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【奥鬼怒】雪の奥鬼怒川歩道をトレッキング。冬の奥鬼怒温泉 加仁湯へ。

皆さんこんにちは、ゆずです。

秘境の宿、秘湯など山奥にある温泉はひかれるものがある思います。歩いてでしか行けない場所や、自然に包まれた温泉は特に最高です。

今回はよく知られている『鬼怒川温泉』のさらに鬼怒川の上流、『奥鬼怒温泉郷』をご紹介します。その中でも『加仁湯』に宿泊してきました。

行った時期は2月の雪が積もる時期。雪見風呂も楽しみつつ、雪のトレッキングも楽しんできました。温泉だけでなく、緩やかな雪のトレッキングも合わせていきたい方にはオススメのコースです。

※同じ温泉郷の日光澤温泉に関しても、一番下にリンクを貼っていますので興味あれば、是非ともご覧ください。

奥鬼怒温泉郷とは??

温泉郷といえば、1つや数個の源泉を数軒の宿で分けている印象です。この奥鬼怒温泉郷は、別名で奥鬼怒四湯というぐらいで4つの温泉宿が、それぞれ源泉を持っています。

つまりは宿の雰囲気だけの違いでなく、温泉の性質自体バラバラなのです。何度も季節や宿を変えていきたいですね!ちなみに宿は

  • 加仁湯
  • 日光澤温泉
  • 手白澤温泉
  • 八丁湯

この4つです。今回は冒頭でも言いましたが『加仁湯』の記事になります。

各温泉の特徴(送迎ついて)

正直、温泉の質はどこも魅力的で甲乙つけがたいもの。しかし大事な注意点が1つあります。それは宿の送迎です。
宿には送迎車がないところもあり、この4つの宿にもそれが分かれてあります。ここの温泉郷に行くための奥鬼怒スーパー林道は、一部の車両を除いて通行止めです。
自家用車で宿に行けないので、①送迎車を出してくれる宿に泊まる、②歩いていくの二点になってしまいます。
送迎してくれるのは加仁湯・八丁湯のみ。日光澤温泉、手白澤温泉は送迎が無く、歩いていく必要があります。

今回は何故、加仁湯にしたのか

もともと歩いて、日光澤温泉にいる犬に会いにいく予定でした。しかしはじめての場所で雪道の程度もわからない場合、送迎があったほうが何かと便利。天気が悪くなった場合も、トレッキングを中止して送迎に切り替えられます。
デメリットとしては送迎が出来る分、アクセスの時間はかかりますが人が入ってきやすいので、手白沢温泉、日光澤温泉よりも混んでしまいます(たぶん)。

アクセス(公共交通機関使用)・行程

日時:2019‎年2月6‐7日

コースタイム:

女夫渕→加仁湯 1時間45分ぐらい(怪我により行けず)

加仁湯→女夫渕 1時間35分ぐらい(実際は雪道+写真撮影で3時間)

私のペースは大体、写真撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。今回はまったりと写真と雪の風景を見つつ、楽しんできました(笑)

メンバー構成:2人パーティー

鬼怒川温泉駅まで東武線で移動。今回はその鬼怒川温泉から、さらに1時間40分と長いバスに揺られていく必要があります。

長いバスに揺られて『女夫渕バス停』に下車。そこからは徒歩で行くも良し、送迎バスで行くも良しです。

加仁湯で一泊後、滝を見に行くコースなどもありますが、後述するように怪我してしまったので、2日目は徒歩で女夫渕に戻り、鬼怒川公園で入浴して終了です。

今回の山行の金額

料金(東京起点)

東京駅 → 北千住駅 220円

北千住駅 → 鬼怒川温泉駅

特急利用

1360円 → 約800円まで節約可!

特急料金:1340円

鬼怒川温泉バス停 → 女夫渕バス停 1540円
女夫渕バス停 → 鬼怒川公園バス停 1470円

鬼怒川公園駅 → 北千住駅

特急利用

1360円 → 約800円まで節約可!

特急料金:1440円

北千住駅 → 東京駅 220円
鬼怒川公園岩風呂 入浴料 510円
宿泊 加仁湯宿泊(朝夕付き) 11410円+入湯税150円
合計

(交通費8950円+宿泊費11560円+温泉510円)21020円

※交通費8950円は7830円ぐらいに値引き可!

交通費の節約に関しては、こちらを参照。東武線の交通費が浮かせられますよ!

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今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D EM-1
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

山行記録

加仁湯到着まで

いきなりですが、鬼怒川温泉駅に到着。観光客で栄えています。しかし今回はさらに奥地の奥鬼怒まで行きます。さてバス停に向かいます。

駅を出て、左正面にこのようなバスが止まっています。数名乗っていましたが、登山客は我々のみ、皆さんは送迎バスですね~。

長いバスに揺られて登山口の女夫渕バス停に到着しました。運転手さん曰く、案内図が新しくなった様子。確かに見やすいですね!力が入っているのが、わかります。

そしてここから加仁湯に向けて、トレッキング開始です。送迎バスで八丁湯や加仁湯に行く人を見つつ、いざ!

…はい、送迎バスで加仁湯に到着。まあ流れで分かっているとは思いましたが、転んで負傷しました。行くときの電車の乗り換え時ですが…

その時の様子はこちらに。皆さん健康保険証はコピーじゃないほうが良いですよ!

