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ワークマンの高耐久シューズ『アクティブハイクを実際に登山で使ってみた。

みなさんこんにちは、ゆずです。

以前、ワークマンの高耐久シューズ『アクティブハイク』は登山靴の代わりになるか?という記事を書きました。その時は、街の中で使ってみたり、雨の中で履いてみた結果からの考察を述べています。

今回はその本題である『実際に登山で履いてみての感想』を伝えれればと思います。

登山靴の代わりにはならないので、今後のステップアップの1足としてや、始めるか迷っているような人の選択肢にオススメできると思います。

  • 履き心地はスニーカーよりも登山には良い
  • 登山靴に比べると、一体感が少なかったり、やや剛性に欠ける
  • ソールはスニーカーよりもはるかに滑りにくい
  • 登山靴の代わりにはならないので、今後のステップアップの1足としてや、始めるか迷っているような人の選択肢に向いている

前回のまとめ

登山靴 スニーカー アクティブハイク
耐久性 ×
防水性 × △(撥水のみ)
グリップ性 ×
クッション性 ×
値段 ×

全体的にみると『ハイキングができるスニーカー』といった感じでしょうか。スニーカーで登れるような2~3時間程度のハイキングレベルであれば、及第点な性能をしていると思います。ハイキングであれば、そこまで登山靴の性能に依存するような場所を歩かないからです。

そしてこの商品の魅力は『値段』。1900円という一般的なスニーカーよりも安くしているのに、少しでも登山靴の要素を取り入れたことには拍手を送りたい。

いきなり1~2万する登山靴はハードルが高すぎるけど、少しでも登山向けの靴を探している、安くて丈夫で使い勝手の良い靴を探している方にはオススメ出来ると思います。

ただ当然ながら、ゆずがアクティブハイクを普段から登山で履くかと言われれば履きません。圧倒的に『スポルティバ/TX 5 GTX』の方が履きやすいからです。なので『アクティブハイクに登山靴と同じものを求めてはいけない』と思いますので、ご注意ください。

登山をやっていきたい!というしっかりとした思いがあれば登山靴をはじめから購入された方が、様々な山にチャレンジできると思います

なので

  1. 登山をはじめるか悩んでいて、導入コストを抑える人向け
  2. 2~3時間で登れる山に向いている
  3. 完全には雨を防げないので、天気の良い時に使う

という形でまとめさせていただきます。

今回フィールドで試すこと

まず雨に強くないことは前回の記事で分かっているので、耐候性に関しては試すことは無いと思いました。この靴で悪路を歩きにいくメリットは少ないです、素直に行く日をずらしましょう。

なのでやはり1900円である靴が山道で履きやすいか、滑りにくいか、という点が気になりました。安いものとは言え、初心者の導入にオススメしようとしているのに、スニーカーよりも歩きにくかったり、滑りやすければ怪我にも繋がりますからね。

  1. 履き心地
  2. グリップ性

の2点に大まかに絞って、他は別途細かく追加していくことにします。

実際に履いてみて

試した山

  • 神奈川県:大野山
  • 標高差:約560m
  • 天気:晴れ
  • 時期:3月
  • コースタイムは3時間30分(うち55分は車道)

御殿場線の谷峨駅から大野山までのピストンコース。車道歩きと、乾いた砂、落ち葉のある登山道でのグリップ性と履き心地を検証します。

登っている人の中にも、スニーカーで登っている人もいたぐらいなので、用途にはバッチリではないでしょうか。ゆずが考えた登山の時間が車道を除けば2時間30分ぐらいなので当てはまります。

履き心地

まずは履き心地。

車道や山道の平坦なところは全く問題ありません。特に車道は固めの縦走靴を履くよりも快適で、普段から履きなれているスニーカーに近いので違和感が感じにくいと思います。

岩や根などの固い部分を踏んだ時の衝撃はスニーカーよりも良いです。スニーカーよりもクッションが厚いので、岩や根を踏んでも突き上げる感じが少ないですね。ただ前の記事でも話しましたが、大きな岩を進むような場所では突き上げる感じがあるので、足の疲労に繋がるでしょう。

このような岩場ですね。

登山靴よりもスニーカーに慣れている分、履きやすい。登山靴を履いたことが無い人がこれを履くと違和感は少ないでしょう。

くるぶしを覆わない程度の高さ(ローカットシューズ)なので、足首部分の動きが制限されることが無くスムーズです。足首を覆うことが多い登山靴は足首の動きを制限するので違和感を感じますが、登山靴をはじめて履く人には避けて通れない違和感だと思います。

