当ブログの運営ではアフィリエイト・アドセンス広告を利用しています

【美ヶ原】美ヶ原で宿泊費を抑えるなら、美ヶ原高原ホテル山本小屋をオススメ。夕食もボリューム満点の全部屋個室の宿です。

みなさん、こんにちはゆずです。

行きやすい日本百名山として有名な美ヶ原ですが、ここ美ヶ原には3つの宿泊施設があります。

当ブログでも『山本小屋ふるさと館』を紹介しました。今回、別の機会で美ヶ原を訪れ『美ヶ原高原ホテル 山本小屋』に宿泊してきたので、ご紹介します。

公式サイトでも書いてあるように『山小屋と旅館の間』のような立ち位置の小屋でした。

結論から言うと、値段が1番安いことから清潔さや建物の老朽化などの一部気になる点は感じたものの、食事のボリュームも良く、全ての部屋は個室なので今の時期で個室での宿泊を求めている人には素晴らしい選択肢になると思いました!美ヶ原の宿泊コストを抑えたい方にはオススメ出来ます。

関連記事

みなさん、こんにちはゆずです。 雪山って大変なイメージありますよね?山登り自体もそうですが、冬季通行止めでアクセスが限られたり、冬はバスとか、ロープウェイが運休になっていたりと3シーズンとはやや違い不便です。 アクセスも良く、行程も短い[…]

  • 送迎車は毎日一本運行。路線バスの運行する場合でも、送迎してくれる可能性があり。ただ午前中に美ヶ原に到着するためには路線バスの利用が必須。
  • 美ヶ原高原ホテル山本小屋は、美ヶ原にある宿で一番リーズナブル。その分、施設やサービス面に違いが生じるので、自分の目的や価値観にあった選択をするのが良い。山小屋としてみるか、しっかりとホテルと見るかで評価は分かれるところ。
  • 夕食が『ジンギスカン』『馬肉すき焼き』『鴨肉すき焼き』の3個から予約の段階で選べるのが特徴的。ジンギスカンは美味かった!
  • 全部屋個室で設備やアメニティ類は十分
  • 美ヶ原の宿で鉱泉を利用しているが、加熱循環式で温泉感は少ない。だがお風呂に入れること自体が非常にありがたい。
  • 夏の夜は蛾が窓に寄ってきて、凄い…(他の宿でも同様な可能性あり)。
  • 気になるポイント『送迎車がタバコ臭かった』『共同トイレの近くが少々臭いが漂っていた』『朝食のデザート皿が布巾臭かった』

美ヶ原について

美ヶ原は日本百名山の1つで、最高峰の王ヶ頭は2034mがあります。山登りというよりは高原歩きの雰囲気で、美ヶ原の魅力は高原のだだっ広い地形にあると思います。

四季折々の素晴らしい景色が見れるので、春夏秋冬楽しめます。今までは冬しか行ったことが無かったのですが、今回は7月に行ったので、放牧されている牛やポニーなどの動物たちがいるのが面白いポイントですね!

美ヶ原へのアクセス(宿送迎車or路線バス)

前回の冬の時期は路線バスの運行が終わっている時期なので、送迎バスを利用する必要がありました。当然、この夏の時期でも送迎車は状況によっては出来るようです。

公式サイトでは、路線バスが夏の時期限定で運行しているので、その時期は送迎車は出来ませんみたいなことが書いてあるのですが、今回連絡してみたら出来ました。おそらく宿泊人数とかあるのでしょうが、一度聞いてみる手はありますね。

【 4月〜8月 】送迎車
松本駅前(アルピコプラザホテル前) 14:30発 翌日 山本小屋 13:00発

上記のように送迎時間は松本駅を1日1回なので、朝には松本駅から美ヶ原に向かいたい人、16時ぐらいまでじっくりと美ヶ原に滞在したい方は路線バスを選択するといいでしょう。

路線バスは『松本駅〜美ヶ原自然保護センター』『松本駅〜山本小屋』の2つが夏の時期限定に運行します。今回は『7月11日〜8月31日まで毎日運行』している『美ヶ原自然保護センター』に行くバスを帰りで使用しています。

