みなさん、こんにちはゆずです。
今はスマートフォンで地図、インターネットでの情報収集、GPSなど電話やメール以外にも使用する頻度も増えて、電池の消耗が激しくなっています。そのためモバイルバッテリーの需要は増えている様に感じます。
私がスマートフォンを手にしたのは約10年前。それまでは単三電池を2.3個使う充電器を持っていましたが、充電速度も遅くて、電池も使いきりなので正直使い勝手は悪かったです。
それに比べて、最近の物は充電速度も速くなり物によっては3回分充電出来たり、様々な電化製品を充電できるようになっています。パソコンも充電出来るなんて正直驚きですけど。
今回は登山におけるモバイルバッテリーの立ち位置とその重要性、オススメのサイズを紹介していこうと思います。
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2023年で使用している最新の組み合わせも紹介しています!
結論
- 日帰りは最軽量の3000mAh程度で選ぶと良い。
- 一泊の登山では6000mAh程度で選ぶと良い。
- 2泊以上はスマートフォンのみなら10000mAh程度で足りることが多い。
- 急速充電モデル(PD規格)、コンセント内蔵モデルは必要な方にはマッチする。
- 所有している合計のバッテリー容量を考えてえらぶ。
モバイルバッテリーは安くなった
初期のスマートフォンは携帯バッテリー自体が取り外せましたが、今は取り外せないことも多いのでより需要は高くなっていると感じます。
しかしスマートフォン購入した10年ぐらい前は、モバイルバッテリーはありましたが8000円ぐらいして、無駄にでかくて、コスパが悪い印象で持っていませんでした。
それが今ではスマートフォン1.5回分ぐらい充電できるものが、130g前後で3000円ぐらいとかなりのコストパフォーマンスが優れています。入手もAmazonで簡単に入手出来るのも利点です。
用途は多岐にわたる
便利で身近になったモバイルバッテリーは今は大きさや形が多岐にわたります。円柱・四角柱といった形、内蔵するバッテリーの容量、一度に2個充電できるタイプ、パソコンのような大型の機器まで充電できるなど様々です。
日常生活に使うためには、そこまでこだわらないかもしれませんが、今回は登山や充電する機会が少ない旅などで良いものを考えていきます。
登山に相性のいいモデルの特徴は?
まず登山ではモバイルバッテリーは必須とゆずは考えています。電話やメール機能、GPS・地図機能といったものは使える状態にあるべきで、万が一スマートフォンの充電が切れることがあっても、復活できるモバイルバッテリーは命綱に匹敵すると考えています。
天気の把握、緊急時の連絡手段、保険で現在地把握するなど、リスク管理に必須です。そのためモバイルバッテリーに常に所持することになるので
- 軽量
- 頑丈
- 防水性
この辺りが必要な性能になると考えます。特に重要なのは軽量なことであり、荷物の負担を極力減らすことに繋がります。頑丈さと防水性は、ジップロックなどの防水性や外気と遮断するものを使えば代用できると思います。
- 太陽光充電可能モデル
- モバイルバッテリーにコンセントが付いていて、バッテリーごと充電できるモデル
その他、旅行や登山のスタイルによっては上記の2つのモデルを分けて使うことで、自分と合うモデルを探せるでしょう。
実際にモバイルバッテリーの種類を選んでみる
日帰り登山
一番行く機会が多いであろう日帰り登山です。正直、モバイルバッテリーなんて無くてもいいと思っている方は多いでしょう。上記にも触れましたが、万が一充電が切れた時の恐怖感を考えると、持っておいて損はありません。大げさかもしれませんが、たかが100g前後で命が助かるかもしれないのです。
電波が届かない山の中、GPSをつける、写真アプリを頻回に起動するなどで山の中では意外と電池を消耗します。山に行くときの電車の中で暇つぶしにインターネットやSNSを見ていれば、1-2時間使えって登りはじめの段階で充電70-80%からのスタートなんてあります。
少々長くなりましたが、オススメするモデルはお守りとして持てるような、とにかく軽量なモデル。使っているスマートフォンにもよりますが、最低容量3000mAhあれば良いでしょう。
使用するスマートフォン |
Google pixel 3 a 3000mAh |
|
例1 Anker PowerCore+ mini |
3350mAh 約80g |
日帰りオススメ とにかく小型で軽量思考の方 |
例2 Anker PowerCore II 6700 →こちらをゆずは使っています |
6700mAh 約128g |
別の電子機器も充電する方 用心しておきたい方 |
紹介するのはこちら。
とにかく軽量化を目的にするときは、例1のようなスティックタイプモデル。なんと80g程度で、スマートフォン約一回分の充電が可能な優れもの!
