みなさん、こんにちはゆずです。
気が付けばもう5月。ゴールデンウィークにどこか登山に行く計画を建てている方もいるでしょう。それともまだゴールデンウィークに行く場所に悩んでいるでしょうか?
今回はゆずが5月に登った登山の中で、オススメできるTOP5をご紹介します。ゴールデンウィークでもまだ間に合う場所もありますので、参考になればと思います。新緑や花と言った5月ならではの魅力的な山を、ご紹介していきましょう!
今回の選定方法
5月に行った山の中で、ゆずが思い出に残った、もしくは同じ時期にもう一度行きたいと思った場所を選定します。5月の定番な場所は色々とあるかと思いますが、実際に行けていないところは入れていませんのでご了承ください。
第5位:5月5日 尾瀬【残雪の至仏山】
第5位は群馬、新潟、福島県の境に位置する有名な場所『尾瀬』。ゴールデンウィークに登ることができる残雪期の至仏山を紹介します。早朝からなら日帰り可能ですが、山の中で宿泊も出来ますね。
雪のある至仏山に入る時期は限られており、ちょうどゴールデンウィークあたりで登れるようになった後、7月1日の開山までは植生管理の影響で入山出来ません。
2023年至仏山の残雪期利用は、4月21日(金)10時~5月6日(土)(最大)です。
雪がある登山なので、登山技術を求められ人を選ぶという点から第5位にしています。この時期ならではの残雪期の至仏山をお楽しみください。
尾瀬ではお馴染みの鳩待峠。
鳩待峠から少し進めば、すぐに雪の中。この時期にしか登れないこともあって、山に登る方は多いです。踏み跡もしっかりとしていますが、雪の道なので装備はしっかりと準備を。
少し昇ると景色は燧ヶ岳、尾瀬ヶ原方面に開けてきます。
歩いてきた道を振り返ると、武尊山方面の絶景。この様な斜面を通るので、歩くときは慎重に。
5月とはいえこのあたりの山にはまだまだ雪がついていますね。雪の景色を見る最後のシーズンと言えます。
至仏山山頂辺りまで歩いてくると、正面には尾瀬ヶ原と燧ケ岳の角張った山容が望めます。まだまだ尾瀬ケ原全体が雪に覆われており、尾瀬ヶ原に通る川の形もしっかりと分かります。
至仏山山頂から山ノ鼻までの道は、開山後は登りのみ使用出来ます。ただこの時期は制限がないので、シリセードで高速に下っていきます!この時期だけの特権ですね!
他にもバックカントリーをやっている方もいました。
注意点として、2023年の残雪状況に関してはホームページでも挙がっています。雪が少ないためバックカントリーするエリアは制限されている場所もあるようで、行く予定の方は要確認です。
至仏山保全対策会議において、4月14日に現地調査及び検討会議を実施した結果、2023シーズンの残雪期利用期間は次の期間と…
高速で降りてきて、急に見上げるようになる燧ケ岳。
至仏山荘にはツバメの集団が大量に飛び回り、巣作り・子育てをしていました。
そんな残雪期の至仏山がゴールデンウィークでオススメな山でした!
第4位:5月29日 富士山周辺【三国山・鉄炮木山】
第4位は山中湖南側に位置する大洞山〜三国山〜鉄砲木ノ頭の縦走路です。日帰りで行けますし、山中湖もしくは河口湖周辺の観光や登山と絡めて、泊まりで行くことも出来ます。
何と言ってもここの魅力はブナの新緑と富士山の絶景。5月の新緑の美しさと、富士山すぐ横の立地なので至るところから富士山を見ることが出来ます。
今回は富士山駅、御殿場駅からバスが出ている篭坂峠バス停から上ります。篭坂峠バス停から歩くとすぐに新緑のブナが広がる林の中を広々と歩くことが出来ます。
富士山駅は電車はもちろんのこと、新宿からバスも出ていて行きやすく、御殿場駅からもバスが出ているので静岡側からも行きやすい。
ブナの植生がかなり多いので、樹林帯歩きも非常に明るい。
倒木にも苔が生えていて、緑に包まれる樹林帯歩きを出だしから楽しめます。
1時間程度を登ったところにある須走立山展望台。少し昇るだけでもこのような富士山の絶景が目の前にあるので、富士山成分には困りません。
火山砂礫の原『アザミ平』。富士山近くがゆえの火山の名残がある場所も、魅力の1つでしょう。
縦走路はアップダウンはあるものの、非常に歩きやすい稜線。
神奈川県、静岡県、山梨県の県境にある三国山を過ぎて、最後の鉄砲木ノ頭に登ります。この鉄砲木ノ頭という珍しい名前を知ってからいつか登りたいと思っていました。
先ほどの展望台よりも非常に広く、山中湖奥に鎮座する富士山を眺めることが出来ます。終始、ブナか富士山が見られる素晴らしい山旅です。
最後は石割の湯まで徒歩で歩き汗を流します。帰路に関しても、山中湖平野バス停から新宿までの高速バスが出ているので、アクセスの良さも便利です。
第3位:5月29日 佐渡【金北山とトビシマカンゾウ】
みなさん、こんにちはゆずです。 今回は山小屋をご紹介します。山小屋としては大きい方ではありませんが、奥秩父の名峰『金峰山』に立っている金峰山小屋です。 金峰山小屋に初めて宿泊した時、ご飯が美味しかったのをとても鮮明に覚えています。 今まで2[…]
第3位は佐渡島に咲くトビシマカンゾウを見に行きたいと、登山とセットで行った山旅です。メインはトビシマカンゾウでしたが、ドンデン山〜金北山への縦走路は島の山なのか疑ってしまうほど絶景の稜線歩きが楽しめます。
山自体は日帰りでも行きますが、是非トビシマカンゾウを見てほしいので一泊二日がオススメ。ゆずは次回行くとしたらドンデン山荘に宿泊してみたいですね!
