皆さんこんにちは、ゆずです。
今回、ご紹介するのは長野県にある飯盛山。同じ飯盛山の名前で、福島県にもありますが、長野県の方になります。
この飯盛山山頂から見える八ヶ岳の大展望は素晴らしいもの。途中には滝が見れたり、今回は残念ながら行きませんでしたが、JR最高地点と最高地点の駅『野辺山』にいくのもオススメです。
小梅線に乗り、駅から登る360°の景色と滝の登山をご紹介します。
また前日に甲府駅のホテル談露館に宿泊していたので、甲府スタートのトレッキングとなります。ホテル談露館の紹介はこちらです。
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飯盛山とは
長野県南佐久郡南牧村にある山です。金峰山・瑞牆山などがある秩父山地の西端に位置します。お茶碗に盛られているような山容から、飯盛山だそうです。
時期によっては牛が放牧されていたり、夏から秋にかけてニッコウキスゲやワレモコウ、マツムシソウなどの花々が咲き乱れます。また標高差も少なく、急登も少ないことから雪山の入門編にも向いていると情報もあります。
ただしっかりと雪が積もるときは積もるので、ちゃんと準備をしていきましょう。
アクセス(公共交通機関使用)・行程
日時:2018年4月22日
コースタイム:4時間00分ぐらい(実際にかかった時間は4時間40分ほど)。
私のペースは大体、写真撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。
メンバー構成:2人パーティー
今回は小淵沢で乗り換えて、JR小梅線『清里駅』で下車。そこから徒歩で移動し、『飯盛山山頂』を目指します。
途中には千ケ滝に寄り道して、迫力のある滝を鑑賞です。飯盛山からは野辺山駅方面に歩きJR最高地点を見たかったですが、時間の兼ね合いなどいろいろとあり、周回コースとなりました。
清里駅に戻ってからは『甲斐大泉駅』で途中下車。駅近くにある『パノラマの湯』で汗を流して、小淵沢から特急あずさで帰宅します。
今回の山行の金額
料金(新宿起点)
新宿駅 → 清里駅(小淵沢まで特急) |
3350円
指定席 2200円(チケットレスなら2100円) |
清里駅 → 甲斐大泉駅 |
190円 |
パノラマの湯 入浴料 |
820円 |
甲斐大泉駅 → 新宿駅(小淵沢から特急) |
3350円
指定席 2200円(チケットレスなら2100円) |
合計 |
(交通費11090円+温泉820円)11910円 |
表に書いたのは新宿発着の場合。今回は、甲府スタートなので特急使わない料金を記載します。甲府から清里まで約970円。行きの交通費を差し替えて、交通費6510円+温泉820円で合計7330円です。
今回の撮影機材
カメラ |
OLYMPUS OM-D E-M1 |
レンズ |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO |
縦走の山行記録
※注意
この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!
トイレは①清里駅、②千ケ滝から15分ほど歩いた道路の途中、③平沢峠、④戻ってきた清里駅です。一応、③で平沢峠を紹介しましたが、今回は通っていません。
時短のために、山と高原地図上の平沢山から平沢峠に行く途中の、破線ルート進んでいるので、今回はご紹介出来ないのです。トイレの情報のみ提供しますので、平沢峠のトイレは事前に調べてから、お願いします。
ちなみに②は山と高原地図には載っていない、新しめの公衆トイレでした。
それではどうぞ!!
飯盛山登山編
今回の山旅の起点『小淵沢駅』に到着です。都心部は桜はほぼ終わりましたが、ここは高地で桜が綺麗に咲いています。
ここで乗り換える『小梅線』。山岳鉄道のように、結構な斜度の道を登り、JR線路の中で最高地点を通る線路です。
山に行くまでのアクセスも楽しいと良いですよね。私はローカル線やSL、特急などその土地での電車に乗ることも、1つの楽しみとしています!
小梅線は各駅の標高が標識であったり、八ヶ岳含む周囲の山に囲まれていること、自然と隣り合わせでいることを推しています。
2両の短い電車に揺られて、駅に到着。最高地点の野辺山駅に向かってさらに登っていきます。
清里駅 標高1274mに位置して、ここはJR第二位の高さの駅です。
今日はいい天気です。4月ですが、標高も高く空気は涼しいですが、日差しは暑い…。春を感じますね。
1つ前の写真の右奥に進み、国道141号線を進みます。この通りを左に曲がれますので、そのまま道路を進みます。
途中、美味しそうなパンの臭いがしたので、寄ってみることに。なにやら美味しそうなパンが売っております。行動食として、おやきを購入。
9:00~16:00 定休日 水曜日と情報あります。
パン屋を過ぎて、シャレオツな蕎麦屋を過ぎて、車道を進みます。この辺は何ともつまらんですな。自転車でも欲しくなります(笑)
途中、飯盛山への標識があり、とぼとぼ車道を歩きます。谷になっている場所に急に現れた『千ヶ滝』の文字。
飯森山に行くには、右奥に登る道を進むのですが、ここは千ヶ滝なる滝を拝みに行こうと寄り道。右手前に降ります。
ちなみにまあまあ下って、またここに戻ってくるので迫力はありましたが、疲れはするのでご理解を。
谷間に流れる川が見えてくると、その下流に降りていきます。結構近くまで近づけますので、この千ヶ滝は良い迫力でした!
