NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR。寄れないことを除けば、登山では最高の相棒になるレンズ

  • 2021年8月19日
  • 2021年8月19日
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みなさんこんにちは、ゆずです。

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フルサイズミラーレスカメラのレンズキットを、実際の登山で使ってみると使い勝手はいかがなものかと1ヶ月レンタルしていました。

前回は愛機E-M1MarkⅡとZ5の比較をした記事を書きましたが、ゆずとしてはより大事に考えるのはレンズ。それも高倍率ズームレンズへの魅力を感じる人種であります。その中でも、2020年7月に発売された『NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR』の評判が『写りが高倍率ズームレンズとは思えない』『望遠側もとても綺麗』ととても良く

疑問のゆず
実際に使ってみて、評判通り試してみるか

となった次第であります。正直『NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR』を使いたいがために、Z5のレンズキットを借りたといっても過言ではありません!

ただ結論から申し上げますと『評判通り寄れない』という点のみが、ゆずの心に引っかかりを残したポイントで今回は購入は見送る形となりました。それ以外はかなり良いレンズで、特に汎用性・写りの良さ・逆光性能はかなり良いものであるなと思います!

  • 24-200mmの高いバランスの高倍率ズームレンズ
  • 重量 約570gで格別に重い訳ではない
  • 描写力は評判良く、望遠側の描写力も保たれている印象
  • 体感的にはOLYMPUSの12-200mmよりは描写は良く、12-40mmPROと同程度に映し出せる
  • アルネオコートで逆光性能は非常に優秀。OLYMPUSの12-200mm、12-40mmPROより性能は良い
  • 開放で撮影した場合の描写も保たれており、本格的な夜間撮影でなければ困ることは少ない
  • 食事風景・下山後の温泉旅館内での撮影、道中のスナップ撮影で『これでピントが合わないか…』と思ったことも多かったのが事実

NIKON NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを選んだわけ

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
焦点距離(35mm換算) 24-200mm
重量 約570g
手振れ 〇(5.0段)
レンズコーティング アルネオコート
耐候性 防塵・防滴に配慮した設計
最短撮影距離 0.5m(焦点距離24mm)、0.54m(焦点距離35mm)、0.55m(焦点距離50mm)、0.58m(焦点距離70mm)、0.65m(焦点距離105mm)、0.68m(焦点距離135mm)、0.7m(焦点距離200mm)
最大撮影倍率 0.28倍
フィルター径 67cm

Nikonのフルサイズミラーレスカメラが発売されて、満を持して発売された高倍率ズームレンズであるNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR。

Nikonのフルサイズミラーレスカメラの規格であるZマウントのレンズは非常に写りの評判が良く、その例に漏れずNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRも高倍率ズームレンズの中では写りは上位に食い込む人気です。

レンズ沼のゆず
調べた中では、ゆず的にはナンバーワンの高倍率ズームレンズ!

フルサイズカメラに移行するとしたら、買うのはこのレンズと決めていました。

そして調べていて分かっていた唯一の懸念材料である『最短焦点距離の遠さ』。ようは近くに寄って撮影が出来ない、という点だけでした。

このレンズの最短撮影距離で一連の山旅に行ったとき、どのくらい不自由するのか、もしくはそんなに気にならないレベルなのか、その答えを出していきます。

ちなみにズームをすると、このぐらい筒は伸びてしまいます。大きめなレンズではありますが、許容範囲内かなと思います。

重さに関しても公式ホームページとは重さが違いますが、後玉のキャップは外して、フード+前玉のキャップは付けた重さを測っています。比較対象のM.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3とは約100g程度の差。

マイクロフォーサーズ機のレンズに比べると、流石に大きく重くはなりますのでご注意を。それでもミラーレスカメラになって差は減ってきたかなと思います。

とにかく写真を挙げていこう

山旅に行けたのは2回でしたが、その2回で登山中の樹林帯や風景、高山植物を撮影したり、下山後の食事やスナップ写真のような記録写真を一通り撮影することが出来ました。

色々な比較も大切であると思いますが、ひとまずどんな写真が撮れるかという点が一番気になるところだと思います。なので、出来る限りで多くの写真をブログに載せていこうと思います。

カメラ Nikon Z5
レンズ NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
設定 jpeg撮って出し
Creative Picture Control:オート

一番懸念の最短撮影距離

結局のところ、この点を妥協できる人であればかなりオススメできるレンズであるといえます。何度かお話ししているかもしれませんが、マイクロフォーサーズのレンズは寄れるレンズが多く、それが標準化しているゆずの感性を基準としています。

