みなさん、こんにちは、ゆずです。
今回は栃木の有名な温泉郷である『那須塩原温泉郷』の中にある11湯の1つ『新湯』の宿をご紹介します。
宿泊した『渓雲閣』は部屋食、無料の貸し切り風呂が特徴的であり、もちろん源泉かけ流しの硫黄泉が味わえます。
- 源泉かけ流し
- 硫黄泉
- いつでも入れる貸し切り風呂
- 部屋出し食
この辺で気になる方は、特におすすめの場所になります。
新湯について
まずは簡単に新湯についてご紹介。
奥塩原新湯温泉は白濁した硫黄泉が特徴です。源泉は道路から見える硫黄山から湧いています。噴煙がもくもくとたっており、見ることも出来ます。
基本的にはこの湧いている部分からの温泉が、各温泉施設に配湯されています。そのため新湯の温泉宿は、おおむね同じ源泉を味わえることになります。
新湯の共同浴場
新湯には共同浴場が三か所もあり、どれも別の源泉を持っています。ただ寺の湯は脱衣所も男女で仕切りもなく、混浴だとハードルも高い方でしょう。
今回、一番楽しみにしていた、むじなの湯は故障のため空いておらず。次回こそいきたいです。ちなみに宿泊者は、共同浴場の入浴が無料です。
- なかの湯(温泉宿に配湯している源泉と同じ)
- 寺の湯(おそらく宿と源泉が違う。混浴)
- むじなの湯(源泉別、浴槽にある岩から自然に湧いている)
新湯へのアクセス
塩原温泉の中心街からバスが無いため、自家用車の方が行動はしやすいです。自家用車の
場合は、日塩もみじラインを利用することになります。
ただ自家用車でなくでもバスのように、決められた時刻表で動くタクシー『ゆ~タク』があります。
ここに乗っている新湯線に乗れます。しかしバスではないので、事前予約が必要。バスと違ってひと手間かかりますが、一律200円というタクシーとは思えない安さです。
もちろん一番楽なのは、宿泊する宿の送迎です!塩原温泉バスターミナルからの送迎になります。
ちなみにここまで塩原温泉の中心地から、ハイキングもかねて歩くことが出来ます。
みなさん、こんにちは、ゆずです。 今回も栃木の有名な温泉郷である『那須塩原温泉郷』のお話。塩原温泉郷の中心地から、塩原温泉11湯の中の『新湯』をつなぐ『塩原自然研究路』について、ご紹介します。 車で行くのも良いですが、那須塩原の自然を味わい[…]
渓雲閣の紹介
創業300年の宿であり『日本秘湯を守る会』の会員宿であり、私も詳しくは知らなかった『とちぎにごり湯の会』『日本湯宿を守る会』にも属している様です。
場所は共同浴場の寺の湯とむじなの湯の間です。
外観
道路に面した宿です。日本秘湯を守る会の看板、提灯が綺麗に灯っています。
館内
館内は綺麗です。スリッパも並べられて、清潔感もあるロビー。
上の写真の奥にある談話室みたいな場所。ここの横には売店、テーブルの下や横にある本段に暇をつぶせる本があります。
本棚
お風呂上りにも飲める麦茶。冷たい麦茶が飲めるのはポイント高いです!
談話質の近くには、こんなたぬきゾーンがあります。剥製のたぬきが混じっているので見つけてください、というもの。よく見れば分かりましたが、紛れ込むもんですね。
ロビーを左に行くとすぐに内風呂があります。
これが館内図です。
- 3階がフロントや大浴場、売店があります。
- 2階が客室、大広間
- 1階が客室、貸し切り風呂
出入口が3階、1階の2つあります。3階は『寺の湯』、1階は『むじなの湯』という2つの共同浴場の近くに出ることが出来ます。
ただ館内で1つ注意することは、エレベーターがないことです。
客室
今回宿泊したのは、2階の『まんりょう』の部屋。金庫もテレビもありました。
公式サイトでは、談話スペース付き和室のグレード。平日に行ったからか、部屋が空いていたようで無料でグレードアップしてくれました。凄い広々してましたよ!
綺麗なトイレ
このように談話スペースがあります。
そしてしっかりとしたお茶セット。緑茶に加えて、ほうじ茶もあるのがよりgood。
そしてお茶請けの温泉まんじゅう。美味!
