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【八ヶ岳】徒歩15分で行ける山小屋、白駒荘

皆さんこんにちは、ゆずです。

山小屋に泊まるのが初めてで心配という方、いますよね?ゆずも一番初めに宿泊したときはそうでしたが、だいぶ慣れてきました。

以前【山小屋宿泊が初めての方にオススメな山小屋4選】という記事を書きましたが、その中の1つである『八ヶ岳の白駒荘』を紹介していきます。

バス停から15分ほどで来れてしまうので、山小屋に行ったという印象は少ないですが、山の中に泊まることで山の楽しみが増えるきっかけになる、素晴らしい山小屋だと思います。

※宿泊時期は2019年8月なので、現状の営業状況などは確かめてから行かれてください。

  • 登山口の麦草峠・白駒池入口へは茅野、佐久平方向からアクセス可能
  • 東京から2時間30分~3時間ほどで登山口に到着できる
  • 一番近いバス停から徒歩15分の距離
  • バスは季節運行
  • 宿泊料は本館・新館で料金が違う
  • 本館は歴史ある古い造りをしているが、トイレも綺麗で快適
  • 新館はお風呂も食堂も洗面台、部屋どれもとても綺麗
  • 食事も山で食べる料理としてはクオリティがかなり高い

白駒荘の歴史

八ヶ岳中信高原国定公園内にある白駒荘は、2020年の段階で創業98年と長い歴史を持っています。現在の山小屋を経営しているのは4代目であり、昔からの建物を守っているようです。

ゆずが記憶に新しいのは、2017年の山小屋火事。月刊雑誌かインターネットかは忘れましたが、建物の全焼に衝撃を覚えたのを記憶しています。

白駒荘は『本館』『新館』からなっており、全焼したのは新館ですが2018年10月には新しい新館となってリニューアルオープンしています。

2022年は100周年とのことで、長く続く山小屋に感謝しかありません。

白駒荘へのアクセス

各方面から電車

・東京や長野、北陸などから

 

北陸新幹線【東京~佐久平駅】

バス【佐久平~白駒池入口】

時間:1時間15分前後 金額:6260円(指定席3180円込み)

時間:1時間10分 金額:1950円

合計:8210円

・東京や甲府・松本などから

 

中央本線 特急あずさ【東京~茅野駅】

バス【茅野~麦草峠】

時間:2時間前後 金額:5650円(指定席2240円込み)

 

時間:1時間 金額:1500円

合計:7150円

公共交通機関の場合は一番アクセスしやすいのが、北八ヶ岳登山の拠点の1つである『麦草峠・白駒池入口バス停』。ここのバス停には茅野駅、佐久平駅とどちらかもアクセス出来ます。

ただ茅野からのバスは7月中旬~10月中旬の平日・休日佐久平からのバスは春~秋のほぼ土日祝日+お盆に動いています。春は佐久平駅からのみ、平日は茅野駅からのみ、冬はバスが無いという点を気を付けましょう。

ゆずは平日に行くことが多いので、茅野駅からしか利用したことはありません。

登山道よりアクセス

この山小屋の魅力的なポイントの1つです!

なんと一番近い『白駒池入口バス停』より徒歩15分。麦草峠バス停でも徒歩35分です。歩く場所も平坦であり、木道も整備されていて危険な場所はほとんどありません。ツアーで観光客の方がいるぐらい。

白駒荘の金額

予約は電話やインターネットより出来ます。宿泊プランなんかもあって、かなり力を入れているのが分かります。

調べなおしたときに、素泊まりが無かったので確認が必要かと思います。値段は宿泊する建物と個室か相部屋で変わります。今回表記するものは『【冬季プラン】\白駒池目の前の山小屋/白駒荘基本プラン【1泊2食】』です。

税込み、一人の値段です。

本館 個室 9500~10000円
新館 個室 12500~13000円
新館 相部屋 9500~10000円

その他、冬の時期に表記されるプランでは雪上車・スノーシュー体験などを含まれたものもあったりします。

ゆずが宿泊した時は8月の本館個室で1人8500円でした。

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 紹介記事ははこちら
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら
設定
  • jpeg撮って出し
  • ピクチャーモード:ViVid

2019年なので初代E-M1です。

宿の紹介

白駒荘まで

白駒池入口のバス停から登り始める場合は、このでかでかした分かりやすい入口から入山します。

歩くとすぐにこの原生林の中!!