滝のマイナスイオンに癒されましたが、登り直しで疲弊。平沢地区に向かって、先ほどの車道をさらに進む。
千ヶ滝から歩いて15分ほど車道を進むと、新しめの公衆トイレがあります。非常に清潔で、ここが山に入る前の最後のトイレ。何時前空いているかどうかは不明。
さらに進むと、やっと登山口の文字が…。ここまで滝の寄り道、トイレ立ち寄りで約一時間。もっとかかった印象ですね。
そしてこの辺りから後ろをみると、八ヶ岳連峰の雄姿。暖かくなったとはいえ、4月の高山はまだ雪の中。まだ白く染まる八ヶ岳はカッコいい。
山道に入ったら、ほぼ一直線の緩やかな坂を上がっていきます。なだらかに登っていくと、平沢牧場の分岐にある東屋が現れます。この辺から徐々に斜度が出てきます。
一直線ではありますが、松が出てきたり植生が少し変わります。
山頂に近づくと、急に景色が開けます。飯盛山は、ご飯茶碗にご飯が盛られたような綺麗な形。
分岐まで出れば、山頂はあと少しラストスパートです。
標高1643m『飯盛山』に到着。少し雲が出てきてしまいましたが、360°の展望。
こちらは西側。平沢山の奥にそびえる八ヶ岳。コンパクトながらボリュームのある素晴らしい山脈です。
そしてこちらは東側。飯盛山から東は破線ルートで、一度は行ってみたいもの。奥の雪がかかってる場所は、金峰山。ズームで見ると、五丈石が見えました。
大展望の飯盛山を後にして、平沢山方面の尾根を縦走します。八ヶ岳がホントに綺麗。
平沢山は巻くことも出来ますが、このような場所が現れたら、柵に沿って登ってください。平沢山はすぐそこです。
何だかわからないモニュメントの建つ平沢山に到着。山頂は八ヶ岳方面の展望が優れ、山頂の広さだけなら飯盛山より広い。時間があれば、ティータイムでもしたかった…。
平沢山からは野辺山方面が綺麗に見える緩やかな尾根を下ります。途中、この宮司の滝の分岐が出てくるので、標識通りに進みます。
※一応注意。この標識の方は地図で言うと破線ルートです。やや踏み跡不明瞭ですが、しっかりと観察すれば、道は見えます。
トイレの限界などあれば、このまま分岐を曲がらずに直進することをオススメします。平沢峠でトイレがあるようなので。またJR最高地点や野辺山駅方面に向かう場合も、直進をしてください。
破線上はやや笹が生い茂っています。しかし足元をしっかりと見れば、道はわかります。
尾根上を登った後は、このような階段の下りが現れます。尾根から外れるので、道に迷わないように。
途中このような鉄塔の横、柵をくぐって歩きます。
車道に降りてきました。この写真は車道からアクセスするときの参考になれば。車道を少し進んで、宮司の滝方面に向かいます。
先ほどの分岐からゴルフ場の横を通って、だらだらと下っていきます。水の流れる音を聞きながら、谷を迂回。今回は宮司の滝はパスしているので、川沿いを下っていきます。
川沿いにずっと歩いていくと、この車道にぶつかります。この車道は千ケ滝の分岐があった場所。周回コースとなっているので、こちらからでも行けます。
あとは来た車道を歩いて、朝に寄ったパン屋、シャレオツな蕎麦屋を通って、清里駅に戻ります。今回の山旅はこれにて終了!
あとは汗を流すだけですね。
今回の温泉【甲斐小泉温泉 パノラマの湯】
清里駅から小淵沢方面に進むこと一駅。甲斐大泉駅にあるパノラマの湯に到着。駅から歩いて5分ほど。
玄関です。温泉入る建物の隣に、食事処と無料休憩所があります。
こちらが館内の様子。温泉は左奥になるのですが、男女の風呂場の間にテーブルと椅子があります。無料休憩所に行かなくても、待ち合わせ、軽い休憩にいけます。
- pH7.5
- 温度52.6℃
- 湧出量 不明 動力揚湯
- ナトリウム-炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 加水・加温・循環・消毒あり
お湯の感じとしては、塩素臭もあり、汗を流すというところが及第点な印象。ただ駅近くにこのような入浴施設はありがたい。ゆっくりと温泉を味わう場所では無いですが、湯船に浸かれるので疲れは取れました。
さいごに
今回は長野の名峰『飯盛山』をご紹介しました。この山自体は冬に行ってみたかったのですが、今回甲府に前泊したことで無理なく日帰り出来たので行きました。
車道移動も長いのでタクシーや自家用車の方は、さらに短縮できるかと思いますよ。
夏は高山植物、冬は入門編の雪山として良さそうですが、今回登った春の飯盛山も意外にも魅力的でした。山麓の桜、八ヶ岳連峰の雪景色、比較的澄んでいる空気、寒すぎない気温など、この時期ならではの出会いがありました。滝も迫力ありましたし!
4時間ほどで手軽に登れ、様々な時期を楽しめる飯盛山。是非ともみなさん、候補の山の1つにいかがでしょうか?