皆さん、こんにちはゆずです。
いつもは山行記録や温泉宿、道具のレビューが多いゆずですが、今回は登山のときに飲む飲み物に関しての話。
よく登山雑誌で山登りの休憩中に挽きたてのコーヒーを1杯、など紹介されています。ゆずも憧れている一人ですが、実際問題としてカフェインあるから、トイレ近くなるのか?
など疑問があると思います。今回はカフェイン、ノンカフェインの飲み物の紹介と、実際にカフェインによって登山中に苦労した出来事を紹介していきます。
※この記事ではトイレの回数が増えてしまう利尿作用に関して、焦点をあてて紹介しています。
カフェインの作用とは
カフェインはアルカロイドの1種とのこと。難しい話なのでそれに分類されるのです。
カフェインの主な作用は、中枢神経を興奮させることによる覚醒向上、皮下脂肪燃焼効果などからくる運動パフォーマンスを上げるたり、ダイエットなどにも取り上げられます。登山は運動でもあるので、パフォーマンス向上は相性は実は良かったりします。
しかし今回着目するのは、トイレ問題に大きく関わる利尿作用についてです。
利尿作用について
利尿作用があるとのことですが、調べた範囲で原理を説明します。
身体に摂取した水分は巡り巡って腎臓に集まり、濾過されて膀胱に集まります。それがたくさん溜まると尿として出てきます。
カフェインが作用すると、腎血流増加とともにナトリウムや水分などの再吸収を抑えます。
交感神経が優位になり、血流増加。腎臓などで出した水分が膀胱に行く前に再度吸収されにくくなるので、結果的に膀胱に溜まる水分量が増えます。
これがカフェインによる排尿作用です。
例を例えると膀胱に水分がたまりやすくなります。はやく膀胱に尿がたまるので、結果的にトイレに行く回数が増えてしまいます。
なぜノンカフェインをオススメするのか
トイレに行く回数が少なくなる。この一言です。
山はトイレが少ないんです、1時間〜2時間にあれば良い方で、場所によってはスタートとゴール地点しかトイレがない場合があります。
カフェインを飲むと尿がたくさん出て脱水するなど言われていますが、カフェインを含むとはいえ水分を摂取しているので大量でなければ、そこまで脱水になることはないともいわれています。トイレが無いから、行かないために水分を我慢して脱水する場合の方が多い気がします。
トイレに関して、まだ若い世代は抵抗があるか
知人に山登りに興味がある人を連れて行くときに、結構トイレに関しての質問や、先入観が聞かれます。
- トイレは綺麗?
- トイレはあるの?
- そもそもトイレが定期的に設置している前提で話してくる
- トイレが間に合わないとき、どうするの?
など。色々なご意見はあると思いますが、ゆずは20歳後半で、概ね20〜30歳の方を連れて行くことが多く、この世代には多い意見ですかね。
そもそもいきなりトイレが無いから、その辺でしてくださいっていうのが難易度高すぎますよね。つまりはトイレに行く回数が少ない方が色々と良いことが多いのです。
カフェインありはダメでは無い
先に言っておくと、カフェインがある飲み物が悪という事ではないです。むしろ先に書いたように運動パフォーマンスを上げると言われていますからね。ただトイレが近くなるのをしっかりと理解して、摂取することを心がけてください。
経験者が山で飲むコーヒーは美味しいと初心者を山に誘って、その行程にトイレがほとんど無いなんてことがあれば、可哀想です。
登山での出来事・失敗例
入山前にカフェイン入りを飲んでしまう
登山中はノンカフェインでも登山口に行くまでにコーヒーを飲むと、登山口でトイレに行ってもすぐにトイレに行きたくなる…
個人的にこれの失敗が多いかなと思います。細かいかもしれませんが、朝からの飲み物も気にすると良いでしょう。
有名な山は混んでいるので、そこら辺で出来ない
これも結構あります。ノンカフェイン問わずにトイレが間に合わない、そんなこともあるでしょう。当然どうしようもないこともあるので、ゆずも経験あります。
人気のすくない山だと少し道を外れれば大丈夫ですが、有名な『日本百名山』などではそうはいきません。前も後ろも人が多くて、さすがに出来ないような状況に陥ります。
やはりトイレに行く回数を減らす、これが1つの解決策です。
ノンカフェインの飲み物(お茶)
今ではノンカフェインの飲み物がたくさんあります。妊婦さん向けに用意されていたり、ノンカフェインであることを売りにしているものもあるぐらいです。
個人的にはノンカフェインコーヒーや紅茶は美味しく感じませんでしたね(飲んだことあるもので)。ゆずはお茶が大好きなので、少しでもお茶が飲めるならと、ノンカフェインのお茶を探しました。愛飲しているのは以下の通り。
- 麦茶
- そば茶
- ごぼう茶
麦茶
後味の爽やかさと入手のしやすさから愛飲しています。水とは違い、リン・マンガン・ナトリウムといったミネラル含まれているので、運動で失われたミネラルも摂取できるので非常にオススメ。
水よりは運動時の水分摂取には適しています。
特に韃靼そば(だったんそば)茶がオススメ。ルチンが豊富に含まれており、ビタミンCを吸収しやすくするといった効果もあります。
食物繊維も豊富なので、アルファ米、カップ麺など手軽でカロリーが高いものが好まれ、野菜不足になりやすい山との相性も良いと思います。
ごぼう茶
個人的には味が好きというのもあります。成分的にはそば茶に似ているところがありますが、水溶性食物繊維のイヌリンが豊富です。
他には抗酸化作用などあるようですが、登山とか直接的には繋がりはないでしょうか。
後はやれないことはないこととして、これはごぼうなので飲んだ後の茶葉を鍋やラーメンなどに入れて食べる事も出来ます。使い終わった後の茶葉も食べれるので、縦走中ではゴミという形で荷物が増えません。
さいごに
今回はトイレの回数自体を増やさないように、ノンカフェインの飲み物は向いていることを説明しました。
ゆずは緑茶、ほうじ茶、玄米茶、紅茶など日常から良く飲みます。なので本当は山でも飲みたいんですけどね。トイレ環境も以前より良くなっていますが、さらにトイレ環境や数がよくなればいいなと思います。
ゆずのようなお茶好きな方が、登山でもお茶を楽しまれればと思います。
ちなみに私はルピシアというお店でよく買います。お茶専門店なのでとても美味しいですよ!