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初めて夜行バスで登山に行く~手段と実際に利用した感想~

皆さんこんにちは、ゆずです。

当たり前のことですが、山に行くためには何かしらの移動手段が必要になります。主に自家用車、公共交通機関を利用することになると思います。

私も最初の頃は1-2時間ほどかけて、電車やバス、タクシーを利用していました。しかし高い山に憧れ、美しい紅葉や景色を見ると『あの山に行ってみたい!』と思うものです。

遠くに行くときは『飛行機』『新幹線』『夜行バス』といった、普段旅行や出張でしか使わない手段を使うことになります。

特に夜行バスを利用した登山は初めての時、好奇心より不安が勝っておりました。『眠れるものか』『着いてから活動できるものか』など様々な不安があるでしょう。

今回はそんな『夜行バス』の利用方法や経験談をご紹介して、これからはじめて夜行バスを利用して登山に望む人の助けや悩みの解決になればと思います。

夜行バスで行った登山のまとめはこちら↓

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夜行バスの概要

夜行バスの種類

 
昔の私
夜行バス使ったことない…。バスにも違いあるのかな?

いざ夜行バスを利用する時に私が疑問に思ったのは、バスに違いはあるのか…です。

電車にも特急やグリーン車、新幹線など様々な種類があります。まずはバスに対しての種類を調べることにしました。

バスタイプ比較 バス比較なびでは、全国の夜行バスの最安値情報を紹介。東京・大阪・京都・名古屋・仙台・広島・福岡など。3列…

見やすく、まとまっていると思います。結構な種類があるのですね。2列シートがバスにあることは知りませんでした。

しかし登山で使用する夜行バスの場合『4列シート』『3列シート』の2種類になるかと思います。登山口まで行くバスにはそこまでの種類がないのです。

夜行バスで行ける山域

毎日アルペン号

《公式》さわやか信州号

さわやか信州号で行く上高地・乗鞍・白馬・安曇野への直行バス予約サイト。新宿、東京、大宮、大阪、長野県内からの直行バスはも…

さわやか信州号

私が主に使用するバスは、この2つが多いでしょうか。東京や新宿から出発する便を使用します。

 

山域

登山口

北アルプス 立山 扇沢、立山室堂
白馬岳・唐松岳 白馬八方、白馬猿倉、栂池高原
槍ヶ岳、穂高岳、常念岳 上高地
南アルプス 聖岳、赤石岳 畑薙
仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳 戸台口仙流荘、黒戸尾根登山口
八ヶ岳 赤岳、天狗岳、北横岳 美濃戸口、麦草ヒュッテ
谷川、日光、奥秩父 谷川岳、日光白根山、金峰山 谷川ロープウェイ前、菅沼、金峰山荘前

 他にも登山口によっては登れる山もあれば、まだ紹介しきれていないバスもあるかと思います。まずは一部ということで書かせていただいてます。

しかし注意点として『土日のみや指定日のみ』『7-9月のみなど期間限定』『目標人数に達しない場合、運休』など、イレギュラーもあるのでご注意ください。

夜行バスの購入や利用方法

購入方法

ほとんどの場合で『クレジットカード』『銀行振込』で支払いが可能です。

銀行振込は手数料がかかり、クレジットカードの方が手数料はかかりにくいですね。用途によってお使いください。当日のバス乗り場で清算することは、ほとんど出来ないと思うので、事前の支払いをお願いします。

利用方法

事前に購入手続きを終えている場合、『支払い完了メール』『案内が書いた紙』が自宅携帯電話に届くことになると思います。

届いたものを現地の乗務員に見せることで、バスに乗ることが出来ます。席に関しては事前に予約できることと、乗車時に指定される場合に分かれることがあります。

夜行バスを利用する前に不安に思ったこと

 夜行バスの詳細については書いてきましたが、実際に私が不安に感じたこと、その対策方を紹介します。

車酔い

何故不安なのか

私は子供の頃から乗り物酔いがあり、かなり弱いです。それこそスキーに行ったら、リフトを連続で乗り継いでいくと酔うほど…。

流石に大人になって嘔吐はほとんど無いですが、きついことには変わりない。6時間とか8時間とか耐えられる自信は無いですよね。

酔い止め対策

①酔い止めを飲む

シンプルな対策。でもこれが一番副作用である眠気を逆手に取り、睡眠導入剤にもなる夜行バスの優れもの。

私は『アネロン ニスキャップ』を愛用しています。

※持病や元々飲んでいる薬との相性もあるので、その場合は必ず医師・薬剤師に相談をするようにしましょう。

経験上、風邪気味などで調子が悪い時や寝不足の時に乗り物酔いになりやすいです。仕事終わりの夜行バスに間に合わせるために、事前に仕事を調節して忙しい方もいるでしょう。

山登り自体にも体調管理は大切です。しっかりと登る前から管理しましょう。

③本や携帯電話は長時間見ない

あまり詳しいことは説明できませんが、近くの文字をずっと見ていると酔います。短時間なら大丈夫ですが、注意していることの1つです。

睡眠

何故不安なのか

睡眠は大切です。ここで眠れないと到着した後の登山は大変。場合によっては1日目から長時間歩くことがあるでしょう。

睡眠対策

①バスは3列シートを利用する

バスの種類でもご紹介しましたが3列シートがオススメです。4列シートよりは値段が高いですが

・隣と密着しない

・カーテンがある場合もある

・シートが少し広い

・足台があったり、リクライニングの角度が4列よりも付けられる

などのメリットが多いです。ただ値段は高いですが数千円です。その後の山行に響くリスクを考えれば安いものです。

ただ予約が埋まりやすい!のでご注意を。

②自分のルーチンや寝やすい環境を作る

私は比較的、山小屋でも眠れる方ですが工夫はしています。その工夫していることをご紹介します。

・腰が痛くならないように座布団を敷く

→座って寝ると腰やお尻が痛くなることもあるので、座布団を携帯。

この商品は普段登山でも使用しているモデル。冷たい雪の上や汚れた場所でも予防してくれる優れものです。600円ぐらいで良いですよ!

