錦秋の瑞牆山・金峰山【前編】

みなさん、こんにちはゆずです。

奥秩父の日本百名山『瑞牆山』『金峰山』。八ヶ岳や南アルプス、北アルプスなどよりも関東に近く、アクセスがしやすい日本百名山です。

今回は1泊2日で瑞牆山、金峰山の2座をのぼりに紅葉の時期を狙って行ってきました。

周囲の山々の好展望と紅葉、樹林帯など標高が変化するにつれて景色も同時に変化していく面白い山旅となりました。この記事は1日目の金峰山登山を主に紹介していきます。

2019年10月30-31日に登山した時の記録です。

  • 奥秩父の日本百名山『金峰山』を前編は紹介
  • 10月末はみずがき山荘バス停~富士見平小屋の紅葉が見事
  • 紅葉、原生林、展望の良い稜線歩きが楽しめる
  • みずがき山荘バス停からの登山
  • 金峰山山頂からは360°の大絶景
  • 金峰山小屋からは夕日がきれいに見れる

日本百名山の金峰山

金峰山は山梨県、長野県の県境にある標高2599mの日本百名山の1つです。読み方が特徴があり『山梨県側はきんぷさん』『長野県側はきんぽうさん』と言い方が変わるようです。

日本百名山だけではなく新日本百名山、花の百名山、山梨百名山など様々に選ばれています。

金峰山の特徴としては山頂部にある五丈岩。山頂の広いところに大きな岩が、積み木のように重なっている不思議な岩です。瑞牆山も負けてはいませんが、金峰山は360度の大絶景が特に綺麗です!

瑞牆山・金峰山へのルート

  1. 北側:廻り目平から(金峰山寄り)
  2. 東側:大弛峠から(金峰山寄り)
  3. 西側:みずがき山荘から(瑞牆山より)
  4. 西側②:みずがき山自然公園(瑞牆山より)

概ね3時間~4時間ほどで下界からそれぞれの百名山に登頂できます。

瑞牆山・金峰山へのアクセス

  1. 自家用車
  2. 電車+バス
自家用車 北側:廻り目平から(金峰山寄り)
東側:大弛峠から(金峰山寄り)
西側:みずがき山荘から(瑞牆山より)
西側②:みずがき山自然公園(瑞牆山より)
電車+バス 東側:大弛峠から(金峰山寄り)
西側:みずがき山荘から(瑞牆山より)

自家用車

登るルートにより色々と変えることができます。金峰山に一番はやく登れるのは大弛峠からです。

電車+バス

金峰山に直接行く場合は、大弛峠までJR塩山駅から出ている乗合タクシーに合計1時間15分ほど乗車すると行けます。こちらの乗合タクシーは予約が必要な点と季節運行なので注意が必要です。

みずがき山荘ルートは路線バスも通年運行しており、一番計画は立てやすいです。

今回の様に瑞牆山と金峰山を同時に行く場合は、みずがき山荘からのピストン登山か、大弛峠からみずがき山荘に抜けるのがちょうどいいと思います。あいだにはトイレのある山小屋が2つあるので、1泊2日でそれぞれの山に登るのが一般的です。

アクセス(公共交通機関使用)・行程

日時:2019年10月30-31日

コースタイム:山と高原地図 金峰山・甲武信 参照

1日目

みずがき山荘 → 富士見平小屋 → 大日岩 → 金峰山山頂 → 金峰山小屋【泊】

2日目

金峰山小屋 → 富士見平小屋 → 瑞牆山山頂 → 富士見平小屋 → みずがき山荘

1日目:4時間25分

休憩込み6時間

 

2日目:6時間40分

休憩込み8時間

私のペースは大体、写真撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。今回は紅葉の景色も素晴らしく、天気も2日間とも良かったので、写真撮影や景色に見惚れてかなり時間を要しました。

 

メンバー構成:2人パーティー

今回の交通費

料金(関東起点)

JR新宿駅 → JR韮崎駅 2640円
韮崎バス停 → みずがき山荘バス停 2060円
金峰山小屋宿泊 8500円
みずがき山荘バス停 → 韮崎バス停 2060円
韮崎駅 → 新宿駅 2640円
合計 交通費のみ 9400円

 

17900円

青春18切符だと1回分の約2410円なので200円ほど割引は出来ます。泊まりなので、恩恵は少ないですね。

日帰りで瑞牆山だけ登って帰る場合は、交通費は大幅に削減することができます!ただこの秋の時期は青春18切符は使えませんのでご注意を。

甲府まで特急あずさを使用して、そこから鈍行列車に乗り換えるといった時短も行えます。その場合は毎度おなじみ、えきねっとトクだ値を利用するといいと思います!

