みなさん、こんにちはゆずです。
今回は2023年5月の時点で、最もお気に入りの温泉旅館『貝掛温泉』をご紹介します。
2021年秋に体調を崩していた時期があったのですが、貝掛温泉の宿泊と近辺の山歩きで体調が戻った事がありました。それ以来、ここはゆずの大のお気に入り。2022年秋も訪れており、2023年訪問予定。
木造作りの風情のある建物でありながら、設備は綺麗で何ひとつ不自由がない。ご飯は和食がとても美味しく、新米の白米がとにかく美味しい。温泉はぬる湯で、身体と温泉の境目が無くなるような同化具合。
これらに興味が惹かれる方には、自身を持ってオススメ出来る素晴らしい温泉宿です。登山とも組み合わせやすく、肉体的にも精神的にも癒やされる素晴らしいプランニングが出来ることでしょう!
- 貝掛温泉は越後湯沢にある温泉宿で、最寄りのバス停は貝掛温泉。都内から新幹線利用して二時間程度の好アクセス
- 登山は平標山、トレッキング湯沢Ⅰと組み合わせたて登った実績あり
- 二食付き:1万円後半で宿泊
- 木造建築で美しいが、内装も綺麗で設備的な不満がほとんどなし
- 温泉は源泉36.2℃の塩化物泉。ぬる湯、泡付き良くていつまでも入っていられるような温泉。体と温泉の境界線がなくなるような感覚が味わえる。
- 食事は和食の美味しい料理。特に白米が美味しく、新米の秋の時期が米の甘みもあって最高でした。
- 貝掛温泉は心を浄化して、新たな気力を与えてくれる素晴らしい温泉旅館です!!
貝掛温泉の特徴
貝掛温泉の5つの魅力を上げています。
- 目に良い、37℃ドバドバ源泉掛け流し温泉
- とても美味しい和食と圧倒的なコシヒカリの旨さ
- 木造建築の美しさを維持しつつ、実用性を兼ね備えた室内環境
- 新幹線駅からバスで30分ほどの好立地
- 周囲の登山やハイキングコースの選択肢が多い
ゆずが感じる貝掛温泉の魅力ですね!温泉最高、ご飯最高、ロケーション最高、環境面には不満なしと素晴らしいことこの上なし!
貝掛温泉へのアクセス
公共交通機関でアクセスする場合、越後湯沢駅から出る路線バスを利用し、貝掛温泉バス停で下車します。行き先としては苗場スキー場方面に行く路線バス。バス停下車後は徒歩15分〜20分程度で徒歩移動か、事前連絡すれば送迎車を出してくれます。
新幹線駅である越後湯沢駅からの路線バスを利用できるので、関東圏からのアクセスは比較的容易。路線バスも越後湯沢駅から貝掛温泉バス停まで25分程度。
東京〜越後湯沢 | 約1時間30分 |
越後湯沢〜貝掛温泉バス停 | 約25分 |
貝掛温泉バス停から徒歩 | 15分ほど。送迎車あり |
都内から2時間程度で到着するので、草津温泉とかに行くよりも遥かに近いですね。新幹線は偉大です。
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貝掛温泉と組み合わせる山々
毎度恒例登山ブログでもあるので、ここ貝掛温泉と組み合わせるべき山をご紹介します。紹介するのは2つ、本格的な山登りと少し歩くようなハイキング感覚の場所を選定しました。
とても綺麗な紅葉の稜線が楽しめるここは、苗場スキー場の近くにある平標山です。越後湯沢駅からバスで25分程度のアクセス良好な山。
標高1983m、紅葉の山としても綺麗ですが、一番有名な時期は高山植物が咲き乱れる初夏の時期ですね。ゆずも一度行ったことはありますが、天気に恵まれず、あまりいい景色は見れなかったので是非ともリベンジをしたい。
ハイキングコースとしてご紹介するところは、越後湯沢駅の南西に位置するトレッキング湯沢Ⅰ。山と高原地図では清津峡遊歩道という名前になっています。
湯沢スキー場まで登ることはできますが、登り口で引き返せば高低差の少ない清津峡沿いを歩けます。
特にここはブナの木が綺麗で、新緑の時期や紅葉の時期はとてもいいのではないかと思いました。
清津峡の名の通り、川の近くを歩くことができます。透明度の高いきれいな水が流れ、休憩場所も選びやすいですね。
貝掛温泉の金額
宿泊プラン
五つ星認定の源泉掛け流し風呂、越後湯沢の老舗秘湯一軒宿で温泉三昧【18時迄にIN】 和室 1部屋 2人に2人宿泊 |
38500円 全国割-10000円 クーポン-3500円 |
1泊1万円後半とややお高めの設定の宿ではありますが、今回は全国支援割、クーポンを使用することで1人12500円という安さで宿泊できました。ちなみに日本秘湯を守る会の会員宿です。
毎回この安さなら…と思ってしまいます。
今回の撮影機材
カメラ | OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら |
レンズ | M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 紹介記事はこちら |
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II 紹介記事はこちら |
今は手放したセットではあります。宿ではほとんどが高倍率率ズームレンズで撮影しています。
宿の紹介
宿の最寄りの貝掛温泉バス停に到着。でかでかと貝掛温泉をアピールしています。送迎車も来ていますが、徒歩で行く場合はこの道をまっすぐ。
川の方に向かって降りて行くので、緩やかな坂をずんずん進みます。
一番最後の方にある坂はなかなかの勾配。雨の日は滑りやすくなっているのでご注意ください。
川にかかっている橋を渡った先に、貝掛温泉があります。
こんな山奥にあるとは思えないほど、立派で広大な温泉旅館が現れます。
立派な玄関の貝掛温泉に到着!