初めて来たときは、この苔の量に驚いたものです。目線を上げても、下げても緑一色は良いですね。

白駒池までは終始このような木道の上を歩きます。日帰り登山の人も宿泊登山の人もツアーの人もここから入山する人が多いです。常に人が通っている印象。

ゆずは3度ほど通っていますが、濡れた木道はよく滑りますのでご注意を!

こちらの分岐が出てくればすぐです。

3度来た白駒池はすべて曇天。

なので知人にいただいた晴れた時の白駒池です。春夏秋冬で色が変わる白駒池は、写真撮影で連泊する方もいるようです。

あ~、天気いい時に行きたい。

白駒山荘です。写っているこの2つの建物は新館。以前火事で焼けてしまった方です。

ちなみに建築中の2018年の写真です。

玄関は新館です。本館からは入れません。

このような立派な玄関でお出迎えしてくれます。

本館の廊下や部屋・トイレ

まずは宿泊する本館からご紹介します。本館と新館は渡り廊下で繋がっています。

これが本館。造りの古い歴史のある建物で、火事は大変だったと思いますが、この歴史ある建物だけでも被害を免れて良かったです。

今回宿泊したのは『本館No8』の部屋。本館の2階にあるお部屋です。

手すりはありますが、結構斜度のある階段。

廊下は建物も古いので、ちょっとギシギシいいます。

No8!

十分な広さです。ここに何人まで入れるか分かりませんが、2人で宿泊して快適でした。

部屋の正面は白駒の池。曇天であまり見れる機会は少なかったですが、展望は良かったです。

トイレ 建物は古くてもトイレは水洗で綺麗! ※クリックで開きます

そして驚いたトイレ!!

本館の造りが古いことから、本館のトイレも古いだろうと思っていましたが、そんなことはありません。木も新しいので、ここだけ改築したのか水洗のとても綺麗なトイレでした。

綺麗なトイレなら新館を使えばいいかなと思っていましたが、わざわざ本館のトイレまで綺麗にしてくれていることに感謝!

新館の廊下や部屋・トイレ

さて新館に戻りましょう。玄関を入って右側のこの大きな空間は食堂兼休憩室。

窓も大きいので白駒池の眺めも良いですし、ここでゆっくりと過ごせます。ただランチの時間もここに日帰りツアーの方が大量に来て、一気に注文してごった返すようなところを何度か見ています。

夕方から夜は宿泊者だけでゆったりと談笑できるようになります。

味のあるストーブもあります。

玄関から左に進むと本館へ続く廊下。廊下の左手にも小さな談話室があるのですが、常に人がいたので写真はありません。

火器を使うときは外のベンチで使用します。

お湯だけ沸かして、ティータイムを楽しめます。ちなみにゆずはコーヒーよりもお茶派です。結構山コーヒーとか言われますが、山で飲む煎茶や紅茶も負けてないですよ!

中に戻って食堂奥にある洗面台。ここまで綺麗で鏡も揃っているので、もう旅館レベルだと思います。

水も飲水可能です。

最後は2階の廊下。大部屋1個以外はこのすべてが個室です。残念ながら、全部個室は埋まっていたので、撮影は出来ませんでした。

大部屋はこちら。十分に綺麗で明るい部屋です。ただ新館相部屋と本館個室が同じ料金なので、ゆずとしては個室の方が良いので本館宿泊かなと思います。

水洗トイレ 本館以上に綺麗! ※クリックで開きます

男女別のトイレです。本館でも十分にトイレは綺麗でしたが、こちらは普通の旅館レベル!

トイレの数も多いので、混雑する朝では本館のトイレより新館のトイレを利用する方が良いかと思います。

お風呂

お風呂ですが、男女別の浴槽があるのも驚き。15時~20時まで入浴可能。

脱衣所も非常に綺麗です。

シャワーも立派で水量も十分に出るものが2個あります。

十分な大きさの少し大きめの浴槽があります。

強いて残念なポイントは鉱泉・温泉ではなく、普通の沸かし湯であることでしょうか。お風呂に入れるだけ、かなり恵まれています!

