みなさん、こんにちはトイレソムリエのゆずです。
山小屋に泊まる時、トイレが汚くてげんなりしたことありませんか?登山をやっている方であれば、何かしらそういうエピソードを持っている方も多いでしょう。大前提としてトイレがあるだけでも非常にありがたいこと、整備・清掃を行っている方々には心から感謝をしています。
ただせっかく泊まるなら、トイレは綺麗な方がいいに決まっています。今回はそんな方のお悩み解消のために、ゆずが行ったことある中で、山の中にあるのにトイレが綺麗な山小屋を紹介していきたいと思います。
それでは山のトイレのことを誰より考えるトイレソムリエゆずが、トイレの写真だけが載る不思議な空間にお連れいたしましょう!!
今回の選定方法
登山口にあるような道路に面したトイレは環境的に整えやすいと思いますので、そこは除外とします。見た目の清潔さ、匂い、山奥さで評点をつけて行きたいと思います。
・綺麗さ:トイレが綺麗というだけで排泄自体もリラックスできます。
・匂い:大便の場合はその空間に居る時間が増えるので、匂いは最も重要な項目。
・山奥さ:山奥であるほど設備維持が大変なはず。そこは絶対に評価したい。
また写真を撮影していれば載せていきますが、ブログ始める前や人がいるときには撮影はできていませんので、その点ご了承下さい。
ちなみに今回挙げた場所はすべて水洗トイレ!とても綺麗なトイレばかりなのですが、トイレの写真が続くことを先に断っておきます。
第5位:妙高・火打エリア 高谷池ヒュッテ
第5位は日本百名山、火打岳麓にある高谷池ヒュッテ。
トイレの綺麗さは前情報をあまり持っていかなったこともあり、快適だったのを覚えています。池塘の水を使うことにより、水源が減り環境維持ができなくなるのでは?という課題もあるようです。
そんな背景はありますが、綺麗であることはしっかりと評価はしたい。
綺麗さ ★★★★☆
匂い ★★★☆☆
奥深さ ★★★☆☆
登山口からコースタイム 3時間35分
こんな見た目ですが、建て替えしたことでこの写真のよりも綺麗になっています。
水洗の綺麗なトイレです。確か紙は流せなかったので、多少の匂いがあったかと思います。それでもかなり綺麗な方ですけどね。
第4位:九重エリア 法華院温泉山荘
第4位は大分県の百名山、久住山山麓にある法華院温泉山荘。
ここは公式ホームページにも水洗であることを明記しているので、綺麗であることは把握していました。実際にトイレをした記憶が無いくらい、ここで排泄することが日常と変わりないことと錯覚してました。
坊がつるキャンプ場のトイレとは快適さが違うので、ここのトイレアドバンテージは大きいかなと思います。
綺麗さ ★★★★☆
匂い ★★★★☆
奥深さ ★★★☆☆
登山口からコースタイム 2時間10分
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少しだけ汚れはありますが、全然気になりません。
水洗トイレが普通かの如く存在しています。
第3位:立山エリア らいちょう温泉雷鳥荘・みくりが池温泉
第3位は富山県の立山エリア。室堂駅から徒歩30分程度なので環境的に整備し易い点があるものの、このあたりに点在している山小屋は高水準。足を延ばせば立山連峰の荒々しい稜線歩きを楽しめるので、ここを拠点とすれば衛生面の不満はゼロ。
雷鳥荘、みくりが池温泉ともに同程度の綺麗さなので、立山エリアとしてまとめて紹介します。
綺麗さ ★★★★★
匂い ★★★★★
奥深さ ★☆☆☆☆
登山口からコースタイム 30分
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雷鳥荘の写真ですが、見た目普通の建物のトイレですよね?みくりが池温泉も同程度の綺麗さです。
何一つ不自由は無し。
トイレ後の手指衛生もハンドソープが使える徹底ぶりは衝撃!!