季節運行のバスなので、リンクから消えてしまい見れなくなる可能性があるので、公式ホームページのスクリーンショットを貼り付けておきます。例年の運行時間の確認をしてください。

美ヶ原の3つの宿

改めてですが、美ヶ原には3つの宿があります。タイプの違う宿で様々なニーズに合う宿が見つかると思います。

  1. 王ヶ頭ホテル
  2. 山本小屋 ふる里館
  3. 美ヶ原高原ホテル 山本小屋

王ヶ頭ホテルのことは記事にはしていませんが、一応今回の山本小屋の宿泊で、ゆずは全ての宿に泊まりました。その上での違いは設備・サービス・ご飯のボリューム部分であり、質が良いところはその分の宿泊金額が上がります。

当然、安いからサービスが最悪ということではありません。なので金額が1番高い王ヶ頭ホテルのみが一概に良いとは思いません。値段とのバランスが必要になると思いました。今回紹介する設備や食事内容を確認して、自分の求める部分で選択すると良いと思います。

スタッフの数とか王ヶ頭ホテルが一番でしたが、そのぶん人件費もかかっていると思うんですよね。

美ヶ原高原ホテル山本小屋の金額

宿泊プラン

プラン名:”遊湯山歩”登山者・ハイカー応援とくとく山小屋プラン【ご夕食・ジンギスカン鍋コース】

山小屋個室タイプ 6畳

1部屋 2人

1人 1泊2食 11550円

夕食が特徴的で『ジンギスカン』『馬肉すき焼き』『鴨肉すき焼き』の3個から予約する段階で選ぶことが出来ます。

以前宿泊した山本小屋ふるさと館は16000円ほど、王ヶ頭ホテルは20000円近く、美ヶ原高原ホテル山本小屋は約11500円と、いい形で金額の棲み分けが出来ていると思いました。

また今回はじゃらんクーポンで配布されていた5000円割引クーポンを使ったので、1人2500円引きで宿泊できたので、なんと9050円という素晴らしい金額で宿泊できて幸せでした!

ちなみにじゃらんから宿泊予約が出来るのが地味に楽でいい点です!!

美ヶ原高原ホテル 山本小屋

今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 紹介記事はこちら
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II 紹介記事はこちら

愛用の高倍率ズームレンズと、野鳥撮影する可能性もあり望遠ズームレンズも追加で持っていくのが最近のスタンダード。

野鳥を撮ろうとレンズを交換すると、急に野鳥が居なくなるという…。2台持ちも考えてしまう今日この頃。

宿の紹介

今回は宿に相談をしたら送迎を受けることができました。松本駅お城口にあるアルピコプラザホテル前が待ち合わせ場所です。

集合時間5分ぐらい前に来た山本小屋の送迎車。

人数が多いと別のルートを行く必要があるのか、1時間半程度かかると言われましたが、このワゴン車であれば1時間で到着するとのことで予定より30分早く着くことができました。

そして1点気になる点としてはこのワゴン車が非常にタバコ臭かったです。乗り物に弱いゆずとしては、臭いがあるような環境は正直マイナスポイントでした。個人差があると思いますが参考にしてください。

約1時間ほど送迎車に揺られ、美ヶ原高原ホテル山本小屋に到着です。

こちらが山本小屋の外観です。

内観

さてまずはチェックイン。 玄関を入ってロビーがありその奥には受付があります。

靴は玄関入って右手に並べるように置きます。

雪深い地域でもある美ヶ原はとても寒くなるためか、薪ストーブがありました。

さて受付でチェックインをします。今回はじゃらんで支払いをしているので、事前にクレジットカードでの決済が済んでいます。チェックインを済ませたら、スタッフに部屋まで案内してもらいます。

写真での紹介となりますがロビーには売店があり、お菓子やお土産、美ヶ原関係の本が多くおいてあります。

気を取り直して部屋まで進みます。途中にはこのような談話室と本棚が置いてある場所もあり、美ヶ原関係の情報を学ぶことが出来ますよ!

