みなさんこんちには、ゆずです。
最近は布教活動もあってか、職場内でも山登りする人が増えてきて、初心者の方と日帰りや泊まりの登山に行ったりとしています。しかし山の中で泊まるとなると『どんなところなの?』『歩けるか心配』『お風呂は入れないんでしょ?』『眠れるか心配』など不安な声が多いのが事実。
誰しも山小屋泊に憧れても、はじめての体験は心配なもの。ゆずもだいぶ慣れてきましたが、初の山小屋は南アルプス『南御室小屋』。今ではそこまで多くはないですが、登山歴も増えてきて何軒か山小屋に泊まりました。
今回は今まで行った山小屋の中で『山小屋までの距離』『山小屋の快適さ』『トイレの綺麗さ』などを総合して【はじめての山小屋泊にオススメな4つの山小屋】に絞って、一緒に登ることの出来る山も含めて、ご紹介していきます。
2023年に以下、食事とトイレの特化してオススメの山小屋も紹介しています。結構歩く場所も含まれますので、その点ご留意を。
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紹介する山小屋
まず今までゆずが宿泊してきた限定なので、気になっている山小屋を必ず紹介しているとは限りません。ただ紹介するところはとても良く、どこも良い宿です。
- 八ヶ岳 白駒荘
- 霧ヶ峰 ヒュッテみさやま
- 美ヶ原 山本小屋ふる里館
- 立山 みくりが池温泉
人によっては山小屋とは言えないよ、という方も多いでしょう。でも初心者ならまずは安全に楽しい思い出のみを持ち帰ってほしいもので、変なリスクは取りたくないのが、ゆずの本音です。
お風呂に入れない、きつい、いびきが凄いなどがあっても『これが山だよ』と一蹴するのはさすがにおかしな話。泊まることへの不安が無くなる素晴らしい宿だと、自信をもってオススメできます。
初心者は泊まりでどこが不安か
実際にはじめて山小屋に泊まる初心者からの声を聞くと
- お風呂に入れないのが不安
- ご飯は美味しいの?
- 雑魚寝で知らない人と一緒に寝れない
- ぼっとんトイレなの?
などの主に『睡眠面』『プライベート空間』『衛生面』への不安が大きいです。出来る限り、この点の不安を取り除いていければと思います。
今回の宿の特徴
- お風呂がある
- コンセントがある
- 食事が豪華
- トイレが綺麗
- 個室がある
など正直、普通の宿と大差は少ないです。山に泊まろうと思っている人なら、流石に高級ホテルほどのクオリティは期待していないと思います。
上記の初心者が感じる不安面を取り除くことが出来る山小屋です。
①八ヶ岳 白駒荘
長野県の八ヶ岳にある山小屋。細かな場所的には『北八ヶ岳』に位置します。北八ヶ岳の白駒池という池の近くに建っている山小屋です。
↓別で白駒荘の記事を書きました!
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アクセス
アクセスは良く、特急あずさで新宿から最寄りの茅野駅まで2時間ほど。そこから1時間ほどで『白駒池バス停』まで行けます。山小屋までは登山口までなんと20分!
一緒に登れる山
一番近くて景色がいいとすると『にゅう』でしょうか、往復3時間ほど。もし足を伸ばしてみたいなら『天狗岳』も登れますが6-7時間歩くので、無理はしないように。
苔が綺麗なので、苔を楽しむだけでも自然が満喫できます。
白駒荘の様子
- トイレの写真。綺麗ですよ
霧ヶ峰 ヒュッテみさやま
同じく長野県の霧ヶ峰にある山小屋。どちらかというとペンション的な雰囲気です。霧ヶ峰に広がる『霧ヶ峰湿原』『八島ヶ原湿原』の間にある小屋の1つです。
↓別でヒュッテみさやまの記事を書きました!
皆さんこんにちは、ゆずです。 山の中の宿を紹介していくシリーズ、今回は霧ヶ峰にある『ヒュッテみさやま』です。 霧ヶ峰は日本百名山の車山がありアクセスも良好で、日帰り登山も比較的簡単に出来てしまう場所です。全体的な工程が短い山だからこそ、そ[…]
アクセス
アクセスは良く、特急あずさで新宿から最寄りの茅野駅まで2時間ほど。そこから1時間ほどで『車山肩バス停 or 沢渡バス停』まで行けます。山小屋までは沢渡バス停から登山口まで30分。
一緒に登れる山
霧ヶ峰の主峰『車山』が登れます。登山の中で一番有名な『日本百名山』です。一番近い車山肩バス停から往復1時間20分ほど。往復してヒュッテみさやままで行っても2時間30分ほどで到着できます。
山では無いですが、近くの八島ヶ原湿原を歩くのもオススメします。
ヒュッテみさやまの紹介
- トイレの写真
美ヶ原 山本小屋ふる里館
こちらも長野県で、美ヶ原にある宿。霧ヶ峰のすぐ北側に位置します。これも山小屋というよりも旅館に近いです。美ヶ原高原という開けた高原で、牧場もあったりします。
アクセス
アクセスは良く、特急あずさで新宿から松本駅まで2時間30分ほど。そこから路線バス1時間40分ほどで『山本小屋バス停』まで行けます。山小屋はバス停の目の前!