お風呂
- 男女別の内湯
- 貸し切り露天風呂 ×2
渓雲閣のお風呂は2種類あり、どちらも同じ源泉を使用しています。共同浴場の『中の湯』と同じになります。
- 源泉名:共同噴気泉 なかの湯
- pH2.9
- 温度73.4℃
- 湧出量 144.7L/分(これを各旅館に分けているので、旅館ごとにはもう少し少ないはず)
- 単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)で、低張性酸性高温泉
展望浴場(内湯)
基本的には24時間入浴出来ます。まれに貸し切りにしていることがあるようので注意。
洗い場があるのはここだけ
男性 脱衣所
鍵付きロッカーはなし。貴重品は管理して下さいね。
洗面台とドライヤー。アメニティはそろっています。
そしてこちらが大浴場。4つの洗い場に7-8人は入れる浴槽。角にある給湯口から源泉がちょろちょろと流れています。
貸し切り露天風呂
24時間の空いていれば何度でも入れるお風呂!
なかの湯の源泉を家族、カップル、一人優雅に使うことが出来る素晴らしい浴槽。泊まりだけの至福の瞬間。
1階の奥には、このような待合い場所があります。左の扉を出ると目の前が貸し切り風呂です。待っているときに寒くならないように、ストーブが置いてあります。
このように2つの浴室があります。札で『空いてます』『入浴中』に直して、内側から鍵がかけられる仕様。
こちらは左の浴室。入ったらすぐに脱衣所があり、このようなこじんまりとした浴槽があります。
こちらは右の浴槽。ほぼ左右の作りは同じです。脱衣所がある点も変わりないです。
食事
食事はすべて部屋だし。ゆっくりとくつろげます。
食事の細かい気配りなところ
- お茶の急須を、食事用に別で出してくれる
- 陶板焼きの固形燃料を予備で1つ置いていってくれる
- ご飯は別だし
- デザートはフロントに電話すれば、一通り片づけた後に持ってくる
このように食事をするうえで、嬉しい接客がとても良かったです。
夕食
陶板焼き
冷製ポタージュ
イワナのカルパッチョ(美味かった!)
漬物
食前酒(確かゆず酒)
ゆば
山菜の和え物(山菜の名前を忘れてしまった・・・。ただこれも美味しい!)
揚げ出し豆腐
赤だしの味噌汁
焼いている時の牛肉
デザートはプリン。
朝食
サラダ
焼き鮭
味噌汁
漬物
山菜の和え物(これも名前忘れた…。ただ美味い!)
白米
温泉たまご
牛乳
新湯の温泉たまご
個人的に朝ごはんのナンバーワン湯豆腐。これまた格別でした!
今回の撮影機材
カメラ | OLYMPUS OM-D E-M1 |
レンズ | M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO |
ここの宿の良いところ、改善してほしいところ
良いところ
- 源泉かけ流し
- 貸し切り風呂が無料
- 共同浴場にも宿泊者は無料で入れる
- 食事の細かなサービスが良い(予備の固形燃料、別の急須用意、デザートは自分のタイミングで電話)
- 食事が美味しい。定番料理だけでなく、食べてみたい料理が多かった(イワナのカルパッチョ、湯豆腐、山菜の和え物など)
- 部屋は十分な広さ、綺麗さ(ただし部屋は無償でグレードアップしたので注意
- 麦茶のサービス
改善してほしいところ
- 足腰の悪い方のためにエレベーターの設置を(工事大変なのは重々承知)
基本的には満足した宿でした!!
さいごに
今回は食事部屋だし、貸し切り露天風呂の奥塩原新湯温泉、渓雲閣をご紹介しました。
一番の目的は、硫黄のにごり湯で評判の良い新湯の宿なら、どこでも良いなと思っていたのですが、食事も貸し切り風呂もとても満足しました。
部屋でご飯、何回も空いている時に24時間入れる場所を探している方は、特におすすめです。
今回は人が多かったので入ることが出来なかった寺の湯、設備不良で入ることの出来なかったむじなの湯、この2つに入ることが出来なかったのが悔やまれます。
小規模ながら複数の源泉がある新湯の温泉パワーに、ぜひ使ってみてください。
こちらは同じ塩原温泉の『元湯』
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