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【丹沢】出来たて鍋焼きうどんと富士山の絶景、そしてさよならクリステル。鍋割山〜塔ノ岳縦走

皆さんこんにちは、ゆずです。

今回は関東圏に住んでいる人にはお馴染みの丹沢。その中でも有名な『鍋割山』『塔ノ岳』の2座を結ぶ縦走に行ってきました。

歩いた11月はヒルも居なく、空気も澄んでいる良い時期。展望と紅葉した木々を見ることが出来ます。

標高差は1000m程度とアップダウンはありますが、なんと言っても鍋割山で食べれる『鍋焼きうどん』が絶品であり、縦走路から終始望める『富士山』と2つを楽しむオススメのコースでした。

今回のコースのまとめ

  • コースタイムは7時間超え、歩きごたえあり
  • バスの本数も多く、登山客も多い。
  • 標高差は1000m以上でアップダウンあり
  • 鍋焼きうどんのご褒美と、富士山や相模湾を望む展望◎
  • 適度な休憩場所と、トイレの多さは魅力的

鍋割山、塔ノ岳の印象

塔ノ岳、鍋割山は丹沢山系の南部に位置しており、アクセスの良さ、ルートの豊富さ、整備されているなど、比較的登山する上でかなり条件が良い山です。

ただ標高差はそれなりにあります。鍋割山は標高1272m、塔ノ岳は標高1491mで、登山口である『大倉バス停』は290m。おおよそ1000〜1200m程度の標高差です。

登山口から山頂まで1000mというのは登山していると、意外とあります。そのため、ここをどの程度のペースで歩けるかなどが良く本やインターネットで紹介されてることもあるくらい。

アクセス、トイレ、登りごたえ、ルートの多さなど全体的に良い塩梅な山である印象です。特に今回の鍋割山は、山頂にある山小屋でなんと!『鍋焼うどん』が食べられるのです!

アクセス(公共交通機関使用)・行程

日時:2019‎年11月5日

コースタイム:7:15(実際にかかった時間は7:30ほど)。

私のペースは大体、写真撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。今回は鍋焼うどんを食べたり、山頂で富士山をぼーと眺めたり、時間がかかってしまいました。

メンバー構成:3人パーティー

小田急線『渋沢駅』で下車。そこから路線バスで丹沢の南玄関口である『大倉バス停』まで移動。

長時間の林道から、急登を登り『鍋割山』へ移動。絶品の鍋焼きうどんを食して、次の山『塔ノ岳』まで縦走します。展望の優れた名峰を堪能して、長い下りの大倉尾根、通称バカ尾根を下り、スタート地点の『大倉バス停』まで移動します。

下山は鶴巻温泉『弘法の里湯』で一汗流して、帰宅します。

今回の山行の金額

料金(新宿起点)

新宿駅 → 渋沢駅 690円
渋沢駅 → 大倉バス停 210円
鍋焼きうどん 1500円
大倉バス停 → 渋沢駅 210円
渋沢駅 → 鶴巻温泉駅 220円
鶴巻温泉 入浴

平日2時間 800円

休日2時間 1000円 

※丹沢フリーパス or モンベルカード使用で200円割引

鶴巻温泉駅 → 新宿駅 600円
合計 1人 4230円

ちなみに丹沢・大山フリーパスBを利用することで割引できます。

  • 交通費:1530円
  • 温泉:200円割引で600円
  • 鍋焼きうどんはそのまま 1500円

計3630円です!!

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今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

縦走の山行記録

注意

この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!

