みなさん、こんにちはゆずです。
これから梅雨の時期、雨が多くなり水にぬれる事も多くなる時期です。それに2020年6月19日から日本全国の移動の制限がなくなるとのことで、ゆずも登山を再開していこうと思っています。
そこで登山で使うレインウェア、皆さんちゃんとメンテナンスしていますか?
ゆずは今まで家のタテ型洗濯機で汚れを落として、撥水性を回復されるためにコインランドリーの乾燥機で熱を加えてメンテナンスしていました。それがお金もかかるし、わざわざコインランドリーに行くのもめんどくさい。
最近ドラム式洗濯乾燥機を購入したのですが、これ一台でレインウェアのメンテナンスがだいぶ楽になるのでは?と思い、家庭用のドラム式洗濯乾燥機でレインウェアを洗って・乾すことが出来るのかという点を紹介していきます。
↓は普段着、ダウンジャケットを洗濯した様子を紹介しています!
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レインウェアって洗えるの?
本題に入る前に、レインウェア自体を洗っている方、結構少ないのでは?
洗えないと思っている方もいると思いますが、レインウェアは洗えます。洗う時に少し制限がありますが、ちゃんと洗うことが出来ます。
こちらはモンベルのホームページにあった画像を使わせてもらっていますが、ゴアテックスなどの防水透湿性素材は無数の穴があいており、蒸気は通すけど水滴は通さないように出来ています。
使っていると服の内側は汗や皮脂で汚れ、外側は雨や泥などで汚れてしまいます。その汚れが無数の穴をふさいでいってしまうと考えると、分かりやすいと思います。
なので穴を防がないように汚れを定期的に洗って落とす必要があります。生地を傷めないということにもつながりますし。
メーカーは洗剤の種類によって、生地を傷めたり、性能を下げたりするようなことを言っているので、ゆずは念のため『アウトドアウェア用の専用洗剤』を使っています。レインウェア自体に高い金額払ってますし!
レインウェアって乾燥かけていいの?
次に乾燥についてですが、洗濯表示をみて乾燥機の使用が可能なら乾燥機の使用をおすすめします。
熱処理を加えると、撥水性能を回復させることができます。分かりやすく言うと、雨を受ける表の生地に毛があると思っていただいて、汚れるとその毛はペタンとなって水を弾きにくくなり、洗って乾燥させるとその毛がシャキッと立って水を弾きます。
シャキッとさせるのに乾燥(熱を加えること)が重要になるんです。乾燥機が使えない場合は、当て布をしたアイロンを当てるなど熱を加える方法もあります。
洗濯する前に準備
今回使用するドラム式洗濯乾燥機【日立 BD-SV110EL】
我が家に最近入荷したドラム式洗濯乾燥機は日立のBD-SV110ELというモデル。洗濯11㎏、乾燥6.0㎏まで行える大容量のタイプです。
乾燥方式は『ヒートリサイクル式』であり、乾燥時の温度は【約60-65℃】です。参考までにヒーター式は洗濯槽内の温度は【約100℃】です。
乾燥時の注意点
タンブラー乾燥が可能かどうか、まずはここはしっかりと確認しましょう。ちなみにゆずがふだん使っているレインウェアはモンベルのストームクルーザーです。
【タンブル乾燥処理ができる(排気温度上限80℃)】
という条件となっています。日立 BD-SV110ELは乾燥温度は60-65℃なので、温度上限は越えていませんので、乾燥は可能です。
乾燥する時の有効な温度は不明
実際に撥水性を回復させるには、どのくらいの温度の熱を与えるのか調べてみました。100℃以上の高熱を加えないと効果がないといったブログもありましたが、色々と探しても根拠がないのでゆずは【撥水性を回復させる有効な乾燥温度はわからない】としました。
ゴアテックス社のホームページでも【乾燥機・普通・20分】とかなり曖昧。根拠がないとはっきりと言えないので堅苦しいですが、不明とします。普通で20分ってなんだよ!