ゆずは一泊で行くことも多く、万が一2回目の充電が出来る方が安全で、同行者に電源を提供できるなど用心して、例2のモデルを使用しています。例2のモデルはスマートフォン約2回分充電できるのに、何と1.5倍程度に抑えられている非常にバランスの良いモデルです。
例えばカメラをモバイルバッテリーから直接充電できるタイプを持っているような方には、例2のモデルの方がカメラの充電にも回せて良いでしょう。
Anker PowerCore II 6700の記事を別で書きました!
みなさん、こんにちはゆずです。 以前モバイルバッテリーに関しての記事を書いたのですが、今回はゆずが所有しているモバイルバッテリーの1つに絞ってご紹介していきます。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://[…]
Anker PowerCore+ mini (3350mAh 超小型モバイルバッテリー) 【PSE認証済 / PowerIQ搭載】iPhone&Android対応(ブラック)
泊まりの山行(1泊、2~4泊)※12/18追記
次は泊まりの登山です。日中の電池の消耗にもよりますが、一泊二日の山行では充電しないと二日目にはスマートフォンの電池が無くなる可能性が高いです。
宿泊する日数×使用しているモデルのバッテリー容量、で考えると分かりやすいかなと思います。当然、持っていく電子機器により容量の変動は出てくると思います。
容量10000mAh辺りから、高速充電タイプ、2つ同時充電可能モデル、薄型に特化したモデルなど様々です。
使用するスマートフォン |
Google pixel 3 a 3000mAh |
|
例1
Anker PowerCore II 6700 →ゆず所有モデル |
6700mAh 約128g |
1泊(2泊)にオススメ 別の電子機器充電予定なら、もう少し大きいモデルの方が安心 |
例2 Anker PowerCore 10000 |
10000mAh 約180g |
2泊~3泊(4泊)にオススメ 毎日フル充電するわけではないので、この辺でも4泊行けることも |
例3 Anker PowerCore 13000 →ゆず所有モデル |
13000mAh 約255g |
より大容量 2つ同時に充電可能なモデル でも重い。4泊以上か安心したい方向け |
例4 AUKEY PB-Y36 10000mAh →ゆず最新購入モデル |
10000mAh 約181g |
2~3泊にオススメ 高速充電タイプ |
紹介するのはこちら。
一泊二日程度なら『Anker PowerCore II 6700』で十分だと思います。二泊以上だと個人的には『Anker PowerCore 10000』『AUKEY PB-Y36 10000mAh』で安定かと。ちなみゆずが所有しているモデルは二泊以上する時に購入した『Anker PowerCore 13000』ですが、今なら75gも違うのでAnker PowerCore 10000を買いますね。
正直、今新しいモデルを調べてて容量は違いますが、75gも変わるのは驚きました!買い替えようかなと本気で思っています。
→実際にはAUKEY PB-Y36 10000mAhを購入しました。ほぼAnker PowerCore 10000と同じ重さですが、高速充電にも対応するコストパフォーマンスに優れたモバイルバッテリーです。
みなさん、こんにちはゆずです。 モバイルバッテリー話も3つ目になってしまいました。どこまで皆さんの興味があるかは分かりませんが、意外と『登山 モバイルバッテリー』で調べている方が多い様子。 ゆずが多用するモバイルバッテリーは以前『Ank[…]
よほどの長期縦走でなければ、10000mAhで概ね足りると思います。一応、20000mAh台のモデルもありますが、重量も金額も増すので、慎重に選んでください。
太陽光充電などを併用すると、10000mAhで何とかなるのかなと思ったりしますが、まだ利用したことがないので想像です。一つの手段として参考までに。
少々マニアックですが、『USB-CとUSB-A』でのケーブルのみで間に合わせたい場合は↓のモデルがオススメ! Micro USBケーブルが減ります。
コンセント兼モバイルバッテリーのモデル
『Anker PowerCore Fusion 5000』という商品がありますが、これの特徴は何と言っても、モバイルバッテリーにコンセントが内蔵されていること。別途でAC充電器を用意することはありません。