関連記事

みなさん、こんにちは、ゆずです。 楽しい登山に行くためにはどうしても、交通費がかかってしまいます。電車の往復で4000-5000円なんてことは結構あり、遠くに行けば行くほど増えていきます。今回は登山にいく交通費を抑える方法をご紹介する、そん[…]

関連記事

皆さん、こんにちはゆずです。 登山にハマってくると、遠くの山に行きたくなる事が多くなるはず。ただ遠くとなると、その地域に行くまでの交通費がかさみます。 在来線特急、新幹線だけではなく飛行機を使うこともあるでしょう。 今回はJR東日本が運営し[…]

今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 紹介記事ははこちら
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら

 

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6(主に夕日・朝日や稜線上)

行ったのは2019年なのでボディは旧相棒です。

山行記録

使用地図

記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください

  1. みずがき山荘横の公衆トイレ
  2. 富士見平小屋のトイレ
  3. 金峰山小屋のトイレ

登山口トイレ以外に山の中に2つトイレがあります。

トイレが山の中に2つあるのは素晴らしい!富士見平小屋のトイレはちょっと汚いですが、金峰山小屋のトイレは綺麗でした。

みずがき山荘公衆トイレ。ちなみに2020年にもっと綺麗な公衆トイレが完成しています!この時は工事中だったので、仮設トイレです。

トイレが新しくなるのは良いですね!

富士見平小屋トイレ。バイオトイレでやや汚いですが、十分助かります。

金峰山小屋トイレ。ここは綺麗な方!

※クリックで開きます。1.2枚目が富士見平小屋、3枚目が金峰山小屋
富士見平小屋①


富士見平小屋②


金峰山小屋

韮崎駅到着から登山口まで

おはようございま~す。鈍行列車の長い旅も終わり、韮崎駅に到着。

駅を出て左側にバスターミナルからみずがき山荘行きのバスに乗ります。ちなみにこの行列は別のバスに乗ったので、乗車したのはわずか4名でした。

ちなみにゆずが行った時の始発のバスは8時50分。みずがき山荘バス停に到着するのは10時2分でした。スタートが遅いのが難点!

1時間10分ほど揺られて到着です。みずがき山荘バス停前は既に紅葉しており、これは期待できます!

黄色と赤が混在しており、見事な紅葉!

こちらは瑞牆山荘です。毎度バスで来た時に立ち寄る程度で今度は宿泊もしてみたいところ。時間があれば、カフェでも入りたいですね。

みずがき山荘から富士見平小屋【紅葉見頃!!】

トイレに行ったら登山開始。バスが止まっている裏手か登山口です!

瑞牆山まで4 km。直線距離は近いんですけどね(笑)

登山スタート!

さすが百名山がある山域なので標識もしっかりと置いてあります。まずは富士見平まで向かいます。標識上では約50分。

 

登り始めて10分程度ですが、もうすでにため息の出る美しさ。

太陽が当たって、赤やオレンジ、黄色といった色を生み出しています。

 

栗駒山や三ツ石山など真っ赤に染まる紅葉も美しいですが、ここの紅葉は歩いている時に楽しめる紅葉です。緑、黄色、オレンジ、赤と混じり合った色がとても素晴らしい!

 

秋になると撮ってしまう落ち葉

なんとなくザックもハロウィン仕様。仮装はしませんが気分だけでも!

少し登ると瑞牆山を一望できる場所に出ます。花崗岩で覆われてる瑞牆山は、この写真のようにあそこが瑞牆山だとすぐにわかる特徴的な山容です。

ここにはベンチもあったのでひと休憩にも向いています。

色がバラバラなので飽きが来ない。写真がはかどります!

奥多摩の三条の湯に行く途中にブナ林がありましたが、ここ富士見平はミズナラ林が有名なようです。

富士見平に到着する前、左に水場への分岐があります。キンキンに冷えた水がしっかりと流れていました。

このすぐ上は富士見平小屋のテント場となっているので、水場が近くにあるのはとてもいいですね!

 

カラマツに囲まれた富士見平小屋に到着。

ちなみに左側に行くと瑞牆山山頂まで行けます。1日目は金峰山、金峰山小屋の方まで行くので、また明日!直進します。

こちらは富士見平小屋。鹿ソーセージカレーなどなかなかそそられる料理がありましたが、今回は我慢。

ずっと樹林帯でしたが、富士見平小屋の上を向くと青空が広がっています。周囲のカラマツの紅葉も美しく、樹林帯に囲まれたテント場としてはかなりのロケーションだと思いました!

次回はテント泊として行ってみたいところです!

