皆さんこんにちは、ゆずです。
いきなりですが、登山は重いものを長く持って歩く趣味です。テント泊や冬山とやりたいことが増えれば、それだけ荷物が増えていっていくもの。
少しでも軽くするために、持っていくものや道具自体の軽量化をはかります。
そこで今回はザック自体の軽量化の話。
私が愛用する、ウルトラライトザックの1つ、HYPERLITE MOUNTAIN GEAR(ハイパーライトマウンテンギア)の 3400 Southwestをご紹介します。
- ウルトラライト系のザック
- 少し頑丈なモデル
- 容量は50-60L程度
- ある程度、腰荷重できる
この辺りのものを探している方にオススメします。
ちなみに私は、1-2泊のテント泊で使用できるウルトラライトザックを探していて、このモデルを購入しています。
ハイパーライトマウンテンギアとは
簡単にご紹介。2010年創業のアメリカブランド。キューベンファイバーを使ったスタッフバックやザックを取り扱っているメーカーです。
宇多田ヒカルさんが、サントリーの南アルプスの天然水のCMで、使用していることでも知られています。
3400 Southwestのスペック
細かい素材に関しては、凄い複雑になるので割愛します。水に強い生地を使用しているイメージで良いと思います。興味あればハイブリッドキューベンファイバーで調べてみてください。
ハイパーライトマウンテンギアのモデルは、Windrider、Southwest、2400、3400といったモデル、はたまた黒・白の生地が混在しています。まずわかりにくい種類分けを整理しましょう。
Windrider | フロントポケットがメッシュ |
Southwest | フロントポケットがダイニーマX |
2400 | 容量 40L |
3400 | 容量 55L |
生地 白 | 50D Dyneema®/Poly Hybrid |
生地 黒 | 150D Dyneema®/Poly hybrid |
そのため私が購入したモデルは以下のようになります。
3400【55L】
Southwest【フロントポケットがダイニーマX】
生地 黒【150デニール】
Mサイズ 【950g】
背面長 【43.18cm – 48.26cm】
★私は身長166cmのやせ形です。
フレームは2本、積載重量は9kgから18Kg
このモデルはフレームありです。金属の棒が2本、背骨の横を沿う形でザックに挿入されています。
正直支えになるのか心配になるでしょうが、18㎏まで対応しているとのこと。私は15㎏ぐらいまで背負いましたが、問題無いですね。
ロールトップ式の1気室
軽量化のためファスナー関係はありません。私はロールトップ式に慣れましたので、まったく問題ないのですが、一応参考までに。
また1気室でザックの底や横から、別にアクセスするところはありません。全て上から開けて取り出す必要があります。
大容量のフロントポケット、ヒップ・サイドポケット
メイン気室以外は、前・横・腰ベルトのところに1個・2個・2個でポケットが付いています。
特に前についているフロントポケットは大容量であり、すぐ使うものをポイポイ入れてます。ワカンがそのまま入るぐらいの容量で、非常に重宝しております。
サイドポケットも900mlの山専ボトル、500mlペットボトル2本が片方に入ります。テントポールやトレッキングポールも刺さりますよ。
ヒップポケットは2018年?モデルから容量が大きくなり、行動食や地図、目薬、リップクリームなど、小物がたくさん入れられるようになりました。
ハイドレーション入れるところ、管出すところ
私は使っていないのですが、しっかりとハイドレーションにも対応してます。
2400と3400の違い
大きさ以外の情報が少なかったので、何が違うのかなと迷いました。購入したお店のスタッフさんいわく、容量違う分は吹き出しの部分が長いだけのようです。そのため、横幅や背面長は変わりないです。
バランス崩れるんじゃないかな?と思いましたが、使っている感じ問題無いので、そんなもんなんでしょう。
ちょっと生地が分厚く感じますが、余った生地をまとめてロールトップで止めると、2400とほとんど変わらない感じで使えます。
55Lモデルというよりも、40-55Lがバランス崩せずに使える、幅広いモデルって感じですね。荷物多くなる冬山の日帰りでも重宝します。あとは鍋するとかで、荷物が大きくなっちゃう時も良いですね。
メリット・デメリット
メリット
- 55Lと大きくフレーム付きで1kgを切る軽さ
- ウルトラライトザックでは150デニールとかなり頑丈な生地
- 生地がしっかりしているので、ウルトラライトザックではパッキングがしやすい
- 9-18㎏としっかりと荷重できる
- フロント・サイド・ヒップには十分なポケット
- 被ることが少なく、カッコいい
- 完全防水ではないが、生地に防水性があるので小雨では中まで濡れにくい
デメリット
- マジックテープ邪魔(ウールの洋服とか着ていて、引っかかると毛羽立つ)
- 値段が高い(購入時は5万しないぐらい)
- 購入できる場所が限られる
- 修理などのアフターフォローが弱い
さいごに
今回は3400 Southwestを紹介しました。ウルトラライトザックでありながら、軽量な部類に入り、フレームもあり、生地も丈夫と癖の少ないモデルだと思います。
1気室など慣れない方もあると思いますが、フレームが無かったり、ポケットが少ないウルトラライトザックは、適当に入れるとパッキングが崩れます。
そのため、パッキングが上手くなったり、荷物自体を軽く、コンパクトにしようと考えます。考えようによっては、プラスになる部分も多いです。
また25-30㎏などの重量を背負わない1泊や2泊の山行では、この程度の大きさで十分だと感じます。本体だけで2㎏もするザックと、1㎏もしないザックの違いで、水1L分も違うと考えれば少し意識は変わるでしょうか?
もし50L~60Lのザックで悩んでいる方がいれば、1つの選択肢になれば幸いです。新しいザックを背負って、楽しい山旅に行きましょう!
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みなさんこんにちは、ゆずです。 ウルトラライト、ファスト&ライトなど最近は軽量な道具で行動することに、関心が集まっているところがあります。 私もはじめは1300gほどの登山ザックを利用していましたが、ある時から『日帰りぐらい、も[…]