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【佐渡】5月!ドンデン山~金北山の大佐渡山脈縦走。緑と花、そして海の絶景稜線歩き 

みなさんこんにちわ、ゆずです。

今回は4月に計画して、挫折した佐渡の旅のリベンジ。5月のお花の時期になったことで、残雪の心配もなくなり、山小屋営業・季節限定のバス運行開始、など非常にアクセスが良好になります。

そんなお花の時期に、佐渡の北側に位置する『大佐渡山脈』を縦走してきたので、それのご紹介をしていきます。

海の綺麗さ、花もたくさん咲き、島の形がわかる展望が素晴らしいものでした。

アクセスや事前に準備したことを、別のページにまとめてあるので、まずはそちらを見るとわかりやすいと思います!

山は気分屋

みなさんこんにちわ、ゆずです。 今回ご紹介するのは、新潟県の佐渡島の情報について。本当は4月の上旬に行く予定でしたが、も…

大佐渡山脈とは

佐渡は大きな島であり、伊豆大島などの島を除いた東京都の約半分の面積を持つ島です。

島の形はカタカナで『エ』で例えるのが分かりやすいかと思います。エの上部分が『大佐渡山脈』、エの下部分が『小佐渡山脈』です。南北に山脈がそびえ、真ん中に国仲平野が広がります。

主に登山が出来る、もしくは有名なのが、今回登った大佐渡山脈です。大佐渡山脈は南北からの登山口はありますが、佐渡最高峰『金北山』と『ドンデン山』を繋げた縦走路が歩きごたえのある道として紹介されています。

金北山は新・花の百名山日本三百名山に数えられています。

佐渡の花々

個人的に佐渡の魅力はなんと言っても、景色と花だと思います。特に花は、鹿や熊などの植物を荒らしたりする動物がいないので、手の加えられていない自然がたくさん残っています。

そのため群落みたいにいっぱい咲いている場面もありましたが、様々な花が登山道のいたるところに咲いていたのが、とても魅力的でした。

カタクリ、シラネアオイ、ショウジョウバカマ、 ヒトリシズカ、 サンカヨウ、ザゼンソウ、イワカガミなど様々な花が咲いており、時期が多少ずれたとしても、何かしらの見頃な花が見られます。

縦走しないで花だけをまったりと見に行くのも良いかと。そのような場所も何ヶ所かあるようです。

利用する交通機関【ドンデンライナー】【金北山ライナー】

今回の縦走では2つの交通機関を利用しています。季節運行されるドンデンライナーと金北山ライナーというバスです。

  • ドンデンライナーは両津港〜ドンデン山荘(アオネバ登山口に寄ります)
  • 金北山ライナーは白雲台〜両津港

上記の場所を運行します。

2019年の時期はドンデンライナー(4月27日〜5月31日)金北山ライナー(5月3日〜5月31日)になっています。概ね春の時期に運行されるため、このバスを利用するときは春をオススメします!

ただドンデン山荘までは車で行けるので、運転できる方はレンタカーやタクシーで時期を問わずに行けますよ。

今回はこの2つのライナー行きと帰りに利用して、日帰りで大佐渡山脈を縦走しています。注意点として、これらのバスは予約制です!!お忘れないように。

佐渡の山小屋

今回の大佐渡山脈縦走は日帰りです。6 時間ほどの行程で、スタートも10時と遅め。金北山ライナーの16時30分発の時間に人によっては、間に合わないなどあるでしょう。

そんな佐渡には営業している山小屋が1つあります。それが『ドンデン山荘』であり、部屋も綺麗でお風呂もあるクオリティの高い山小屋です。

ドンデン山荘から朝方はやく出ることが出来れば、より安全にゆっくりと縦走を楽しめると思います!

