みなさん、こんにちはゆずです。
前回の須川温泉同様、2019年秋、ずーっと行きたい行きたいと思っていた紅葉の栗駒山に登ってきました。今回は栗駒山登山編です。
紅葉の登山自体は関東圏で行ったことはありましたが、雑誌やほかの方のブログで見る東北の紅葉に憧れていました。その中でも、この栗駒山はよく紹介される山であり、紅葉に染まった見事な山肌を『神の絨毯』と名付けられているほど。
そんな栗駒山登山を須川温泉に宿泊する一泊二日の山旅でご紹介します!
栗駒山について
- 日本二百名山
- 花の百名山
これらに選ばれている山です。上記の神の絨毯といった名前が付いているように、紅葉時期の山としては百名山以上の知名度があります。
また別名を須川岳とも言うようで、須川温泉の由来にもなっています。山自体は『秋田県』『岩手県』『宮城県』の三県をまたいでおり、山に登るだけで色々な県にいけて、ちょっとお得な感じです。
活火山でもあり、その恩恵は須川温泉を作り、昭和湖を形成しています。山の力を感じる瞬間でもあります。
栗駒山へのアクセス
- 自家用車
- 電車+バス
自家用車は、宮城県の『いわかがみ平』、秋田・岩手県側の『須川温泉』からのピストンになるかと思います。縦走では戻ってくるのが大変なので、自家用車の場合は向きません。
電車に関しては宮城県側から、岩手県側からのバスを利用します。
宮城県 | くりこま高原駅 → いわかがみ平 紅葉号【季節運行】 |
岩手県 | 一ノ関駅 → 須川温泉 |
この二つのバスを利用すると、ピストンも出来ますし、縦走することも出来ます。いわかがみ平へは季節運行、須川温泉のバスは一日二本、ともに本数や時期の制限があるので注意してください。
栗駒山のルート
- いわかがみ平から山頂コース【東栗駒コース、中央コース】
- 須川温泉から山頂コース【須川コース、産沼コース】
おもなルートはこの二つ。各コースともに細分化して2つコースがさらにある感じです。一応、西側からのコースはありますが、今回は機会に恵まれず登っておりません。
2019年度の須川コースは昭和湖からの火山ガス濃度が高く、通行止めでした。必ず確認して、コースを利用してください。あとは東栗駒コースは途中、川の中を歩くので、雪解け後や雨が降った後は注意です。
アクセス(公共交通機関使用)・行程
日時:2019年9月29-30日
コースタイム:山と高原地図 栗駒・早池峰 2019参照
一日目
いわかがみ平 → 東栗駒山 → 栗駒山 → 産沼 → 須川温泉 |
3:40
途中で鍋を食べたりして5:30 |
二日目 須川温泉 → 産沼 → 栗駒山 → 産沼 → 須川温泉 |
3:45
紅葉を堪能して5:00 |
私のペースは大体、写真撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。日帰りでも行けるコースを二日行きました。
一日目は東栗駒山周辺で鍋を食べて、視角・味覚をともに堪能します。二日目の方が天気が良かったので、二日目はコースタイムを最短にして紅葉を鑑賞する時間を多めにしました。そのため実際のコースタイムはゆっくり目です。
メンバー構成:3人パーティー
JRくりこま高原駅から、季節運航バスの紅葉号でいわかがみ平まで移動。東栗駒山経由して山頂、須川温泉まで縦走します。一日目は須川高原温泉で精神東統一の瞑想タイム。
二日目は須川温泉からのピストン。一日目も通ったのですが二日目の方が天気が良かったので、神の絨毯たる絶景をその目に刻み込みました。
今回の交通費
料金(関東起点)
東京駅 → くりこま高原駅 | 新幹線 グリーン車
お先にトクだ値35% 10315円 |
くりこま高原駅 → いわかがみ平(バス) | 片道1500円 |
須川高原温泉 一泊二食 | 13000円+入湯税150円 |
須川温泉 → 一ノ関駅(バス) | 1480円 |
一ノ関駅 → 東京駅 | 新幹線 指定席
お先にトクだ値30% 8820円 |
合計 | 合計:35265円 |
毎度おなじみの『えきねっと お先にトクだ値』。新幹線の割引はいいですね!
まあ今回は行きの新幹線の抽選に外れてしまい、指定席15%offかグリーン車35%offのどちらかで選ぶことになってしまい、少し値段が安い35%offグリーン車を選択しています。
一応、夜行バスで宮城県方面に行くという方法もありますが、新幹線で日帰りも行けてしまうのも、この山の特徴ですね。
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今回の撮影機材
カメラ | OLYMPUS OM-D E-M1 紹介記事ははこちら |
レンズ | M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら |
今回もいつもの相棒たちで、このカメラでの秋は三回目。今回も綺麗な写真を残してくれました。
山行記録
使用地図
※記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!
トイレ情報
- いわかがみ平
- 須川温泉
- 笊森避難小屋 小屋内のトイレ
- 昭和湖にも期間限定トイレの情報アリ(今回は通行止めなので使用できず)
今回はトイレは3つ。登山前後、道中に1つですが、途中の避難小屋や主要なルートとは離れています。ゆずは途中トイレ我慢できなかったので高速で避難小屋に行きました。
避難小屋の感じとかも気になりましたからね。正直避難小屋は綺麗で、トイレも許容範囲内でした。
- いわかがみ平、避難小屋のトイレの写真。避難小屋のトイレは少し汚いかも
-
いわかがみ平駐車場にある公衆トイレ こちらがいわかがみ平のトイレ。車でこれるので十分な綺麗さ 避難小屋のトイレは男女別 トイレは和式。この時はバケツに貯めてある水で流す方式
東京からいわかがみ平まで






