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Octa(オクタ)を使用したカルフワセーターは軽くて春夏秋冬の登山に使いやすいミッドレイヤー

みなさん、こんにちはゆずです。

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2021年購入してよかった登山道具7選で紹介した道具の一つ『アクシーズクインのカルフワセーター』に今回は焦点をおきたいと思います。

購入したのが秋だったので、冬春夏と大まかに1年間使用したのでそのレビュー。

約100 gというミッドレイヤーとしては圧倒的な軽さでありながらも、上着で風を防げば防寒着となり、そのまま着ればかなり風を通すの行動中の蒸れからも解消されやすいです。寒い時期だけではなく、暑い時期の万が一の防寒着としてめちゃくちゃ重宝する1枚です!

  • Octa(オクタ)は通気性抜群で乾きが早い。上着を着て防風すると空気の層が断熱に働き暖かいハイテク生地
  • カルフワセーターにしたのは『他よりも少し安い』『カラー展開が良い』『首元にあるスナップボタンがアクセントになり、着やすい』という点で選んだ
  • 春:動くと暑い時が多いので、行き帰りの電車の中や登山中の休憩時の保温着。残雪期の登山なら行動着としても通気性抜群なのでオススメ。
    夏:基本は使うことは少ないが、夏の高山に行くときの防寒着として便利。特に小屋・テント泊など日中以外に活躍。
    秋:秋は寒暖差が大きい。ベースレイヤーにカルフワセーターとウインドシェルなど重ね着すれば、適応できる範囲も広がる。
    冬:薄手のフリースとして使えるので、重ね着で重宝。
  • とてもコンパクトでMサイズで101gと超軽量
  • 気になった点は『メッシュ部分が枝など引っかかりやすい』『冬は静電気が強い』『試着できる実店舗が少ない』

アクシーズクインについて

登山メーカー『アクシーズクイン(AXESQUIN)』は、完全に雨を防ぐ、完全に寒さを防ぐ、というような考えではなく、どちらかと言うと『凌ぐ』ことに特化した商品を提供しています。過剰過ぎず、不足するわけでも無い、丁度いい道具を追求しているブランドです。

私が知ったのは東京のさかいやスポーツで、そのブランド商品が置いてあったから。他の登山メーカーとは違うデザインや一部割り切った性能の登山ウェアに惹かれました。

あまり他の人が使ってるのも少なかったというところも、物欲をくすぐるきっかけでしたけどね!他にもアクシーズクインの商品を持っています。

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Octa(オクタ)について

帝人フロンティア株式会社

帝人フロンティア(旧NI帝人商事と旧帝人ファイバーの統合会社)のコーポレートサイトです。企業情報、事業概要、素材情報、I…

今回購入したカルフワセーターを選んだ理由は当然ありますが、まずその前にこの登山服に使われている生地『Octa(オクタ)』について説明します。

Octaは帝人フロンティアが開発した生地で、めちゃくちゃ簡単に言うと、穴抜きなどして同じ面積の生地なのに重量が半分になった超軽量繊維の事です。

穴抜けした部分には空気がバンバン通るので、通気性抜群で乾きも早い。空気を通さないように上着を重ねれば、穴抜きした部分に空気の層が出来るので今度は断熱に働く繊維です。

※公式ホームページより引用

カルフワセーターを選んだわけ

このOctaを使用した登山道具に興味が湧いたので、この生地を採用している登山道具を探しました。結果的には冒頭にもあるようにカルフワセーターを選びました。

Octaはむき出しの生地でそのまま使う場合と、ウインドシェルのような生地の裏地に貼り付けるような2パターンあります。ゆずは秋冬で使用するアクティブインサレーションは所有しているので、今回はむき出し生地のタイプをミッドレイヤーとして使う予定でした。

むき出しOctaは写真のようにスケスケで、起毛しています。裏地で使われているわけでもないので、単体で使用しやすくなおかつ軽い。

むき出しOctaの商品は

STATIC Adrift Crew 約11000円
Mountain Hardwear エアメッシュロングスリーブクルー 約11000円、サムホール
THE NORTH FACE Expedition Grid Fleece Hoodie 約18000円、フーディ
AXESQUIN カルフワセーター 約10000円、首元ボタン

この辺りの商品が展開されていました。

THE NORTH FACEのExpedition Grid Fleece Hoodieは結構タイトで、帽子もバラクラバになるようなものなので今回の目的には合わず除外。あとの3つは生地的にはほとんど一緒なので、金額と裁断方法や+αの部分で比較しました。

カルフワセーターにしたのは購入するときにセールをやっていたこともあり、約9000円と1番安かった点が大きいですが『カラー展開が良い』『首元にあるスナップボタンがアクセントになり、着やすい』という点で選びました。

カルフワセーターについて

シルエットや使用した感想

Adrift Crew、エアメッシュロングスリーブクルーもお店にあったので試着したのですが、微妙にシルエットが違う。166㎝やせ型のゆずは、ほぼほぼXS・Sサイズの服を着るのですが、緩く着た方がシルエット的に良かったのでMサイズを購入しています。

無駄に格好つけていますが、結構気に入っているので許してください!