館内には多少値ははりますが、自動販売機もあるので万が一飲み物が欲しくなった時にも重宝します。

どんな形であれ、いつでも冷たい飲み物が飲めるというのは心に安心感を与えてくれます。

建物の構造は横に長い。今回宿泊した部屋に行くまでに、2回階段を上る必要があります。下の階にも部屋があるのですが、フロントから部屋に行くまでに必ず1回は階段を通るので階段の上り下りがある点は、ご周知ください。

宿泊したのは、1番奥の建物の2階です。

トイレ

今回宿泊した部屋は部屋にトイレがないタイプなので、廊下にある共同のトイレを使う必要があります。

水洗できれいなトイレではあるのですが、廊下まで少し臭いが漂ってくるのがまたもやマイナスポイント。トイレに近い部屋の場合は少々気になる可能性があります。

水洗の綺麗なトイレ

水洗のため、尿や便のような臭いがあるわけではありません。やはり建物自体が古いからなのか、長く使われたトイレの匂いというのでしょうか、そのような匂いがありますね。

使い勝手では特に不自由はありませんでした。

部屋

宿泊した部屋はトイレがない6畳の部屋。設備としては山の中として考えると、十分な設備。それよりもこのコロナの時期なので、全部屋個室という点は非常に魅力的!

クローゼットもあります。そして浴衣があるのが個人的にはありがたかった。仮に登山後であれば、綺麗な服で眠れますし、後述する食事の時に着て行けば登山服に臭いが付きにくいからです。

アメニティ類もあります。まさかの名前入りタオルがあるのには驚きましたが!

部屋にお湯は置いていませんので、廊下にあるお湯のポットを持っていく必要があります。次の日の登山にお湯を使うときは、朝食時にお湯を入れてくれるのでそちらを利用すると良いでしょう。

夕食

食事はフロント上がったすぐの場所にお食事処があるのでそこでいただきます。

紹介したプランのように、夕食はジンギスカンです。写真でイメージしていましたが、実際に見てみるとジンギスカンのボリュームも非常に素晴らしく、脂身も少なくたくさん食べれて美味しいジンギスカンでした!

さしみこんにゃくとサーモン、肉饅頭のような煮物、鮎の甘露煮、もずくの酢の物

香の物、食前酒のワイン

五平餅

そしてメインのジンギスカン。ちゃんとなま肉を触るので、別でお箸を用意してくれてるのも助かりました!

ご飯味・噌汁はお願いしたタイミングで持ってきてくれます。

あまりお酒を食事の時に飲むことはないので、メニューは参考までに。

このようなドリンクメニューがあります。

こちらは途中から持ってきてくれる、温かい山菜そば。

おそらく汚れがつかないようにアルミホイルを貼り付けています。火力も問題なく、十分しっかりと焼くことができます。

おそらく鴨肉・馬肉のすき焼きと違って、ジンギスカンは焼くことになるので煙が一番出ます。そのため登山服で食事をすると、服に煙の臭いが染み付いてしまいます。

部屋にちゃんと浴衣が用意してありますので、ゆずとしては浴衣を必ず着て行った方が服が汚れても安心ですし、臭くならないので、是非ともお勧めです!

正直ジンギスカンで十分満足していましたので、お腹にたまる五平餅はあまり印象に残っていません。

デザートにはマンゴーアイス。 ジンギスカンの脂身のある焼き物の後なので、さっぱり食べることができました!