ただこれで温泉なら…!と思ってしまう、ゆずでした。

注意点としては『石鹸・シャンプー類の使用禁止』『ドライヤーの使用禁止』です。

改めてになりますが、下水を綺麗にする設備がなければ水源の汚染に繋がります。例えば目の前の白駒池が泡だらけになって、美しい新緑や紅葉などが見られなくなってしまう可能性があるかもしれませんので、皆さんここは我慢です。

ドライヤーも自家発電などの兼ね合いで使用を制限しているのだと思います。

夕食

夕食は先ほどの大きな食堂で18時より随時開始。

これが山小屋の料理か!と思わせるような豪華な料理。

これも車ですぐに来られる立地ならではだと思いますが、この山奥で食べられることが幸せ。

大きくて立派な肉

さらに鶏肉。ちなみにトマトなどの野菜は麓に持っている畑で作ったものを使っており、山菜は取ってきたものを使っている様です。

鍋も十分に美味い。

鮭も、付いている野菜も新鮮です。

意外にも好印象なポイントとして、床に直接座るのが大変な方向けに腰掛ける椅子も用意してありました。こうゆう小さなポイントがゆずは特に好印象に見えます。

少し体が悪くなっても、来られるような工夫を凝らしている場所は、ゆずが年齢を重ねていってもまた来たいなと思います。

朝食

ご飯は6時から。夕食ほどの豪華さはありませんが、小鉢もあり十分な量です。

白米も味噌汁も朝から美味しく食べられます。

出来たものが出てくることが多い山小屋ですが、このように固形燃料の火で温めながら食べられるのが、良いですよね~。

鮎の佃煮だったような?これも美味しかったです。

ランチタイムと下山

さて朝食も食べて山に行こう!と思いましたが、2日目は結構雨が降っていました。

元々朝食後に帰宅では無く、東側登山口にある旅館『稲子湯旅館』に泊まる予定だったので、近くの山をまったりと味わいながら下山予定でした。ただ雨の中の行動は好きではなく、雨も強かったので山に登るのをあきらめました。

宿の方と相談して、13時過ぎまで滞在させてもらうことに。部屋は途中で掃除のために空けましたが、食堂で山の本など見つつ優雅に時間つぶししました。上の写真は下山前に別料金をお支払いしてランチを食べたもの。

ただのカレーライスではなく、自家製野菜と山菜が乗ったアクセントのあるカレーライスでした。これもまた美味しく、朝・昼・夕と美味しいご飯を山の中で食べられて、下山しました。

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まとめ

  • 登山口の麦草峠・白駒池入口へは茅野、佐久平方向からアクセス可能
  • 東京から2時間30分~3時間ほどで登山口に到着できる
  • 一番近いバス停から徒歩15分の距離
  • バスは季節運行
  • 宿泊料は本館・新館で料金が違う
  • 本館は歴史ある古い造りをしているが、トイレも綺麗で快適
  • 新館はお風呂も食堂も洗面台、部屋どれもとても綺麗
  • 食事も山で食べる料理としてはクオリティがかなり高い

さいごに

実際に宿泊した感想として、ここまで満足できるとは思いませんでした。ほぼすべてが綺麗で山小屋とは思えない快適さは素晴らしいの一言。

ここに至るまでも非常にハードルが低く、手軽に非日常・自然を味わうことが出来ます。登山初心者やはじめて山小屋での泊まりを味わいたい人がいれば、その第一歩として選んでもいいかと思います。

ただ恵まれ過ぎた立地のためか、街の生活をそのまま山に持ってきて文句を言うような人も多いのも事実。ゆずが宿泊中も到着がかなり遅かったり、就寝時間や起床時間の早さ、お風呂の石鹸が使えない、電波が通じないことに不満を述べていた人もいました。

恵まれていますが、ここは山小屋です。自然の中で生活できる空間を提供しているところなので、そこを理解しつつ楽しんでいただければと思います。

では皆さん、良い山旅を!

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