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Mobvoi TicWatch Pro 3 Ultra GPS。登山で地図を見たいために買ったスマートウォッチ

みなさん、こんにちはゆずです。

登山でスマートウォッチ使ってますか?ゆずはあるといいなーと感じながらも、ソーラー充電の時計を登山はじめてすぐに買っているので、時間に関しては特に不自由していなかったんですよ。

安いスマートウォッチもありますが、個人的なスマートウォッチを使う最大の利点が『登山中に地図が見られること』この一言。理学療法士という仕事をしているので、心拍や心電図など色々な付加価値にも興味は向きますが、それよりもまず地図!

そんな2023年2月に厳冬期の硫黄岳を登ると決めて、グローブしながらスマートフォンや紙地図を取り出すデメリットの方が多いんじゃないかと考えて、購入を決定しました。結果的には厳冬期の硫黄岳登山で非常に活躍し、スマートウォッチの画面で地図を見られる便利さを改めて認識できたので、それを皆さんに共有していきたいと思います。

登山地図が見られるスマートウォッチを探していた、実際の使用感や実際に良いと思った理由などを気になる人、そんな方々の参考になればと思います。

購入したのはMobvoi TicWatch Pro 3 Ultra GPSといスマートウォッチです!

  • ヤマレコアプリを使用する予定だったので、WearOS搭載モデル『Mobvoi TicWatch Pro 3 Ultra GPS』を選択
  • ヤマレコ起動を物理ボタンでショートカットできるので便利
  • 地図は事前ダウンロード推奨
  • 電池持ちは他のWearOSモデルよりも良好な印象
  • 使用推奨は『IP68』『5-35℃』だが、-16℃の環境でも使用は問題なく可能であった
  • 注意点として『電子コンパス使用不可』『地図の拡大・縮小はタッチパネル』『スマートウォッチ上の登山地図にはコースタイムが表示されない』こと

ゆずがスマートウォッチを登山で使う理由

スマートウォッチ、今は日常生活の中で利用している人も多くなっているでしょう。Suicaが内蔵したり、メールや電話などの通知を受け取ることもできて時計のみで完結する点が便利に感じる方も多いでしょう。

ただ登山において考えると、カロリー、活動時間・距離といった運動面の補助と、電子コンパス、地図表示、GPSなどの登山を補助する部分に機能が分かれます。

どちらも大事な部分ではありますが、ゆずとしては冒頭で述べたように『地図が見れること』を筆頭に『GPSで現在地がわかる』『雨や低気温でも起動する』部分が最も大事になってきます。

3シーズンなら地図を紙やスマートフォンで見た方が、範囲が広いので現在地が把握しやすく、正直便利です。その地図やスマートフォンの操作がしにくくなる冬にこそ意味があると、ゆずが最大のメリットと感じた部分でした。

スマートウォッチで登山地図を見るためには

ではスマートウォッチで登山に使う地図を見るためには、どのような機能が必要なのでしょうか?

  1. ヤマップ:アップルウォッチ、プロトレック
  2. ヤマレコアプリ:Google Wear OS搭載スマートウォッチ
  3. ガーミンの登山地図内蔵モデル

現状ではこの三点が答えです。iPhoneを使っている人はアップルウォッチが良い選択肢となりそうですが、日常使いしているスマートウォッチを傷つけたくないなど気にはなりそう。

ゆずはandroidスマートフォンを使っているので、ヤマレコアプリが使えるGoogle Wear OS搭載スマートウォッチかガーミンの登山地図内蔵モデルのどちらかでした。まずガーミンからですが、8万~10万ぐらいするので流石に対象外…。消去法でGoogle Wear OS搭載スマートウォッチから選ぶことにしました。

あとは何の付加価値が必要か選ぶ

地図がみられるGoogle Wear OSが搭載されていれば、正直どれでも大丈夫です。

あとは『電池持ち』『画面の大きさ』『操作性』『防水・氷点下で起動するか』『心拍数が測れる』『デザイン性』などなど人によって選ぶ部分は変わるでしょう。

  • 電池持ち:基本Wear OS搭載モデルは悪いですが、少しでも良いものを
  • 画面の大きさ:小さすぎると地図の情報量が少なすぎるので、少し大きめを
  • 操作性:物理ボタンがあり、タッチパネル使わなくても欲しい機能が引きだせるもの
  • 防水・耐候性:雪山で使いたいので、氷点下での活動は保証したい
  • 値段:1万後半~2万前半ぐらい。5万とかは対象外