実際に洗濯・乾燥してみた
さて普段愛用しているレインウェアはストームクルーザーですが、最低でも1シーズンに1回は洗濯していたので、そこまで撥水性が落ちていないのです…。もう6年近く着てますが、水をバシバシ弾いてくれます。なので正直、洗濯・乾燥前後の差が分かりにくい。
なので今回は元々使っていたレインウェア二着を洗濯・乾燥していきます。
- モンベル サンダーパス
- ミズノ ベルグテックEXストームセイバーVI レインスーツ
モンベル サンダーパスを洗濯・乾燥
モンベルでお手頃に買えるレインウェア『サンダーパス』。ゆずがはじめて購入したレインウェアでもあります。購入したのは2013年で7年前、今のサンダーパスとは違い『スーパーハイドロブリーズ』という防水透湿性素材を使用しています。
洗濯表記は旧式。乾燥機が使用できますという記載もないですが、出来ませんという表記も無いです。
- 30度以下の液温で、洗濯機で洗えます。弱水流で洗って下さい。
- アイロンは120℃を限界として、80℃~120℃で掛けてください。当て布を使用して下さい。
ちなみ今発売されているサンダーパスは『低い温度でのタンブル乾燥処理ができる(排気温度上限60℃)』で乾燥は可能です。
※旧式の乾燥はゆずは出来てちゃんと使えていますが、自己責任でお願いします!
フォレスト×フレッシュグリーンという派手な色を買いましたね
シャワーかけてみますが、まあ弾いているんですよね~。特にジャッケットはストームクルーザー使っているので、ほとんど山では使っていないんです。まれに知り合いに貸したりするぐらい。
ちなみに洗濯や乾燥機使用自体は4・5回やってます。
パンツに関しては通勤が自転車なので普段使いしており、生地も頑丈な方なので冬山のズボンに履いていたりします。総合的に一番使っている雨具ですが、結構弾いてますね!
こちらは今まで洗濯や乾燥機使用自体は10回以上やってます。
まずは洗濯ネットに上下分けて入れます。
ネットのまま洗濯機へ!
人によってはおしゃれ着用洗剤で洗っている人もいるようですが、メーカーが推奨している防水透湿性を損なわないとされる洗剤を利用します。
このベースクリーナーはもう販売していない様で、今はモンベルが販売している『O.D.メンテナンス マルチクリーナー』という名前で売られています。コスパ一番良いですね。
NIKWAX(ニワックス)、Granger’s(グランジャーズ)といったメーカーも有名ですね!
ゆずが使用している日立 BD-SV110ELで『デリケートコース』というコースで洗ってみます。まあそこまで気にしなくても良い気もしますが、せっかくなので洗濯表記に従って『30℃までの弱い洗濯ができる』に合わせてみました。
クリーナーに表記されている量の洗剤を投入!液体洗剤は真ん中に入れます
15分洗濯、すすぎ3回で実施。デフォルトではすすぎ2回ですが、このコースでは最大3回まで増やせます。レインウェアには洗剤が残らないように、すすぎはいつもより多めを意識してください。
脱水に関しては、水を通さない生地なので遠心力で洗濯機が壊れるなど言われています。ただ水は極力飛ばしたかったので、排水も兼ねて1分のみ追加してやりました。
ドラム式で洗われているのを見て感動。新鮮で面白いですよ、こんなに水が少なくて洗えているのか不安になりますが、洗えているんですよね。
脱水したとはいえまだビショビショ。一度出す場合は桶など使いましょう。
分かりにくいですが、しっかりと生地は保水しています。
軽く水気を取って、いざ乾燥へ!
このモデルの場合は約1時間30分前後で完全に乾燥できました!
当たり前ですが、水分は弾いています。心なしか少し弾くようになった…?
ついた水滴がどこまで払えるか、軽くバサバサ揺らすとほぼ水滴は生地表面には残っていませんでした。
サンダーパスの洗濯・乾燥のまとめ
- 洗剤のみで洗濯・乾燥を行いました。
- デリケートコースで洗濯15分、すすぎ3回、脱水1分の合計40分ほど
- 乾燥は1時間30分ほどで完全に乾燥します
- 元々洗っていたので目に見えて変化は少ないですが、乾燥まで行っても性能が落ちている感じはまったくないです
以上の4点となります。合計で2時間10分で、途中ネットから出すなど手間はありますが、無事に洗濯が出来ました!