ただくるぶしを覆っているのも足首の固定性を上げる意味があり、歩き慣れていないと足をひねったりする場合も多いので、高くしているのには理由はあるのです。登山は道がデコボコだったり、斜面だったり、岩や木の根があったりしますので。

話は逸れましたが、今回は登山初心者の導入に対しての考えなので、履き心地はスニーカーよりは登山向けと評価します

グリップ性

スニーカーよりははるかに滑りくい。ただし雨ではおそらく滑る

ソールは普通のランニングシューズに比べると、溝が深くなっており土を掴むようになっていたり、溝に土が溜まりにくくなるようなソールパターンをしています。

ソールの品質的にはビブラムなどの大手に比べると一手劣りますが、ソールパターンでいえば十分にアウトドア向けには作られています。

今回のような乾いた土の環境であれば、登山靴に近いグリップ性をもっていると思います。ただこれも前の記事で書きましたが、濡れたマンホールといった硬い面では滑りやすく感じ、雨の日で濡れた枝や岩などでは滑るでしょう。そこは登山靴のグリップには負けますね。

細かい気になる点

ハイカットモデルがないとか、雨の日には向かないなど根本的なことは置いておいて、気になる部分を挙げていきます。

靴紐がもう少し長くても良かったかな?

これは好みでしょうが、ゆずは登山靴を結ぶとき、蝶々結びで出来た輪を2度巻きするような、靴紐が解けない結び方をしています。

2度輪っかを作るので、紐が短いとちょっと結びにくいんですよね。手袋とかしていると難しかったです。紐を買い替えちゃえば解決するのでしょうが、もう少し長くても良かったかなという印象です。細かいですけど…。

靴全体の一体感が無い

これはなんと表現したら良いのでしょうか…。

履いていると分厚いクッションの上に乗っけているだけといった印象なんです。登山靴だとクッションにしっかりと足を括り付けて、フィットしながら歩いている感じ。

平地ではそこまで違和感ないんですが、下りや斜めになっているところを歩くときに、クッションとアッパー接合部(黄色の部分)が動くような感じで違和感あります。

登山靴だと全体的に剛性があるので、厚いクッションがあっても黄色の部分には違和感を感じないんです。

固めのソールに柔らかいアッパー部分なので、アンバランスな感じで一体感を無くしている印象。下りや斜面で感じる違和感だけなので、登山靴を持っていれば不満点ですが、スニーカーと比べるとちいさな不満点になると思います。使う用途もハイキング程度ですからね。

どちらかというと、改めて登山靴の方が悪路を歩くのには向いているのだなと、再認識しました。

総評

  1. 登山をはじめるか悩んでいて、導入コストを抑える人向け
  2. 2~3時間で登れる山に向いている
  3. 完全には雨を防げないので、天気の良い時に使う

まずゆずが登山に使う前に考えていたことは、実際に使ってもほぼ同意見かなと思いました。今回のような過度なアップダウンが無い場所だったり、踏み跡がしっかりとしているところでは大丈夫です。

  1. 履き心地
  2. グリップ性

今回着目した上記2点ですが、これはスニーカーより登山向けという評価です。厚めのクッションはやはり歩いていてもスニーカーよりも疲労感は少ないですし、斜面などのグリップ性では特に差があると思います

1900円という破格なものを考えたら、コスパ抜群といえるでしょう。

しかしこのように書くと『アクティブハイクで登山十分じゃん』と思う人がいるでしょうが、やはり剛性・グリップ性・耐候性などを考えると、登山靴の方が数多くの山のシチュエーションに適しています

なので1900円で登山への一歩を踏み出すための素晴らしい靴ではありますが、辛口で書くと登山靴の代わりにはなりませんので、アクティブハイクはこれからステップアップするため、もしくはお試しの1足に選んでいただくと良い、というまとめにします。

…大体同じこと前も書きましたね。

さいごに

履いてみて、登山靴との違和感を感じてはしまいましたが、1900円でこのグリップ性や履き心地なら凄い、と素直に思いました。

どうしても登山靴で登っている感じに慣れていますし、山の歩き方も初期よりも出来ているので、初心者がこの靴を履いた場合の本当の評価ができないのが残念です。

むしろ実際に登山を始める方が、偶然このブログでアクティブハイクに興味を持って使ったみた感想を聞いてみたいです。個人的には登山を出来る限り安い費用で、かつ安全に始めるための道具が揃ってくれるととても嬉しいですからね!!

ワークマンのこの値段での取り組みは、今後も気になるジャンルではあります。うまく道具を選んで、山を楽しむ1つのきっかけに繋がるようにまた気になる道具があれば、レビューしてみようと思います!

それではみなさん、良い山旅を!

⇓ワークマンの靴下、テント場向けの靴も紹介しています。

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