冬はバスが運行していないので、宿の送迎が必須になります。
一緒に登れる山
美ヶ原の最高峰『王ヶ頭』に登れます。こちらも霧ヶ峰同様に登山の中で一番有名な『日本百名山』です。小屋から往復で2時間30分ほど。体力に合わせて、王ヶ鼻、牛伏山などを合わせると良いでしょう。
冬でしたが、王ヶ頭までの参考にしてください。
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山本小屋ふる里館の紹介
こちらもブログで記事にしています。とてもきれいな素晴らしい宿。しかし他の所よりも、やや値段がかかります。
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立山 みくりが池温泉
長野県の北アルプス立山にある山小屋。今回紹介する山小屋で一番標高の高く、一番アルプスの岩々した景色を眺めることが出来ます。
温泉の名の通り、山小屋で源泉かけ流しの温泉に入ることが出来ます。今回の中ではアルプスみたいな絶景を味わってみたいと話す初心者に一番オススメです。
アクセス
アクセス自体は良いですが、ゆずの住む関東からは遠いです。夜行バスで長野『扇沢』、富山『立山駅』などからケーブルカーやバス、ロープウェイなどを乗り継ぐ必要があります。通称『立山黒部アルペンルート』。
様々な乗り換えをするので交通費は高め。下記の公式ホームページを参照してください。
立山黒部アルペンルートは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。…
公共交通機関でいける最高峰『室堂』からは徒歩15分ほど。お金はかかりますが、抜群のアクセスです。舗装もしっかりとしています。
一緒に登れる山
ここ立山は登山者憧れの『劔岳』に登ることの出来る起点のところですが、初心者は滑落の危険があるので、オススメはしません。
観光の方含めて、ほとんどの方が登る『雄山』。見れる景色は絶景ですが、ほぼ3000mは伊達ではありません。ゴールデンウイークにはまだまだ雪は残り、9月終わりには雪も降りはじめます。
一番絶景が広がる場所ですが、標高の高い場所に登ることに注意して防寒して挑んでください。天気が悪い時も無理はしない方が良いです。室堂周囲の散策でも素晴らしい景色が見られます。
みくりが池温泉の紹介
室内・トイレ・浴室の写真は撮れていないので公式ホームページを参照
立山黒部アルペンルート、立山・室堂平にある日本一高所の天然温泉「みくりが池温泉」にようこそ…
立山黒部アルペンルート、立山・室堂平にある日本一高所の天然温泉「みくりが池温泉」にようこそ…
特に温泉は源泉かけ流し。pH2.28、源泉温度45.0℃の内湯ですが、素晴らしい温泉です。あとは『日本秘湯を守る会 会員宿』で秘湯スタンプを押してくれます。
立山 らいちょう温泉雷鳥荘
2021年5月追記。
上記のみくりが池温泉のお隣の『らいちょう温泉雷鳥荘』。みくりが池温泉は特に有名で、日本一高所の温泉宿という肩書きもあるので部屋が埋まりやすいんです。
多少違いはありますが、ほとんど変わらないクオリティの宿として『らいちょう温泉雷鳥荘』をオススメ出来ます。
こちらも記事を書いていますので、参考にしてみてください!
立派な外観です。
個室も和室でこれだけのクオリティです!
温泉はみくりが池温泉と同エリアの地獄谷からの源泉かけ流し温泉です。高温のため、加水のみしていますが、循環などはしていません。
食事面はボリュームもあって美味しかったですが、みくりが池温泉の方がややクオリティ高いですかね。
小屋を出た場所からは日の入りも望めます。この瞬間がたまらないんですよね。
さいごに
今回は初めて山小屋に行くにはオススメの山小屋を紹介しました。アルプス稜線の山小屋などは景色は絶景ですが、その分物資を運んだり、環境を維持するのが大変なので、とても快適とは言いにくいです(誤解のないように、十分満足だと思いますよ。山に慣れていると)。
ただ山の中で泊まることに対しての恐怖感は、体験しないとどうしようもないです。知人も頭痛が心配で山の上で泊まると、頭痛で動けなくなるかもという恐怖感からアルプスに誘っても不安がっていました。
実際に泊まってみて『これならもう少し高いところも大丈夫そう!』『意外と眠れた!』『山小屋で泊まると朝日・夕日・星空最高!』『もっと綺麗な稜線を見てみたい!』とポジティブな意見が出てくることが大切です。
これから山小屋で宿泊を考えている人、体力や頭痛などが不安な人、山小屋の生活に不安がある人などの参考になればと思います。みなさんが素晴らしい山の景色に出会えることを楽しみにしています!