Anker PowerCore Fusion 5000 |
5000mAh 約189g |
充電出来る環境ならオススメ USB2ポートあり、2台充電可能 |
余計な荷物が増えないというメリットもありますが、ゆず的にはあまり惹かれませんね。登山でモバイルバッテリー本体を充電できることがほとんどないので、モバイルバッテリーの容量と重量のバランスを優先してしまいます。意外と本体大きいですし。
旅行など道具を1つにまとめたい場合は便利ですね。
① Anker PowerCore II 6700 ② OSMA AC-USB充電器自動判別タイプ2.4A IH-ACU224ADK |
①約128g ②約37g |
合計165g |
上記はゆずが使っている組み合わせですが、AC充電器と別で用意しても、そこまで重量は変わりありません(性能差で変わります)。それにAC充電器が壊れても、最悪コンビニなど現地で替えがききやすいです。
急速充電モデル(PD:Power Delivery)
急速充電モデルとしてPD:Power Delivery対応のモデルがあります。USB-Cで利用できる急速充電規格のことを言い、モデルにもよりますが高出力で充電することも出来ます。
入力・出力先どちらもPD対応のモデルだと、ものによってノートパソコンの充電や、デジタルカメラの急速充電に対応しています。
Anker PowerCore 10000 PD Redux |
10000mAh 約192g |
2つ充電出来ます PD対応モデルは少し高め |
AUKEY PB-Y36 10000mAh →ゆず最新購入モデル |
10000mAh 約181g |
2~3泊にオススメ 高速充電タイプ |
とても便利ではありますが、規格はUSB-Cのみであること、充電するデジタル機器 ・充電に使うモバイルバッテリーやAC充電器・繋ぐケーブルの3点全て揃える手間などもあるので、無理しなくてもいいのかなという印象です。
※12月18日追記
→最近は購入する電子機器がUSB-C規格がほとんどということもあり、ゆずの持参しているものもUSB-Cで統一されつつあります。なのでAUKEY PB-Y36 10000mAhを購入しています。最近ではもう少し軽量タイプのPB-N83もでています。
一応、PDまでいかずとも、紹介しているAnkerには独自の急速充電規格があるので、スマートフォンは2時間30分ほどで充電出来ます。下記のAnkerのサイトにも書いてありますが、時間があれば充電は出来ます。山小屋・テントでの充電であれば、時間もあるので急がないですからね。
USB Power Delivery (PD) の特徴とメリット USB Power Delivery (PD) とは?…
まとめ
モバイルバッテリー自体
- 以前よりも小型化が進んで、安くなっている
- 用途が多岐にわたっている
登山に選ぶモデル
- 日帰りは最軽量の3000mAh程度で選ぶと良い。
- 一泊の登山では6000mAh程度で選ぶと良い。
- 2泊以上は使っている電子機器のmAhを加算して容量を選ぶ。スマートフォンのみなら10000mAh程度で足りることが多い。
- それ以上の容量は重量もかさ張るので、慎重に選ぶ。
- 急速充電モデル(PD規格)、コンセント内蔵モデルは必要な方にはマッチする。
- 登山だけならシンプルなモデルの方が、安く、軽く、使いやすいことが多い。
さいごに
色々なモデルが各社出ていますが、有名どころで『Anker』『RAVPower』『AUKEY』のメーカーを購入すれば、安価で品質も安定しているようです。
今回の記事を作成してみて技術は進歩しており、前回購入時に調べた時よりも小型で容量が増えているモデルも出ていて驚くばかり。日々のチェックが重要だと痛感しました。
ひとまずAnker社の『6700mAh、13000mAh』の2つのモデルは実際に購入して、登山でも利用しているので使用には問題はありません。新たにAUKEY社のPD対応高速充電できる10000mAhも使用感抜群です。
多岐にわたるモバイルバッテリーも大きさ、重さ、容量で選べばひとまず何を選ぶかは絞れるはずです。そのうえでプラスである性能が自分にとって必要なものか、検討してみると選びやすくなると思います。
今ではカメラの充電も行えるモバイルバッテリー。自分が使用する機器のバッテリー合計の容量を調べて、ぜひ自分にあったモバイルバッテリーを選んでみてください!