→周囲の騒音(いびきなど)の予防にもなります。意外と眠れるもので、普段から音楽を聞いて眠る様なルーチンをしていると、家と同じ環境に近くなるのでリラックスして眠れます。まずはお試しを!

・首用の枕を使う

座って寝ると首が安定しません。空気入れるタイプだと、かさばりませんね。テントや山小屋で枕代わりにもなりますよ。

乗り物酔い対策でも書きましたが、副作用で眠気があります。それを有効活用をしましょう。睡眠剤を飲むのも1つの手ですね。

夜行バスを使用してみての感想

個人的にはメリットの方が大きかったですね!今では何度も利用させてもらって助かっております。その感想をご紹介します。

大丈夫だった、良かったこと

行動範囲が広がった

早朝の5時、6時には登山口に着いている事が多いです。頑張ってたくさん歩けば1日で山奥まで進むことが出来ます。行ける場所も増え、行動範囲が広がりました。

交通費を抑えられた

特急や新幹線などで行くよりも交通費が抑えられます。節約も大切ですね。

事前に不安視していた事は大丈夫であった

『乗り物酔い』『睡眠』に関しては対策が上手くいったのか、今まで概ね上手くいってます。

携帯電話の充電の心配がない

電車でも特急や新幹線は充電できますが、バスだと登山口ギリギリまで充電が出来ます。私は山に入ると機内モードで節電していますが、GPS使用しているのと、非常時の時に電池を残せるように出来るだけ残っている方が安心します。

苦労したこと、嫌な思い出

 渋滞

夜間なので少ないですが、まれに事故渋滞で到着が遅れることもあります。こればかりは責めてもしょうがないです。臨機応変に対応しましょう。

休憩の度に車内の電気が付く

バスによって違うこともありますが、サービスエリアのトイレ休憩の度に車内が明るくなります。暗いためなのでしょうがないですが、バス車内にトイレのあるタイプを利用する、アイマスクを準備などの工夫をするといいでしょう。

着いたとき、凄く寒いことが多い

 はじめて上高地に行った時、9月でしたがあまりの寒さに驚きました。車内は空調で温度が調節されていたので、より温度差を感じました。

降りる前に防寒着を着るか、預けている荷物の出しやすい場所に防寒着を移動させておくと、寒い思いをしないで済みます。

夜行バスを使用した山旅

2019年10月までの時点で、夜行バスを行った山をまとめました!よろしければこちらもお願いします!

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上高地散策

初めて夜行バスを利用したのは上高地散策。登山ではないですが『夜行バスを利用した旅を経験する』ことに関しては、低リスクで試せます。

眠れなくても休憩するところは沢山ありますし、高所の寒さも経験できます。夜行バスに不安を抱いている方には、とてもオススメの場所。ここからステップアップしていくのが良いと思っています。

※散策した時の写真は消えてしまい、下記常念山脈に行った時の写真を貼ります。大正池の写真もなく残念。とても綺麗なところです。人も凄いですが…。

上高地の早朝。山容が美しい

梓川も綺麗です

常念山脈縦走(大滝山~蝶ヶ岳~常念岳)(7月23-25日)

夜行バスを使用して、初日からしっかりと歩くパターンです。限られた休みで縦走を楽しむことが出来て、とても素晴らしかったです。

1日目

8時間50分

2日目

7時間15分

3日目

3時間10分

日の出。見事!!

大滝山より槍ヶ岳、常念岳方面。田中陽希さんも「この景色はヤバいね」と称賛した景色

蝶ヶ岳よりヒュッテと槍ヶ岳を望む

灼熱の暑さの中、常念岳への最後の登り

常念岳より燕岳方面

常念小屋より槍ヶ岳方面の夕焼け

秋田駒ケ岳(6月25-26日)

最後に『登山バス』を利用するのではなく、『観光地や都市を結ぶ夜行バス』を利用して登る方法をご紹介します。

使うバスはこちら。横浜・東京を21、22時あたりに出発して、秋田駒ケ岳へのバスが出ている田沢湖駅に8時に着きます。

このバスは3列シートが標準です。初めて3列シートの夜行バスを利用して、とても快適でした。

8時15分発の駒ケ岳8合目行きのバスに乗ることが出来ます。仮に東京から始発の新幹線で来ても、到着は9時21分。次のバスは10時5分と時間の余裕は無くなってしまいます。

秋田駒ケ岳は花がとても綺麗。チングルマの群生もありました。

男女岳から阿弥陀池方面。徐々に曇ってきました

男岳・女岳・小岳の谷『通称、ムーミン谷』。チングルマの群生がとても見事なはずですが、残雪に埋もれておりました…。

さいごに

今回は夜行バスを利用して、初めて登山に行くときの不安に思ったことや実際の山行をご紹介しました。

皆さんが感じる夜行バスへの不安は様々だと思いますが、少しでも解決の糸口になれば幸いです。

夜行バスを利用することで、行ける場所が増えるのはとても良いです。色々な山域に行くハードルが下がったのも確かです。

まずは実際にご紹介した『上高地散策』の様に、簡単にいけるところに夜行バスを利用してみてはいかがでしょうか?

楽しい山行が出来るといいですね!!

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