また夜景も綺麗に見れるようで、ドンデン山荘に泊まり、夜景を楽しむなんて事も出来ますね。

アクセス(公共交通機関使用)・行程

日時:2019年5月29日

コースタイム:6時間00分ぐらい(実際にかかった時間は6時間30分ほど)。

私のペースは大体、写真撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。今回のコースタイムは佐渡トレッキング協会のものを参考にしています。

メンバー構成:2人パーティー

夜行バスで新潟港に到着し、早朝のフェリーに乗車。8:50発のドンデンライナーに乗車して、ドンデン山荘へ。

ドンデン山荘からは車道を少し歩いて、すぐに縦走路へ。マトネから金北山までは雄大な稜線を歩けます。金北山からは白雲台まで車道歩き。

金北山ライナーは16:30に出発し、朝に到着したフェリーターミナルで下車します。次の日は佐渡のもう一つの見どころである大野亀へトビシマカンゾウを見に行くので、フェリーターミナル付近の宿に宿泊。

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今回の山行の金額

料金(都内発着)

新宿 → 新潟港(夜行バス) 5100円
新潟港 → 両津港(フェリー一等席) 3440円
両津港 → ドンデン山荘 1000円
白雲台 → 両津港 1200円
そのまま日帰りとしたら

両津港 → 新潟港(ジェットフォイル)

(5780円)
合計 10740円(帰りの船代追加16520円)

今回は佐渡に宿泊しています。そのため帰りのジェットフォイル代は本来は2日目にかかるものですが、参考までに。ここからは高速バスで帰るのでもいいですが、基本的には新潟駅まで移動して、新幹線に移動することになるでしょう。

今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO(9割ほど)

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6(稜線の一部)

縦走の山行記録

今回利用した地図は佐渡トレッキング協会にメールするこで、無償で配送してくれます。その地図を手に入れていくことをオススメします。

トイレポイント

  • ドンデン山荘
  • 金北山縦走登山口(バイオトイレ×2)ドンデン山荘から歩いて20分ほど
  • 金北山山頂から徒歩5分ほど西よりの場所(汲み取り式トイレ×2)
  • 白雲台(めちゃくちゃ綺麗)

上記の4つ。時期によって閉まっているものあるので、要確認。登山口から山頂近くのトイレまで、間が長いので特に注意を。

今回の縦走で事前に行うこと

いつもなら写真を交えて紹介するところですが、今回の縦走において、バスの予約以外で行うことが1つあります。

それは航空自衛隊の敷地内の通行許可申請です。防衛省管理道路(白雲台〜金北山)を通行される場合は、航空自衛隊佐渡分屯基地への届出が必要です…と公式ホームページでも紹介しています。

下記サイトにPDFファイルがあるので、記載して事前にFAXか電話をしてください

縦走の記録

いきなりですが、両津港に到着。事前に予約してあるドンデンライナーですが、バス乗り場の近くにある窓口でチケットを購入します。一番右ですね。

そしてこれがチケット。その後ろにあるドンデンライナーに乗車。ツアー団体もいましたが、別のバスがあったので1つのバスで向かいます。

増便あるかは不明です。とりあえず予約していれば、乗れないといったことはないでしょう。

ドンデン揺られること50分ほど。途中、アオネバ登山口によって降りていく人もいましたが、標高890mのドンデン山荘直下の駐車場に到着です。

縦走を2日目にまわす場合は、途中のアオネバ登山口で降りて、ここまで登ってドンデン山荘に1泊するのもいいですね。次回はそうして、東側の稜線にも行ってみたいです。

駐車場からはすでに到着した両津湾と小佐渡山脈の絶景が見れました。やはり島の登山は海と、島の全貌が見えるのが醍醐味。

少し移動してドンデン山荘に到着。ここまでは車でこれるので、設備は充実しています。

入口にはテラスもあり、ここからの夜景も有名な様子。次回こそは泊まろうと、心に誓います。

さて気を取り直して車道を少し歩きます。なんともない車道ですが、時折見える稜線と海。何ともいい道です。

そして縦走路の起点に到着。ここからはしばらくトイレが無いので、注意してくださいね。

ここからマトネまでは樹林帯です。花と新緑が綺麗な自然パワーあふれる道が楽しめます。

日にあたる緑

タニウツギ

木に巻き付く草

葉脈も透ける良い緑

オオイワカガミ(たぶん)