ミズノ ベルグテックEXストームセイバーVI レインスーツを洗濯・乾燥
富士山を登る人だと、このミズノのレインウェア『ベルグテックEXストームセイバー』を着ている人が多いと聞きます。メーカーも富士登山、屋久島歩きを支える1着としています。先ほどのサンダーパスよりも2000円ほど安いです。
もしかすると初めて山に行くときに購入するのが、このモデルという人も多いでしょうか。
- 液温は40℃を限度とし、手洗いができる
- 底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる
- タンブラー乾燥禁止
このストームセイバーに関しては『手洗いのみ』『乾燥禁止』という本来ならばやってはいけない洗濯方法。
※結果としてちゃんと使えていますが、自己責任でお願いします!
洗濯表記。しっかりとバツ印が付いています(笑)
こちらが全体像。
洗う前の水弾きチェック。まずまず弾いていますが、所々弾きが悪い場所がありますね。
こんな感じです。
さていきなりですが、洗濯・乾燥を終えたものを先日の雨の時に使ってきました。実際に雨に降られた時に来た時の写真。洗濯方法は上記のサンダーパスと同様で、乾燥も1時間40分ほどで終了して、合計2時間20分ほど。
水弾きも良好になった印象です。
洗濯機、乾燥禁止の商品でありますが、結果的には弾く能力も良くなり、あまり洗っていなかったレインウェアに清潔感が生まれました。
まあ普段使いのレインウェアにわざわざコインランドリーに持って行くのはな…と思っていたのです。簡単に出来たので、今後は使ってみようかなと思いました。
ストームセイバーの洗濯・乾燥のまとめ
- 洗剤のみで洗濯・乾燥を行いました。
- デリケートコースで洗濯15分、すすぎ3回、脱水1分の合計40分ほど
- 乾燥は1時間40分ほどで完全に乾燥します
- この商品は手洗い推奨、乾燥禁止です
以上の4点となります。合計で2時間20分で、途中ネットから出すなど手間はありますが、無事に洗濯が出来ました!
推奨はされませんが、弾かなくなるといったトラブルは起きていません。
使ってみた感想
色々と洗濯機のコース設定は面倒ではありますが、慣れてしまえば楽なもの。今までは洗濯機から出したレインウェアをビショビショのまま袋に閉まって、コインランドリーの乾燥機にぶち込んでいたのが良い思い出。
乾燥を待っている時間も、再度コインランドリーまで取りにいく手間も無くなりました。
仮に登山から帰ってきてウェアを洗濯、取り出して干している間に、レインウェアの洗濯・乾燥も同時進行で進めるのは、かなり便利!
レインウェアのメンテナンスの手間を減らしてくれる素晴らしい家電ですね!
まとめ
- 洗濯表記をしっかりとみて洗濯をする
- 推奨はされないけど、ある程度強く洗濯したり、乾燥機をかけても水を弾かなくなるといったトラブルは少ない(ゆず経験談。メーカー保証外だと思いますので注意)
- 概ね洗濯40分、乾燥1時間40分程度と2時間30分以内には洗濯乾燥が終わる
- わざわざコインランドリーに行くような手間がなくなる!
サンダーパスの洗濯・乾燥の様子を動画にまとめてみました!
さいごに
今回は日立のBD-SV110ELを利用して、レインウェアをメンテナンスした内容を紹介しました。改めて洗いにくいと思っているレインウェアがこんなに楽に洗えるなんて、便利になったものです。
雨に打たれた登山後、泥に汚れた登山後でも家に帰ってきてから、登山ウェア→レインウェアとテンポよく洗えるようになるのが、凄く嬉しい!今までは休みの日に…とか後回しにしていましたし。洗いたいときに洗えるのは素晴らしい。
レインウェアのためだけにドラム式洗濯乾燥機を買い替えるのは難しいと思いますが、登山を趣味でやっている方だと、このようにレインウェアのメンテナンスが楽にできることを知っていただければと思います!
ではみなさん、梅雨に入り登山も再開できる時期にもなっています。怪我無いように、楽しんでいきましょう!
みなさん、こんにちはゆずです。 レインウェア選び、難しいですねよね。特に色々なところから販売されていて、どのような性能で、軽さ、頑丈さなど比較する対象が多くて困りもの。特にレインウェアは登山道具でも値段の幅が広く、メーカーも多岐に渡るので悩[…]