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結果的に送迎ありの方が、トラブルに強いですね。自分の足で行くのは不可能でした。

気を取り直して外観ですが、みごとな雪ですね!これでも湯守さんいわく、例年の半分程度だとか…。山奥とはいえ、旅館ですね。

加仁湯の温泉と食事

こちらは男性内風呂。崖の湯を利用している様子。

  • pH6.4
  • 温度58.0℃
  • 含硫黄‐ナトリウム‐塩化物‐炭酸水素塩温泉で、中性低膨張高温泉

ここにはシャワーとドライヤーがあります。かけ流しですが温度が熱く、長くは入ってられない。十分に温まります。

加仁湯には露天風呂は3つ、貸し切り温泉、5つの源泉が入れるロマンの湯、内湯があります。

この写真は第一露天風呂。ここは内湯も除いて、唯一の女性のみの露天風呂です。写真は同行した方にお願いしました。そのほかは混浴なので、ご注意を。ただ全体的に熱かった…。

ご飯もおいしくいただきました。やや辛口で言わせてもらうと、天ぷらは冷えて、メニューも突出して惹かれるものも無かったです。

そしてトレッキング開始(2日目)

さて転倒したトラブルはありましたが、2日目は傷の痛みは消えて、温泉パワーも充電完了。バス停まで戻るトレッキング開始。

トイレは①加仁湯、②女夫渕バス停の2つです。入山、下山先にトイレがあり、行程は短いものの、途中にトイレには寄れません。しっかりとトイレを済ませましょう。

加仁湯はこのような場所に建っています。建物の右側には川が流れていますが、雪でわかりませんね。ちなみにここは橋の上なのですが、バス停に戻るのは加仁湯から橋の下にいく道を行きます

橋の下から川を左手に見つつ、歩いていきます。石の上の雪が、お饅頭のようで美味しそうですね。

途中、雪に埋もれた奥鬼怒四湯の一角『八丁湯』を通ります。八丁湯も送迎ありなので、橋の下を通ってきた道は林道です。

八丁湯の入口。何個かの建物が繋がってます。奥鬼怒四湯はそれぞれで別の源泉を持っているので、様々な温泉が楽しめます。

次回はこちらにも来てみたいものです。

このような傾斜の少ない道を歩きます。踏み固められており、今回は12本アイゼン履きましたがチェーンアイゼンでも状況によっては大丈夫そう。

ただ降雪後はわかん、スノーシューなど必要だと思いますので、ご注意を!

そして動物の足跡が見つけられるのも冬の楽しみ。ウサギかな?カモシカかな?

足跡はそんなに詳しくありません。

雪饅頭その2、先程より形が綺麗で美味しそう。

ただ落ち葉が落ちているだけなのに、雪の上だとなぜか絵になる。

そんな落ち葉を撮っている時、背後に気配が!!

なんと犬が雪道を歩いて、追い抜いていきました!そして早い、すぐに見えなくなりました。日光澤温泉の犬かな?

広い樹林帯は踏み固められて無いので、もふもふです。

うっすら氷瀑している滝。これだけでも造形は綺麗。

今回は概ね雪道ですが、この感じをみると凄く整備された道なんでしょうね。紅葉や新緑の時期など、別の時期でまた歩いてみたいです。

そして終盤に現れた立派な氷瀑、カッタテノ滝。温泉成分なのか、泥なのか色が一部茶色となっています。

滝を過ぎたらゴールはすぐ。鬼怒の中将乙姫橋を渡って、最後の丘を超えます。

橋に雪がたまっている感じをみると、雪がたくさんあるのが良く分かりますね。これで例年の半分なんて、驚きです。

バス停に到着して、バスに乗って帰りの温泉に寄ります。先ほど追い抜かれた犬ですが、バス停で丸まってました!そしてバスが出発すると、再び来た雪道に去っていきました。

なんて賢い?犬なんだ。

奥鬼怒歩道の様子です⇩

日帰り温泉 鬼怒川公園岩風呂

帰りはバスで『鬼怒川公園』で下車。駅裏の鬼怒川公園内にある温泉施設『鬼怒川公園岩風呂』に入浴します。510円と良心的な値段。

内風呂2つ、露天の岩風呂1つの浴槽です。

  • アルカリ性単純温泉。低張性高温泉。
  • 50.2℃ (浴槽は大体41~42℃で設定されています)
  • pH8.7
  • 加熱、循環、消毒の欄にチェック

大きめの内湯が、ほんの少しぬるく、そこまで塩素臭くなかったです。全体的に奥鬼怒から来たので、やや印象が薄れてしまいました。

入浴後は鬼怒川公園駅から特急リバティに乗車。駅前の温泉まんじゅうも買って、まったりしつつ帰宅します。

仙石バス停からバスで移動します。木賀温泉入口バス停で下車して、箱根てのゆに移動。ここで日帰り入浴します。

さいごに

今回は奥鬼怒温泉の加仁湯に宿泊して、同時に奥鬼怒歩道をトレッキングする行程を紹介しました。
温泉地に向かうときに、軽いトレッキングを挟んで温泉に向かう…なんとも秘境に行く感じがして良いですね!それに魅力的な宿が4つもあるのは、とても素晴らしいところ。白濁したかけ流しの温泉を楽しめました。
一泊して帰るも良し、別の宿にもう一泊するのも良しです。登山なら日光湯元方面から途中に立ち寄る、日帰りで鬼怒沼方面まで歩く、なんて発展も可能です。ぜひ山中にある秘境を味わってみてください!
奥鬼怒4湯の1つ『日光澤温泉』に関してもこちらでご紹介しています!
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