テント場の周囲はベンチ、テーブルが多数あり休憩には非常に適していました!ゆったりと山ご飯を楽しむのも良さそうですね。

富士見平小屋から金峰山山頂まで

富士見平小屋の公衆トイレでトイレを済ました後は、次の目的地の大日岩まで進みます。

面白いのがこの植生。ずっとブナやミズナラといった紅葉を見てきましたが、紅葉する木々がなくなり、緑が目立つ原生林といった面立ちとなっていきます。

 

苔も生えてきて、緑と黄緑が目立つ樹林帯が続きます

 

先ほどまでは落ち葉を撮っていたのに、今度は苔が美しく苔を撮ってしまう。

 

ちなみにこの山域で有名な花は『シャクナゲ』です。紅葉もとても美しかったですが、今度はシャクナゲが咲く6月頃に登り直してみたいと思いました。

こちらは大日小屋で宿泊とテントも張れます。ただ富士見平小屋と金峰山小屋と比べて、やや静まっていました。

大日岩前の上りはやや岩が滑りやすく、上記の写真のような鎖場が何点かあります。溝もあるので、滑らないように進めば問題はないと思います。

参考程度に、このような岩場だと鎖がある真ん中の方が、くぼみが少なくつるつるしているので滑って登りにくかったりします。鎖=使いやすい、といった先入観に囚われずに登りやすい場所を探してみてください!

 

少し上を見上げると大型の岩があり、こちらが大日岩。

 

大日岩の横は少し広場となっており、ここは休憩に適しています。今回はここでカップラーメンで昼食をとりました!

 

この休憩所から今回の目的地金峰山山頂にある五丈岩が見えます。こう見るとまだまだ遠くにありますね…。

 

大日岩からさらに登ります。途中振り返ると瑞牆山が見える、見る方角が変わるだけで雰囲気が違う!

 

そしてこちらが砂払ノ頭。この砂払ノ頭から金峰山山頂までは、森林限界を超えて好展望の稜線歩きが楽しめます!

 

見よこの絶景!

この段階では瑞牆山より高い場所。八ヶ岳の方までに見渡せます。

 

反対側を向くと先ほど遠く感じだ五丈岩が近くに感じます。この稜線をずっと登っていきます。

ここにも鎖場がありますが、足元が滑らないようにだけ注意すれば問題はないと思います。

 

10月末とはいえさすがは2000mを超えているので、一部岩の表面が凍っている場所があります。注意して進みましょう!

しばらく歩いて金峰山山頂と金峰山小屋に向かう分岐が現れます。右に直進して山頂まであと残り20分!

 

五丈岩が目の前に!

 

五丈岩の横を通って、金峰山山頂に到着!

五丈岩、これが自然に作られたんですかね。積み木のような造形の岩が山頂にあるのが驚きです。

 

標高2599m金峰山山頂に到着!後ろには富士山がそびえています。

標識がある場所の横には大きな岩があるのですが、こちらの方が標高は高いです。素晴らしい展望にテンションが上がっております!

見よこの景色!

富士山も見え、雲で隠れてしまっていますが甲武信ヶ岳方面も見え、北側は浅間山方面も見渡せます。

金峰山山頂から金峰山小屋

山頂から金峰山山小屋までは15分ほどで到着。北側の斜面を下りて行くと眼下に小屋が見えてきます。

山小屋の横を通り

 

お疲れ様でした、金峰山小屋に到着!

これで1日目の縦走は終了。明日は瑞牆山を登ります。そちらの様子は後編で紹介していこうと思います。

金峰山小屋の様子は下記の記事を参照ください!食事も美味しくて、とても素晴らしい山小屋ですよ!

関連記事

みなさん、こんにちはゆずです。 今回は山小屋をご紹介します。山小屋としては大きい方ではありませんが、奥秩父の名峰『金峰山』に立っている金峰山小屋です。 金峰山小屋に初めて宿泊した時、ご飯が美味しかったのをとても鮮明に覚えています。 今まで2[…]

泊まりの醍醐味である夕日

山小屋の記事でも触れていますが、やはり山小屋に泊まった醍醐味のひとつとして夕日と朝日の景色は見逃せない!

今回は一部ですが、金峰山すぐ横手から見える夕日を紹介して終わりにしようと思います。

小屋の横に岩があるのですが、ここからの夕日が絶景!

 

夕日単体も美しいですが、夕日に染まる雲が個人的には大好き!

 

西側の山脈に沈んだ後、夕日に染まる雲の赤さがさらに強くなります。このどんどん染まっていく赤色をただぼーっと見てしまいます。

嫌なことも含めて忘れられる瞬間。

北側の山脈も赤く染まっていきます。

十分に赤く染まった夕日を堪能し、絶景の夕食を食べて1日目は終了!

さいごに

今回は瑞牆山、金峰山縦走の1日目、みずがき山荘から金峰山の行程を紹介しました。

このハロウィンの10月末の時期は、登山口から富士見平小屋までの見事な紅葉、富士見平小屋から砂払ノ頭までの苔むした緑の原生林、森林限界を超えて金峰山山頂までの大絶景。

これら3つの景色が飽きないように過ぎ去っていくので、標高差1000mを感じさせない、楽しい道のりでした。

2日目は瑞牆山を登るので、より岩々した山を楽しむことができるかと思います。後編は金峰山山頂からの朝日と瑞牆山登山が見所です!

秋の金峰山、皆様の山候補の一つに入れてもらえると嬉しいです!

 

最新情報をチェックしよう!