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【秀麗富嶽十二景】‎秀麗富岳で後回しにされやすい存在。西原峠から奈良倉山を歩く。

皆さんこんにちは、ゆずです。

秀麗富岳シリーズも8つ目です。今回の秀麗富岳は4月。春は冬の次に多く登っており、秀麗富岳の新緑の時期も良いですね。

ただこの時期は杉も多く、花粉に悩ませることでしょう。個人的には4月に行っておいてなんですが、5月の方がスギ花粉の被害も少なく、松林があればハルゼミの演奏が聴けるので、おすすめです!

ただ今回は富士山の形すら見えないのは初めて。リベンジを誓った山行でした。

奈良倉山とは

奈良倉山は、山梨県大月市が選定している秀麗富岳十二景のNo5に選定されています。

大月市・秀麗富嶽十二景が選定され、4年に公布されました。この十二景は大月市域の山頂から望む美しい富士山を市のシンボルとし、併せてふるさとの自然をそのまま後世に伝えようと意図したものです。

引用:大月市ホームページ

一座離れた場所に位置する

奈良倉山は大月市と北都留郡小菅村の境にある山であり、ほかの秀麗富岳に比べるとやや離れた場所に位置します。
場所が離れてることもあってか、あまり注目されている場所ではない印象。どちらかというと地味な印象が…(笑)。そのため駅からアクセスしやすい秀麗富岳の中では遠い部類に入ります。
そして一部しか展望は優れないので、おすすめしない感じも出ていますが、個人的には広葉樹林が多いので、新緑や紅葉で力を発揮する山の雰囲気。

アクセス(公共交通機関使用)・行程

日時:2018‎年4月5日

コースタイム:5時間30分ぐらい(実際にかかった時間は7時間ほど)。

私のペースは大体、写真撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。今回は山頂でホットサンド、スープを作成。思った以上に時間がかかりました。

メンバー構成:2人パーティー

今回はJR中央本線『猿橋駅』で下車。そこからバスで移動し、『小寺バス停』にで降りて、入山します。

実は奈良倉山に最短で登る方法は、上野原駅から出ている鶴峠行きのバスに乗ること。しかしそのバスは休日のみ。そのため、別の場所からのアクセスする必要あり、今回はこんな工程なのです。

小寺バス停からは西原峠、佐野峠を経て、奈良倉山へ。一度、松姫峠まで下ったあとは、鶴寝山まで登り直し。大マテイ山まで行けず、小菅の湯まで下山です。

『小菅の湯』で汗を流し、奥多摩駅までバスで移動、帰路につきます。

今回の山行の金額

料金(新宿起点)

新宿駅 → 猿橋駅 1320円
猿橋駅 → 小寺バス停 660円
小菅の湯 入浴料 750円
小菅の湯 → 奥多摩駅 980円
奥多摩駅 → 新宿駅 1080円
合計 (交通費4040円+温泉750円)4790円

今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D EM-1
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

縦走の山行記録

注意

この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!

猿橋駅でバスに上和田行きのバスに乗車します。途中、日本三大奇橋の猿橋を通ります。時間がある方は、事前に猿橋の観光のみして、猿橋に寄るこのバスに乗車するといいかもしれません。
小寺バス停に到着。山と高原地図では実線になっていますが、情報は少ない場所。標識はどうかと思っていましたが、まあ普通に佐野峠への案内がありました。
地図には民家の裏を通るように書いてあります。その民家の裏のトラバースは土が柔らかく、まあ崩れやすい。序盤にして一番の注意する点でしたので、一応ご報告。
そんな民家裏のトラバースを過ぎて、ゆっくりと登っていきます。この時期はちょうどアカヤシオが咲いていました。
風も肌寒く、今日は4月だよな?と思わせる涼しさ。松ぼっくりがたくさん落ちて、まだ新緑という時期には早かったですね。春っぽくないのに、花粉がしっかりと目と鼻にききます…。こんちくしょう!
後々気が付いたのですが、どこかで設定をいじってしまったようで、今回の山行の写真は、やや色味が強くなってます。黄色とか、特に濃くなっちゃってます。
新緑はないですが、スギ林との境界線がしっかりとわかりますね。
ひたすらに急登を登ると、この右から尾根に乗ります。正面の白い矢印には、さっき入山した小寺バス停の近くにある『松姫鉱泉に至ル』と書いてあります。
調べた感じだと、松姫鉱泉は営業してない感じ。大月周辺には鉱泉宿が多いのですが、どこもやっていない、平日は休みが多い。意外と民宿泊を挟んで、秀麗富岳を連日歩くのも楽しそうなんですが…。私が変わってるのかな。
さて話を戻します。途中に登山道っぽいところも挟みますが、あとはこのような整備された作業道を歩きます。どうやら松姫峠から伸びている様子。なんの作業道なのでしょうか??
作業道を歩くと、奈良倉山への案内板が現れます。少しですが、山頂に立つ為、登ります。巻くことも出来ますが、何のために来たんだよってことになるので、頑張りましょう!
秀麗富岳十二景の五番山頂『奈良倉山』に到着です。1つの番号に2座数えられることも多い秀麗富岳ですが、ここは単独で認定されています。
肝心の富士山はどうでしょうか?
じゃん!富士山天望所です!
…富士山はまったく見えませんね、秀麗富岳で見えなかったのははじめて。富士山が見えるように、林の展望も整備されている雰囲気あるのに、残念。リベンジを誓っています。
富士山が見えなかったので、本日のメインイベント②のホットサンドです。ちなみにこれは食パン6枚切りを持ってきてしまいますが、8枚切りが良いかと思います。ベーコンも盛りすぎました(笑)