  • 大倉バス停 男女別で綺麗
  • 鍋割山山頂トイレ 男女別で見た目は少し汚いが、匂いは少なめ
  • 塔ノ岳山頂の小屋(尊仏山荘)のトイレ 
  • 花立山荘 公衆トイレ2個 雨水をためて流す、バイオトイレ
  • 見晴らし茶屋 公衆トイレ2個 雨水をためて流す、バイオトイレ
  • 観音茶屋 公衆トイレ1個 雨水をためて流す、バイオトイレ
この通りトイレはすごい数があります。とても素晴らしいことであり、山にいくハードルを下げるものでもあります。
全体的に丹沢のトイレは汚いイメージも多かったですが、だいぶ綺麗な方になってきました。強いて言うなら、『大倉~鍋割山』『鍋割山~塔ノ岳』は途中鍋割山山頂でしかトイレが無いことを注意ですかね。
※参考までに写真を。気になる方もいるかと思い、トイレ内の写真も載せています。気分を害させる方は、次に飛んでください。
細かいですが、このたくさんのトイレ整備のために、チップは協力してくださいね!感謝の気持ちを忘れずに。
 
トイレの写真
鍋割山公衆トイレ


小便器


和式トイレ。女子は不明


花立山荘 公衆トイレ


洋式トイレ。踏むと雨水が流れる


富士見小屋 公衆トイレ。花立と同じ仕様

 

行程

おはようございます。丹沢登山の拠点『渋沢駅』です。駅から丹沢山脈が見えるため、山が近いなーと思う瞬間であります。
バス停はこの下に降りるとあります。改札口を降りて、右に曲がる出口の方ですね。
バス停には登山人口の多いからか登山届ポストがありますね。今回は平日7時16のバスに乗車しています。人は少なめですね。
休日のバス停は大混雑。1時間に3・4本と本数のとても多いバスなのに、増便が出る程度。休日の混雑には要注意です。
そんな平日早朝の大倉バス停ですが、何だかんだ20人ぐらいはいますね。流石はメジャーどころです。
トイレを済ませて登山開始。トイレのある建物から西側を向くと、正面にこの標識があります。鍋割山に行くにはここを直進です。
塔ノ岳に行く場合は、ここを右です。
はじめは10分ほど車も通る車道を歩きます。キャベツや大根といった野菜畑をみつつ、山脈を見上げつつ歩きます。
2019年の10月は台風もあり、登山道が大荒れしましたが、11月に入って安定してきましたね、良い天気!!
さてそんな野菜畑に眺めつつ歩いていくと、分岐があります。矢印にそって進みます。
こんな感じで進みます。
一度山道を歩くことになります。すぐに林道に出ますけどね。
林道との合流地点です。ここは一般の車は通れないので、基本的には車の往来は無いです。ここから山道に入るまでは、結構長いんですよねー。
このような杉林を進む。
ここは県民の森方面からの合流地点。タクシーなど利用して、県民の森方面から来ると、林道歩きを短縮できるとの情報もありますね。私はまだ利用したことはありませんが。
よく紹介されていて有名ですが、水運びのボランティア。山荘は水が貴重なので、鍋割山まで水を持ってくれると嬉しいです、といったものです。
私は2L。パーティで合計して10L運ぶことにしました。
途中川を越えつつ、ようやく山道の入口にやってきました。1:30~2:00ぐらい歩きましたかね、たわいもない話で盛り上がり、意外とすぐでした。
そしてなだらかな部分が長かったので、ここからは急登続きです。えっさほいさと登ります。
後沢乗越ぐらいからは杉林も減って、ブナなどの広葉樹林が目立つように。広葉樹林はやはり明るく、気分が高まりますね。
後沢乗越を過ぎてからの稜線は、まだ木々に覆われていますが、周囲の景色もひらけて見えてきます。そこまで紅葉の有名な印象のない丹沢ですが、秋の雰囲気を感じられました。
一緒にいったメンバーも『やべー、紅葉してます!』とそこまで紅葉していないところで叫ぶ始末。
急登をひいひい登っていくと、さらに展望が開けてきます。南側がひらけて相模湾が一望できます。真鶴半島、伊豆半島、江ノ島、伊豆大島といった遠くの島まで見えています。
おー!やっと富士山がこんちには!
見えてくると、ここからしばらく富士山は我々を楽しませてくれます。
ソーラーパネルが下から見えると、そこはゴール。お疲れ様です、最初の目的地『鍋割山荘』に到着です。小屋の前もこのようなテーブルがあって、広い広場もあります。
鍋割山山頂は小屋の裏にあり、そこからは見事な富士山が見えます。丹沢ってこんなに富士山が見えるんだな、とはじめて来たときは思いましたね。
富士山を堪能したあとに、持ってきた水を小屋に寄付します。
ちょうど着いた時はオープン11時前。平日ですが6人ほど待っており、順番に待って10分ほどで念願の鍋焼きうどんが目の前に・・・。
じゃじゃん!富士山と鍋焼きうどんの共演です。ナルト、カボチャの天ぷら、なめこ、卵など、数々の具が満載のうどんで、美味なり!!
前に来たときは1000円でしたが、1500円に値上げしたのが少し残念でしたが、色々と大変ですからね、続けていただけるだけで嬉しいものです。
後輩はうどんの美味しさと、富士山に感動して、鍋割山のTシャツを購入していました。『丹沢人』、なかなかに物欲を刺激してくるもので、本気で自分も買おうかなと悩みました。
丹沢人に進化した後輩を連れて、次の目的地である塔ノ岳に向かいます。
道中にある秋の雰囲気に癒され
富士を横目に
好展望の稜線を進みます。
そしてここは金冷し。塔ノ岳に伸びる大倉尾根に合流しました。山頂まであと少し!
このような好展望になってくれば、ゴールはすぐそこ
お疲れ様でした、本日2つ目の山頂『塔ノ岳』に登頂です。
富士山は少し曇ってきましたが、良い景色は変わりなし。たたずんでいる男性の気持ちが分かりますね。ゆっくりしたくなります。
山頂も広さがあり、休憩にも非常に適しています。山荘もすぐ隣なので、ここで泊まったら夜景も綺麗に見えるみたいなので、一回泊まりたいものです。
さて名残惜しいですが、長い下りが待っているので、大倉方面の大倉尾根に下ります。
下りは長いですが、序盤は相模湾を眼下に下れるので、開放的な気分で下れます。
大倉尾根は小屋がたくさん。適度な休憩処がとても多い。ここは花立山荘。
下って下って
堀山の家
駒止茶屋
数々の山小屋を過ぎて、関東圏の山に多い、尾根の片方が杉、反対側は広葉樹林という図。
テラス席で休憩しやすい、見晴茶屋
綺麗に整備されている道です。こうゆう杉林なら、なんか雰囲気良いですよねー。
観音茶屋前を通過すれば、ゴールはすぐそば。
車道に戻り、後はバス停まで歩くだけですが、ここには丹沢のアイドルが居たのですが、ついにいなくなってしまったようです。