シラネアオイ

樹林帯をのぼること1時間ほど。数々の自然を楽しみながら、一つ目のピーク『マトネ』に到着。ここからは今まで見えなかった北側の海も見えます。

マトネからはこのように次に歩く稜線が見えてくる。右上の高いところに何かあるのが、金北山です。これから歩く道にわくわくが止まりません。

ここからは展望が優れるところ、樹林帯を交互に繰り返す道が続きます。そしてやはり島の山だからか、稜線は風が強い…。休憩などは場所を見て、取りましょう。

個人的にお気に入りの1枚。適度な木漏れ日と緑、水滴がすごく綺麗でした。この1枚で表現しきれないのが、非常に悔しい!!

この時期はレンゲツツジも見頃です。このような群落が数々お出迎えしてくれます。

レンゲツツジの映える稜線

石楠花分岐付近

高い木もそびえる

この辺りはツンブリ平。個人的に稜線歩きでここからがハイライト。

ブイガ沢のコル。何となく右に行きそうですが、左に一度下ります。

そしてこの雄大な稜線。ここはアルプスでしょうか?真砂の芝生は大絶景。

歩き歩き続ける

うーん、時間を忘れてしまうほど。

変わらずの両津港方面

この景色もそろそろ見納め。天狗の休場あたりから標高を上げていくと同時に、樹林帯に入っていきます。

5月終わりなのに、標高上げていくとカタクリの花も見られます

ここはあやめ池。この辺りから雲がもくもくと。

ショウジョウバカマの花もまだ残っています

そろそろトイレに行きたいなと、最後の登りを上がっていくと、いろいろな建物がある金北山山頂に到着。

山頂には神社のようなものがあり、周りにも工場か何かわからない古い建物が建っていますね。廃工場のような場所です。

山頂にトイレマークがあるのに、トイレがない!など焦っていると西側に降りたすぐの所に、天空のトイレがありました。なんか絶景とトイレのギャップが凄い…(笑)

雲も少し晴れてきて、街並みと雲の大迫力。

かと思うとすぐに雲が景色を覆います。

天空のトイレに寄って、雲の中その裏手にある林道を下ります。

※ここからが自衛隊の敷地になるので、申請した紙も持参してくださいね

ただの林道歩きですが、ブナ林も途中見事。紅葉も綺麗でしょうな。

このような標識をたどります。

正面にみえるのは妙見山。この周囲の山はレーダーなどの大型施設が多く建っています。

全部が見えないですが、国仲平野が広がっているのもしっかりと確認できます。

柵を超えれば、ゴールは間近。

ここが金北山ライナーの止まる白雲台です。

一応、需要はあるかわかりませんが、白雲台内部のトイレ。非常に綺麗。

そしてここはモンベルカードでコーヒーが一杯無料。得した気分!

テラスから雲の取れた金北山を望む。一瞬で景色が変わりました。

そしてドンデンライナーと同じようなバスに乗車。乗車券は車内で購入します。あとは両津港までノンストップで戻ります。

今回の宿泊施設『湖畔の宿 吉田屋』です。疲れた体をゆっくりと温泉に浸かって癒します。今回の縦走はこれにて終了です。

さいごに

今回は佐渡の最高峰を歩く、大佐渡縦走路を紹介しました。花と緑、そしてここはアルプスかと思う稜線歩き、そして海の絶景。数々の魅力が詰まった山でした。

天気にも恵まれて、非常に満足。縦走路は楽しめたので、今度は山麓からの登山口から登ったり、ドンデン山の東側の稜線も味わってみたいですね。そして夜景など、泊りも良さそう。

今回だけの記録では魅力が十分に伝えきれないですが、皆様それぞれの佐渡の楽しむ参考になれば幸いです。楽しい佐渡ライフを!

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