背中もめくり上がることもなく、ゆったりと着れるので着心地も良いです。

改めて使用したカルフワセーターですが、Octaの特徴通りの性能を発揮してくれました!

  • 春:動くと暑い時が多いので、行き帰りの電車の中や登山中の休憩時の保温着として。残雪期の登山なら行動着としても通気性抜群なのでオススメです。
  • 夏:基本は使うことは少ないですが、夏の高い山に行くときの防寒着として便利。特に小屋・テント泊で日中以外に活躍します。
  • 秋:秋でも標高や冬に近いなどで寒暖差は変化します。ベースレイヤーにこのカルフワセーターとウインドシェルを合わせれば、適応できる範囲も広がります。
  • 冬:薄手のフリースとして使えるので、重ね着で重宝します。

このように通年利用できるので、Octaの素晴らしさに感動しました!

圧倒的な軽さ

これもOcta使用する恩恵という部分ですが、まず軽量な部分が素晴らしい。

購入したMサイズの本体重量は101g。フリースと比較するのであれば、かさ張りにくく軽いカルフワセーターは非常良いです。

スナップボタンが良い

他のOcta生地を使用している商品と1番違うのは、この首元のスナップボタンでしょうか。

スナップボタンがあることで、何もない服よりも首元が開くので着るときに非常に被りやすい!半袖Tシャツから着られるのはもちろんのこと、長袖ベースレイヤー+長袖シャツの上からも着やすいです。帽子を被っていて問題なし!

また特徴的なラウンドネックになっているので、上の写真のようにベースレイヤーをチラ見せ出来ます。そこまでおしゃれが得意でないゆずですが、そうゆう遊びを入れて登山をしてみるのも面白いですよね!

カラー展開のよさ

  • 墨色 = 黒
  • 璃寛茶 = 茶色
  • カラシ色 = 黄色

2021年は3色展開でした。ゆずはリカンチャを購入していますが、この色合いが一番気にいったのが大きいですね。アクシーズクインの色使いは結構好きなので、この色使いもあり購入したと言えます。

気になった点

ほぼほぼ満点に近い満足感のカルフワセーターですが、気になった点を挙げます。とはいえカルフワセーターというよりも、Octa生地に関してですね。

  1. むき出しOctaはメッシュになっているので、枝など引っかかりやすい
  2. 冬は静電気が強い
  3. 試着できる実店舗が少ない

むき出しのOctaは表面が写真のようにメッシュになっているので、その性質から枝やマジックテープなどに引っかかりやすく、ほつれやすい印象です。今の所影響はないですが、生地の耐久性は注意した方が良いかもしれません。

次に静電気。Octaは静電気が起きやすいかは分かりませんが、冬場はベースレイヤーにウールを使用することも多く、ウールの上にカルフワセーターを着ると、特に静電気が起きやすい印象です。

最後にアクシーズクインの商品を取り扱っている店舗が限られているので、試着がしにくくサイズ感が分かりにくいという点です。でも今はインターネットで返品することに慣れている人も多いと思いますので、人を選びますかね。

以上の三点が気になる部分。引っかかりやすい点は特に注意して使用してください。

この商品が合う人

  • 最新の素材を試してみたい人
  • 通気性抜群なので、重ね着で汗をかきやすい人
  • 重ね着を組み合わせることで、行動中・停滞中と通年使いやすく、その上軽量なミッドレイヤーを探している人
  • 他と被りにくい登山服を探している人

以上の人には、この商品は向いていると思います!

さいごに

今回は話題の最先端素材である『Octa』を使用したカルフワセーターをほぼ1年使ったレビューでした。軽くて持って驚き、触ってふわふわの着心地に驚かされるばかり!上着と重ね合わせることで使える幅も広くなる点も非常に魅力的なポイント。

安い商品では無いですが、高性能素材のOctaをしようした『カルフワセーター』を試してみてはいかがでしょうか?

8月に行った泊まりの山でも、夜や朝の寒い時期は常に着っぱなしで重宝しました!

それでは皆さん、いい山旅を!

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