我らがアイドル『丹沢クリステル』。上の道の左右に『クリステル、キャサリン』の2人がいたのが、もう懐かしい記憶…。思い出をありがとう、さよならクリステル。
さて戻ってきました大倉バス停です。もう11月だと日も暮れるのも早いですね。16時近くでもう薄暗くなってきています。

今回の温泉

日帰り温泉は鶴巻温泉にある『弘法の里湯』。
  • 弱アルカリ性 カルシウム・ナトリウム-塩化物泉
  • 源泉温度は低いので、加熱・循環です

駅から歩いて3分ほどで着くので好立地なのですが、休日の夕方にいくと、まあイモ洗い状態。ものすごく混んでいます。10個ぐらいある洗い場も列が出来るぐらいです。

立地と温泉でのリラックス具合は天秤ですね。平日でもまずまず混んでいるので、汗を流す目的が妥当ですかね。

さいごに

今回は丹沢の有名どころ鍋割山~塔ノ岳の縦走をご紹介しました。富士山だけではなく、相模湾・伊豆大島・伊豆半島・東京方面の街並みを一望できる景色は見事です。
疲れた時に食べるご飯もまた登山の醍醐味。おにぎりやパンでも美味しいですが、鍋焼きうどんなら更に格別!
山の上でご飯を食べると、不思議なことに町で食べるよりも美味しく感じるんですよね。
ぜひ眼も口も満足になれる鍋割山~塔ノ岳縦走に行かれてみてはいかがでしょうか?
個人的には雪がかかっている富士山も見れ、空気が澄んでいる秋・冬がオススメですね。新緑も春~初夏も良いですが、ヒルだけにはご注意を。

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