ゆずが重視したのはこの辺りです。

Mobvoi TicWatch Pro 3 Ultra GPSを選びました

結果的には、Mobvoi 社のTicWatch Pro 3 Ultra GPSというモデルを購入しました。

Amazon価格(3/18時点)で35,999円ですが、大体セール割引していて、27000円ぐらいで購入できます。ゆずの場合は、メルカリでガラスフィルムなどがすべて付属したものを約20000円で購入しました。


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あとは性能ですが、そこまで癖のないモデルになっていると思います。

肝心の地図性能

これが使えないと意味がありませんが、実際にどうだったのか。

まずはヤマレコアプリをスマートウォッチにインストールをします。

インストールし、スマートフォンのようにアプリ一覧からタッチパネルで動かしてタップしていくと、ヤマレコアプリが起動します。

この時計の素晴らしい機能『物理ボタンのカスタマイズ可能』であること!!

右下物理ボタンしか使えないのが難点ですが、ヤマレコアプリを登録すればボタン一押しでヤマレコアプリが起動できるようになる優れもの!正直、冬のグローブでタッチパネル操作なんてすっごく面倒ですし、タッチペンすら面倒です。

これなら画面見なくても押せば地図が起動するので、とっても重宝しました!

一回押せば、はい起動

なぜかデフォルトで槍ヶ岳周辺が表示しますが、しっかりと使えますよ!

ネットがつながれば表示が遅いですが地図を見れなくはないです。ただ圏外であることも考慮して、基本的はスマートウォッチに事前に地図を入れておくことをオススメします。

難点はヤマレコプレミアム会員じゃないと地図が一つしか入れることが出来ない点でしょうか。

ヤマレコアプリを起動して、広域地図から詳細エリアを選択

スマートフォンにダウンロードした地図を選択すると、時計に転送するボタンがあるので、連携しているスマートウォッチに転送すると先ほどのように地図がスマートウォッチ内にダウンロードされます。

地図の使い勝手と耐候性

いきなりですが、厳冬期の硫黄岳だけでしっかりと使えました!

ログを取る場合は、スマートフォンのアプリでログを取るボタンを押していくと勝手にスマートウォッチで反映されていきます。現在地をみるだけなら、ログを取らなくても大丈夫。

めちゃくちゃ細かいですけど、ゆずはジオグラフィカというアプリでログを取っているので、ヤマレコアプリとジオグラフィカ別々のアプリでログを取る面倒があります。そこが非常に面倒くさい。

ハードシェルの上に時計をつける人もいるようですが、ゆずは中に着ける派。今回は撮影のためにオーバーグローブは外していますが、オーバーグローブから中が少しでも覗ければ見られます。物理ボタンでの起動もオーバーグローブ装着でも問題なくできました。

説明書には『IP68』『使用範囲は5-35℃』と書いてあります。今回は-16℃の朝の環境や、-10℃~-5℃程度の環境で稜線上の風が吹く状況でも使用できました。

予想としては、スマートウォッチをむき出しにしておらず、直接肌に着けてハードシェルの中に入れていたので厳冬期でも使えたのだと思います。ゆずのような使い方をする方は問題ない可能性が高いですが、ザックに着けたり、ハードシェルの上に着けて使用する場合は起動保証は分かりません。ただ十分かなと思います!