みなさんこんにちわ、ゆずです。 今回ご紹介するのは、新潟県の佐渡島の情報について。本当は4月の上旬に行く予定でしたが、もう少し時期をずらした方が良いかな?ってことになり、保留。 実際にいった内容もご紹介できればよかったのですが、『佐渡の山に[…]
みなさんこんにちわ、ゆずです。 今回は4月に計画して、挫折した佐渡の旅のリベンジ。5月のお花の時期になったことで、残雪の心配もなくなり、山小屋営業・季節限定のバス運行開始、など非常にアクセスが良好になります。 そんなお花の時期に、佐渡の[…]
使った経路は都内から新潟港に出る夜行バス。
新潟港を6時に出る船に乗り、佐渡島に向かいます。船は伊豆大島、利尻島に行くときに乗りましたが、どれも内装豪華ですよね。
使用したのはリクライニング出来る椅子席。1時間半ぐらいなのでこの席で十分でした。
晴れたくれたことに感謝!それにしても佐渡って大きいな…!
ドンデン山に向かう朝一番のバスに乗車し、ドンデン山へ。そこからは金北山までの稜線歩きを楽しみます!
佐渡は花も多く咲いており、色々な時期で花を楽しめます。ゆずが行った時期はツツジ
イワカガミ
シラネアオイ、などの色々な花々が終始咲いており、飽きの少ない素晴らしい登山道でした!
花だけでなく展望も優れており、これが島か?と思うほどの広大さ。
ちょっとした高い山の縦走路のように、素晴らしい稜線を歩かせてくれます!
金北山山頂がちょっと人工的で味気ないですが、下山口にも運行バスがあるので公共交通機関でも縦走を楽しめるので、とても良いところです!
翌日はトビシマカンゾウなど観光要素を絡めるのもオススメします!
みなさんこんにちわ、ゆずです。 今回は4月に計画して、挫折した佐渡の旅part2。1日目に大佐渡山脈縦走を終えて、2日目はもう1つの目的である『トビシマカンゾウ』の群落を見に行きます。 大佐渡山脈だけではない佐渡島の自然。トビシマカンゾ[…]
第2位:5月17.18日 那須【茶臼岳・南月山と三斗小屋温泉 大黒屋】
皆さんこんにちは、ゆずです。 先日、那須にある三斗小屋温泉にある2つの旅館のうちの1つ『大黒屋旅館』に宿泊してきました。煙草屋旅館にはテント泊で温泉にも入りにいったことがあったのですが、以前から大黒屋の方に宿泊がしてみたかったのです。 ゴ[…]
第2位は2日かけて那須岳、南月山を登り、三斗小屋温泉に宿泊した山旅。このブログでは何とか出ているほど、お気に入りの大黒屋です。
日帰りでも行けるこの山域ですが、やはり泊まってほしい!
