皆さんこんにちは、ゆずです。
7月下旬、北アルプスの裏銀座縦走に3泊4日で行ってきました。はじめての3泊4日行動で持っていくものを軽量化と利便性で非常に悩みました。
今回は基本的な持ち物とは違い、削れるけど削らなくてよかったものをご紹介します。
- 着替えは1枚でも行けるけど・・・やっぱり2枚いるか?
- こんなでっかいモバイルバッテリーいるかな・・・?
- 寒がりだから防寒着は削りたくないな・・・
など悩みがあるかと思いますので、今後の縦走計画で荷物の選択に悩んでいる方の参考になればと思います。
今回の行程
まずは今回ゆずが歩いた行程と、テントや山小屋泊なのかをご紹介します。
行程:裏銀座縦走路(槍ヶ岳までは行かず) すべて2食付き小屋泊
1日目:高瀬ダム~烏帽子小屋
2日目:烏帽子小屋~野口五郎岳~水晶小屋
3日目:水晶小屋~水晶岳~水晶小屋~鷲羽岳~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋
4日目:双六小屋~新穂高温泉
このような形で、2食付きの小屋泊でした。とはいえテント泊の人には当てはまる部分もあると思います。その点も比較しながら検討していただくと面白いと思います。
①2口の急速充電対応のAC充電器(41g増量)
コンセントは早いもの勝ち、41gの増量で快適性を得る
小屋泊ということもあり、宿泊した『烏帽子小屋』『水晶小屋』『双六小屋』ではコンセントから充電が出来ます。ただ数も5~10個程度と限りがあるので、充電するコンセントが空いていないことも多々ありました。空いても1つだけのことも多く、今回は2人で縦走したので2口のACアダプターが活躍しました。
烏帽子小屋は6つのコンセント
水晶小屋は有料で8口ぐらいのコンセント
双六小屋は廊下に数個のコンセントが分かれてありました。
用途によっては複数のモバイルバッテリーを充電するのにも使えるでしょう。2人でそれぞれ充電して2つのコンセントを使用するよりも、健全だと思います。
今回持っていったのは、CIOのNovaPort DUO 45Wという充電器です。30wのモデルもありますが、重さが同じなのと45Wだと20+25Wでそれぞれ急速充電可能なので、多くの携帯やモバイルバッテリーを急速充電することが出来ます。
3人だと3口モデルがあるので、それを選んでもいいでしょう。
普段はAnkerの20W1口急速充電対応の充電器を使用しています。重さは半分以上なので、軽量化を考えるとこちらでしょうが、41gの増量でも2口の充電器を削らなくて助かったケースでした!
②大きい日傘(101g増量)
日傘はでかいほど快適になる
ここ2.3年でゆずは日傘の重要性を理解してきました。日焼け予防程度にしか考えていませんでしたが、日陰による休憩中の快適度が段違いに良いです。
特に今回のような森林限界を数日行動するような場合には効果的!!休憩中にプライベート日陰を作れる安心感は忘れられません。
持っていったのは、200gのmont-bellサンブロックアンブレラ。99gのG-ZEROポケット傘も所有していますが、以下違いを表にしました。
サンブロックアンブレラ | G-ZEROポケット傘 | |
重量 | 200g | 99g |
骨の数 | 8本 | 5本 |
収納時の大きさ | 27cm | 21cm |
開いた時の大きさ | 直径98cm、 骨長55cm | 直径80cm、 骨長50cm |
UVカット率 | 90%以上 | 99.9%以上 |
倍の重さでも良かった点は、開いたときの直径の大きさ。比較してみると分かりますが直径の18cmは全然違います!!日陰の大きさ、雨を防ぐ範囲も当然ですが違います。
森林限界の2500~3000mの昼12時前後は、直射日光の猛攻が半端ではありません・・・。ほぼ真上から照射される太陽光は、休憩中の登山者も無慈悲に焼き尽くすことでしょう。
ベンチで休憩するときに、日傘があればこれだけ日陰が作れます。高山帯の風は涼しいので、日陰さえ作れば涼しい風が吹くオアシスの出来上がりです。
その日陰の大きさが増えるなら、101g増量なんて軽いもんですよ!!