一応3月に入って低山でも使用しました。気温も10℃ぐらいで全く問題なし。

ただ画面が小さいので、現在地周囲の確認やこれから登る等高線の確認には使えます。スマートフォンや紙地図の方が、周囲の山や地形の把握、全体的なコースタイムなどの再確認が出来ますので、3シーズンではスマートウォッチで地図を見る機会は少ないかも。でも便利なら、しっかりと使います。

電池持ちは良いほう

こちらがスマートウォッチでスクリーンショットをしたものです。硫黄岳登山の登山前と下山後で右下の%部分が電池残量です。約7時間ほどの行程で10%減は優秀です。

  1. 行動中はスマートフォンアプリでログを取っていた
  2. スマートウォッチでは現在地の確認と等高線の確認程度
  3. 事前に地図はダウンロード済
  4. シアターモードにしてバイブレーションや音が鳴らない、手首を返しても点灯しないような節電設定で行動していた

これらの環境での電池消費率です。むやみにスマートウォッチ画面を点灯させたり、操作する時間を減らすようにすれば2-3日ぐらいは持つ印象ですね。

久しぶりに使うときはスマートウォッチの起動にも電池を食うようで、事前に起動しておきスマートフォンと連動させておくと良いと思います。

また節電効果として、二層ディスプレイを搭載しており、上のモノクロ時計表示になっている場合は消費電力が非常に少ないようで、Wear OS搭載モデルでも優秀な理由です。搭載バッテリーも577mAhと多いほうなのでその点も利点といえるでしょう。

妥協点と注意点

ほぼほぼ値段を考えると不満は無いのですが、これが出来ればなおよかった点と、人によっては気になる点があると思いますので、その点を共有しておきましょう。主に②③は雪山使用時に不便に感じましたが、タッチパネルが使いやすい3シーズンでは代用可能なものです。

①電子コンパスが機能しない

発売当初は使用出来ていたようですが、現在はバージョンアップによって、磁気センサーは機能しないように変わっており、コンパス機能が残念ながら機能しないようです。

ゆずはあまり電子コンパスは使わないのと、シルバの普通のコンパスを持っているので代用可能な範囲です。あると良いのでしょうが…まあいいかなと。あとは方向が変わりないので、よく経路案内モードにすると進行方向に地図を回転してくれると思いますが、たぶん使えません。ゆずは地図は北が上にある形で覚えているので、不自由無いです。

②拡大・縮小はタッチパネル

ヤマレコアプリを使用する時に、出発する時にオフライン地図やアプリの起動をしてしまえば、基本行動中は見るだけ。画面上で操作することは、雪山の時は少なかったです。ただリューズを回すと地図の尺度を拡大・縮小する機能がアプリには内蔵していたので、それがこのモデルだと使えないのが残念。

+-のタッチをしないといけないので、その点は注意です。

③コースタイムは表示されない

スマートフォンのヤマレコアプリ上の地図では、コースタイムも表示されていますが、スマートウォッチ上では表示されていません。皆さんが歩いた軌跡はオレンジ色に色が変わっている部分が反映されていますが、次の目的地までの時間を把握したい人には注意です。

これも3シーズンであれば、スマートフォンアプリや紙地図と併用すれば代用可能な問題です。

まとめ

ヤマレコアプリを使用する予定だったので、WearOS搭載モデル『Mobvoi TicWatch Pro 3 Ultra GPS』を購入

ヤマレコ起動を物理ボタンでショートカットできるので便利

地図は事前ダウンロード推奨

電池持ちは他のWearOSモデルよりも良好な印象

使用推奨は『IP68』『5-35℃』だが、-16℃の環境でも使用は問題なく可能であった

注意点として『電子コンパス使用不可』『地図の拡大・縮小はタッチパネル』『スマートウォッチ上の登山地図にはコースタイムが表示されない』こと

さいごに

買う→いや、なくても良い→やっぱりあった方がいいか?→いや無くても…。

と迷うこと2.3年。結果的には買ってよかったかなと思います。ただ充電する手間がソーラーパネル内蔵のプロトレックを使用していたゆずからすると、少々面倒かなと思います。

最近のスマートフォンは指紋認証や顔認証などもありますが、マスクをしていたり、薄手の手袋やネックゲイターをしている場合もあり、画面ロック解除でも一苦労。地図へのアクセスのはやさは一番といってもいいでしょう。

メインの冬山が終わってしまい、この3シーズンで使う機会が増えるのか、これからも使ってみて使い勝手を模索していこうと思います。みなさんのスマートウォッチ事情、お聞かせください!

それだはみなさん、良い山旅を!!


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