第2位:尾瀬エリア 東電小屋・見晴公衆トイレ
第2位は尾瀬エリア。ここの特徴は何と言っても尾瀬エリア全体的に水洗トイレが多く、かなり高水準の綺麗さを誇っていること。多くの登山客が集中して排泄すると、一日の処置能力にも限度があるトイレの場合は匂いが残りやすくなってしまいます。それなのに登山口近くももちろんですが、山中の公衆トイレも非常に綺麗で整備がかなり行き届いています。
年々綺麗になってきていますが、2022年に宿泊した記憶に新しい小屋として東電小屋と、見晴の公衆トイレを紹介します。
綺麗さ ★★★★☆
匂い ★★★★★
奥深さ ★★★☆☆
登山口からコースタイム 3時間
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当たり前のようにハンドソープが使える東電小屋の洗面台
圧倒的ではなくても、このレベルのトイレが普通に存在してしまうのが尾瀬の凄さ。
こちらは見晴の公衆トイレ。テント場近くでここまで立派なトイレがあるのは、めちゃくちゃありがたい。小屋のトイレは綺麗だけど、テント場のトイレは少々汚いなんてこともあります。
そんなことは無く登山口のトイレかな?と疑ってしまうほどのクオリティ。ここは山小屋のトイレよりも綺麗じゃないかなと思います。東電小屋とも大差ないですよね?
番外編 意外にもきれいで驚いた小屋 大滝小屋
ゆずが初めて北アルプスで宿泊した山小屋は、立山のみくりが池温泉。その次に宿泊したのが、ここ大滝小屋。蝶ヶ岳・常念岳の縦走路は人気の場所ですが、ここ大滝小屋はその縦走路から外れた蝶ヶ岳南東にひっそりとあります。人によっては知らない人もいる穴場の山小屋で、すごいトイレに出会いました。
綺麗さ ☆☆☆☆☆
匂い ★★★★★
奥深さ ★★★★★
登山口からコースタイム 7時間~8時間
トイレの写真が無いのが非常に残念ですが、トイレは小屋の外にあります。
形は工事現場やマラソン大会とかにある洋式の仮設トイレです。ただ洗浄水が常に便座内に循環していて、匂いはまったくないことに驚きました!仮設トイレなので、めちゃくちゃキレイでは無いですし、水がずっと循環しているので少々うるさいですが、匂いが無いのが快適でした。
ちなみに同グループの蝶ヶ岳ヒュッテにも同タイプがありました。しかし1日に処理できる人数が決まっているようで、静かな山域の大滝小屋ほどの匂いの少なさはないでしょう。ハイシーズンなのに宿泊は我々のみ。トイレ渋滞も無いので、次の日に宿泊した常念小屋では大滝小屋のトイレが恋しかったほど。主要から外れた縦走路でまさかの衝撃を受けた素晴らしいトイレでした!
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第1位:白馬エリア 朝日小屋
そして堂々の第1位は、なんと食事でも1位を取った朝日小屋です。白馬岳の北側に位置する朝日岳の麓の山小屋です。
ここを1位にしたのは、何と言ってもこれだけの山奥にあるのに綺麗なトイレを提供していること。最短でも7時間弱かかる山小屋でここまでのクオリティが出せますかって話です。縦走1日目に宿泊した白馬山荘のトイレも綺麗だなと思っていたのに、さらに奥地にある山小屋の方が綺麗だったのは鮮明に覚えています。
綺麗さ ★★★★☆
匂い ★★★★★
奥深さ ★★★★★
登山口からコースタイム 最短6時間40分
この山域では考えられないほど非常に綺麗なトイレ。
便座もかなり綺麗ですが、大きな問題は便座が一つしかないこと。基本、東西南北縦走しようとしても6時間以上の活動になるので、朝の混雑は必須でしょう。綺麗なトイレなので、一刻もはやく出たいと思わないのが弱点です。
それにしても、食事もトイレも1位とは!!
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さいごに
トイレ写真ばかりの不思議な記事、いかがでしたか?
山の中での水は貴重で必ずしも水洗だけが良いとは言えないでしょう。くみ取り式を受け入れて慣れているゆずもいますが、正直なところキレイな方が良いのです。登山をはじめたい人はくみ取り式を望んでいないと思いますし、このような綺麗なトイレを提供する場所は絶対に必要だと思います。
冒頭でも言いましたが水洗以外は悪とは思いませんし、日々のトイレを使えるのは様々な人の働きがあってこそなので感謝しています。あくまでこのようなトイレもあることを、1つの事実としてまとめて紹介したかったのです。
登山にハマって、初めての宿泊だと山小屋のイメージが湧かないこと多いでしょうが、この記事が1つの参考になればと思います。これからもゆずは、山のトイレの写真を撮り続けるでしょう。
それではみなさん、良い山旅を!
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トイレの後で大変恐縮ですが、食事が美味しい山小屋TOP5も書いています!