夏に味わえなかった秋の里山を十分に味わいます。

すぐに分岐がありますが、1つは名所を見るだけの行き止まり。せっかくなので『鬼の岩屋』に寄ります。

鬼の岩屋(おにのいわや)は岩で出来た部屋みたいなところですね。ここに堂宇があったようです。

先ほどの分岐から正規のルートに戻り、 途中にある畑倉大神で登山の安全を願います。

紅葉はだいぶ低山にも降りてきた印象です。今年は色々とありましたが、このように紅葉が見れていることを嬉しく思います。

アルプスのような高い山だと、大自然の中にいるような楽しみがありますが、個人的に低い山の好きな理由としてはこうゆう景色。

街並みと自然が共存してる感じが素晴らしいと思います。

久しぶりに絞って、光と遊んだりしていると

あっという間に山頂に到着です。烽火台に634mの表記があります。岩殿山の山頂標識はこの先ですが、その標識にはこちらの方を山頂しているような表記がされています。

本丸跡とあるように、ここ岩殿山は岩殿山城として戦国の要となっていた拠点です。歴史好きな方にも、跡地はあまり残っていませんが面白い場所と思います。

それにしてもこんな岩山の上に城を建てていたとは、考えられませんね。

ここまで登って来れば、秀麗富嶽たる理由の富士山の展望が見えてきます。

山頂標識のある方向に行くため、少し降ります。先ほどの本丸跡地には大型の建造物が立っており、あまり広くはありません。展望も次の方が良いです。

途中には馬場跡があり、ここに訓練場があったとされているようです。

5分程度で山頂標識のある広場に到着します。先程よりも広く、東屋もあり、休憩には非常に適しています。

こちらが秀麗富嶽十二景の8番山頂岩殿山です!

富士山が見える方は景色が開けており、富士山と大月の街並みが一望できます。

さすがに11月になると富士山も雪化粧しており、とても綺麗です!

富士山の下に広がる山と住宅地の共存もいいものです。この写真は結構好きだな~。

山頂で鍋タイム

登山口から1時間も経っていないのでお昼にはだいぶ早いですが、ちょうど東屋があったのでここで鍋タイムです。

今回の鍋はしめじ、もやし、冷凍水餃子を具として市販で売っている鍋の素を使った簡単な鍋料理です。

若干野菜が少なめとなりましたが、冷凍餃子は本当に美味しい!餃子鍋は手頃でとてもオススメできます。〆のラーメン含めて、一瞬でみんなの胃袋に収まってしまいます。

山頂から稚児落としへ

富士山の展望と鍋を食べてお腹が膨らみ、大満足。カロリーを摂取したので、縦走して稚児落としに向かいます。

稚児落としへは、通行止めになっている南側の登山口方面に1度降ります。写真のような大岩の間を進んでいきます。

途中に岩殿山山頂と稚児落としの分岐が出てくるので、稚児落とし方面の西側へ進みます。

比較的人も多い所だからか、鎖場があることに対して注意する看板があります。参考までにどうしても苦手な場合は鎖場は避けて、巻くことができます

少し進むと大月駅方面の展望が見られ、そして圧倒的な存在感の東急INNホテルが目立ちます(笑)

稚児落としへはまずは大きく降って、再度の登り直します。

この辺の植生は松が見られ、小さな松の木も所々入っています。そのため初夏にはハルゼミの鳴き声が響きます。

登り直したところで難所の一つの鎖場です。鎖場が苦手な人にも巻き道が用意されているので、用途に合ったルートを選びましょう。

大月駅、富士山側の展望。相変わらずの東急INNの大きさ。

樹林帯の中からの富士山がチラチラ見える。紅葉+富士山、松の緑と色とりどり。

2つ目の鎖場。以前に来た時はここも通れたのですが、崩落のため進入禁止です。なのでこのコースは巻き道のみの林間コースを進みます。

滑りやすい斜面を下りながら岩場を巻いていきます。

再度の登り直して、鎖場の岩場上に出てきます。正面には同じ秀麗富嶽の九鬼山や御前山が見渡せます。

稚児落としに行く途中にあるピーク『天神山』

残念ながら山頂は展望はありません。

途中で鉄柱2つの横を通ります。毎回下から撮っちゃうんですよ(笑)

さて大迫力の稚児落としが見えてきました。改めて見ると大迫力!

ここで3つ目の巻き道があります。岩場ルートに進みますが、ここには鎖場はありません。写真のような崖の近くの岩場を通ることになるので、高度感が苦手な方は巻き道を進んでください。

ただ覗き込んだりしなければ大きな危険はありません。

稚児落としに登る途中に振り返った写真。ちょうど写真の真ん中あたりの岩場が、先ほど通った岩場コースの部分です。

こう見ると高度感がすごいです!

稚児落としの一番高い展望が優れてる場所に到着しました。岩殿山からここまではコースタイムで1時間30分ほど。画面中央のやや左上にあるピークが岩殿山です。

奥から右手前、左手前という形で歩いてきた縦走路が一望できます。

ここ稚児落としも断崖絶壁ではありますが、覗き込まなければ転落の可能性はありません。比較的広い岩場となっているので休憩には適しています。

景色も素晴らしいので是非ここでの休憩をお勧めします!ゆずも仲間とともに紅茶でティーブレイク、30分〜40分ほど滞在してしまいました!

稚児落とし~大月駅に下山

稚児落としからくだりで35分ほど。あっという間ですが少し道が滑りやすかったりするので、十分に注意して降っています。

回は大月駅近道のほうに進みます。ちなみにこの近道は山と高原の地図には載っておりません。道は全然荒れていないので大月駅まで歩く場合は、近道の方が賢明です。

民家の裏手を通り抜けると、写真のような橋を渡ります。

橋を渡った後は、大月駅までは車道を歩き。途中大きな中央道の下を潜り抜け、のどかな町並みを歩きます。

大月駅に着けば今回の山行はこれで終了となります!

下山後の温泉

登山後の入浴は、富士急行線 都留市駅にある寄り道の湯。このエリアでは比較的新しい入浴施設になります。

こちらが食事処の風景。大分新しい式施設なので、とても綺麗で快適に過ごすことができます。

秀麗富岳の登山後にオススメな温泉・銭湯を紹介しています。
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さいごに

今回は秀麗富岳十二景の一角『岩殿山』を11月に登ってきたと時のことを、紹介しました。
岩殿小山を最初に登ったのは、山を始めて3座目。若干忘れかけていましたが、富士山の景色は健在でした。稚児落としまでの縦走も満足ができて、とても魅力的な山でした。
さすがは秀麗富嶽で一番有名で、駅からのアクセスも優れた岩殿山。4時間程度で展望の優れた山、行程も短いながらも少し鎖場のようなスリリングな道を味わいたい方にオススメできる山です!
では皆さん、良い山旅を!
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