みなさんこんにちは、ゆずです。 いきなりですが登山では雨具、とっても大切です。山で行動する時に、両手を防がないレインウェアはとても大事ですが、意外にも重宝するのが『傘』です。 傘にどの程度の重要性を置くかは人によって変わりますが、ゆずの場合[…]
③ドライシャンプーシート(1人の負担は38g)
1泊も3泊も不快感が変わらなくなる
3泊4日の縦走ではお風呂に入れません。ゆずも4日もお風呂にはいらないのは、人生で初めてでした。これは縦走をする上で避けては通れない道で我慢するしかありません。
それでもできる限り快適な生活を送りたいと思っていった中購入したのが、髪の毛を拭くシート。洗顔シートの髪の毛バージョンを考えてください。花王 メリットDAY+ ドライシャンプーシート 12枚入155gを購入しました。
流石に風呂上がりまでは行きませんが、1泊も3泊も同程度の不快感で過ごせたので、日に日に不快感が増すと考えていた生活を留めてくれました。ありがとう!!
2人×3日なので実際には6枚を持っていきました。重量は半分の77g、一人で計算すると38gの負担です。
下山後の髪が汚れすぎてて、一回目のシャンプーが泡立ちにくい経験がある方いますかね?今回は4日目下山してもすぐに泡立ちましたので、汚れはしっかりと落としていると実感がありました!
シートも大きいので、髪の毛拭いたあとは身体にも使えたのも地味に良かったです!洗顔シートは持っていくけど、洗髪シートは持っていかない方には非常におすすめ出来ます!
④SEA TO SUMMIT ナノモスキート・ヘッドネット(12g)
当初は虫除けネットは持っていく予定はありませんでした。
裏銀座に向けたトレーニングの一環として、6月に登った平標山で行動中も休憩中も多数の羽虫(主にメマトイ)に付きまとわれ、ストレスフルの状態で登った際に、持っていこうと決意しました。耳、鼻、眼とか色々と穴に突撃して来るので、非常に腹立たしい!!
平標山ほどではありませんでしたが、休憩中や日出・日入りで待機しているときに12gのネットが羽虫たちとの最後の防衛ラインとなり、重宝しました。たかが12gですが、これは削らずに持って行って良かったと思います。
冬以外は無条件に持っていくと決意した道具です。
⑤Kindle Paperwhite 205g
賛否両論分かれるかもしれませんが、最後は電子書籍のみを読む機械です。
そんな声が聞こえてきそうですが、ゆずなりの理由があります。
- 充電するとほぼ1週間ほど電池切れなしで使用できる
- スマホと電源を分けることでスマホの電池消費を抑える
- 本を2冊持っていくぐらいの重さと同等
- 防水性能も高く、濡れても多少は大丈夫
- 登山以外でも公共交通機関で使用出来る
- スマホよりも大きい画面で見やすい
以上が持っていった理由です。
電波が繋がらないことが多かったので、スマホは機内モードでいることがほとんど。スマホの電池もあまり減らしたくないので、電子書籍を読む専用として使いました。ただ200gなら10000mAのモバイルバッテリーをもう1つ持っていける重さなので、どちらを重視するかですね。
結果的には3日目にスマホ画面割れで使用不能になったので、東京に帰るときのバスや電車の中でも暇つぶしに使えて重宝しました。4~5冊ぐらいは読めたので、本の重さを考えると持っていって良かったと思います。
山小屋なら本も読めますが、テント泊で雨だとやることもなく結構重宝すると思うんですよね。
さいごに
レインウェア、靴、ザック、着替えなど今回の山行では、どちらかというと軽量化したものもが多かったです。もっと軽量化出来るところをあえて重い方を選んだ結果、うまく行ったのは嬉しかった!Kindleはやや癖がありそうですが(笑)
削らなくてよかったものを紹介して、皆さんの縦走登山のときの参考にしてもらえればと思います。
皆様の軽量化してもって行ってよかったものを是非とも教えてください!
それでは皆さん、良い山旅を!!