那須岳ロープウェイまでは新幹線や在来線、もしくは自家用車で行けます。ロープウェイ山頂駅から登ることもできますし、今回のように山麓駅から歩いて登ることも出来ます。
山麓駅から上がっていくとすぐさま火山特有の荒々しい山容が見えます。
今回は行きませんでしたが、朝日岳方面に足を延ばすのも良いでしょう。
この時期、雪は一部残っているので雪の斜面を横切る場所もあります。滑らないよう細心のご注意を。雪解けの場合によっては軽アイゼンを使用することもあると思いますので、その点は調べてからレベルに合わせた登山をしていきましょう。
曇天の茶臼岳を登ったら本日の宿『三斗小屋温泉 大黒屋』へ。
このブログでは何度も紹介していて、しつこいぐらいですが、ここの宿泊体験はゆずが生きている限り忘れることのできない思い出となりました。それほどよかったです。
我々一組のみという幸運。5月とは思えない一桁の寒さに冷え切った体に染み渡る、最高の源泉かけ流し風呂。
山小屋なのに個室でご飯を食べれる驚き。あー、また行きたいと切に願います!
2日目は南月山方面へ。紅葉で有名なひょうたん池はこの時期、雪に埋もれています。
この5月にオススメする理由の1つとして、ミネザクラがとても綺麗に咲いています!山小屋の方も混む時期としては、紅葉の次にミネザクラの時期と言っていました。
南月山からの茶臼岳を望む。いつもと違う道なので、茶臼岳の見方も変わって非常に面白い!ミネザクラ自体は5月下旬〜6月上旬らしいですが、最近の暖かさから中旬頃でも見れそうですね。
第1位:5月31日 尾瀬【雪解けの水芭蕉】
さて第1位は5位にもありましたが尾瀬。第5位は雪の登山でしたが、第1位はどちらかというとゆっくりと歩き花を愛でる山旅です。
万人に行きやすく、やはり尾瀬の最大の魅力である水芭蕉は素晴らしかった。難点としては登山客が非常に多い点。
皆さんこんにちは、ゆずです。 大自然豊かな尾瀬に関しては、登山を趣味にする人以外でも多くの観光客が訪れる場所です。特に集まりやすい時期として『水芭蕉の5~6月』『紅葉の10月』は特に人が訪れます。他にも時期によってはニッコウキスゲやワタスゲ[…]
皆さんこんにちは、ゆずです。 水芭蕉の咲く時期ですが、尾瀬の『東電小屋』に宿泊して行きました。尾瀬には多くの山小屋があるのですが、集中している場所もあり、東電小屋のように一ケ所だけポツンと建っている山小屋もあります。 今回はそんな東電小屋[…]
行った年は違えど、第5位のゴールデンウィークの時この辺りは雪に覆われていましたが、月末になるとこうも雪がなくなるとは驚きです。
この時期は至仏山には登れませんので、直接尾瀬ケ原に降りていきます。
いくつか水芭蕉の群落がありますが、ここは山ノ鼻に行く途中にある最初の群落地。水も滴る良い水芭蕉というのでしょうか、水に濡れた水芭蕉がとても可愛らしく艶やかで美しかった!!
1日目はあいにくの雨で、歩き出しは少々テンションが低かったですが、この水芭蕉で雨の時に歩けて良かった!!と気持ちが高ぶったのを覚えています。
みんながみんな雨の日に歩きたいとは思わないでしょうし、登山ブログで絶対安全とは言えないので保証は出来ません。ただ、歩ける技術がある方はぜひとも雨の日に行くこともオススメします。人も少ないので、ゆっくり出来ますよ。
緑で生い茂る尾瀬ヶ原もまだこの時期は灰色と茶色が主体的。
完全な自己満足ですが、この写真が非常にお気に入り!
木道も雨で濡れて、しっとりと濡れた感じが雰囲気を出していると思います。
道中のアオジ。野鳥観察にも優れた場所で、様々な野鳥に出会えますよ。写真撮影メインで宿泊する方も多いようですね。
宿泊施設も充実しているのも魅力。
尾瀬ケ原北側にぽつんとある東電小屋に宿泊しました。
個室で非常に綺麗。ゆずが選ぶ、トイレが綺麗な山小屋でもランクインしています!
ご飯も充実感あり、非常に食べごたえがありますね!
朝の尾瀬ケ原も幻想的。ちなみに朝は5℃とかなので、防寒対策はしっかりと。
ゴールデンウィークでは雪に覆われいた尾瀬ケ原も、雪が溶けて水芭蕉が点在します。
荷歩さんの歩く姿も格好いい!いつもありがとうございます!
さいごに
以上5つのご紹介でしたが、気になった場所はありましたか?
日帰りで思い出深い場所もありましたが、やはり泊まりで行ったところの方が強く思い出に残っていますね。泊まりで行くと、長い間山に包まれる感じがしてより感じやすい気がします。
今回挙げた場所以外にも、皆さんそれぞれの強い思い出を持った山旅はあるかと思います。是非ともその体験をゆずにも教えてください!
それでは皆さん、新緑、花を愛で始める良い山旅を!!