朝食

さて今度は朝食です。右上から時計回りで『おかわり自由の牛乳』『サラダ』『ごぼうのマヨネーズ和え』『卵と鉄板で目玉焼き』『デザート』『ヨーグルト』になります。

目の前で自分で作る目玉焼きが一番美味しかったです。

途中ロールパンも運ばれてきます。王ヶ頭ホテルと山本小屋ふるさと館だと、手作りパンを出してくるのでこの辺は違う部分。

おかわり自由のコーンスープ

デザートはキウイの輪切り、ほかはおそらくシロップ漬けのカットフルーツ。

そしてここが最後のマイナスポイント。 このデザートを食べた時にやや濡れた布巾のような香りがしました。同行者もそれを感じたので、おそらくこの食器を吹いた布巾の匂いがフルーツに移ってしまった可能性があります。

色々と重なってしまったのでしょうが、夕食のマンゴーアイスが美味しかっただけにこのデザートは残念でした。

お風呂

美ヶ原にある3つの宿は全てお風呂が入れます。

浴槽の広さなど色々と特徴はありますが、ここ美ヶ原高原ホテル山本小屋の最大の特徴は『鉱泉(冷たい温泉)』であること。

山の上で鉱泉に入れるのは非常に嬉しい点ではありますが、加熱循環とのことで温泉のような特徴は感じられなかったのは残念でした。こればかりは設備として、難しい部分であると思います。

脱衣所は鍵など無いので、貴重品の取り扱いにはご注意を。

お風呂は円形の浴槽が一つと洗い場が5つ程度。お風呂に入った時は誰もいませんでしたが、大勢が入ると窮屈になると思います。

今回夏に来たのは初めてでしたが一番驚いたのは窓に大量の蛾がいたこと。 実際に部屋に案内される時にも、部屋の中の明かりに蛾がたくさん寄ってくるため、夜は窓を開けたりせず、灯りも気をつけて下さいと言われました。

この件に関しては美ヶ原全体でも言えるとは思いますで、美ヶ原高原ホテル山本小屋以外でも蛾はいると思いますが、夏は宿泊したことがないため不明です。

外の景色

最後に夏の美ヶ原に泊まるとどのような景色が見れるかだけご紹介します。

日が暮れる前の美ヶ原牧場にいる牛達と、王ヶ頭ホテル周囲のアンテナ群等の風景

日暮れに染まる美ヶ原の空

雨に濡れるアザミ

咲き誇るハクサンフウロ

感想

20000円近くする王ケ頭ホテルや、16000円近くする山本小屋ふるさと館に毎回宿泊するには少々出費がかさむと感じていました。

今回割引を用いて1万円以下で泊まれたので非常にリーズナブルに宿泊できたと思います。ただ厳しいことを言ってしまうと3つの宿のうち1番古さは否めません。ただ古い部分はどうしようもない所があるし、その分宿代を安くできるので貴重な存在でもあります。サービス面も他2施設よりも足りない部分があるでしょうが、ゆずの価値観としては特に問題ないです。過度に干渉されずに自分のペースでいられ、気楽でもあります。

ただ宿泊する上で匂いは1番気になる部分であり、送迎車のタバコの臭い、トイレ近くの廊下に漂ってくる匂い、朝食のデザート皿の布巾の臭い、に関しては細かな部分だと思いますが改善してくると嬉しいです。1番安く美ヶ原に泊まれる貴重な存在だと思うので、その点が良くなるとより一層泊まりやすくなると思います。

山小屋としてみたら十分に綺麗で食事も豪華だと思いますし、登山にしっかりと絡めるような霧ヶ峰方面の縦走を検討する時は滞在時間も限られるので、リーズナブルな美ヶ原高原ホテル山本小屋を選択すると思います。

ただ美ヶ原にゆったりと滞在して思い出造りを求める場合、ゆずとしては山本小屋ふるさと館をオススメします。比べる部分では無いかも知れませんが、使う用途によって選択していきたいと思います。

さいごに

今回は美ヶ原高原三つの宿の一つ『美ヶ原高原ホテル山本小屋』に夏の時期に宿泊にしました。

少々辛口となってしまいましたが、やはり滞在する上での設備の綺麗さや衛生面は良くて困ることは無いと思っています。当然、下界と違って設備維持にはお金がよりかかるとは思いますが、気になることは気になります。ただ値段的には一番美ヶ原高原ホテル山本小屋が助かりますので、何とかお願いします!

美ヶ原に宿泊する際の山行のひとつになればと思います。

それでは皆さん良い山旅を!

美ヶ原高原ホテル 山本小屋

最新情報をチェックしよう!