いわかがみ平にはたくさんの自家用車も停まってますね。土曜日はもっと混んでいるのでしょうか。
いわかがみ平から東栗駒山へ。そして鍋パーティー














こいつはやばいぜ!



ここで昼休憩のため、餃子鍋にしました。
冷凍餃子を使うと、半解凍されて持ち運びも大丈夫です!
東栗駒山から栗駒山へ

そこのくぼみで良い感じに撮ると、ゆずが命名した『ウィルソン岩』の出来上がり。
気になる方はウィルソン株を調べてみてください!



おかしいな、さっきまで天気が良かったのに…。
展望はありません!
栗駒山から産沼コースで須川温泉へ下山






最後は駆け足でしたが、天気も良くなかったので後半は須川温泉に入ることばかり考えていました。須川高原温泉に到着です!
下記で紹介していますが、泊まって良かったなとしみじみ。
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晴天の二日目。産沼コースのピストン















この写真じゃ分かりにくいですが、真ん中あたりの山が一面に赤く染まっていて、そこが焼石岳。ここも気になる山ですね。


小さいですが、真ん中あたりにあるのが昭和湖、2019年は立ち入り禁止で残念です。



正面の紅葉の景色を見つつの豪華な下山道


同行者に先行してもらい、ゆずは避難小屋のトイレを目指すことに。
注意として、人気の山なので万が一外ですることになっても、人が多いのが難点。避難小屋方面はまだ人が少ないです。








モデルさんが誰とかは全く分かりませんでしたが、山の中で初めて取材関係者に会いましたね。凄い狭いところで撮影していたので、すれ違うのに少し邪魔でしたけど。

そのため一気に名残ヶ原まで戻ってきました。
天気も良く、美しい湿原



展望の優れた浴槽でした。

そして何とバスに座れず…!はやめにバス停に行くことをオススメします。1時間30分ほど立つことになりますよ…。




さいごに
今回は神の絨毯という真っ赤に染まる山肌の栗駒山登山を紹介しました。正直、圧巻の赤色で『うわー』『すげー』みたいな平凡な感想しか出ませんでしたが、大満足!!!
同じような道を2日間登山しましたが、全然飽きることがなく、ほかの登山道をさらに歩きたくなりました。
山頂付近は赤一色、山麓はオレンジ・黄色・黄緑のミックスといった感じで紅葉自体のバリエーションも豊富。目も癒され、心・体も癒される須川温泉とのセットがやはりオススメです。
次の紅葉に行かれるとき、神の絨毯たる栗駒山を選択肢の1つにいかがでしょうか!では皆さん、良い山旅を!