高倍率ズームレンズとしては、寄れている方をいうご意見もありますので参考にしてください。

最短撮影距離 0.5m(焦点距離24mm)、0.54m(焦点距離35mm)、0.55m(焦点距離50mm)、0.58m(焦点距離70mm)、0.65m(焦点距離105mm)、0.68m(焦点距離135mm)、0.7m(焦点距離200mm)
最大撮影倍率 0.28倍

公式ホームページの数字を見ると広角側の24mm で50cmとあるので、ちょうどテーブル上の食べ物を撮るときにゆずの場合は『少しのけぞって撮影する』『腕を斜め上に伸ばして撮影する』『立って胸前辺りにあるカメラで撮影する』といった距離感です。

もっと画面いっぱいにクローズアップして撮影する場合は望遠側で撮影するので、さらに20cm延びることになる望遠の場合は席を立って少し後ろから撮影するほどです。

67mm

140mm

80mm

53mm

130mm

200mm

165mm

200mm

200mm

200mm

クローズアップに撮れないわけではないですが、近くでピントが合わないので屋外のように距離を取れることが出来ればまだ良いです。ただテーブル上での撮影は気軽に撮れないなと思いました。立ったり、かなり腕を伸ばして撮影を毎回していると流石に疲れます。

ある意味、テーブル上の撮影用に別のレンズを用意されたり、スマートフォンでの撮影にするといった役割分けは必要になるかと思います。

今まで使用していたレンズの場合

こちらはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、愛用しているレンズの1つ。この距離での撮影が、座ったままかつ胸の高さで構えて余裕に撮影出来ます。ほかのレンズの近接撮影と比較してみてください。

登山で使用するとしても、このレベルまで寄ることが出来ます。下記の記事にも、もう少し作例を載せています。

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あとはたくさんの作例を

街中

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感想

広角側が24mmであり、望遠も200mmまで撮影出来る高倍率ズームレンズはやはり魅力的。特に登山では様々な被写体に対して焦点距離の幅が良いのは非常に便利。便利ってやっぱり良いのです。

重量570gも決して軽くは無いですが、この焦点距離でこの重さに収まっているなら十分な方ではないかと思います。

描写力は評判良く、望遠側の描写力も保たれている印象で体感的にはOLYMPUSの12-200mmよりは描写は良く、12-40mmPROと同程度に映し出せる性能をしていると思います。

『カメラマン 間違いだらけのレンズ選び2021』にはこの時発売されている高倍率ズームレンズの中でオススメの票が一番集まっていました。他の意見では単焦点並みの描写力があるとされているOLYMPUSの12-100mmPROと同レベルとありますが、これはあくまで参考程度にしてください。

アルネオコートで逆光性能は非常に優秀。OLYMPUSの12-200mm、12-40mmPROより性能は良く、フレア・ゴーストが非常に少なくて動画を撮影していても使いやすかったです。

開放でも描写も保たれており、光量の少ない樹林帯でも撮影した場合でもF値を下げたり、ボディの性能で補えるので、星空や本格的な夜間撮影でなければ登山における苦手分野は非常に少ないでしょう。

かなりのべた褒めではありますが、やはり近接撮影能力の低さが引っ掛かる。広角・標準・望遠が高水準にまとまっているだけに、近づけて撮影出来ない部分が、食事風景・下山後の温泉旅館内での撮影、道中のスナップ撮影で『これでピントが合わないか…』と思ったことも多かったのが事実。

全てを完璧にこなすレンズは難しいものですが、このレンズを購入する場合は『近接撮影能力』が購入の有無を分けることになるでしょう。

さいごに

今回はじっくりとNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを使い倒せて良かったなと思います。

店頭でこのレンズを触れて見て、寄れないことは分かっていましたが、やっぱり自分が必要とするフィールドで使ってみないと分からないですよね。登山中であれば、屋外なので距離を稼げる分非常に描写力の良い高水準のレンズだと思います。

ただ何度も言うことになりますが、食事風景を撮影するような登山以外の道中での出来事を記録する時には、寄れないストレスが出てきます。

登山には向いていても、山旅で使うレンズとしては妥協する部分があるということですね。

ただテーブルフォトは手持ちのスマートフォンに任せてしまう、別の単焦点レンズと組みあさせるといった弱点を補える形にしてあげれば、かなり死角は減るのではないでしょうか!

今回はこの近接撮影能力でフルサイズカメラへの移行は待った!となりましたが、引き続き金額などの動向を追っていこうと思います。いやー非常に惜しいレンズでした!

それではみなさん、良いカメラ旅を!

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