こんがりと焼けたホットサンドと富士山の絵を撮りたかった、インスタ映えってやつね。…ただのホットサンドの写真をお楽しみください。

一応デザートの餡とチーズのホットサンド。美味かったけど、やはり6枚切りはボリュームがありますね。
ホットサンドを楽しんで、私の頭は下山後の温泉でいっぱいです。作業道を歩くと、今度は完全に車道が現れます。ここは松姫峠、写っている建物がトイレになります。
4月の時期でしたが、冬季閉鎖中のトイレはあいてました。
松姫峠を後にして、まずは鶴寝山を目指します。この辺から小菅村の気合が入ってきてきました、標識がしっかりとしています。
ニリンソウのコースが気になりますが、今回は登頂するため左に向かいます。
標識がしっかりとしている鶴寝山に到着です。展望は特にありません。
ただこのあたりから大菩薩方面に伸びる尾根を『牛ノ寝通り』といいます。この尾根は広葉樹林が多く植生しており、新緑・紅葉には特におすすめされています。
先に進みますが、いろいろな分岐点が出てきます。巨樹のみち、日向みち、と別れますが、分岐で合流します。
そしてこの標識がある場所に合流します。トチの巨樹ある小菅の湯方面に下ります。
下り下って、これがトチの巨樹。まあ大きいんでしょ、みたいな感じで見つけましたが、ホント大きいですわ。写真以上の迫力があります。
下山途中に見つけた、なんとも毒草みたいな花。この花は『ハシリドコロ』で4-5月にしか見られない、春の花です。食べると錯乱して走り回ること、が名前の由来の1つだという恐ろしい花。ホントに毒草でした。
こんな身近に毒草って存在するのですね。この巨樹の周囲に群落がありました。
この緑の草は全部ハシリドコロです。なぜこのようなところに群落が??
ゴールの車道前には、わさび畑があります。おじいさんが1人作業していました。そんな作業を横目に歩きます。奥多摩なので、水が綺麗なのですかね、わさび畑をたまに見かけます。
こんな小川の真ん中を歩きます。川の中を歩いているようで、意外と楽しいスポット。ゴールはもうすぐです。
小菅の湯で入浴後、バスで奥多摩まで帰路につきます。

今回の温泉(小菅の湯)

今回の温泉、小菅の湯です。道の駅も併設しているので、大きい施設ですね。
pH9.84のアルカリ性単純泉で、源泉温度は27.5℃。湧出量は104L/分です。正直、記憶が薄いのですが、基本は過熱されてます。源泉が低いので、かけ流しの水風呂が一番お湯が良かったですね。
循環を使っている浴槽が多いとはいえ、アルカリ泉ならではのぬるぬる感はありましたので、奥多摩駅のもえぎ湯より空いている、ここの方が良いですね。
子供のころは入浴後、銭湯でよくコーヒー牛乳を飲んだものです。最近は牛乳派ですが、懐かしくコーヒー牛乳を一杯!
ここには食事処もあるので、バスの時間にゆとりがあれば食事していくのがオススメです。また帰りは大月駅・奥多摩駅発のバスがありますが、便数が少ないので、時間には細心の注意を。
多摩源流水 小菅の湯

山梨県 多摩源流の温泉です。山梨県、小菅村、山梨の観光には、お湯が自慢の小菅の湯でご宿泊。雪解けの春、緑いっぱいの夏、紅…

今回はマイナーな小寺からの奈良倉山登山をご紹介しました。最短の鶴峠からの登山は休日限定で、平日はこのコースが現実的になるのでしょうか?

みなさんの参考になればいいです。

今回は富士山が見れませんでしたが、富士山の景色と新緑や紅葉が楽しめる山だと思います。リベンジはもう少し新緑がすすんだ時期か、紅葉の秋に行きたいなと心に決めました。

小菅の湯に入って帰れるコースも珍しいので、ちょっと変わった秀麗富岳、楽しんでみてはいかがでしょうか?

秀麗富岳の登山後にオススメな温泉・銭湯を紹介しています。
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