こちらは帰りに乗りましたが、送迎車でバス停まで送迎してくれます。行きで利用する場合は到着するバスの時間を伝えておくと、その時間に来てくれます。
内観
山の中にあるとは思えないほど綺麗。それがゆずの第一印象でした。木造作りで暖かく、好きな雰囲気でしたねー。
所々昔からある木材を使っている場所もありながらも、全体的に綺麗に収まっています。
フロントから近い場所は段差が少ないので、その辺を考慮して貰えれば足腰の不安な方でも安心です。ただ奥の方に進むと階段も多め。エレベーターはありません。
書斎
お土産屋さんでは、お米やお酒といった新潟ならではの特産品が並んでいます。
この宿の近くにはコンビニなどのお店は全くありませんので、宿の中にいつでも買える自動販売機があることはありがたいです。
部屋
こちらが1度目に宿泊した和室の部屋。畳もきれいで居心地のいい部屋でした。
木の剥がれなどはあり、少々古さを感じる場所はあります。ですが、この洗面台とトイレの前の廊下に関しては床下暖房で多少の古さは気になることはありません。
洗面台も非常に清潔
- 綺麗なトイレ※クリックで開きます
こちらは2022年に泊まった別の部屋で、和室にベッドという造り。こちらの方が設備的に新しいのか、初めて宿泊した部屋よりもさらに綺麗で少々驚きました。
1回目に泊まった部屋でも十分綺麗と思っていたので、部屋に案内された時に驚いて思わず小さく声を上げてしまいました。
地味に小さなテーブルも便利
そして新しさだけでなく、おそらく以前使っていた柱や梁などを再利用しているのでしょうか。この和モダンな空間は1度目よりも更に貝掛温泉を好きにさせてくれました。
温泉
さて貝掛温泉といえば知ってる方は『ぬる湯』『目に良い温泉』で知っているでしょう。
実際に目薬で使われている成分も入っており、目に良いとされています。37度ほどのぬる湯と特徴的な塩化物泉、抜群の泡付き、とニオイ成分は弱いですがかなりオススメ出来る温泉です。
私が好きになったのも温泉そのものの魅力もありますが、冒頭で述べたように体調を崩していた時に入った後に、調子が戻った実感からてす。
大浴場の入り口は一つ。2つの浴槽は時間によって男女で入れ替わります。
こちらが簡単な温泉の見取り図です。内湯と露天風呂でそれぞれ分かれています。
- 源泉温度:36.2℃
- 源泉湧出量:406l
- pH:7.7
- 泉質:ナトリウム・カリウム-塩化物泉
脱衣所の空間も広く、多くの人が入ることができます。
洗面台も綺麗でドライヤーも完備。全く問題ありません。
早速中に入ります。洗い場も五つあり、手前にはかけ湯用に源泉が流れています。
37℃という源泉という事もあり、源泉風呂と加熱風呂で分かれています。確か加熱風呂は42℃ぐらいだったと思います。交互に入ると、のぼせること無くずっと入っていられます。バターのように湯船に溶け出していきますよ!
元々が熱い温泉でもないので湯気は多くはないですが、天井がかなり広いため、こもった感じには全くなっていません。空間も広く非常に快適です。
源泉温度が低いからこそ、大量の源泉をドバドバ流し込んでも熱くありません。素晴らしい!!
写真にもありますが、木の丸太みたいなものが枕になります。これがまた良くて、基本寝るような形でぼーっとしてしまいます。実際に寝てしまいましたが…(皆さんは気をつけて)。
ここに来る方はぬる湯に興味のある方が多いと思います。ですが、多くの方が加熱風呂に入りやすい傾向でした。押し付けるようにしたくはありませんが、私としては是非ともぬる湯をオススメします。
雑誌などでは露天風呂が取り上げられることが多いですが、ゆずはあまり行きませんでした。2回行った時はどちらも10月、11月と秋のやや肌寒い時期だったので、さすがに露天風呂は寒かったです。
加熱風呂もあるのですが、それなら内湯のぬるい源泉風呂に入ります。
もう一方の温泉も作りとしてはほとんど変わりありません。
内湯のクオリティは同程度。露天風呂に関しては先ほどの方が広いですが、私は内湯派。どちらも良いですね。
夕食
次は夕食です。体調を崩した時に食べたのにご飯はとても美味しく、食べられないと思って行ったのに全部食べられてしまった。そんな不思議な時間でした。
2021年10月
たくさん並べられた食事に絶対食べられないだろうと思って、食事スタート。
お品書きはこちら
薬膳玄米粥に関しては、おそらく毎回出てきます。
すり鉢でゴマをすりすりして、こちらの容器にお粥を入れて食べます。
この薬膳玄米粥は絶品!とは言いませんが、毎度安心する優しい美味しさ。薬膳と書いてあるからですかね、ゆずは単純です。
揚げ物はしっかりと時間を置いて熱々で提供されます。
岩魚の塩焼きも安定の美味しさ
何よりコシヒカリが絶品でした!!
全部食べきれるとは思わなかったのに、まさかの完食。コシヒカリにいたってはおかわりをもらうほど。お米自体も確かに美味しいのでしょうけど、炊き方もとてもいいのでしょうね。とても甘く美味しかったです。
ちょうどこの10月、11月のあたりは新米が食べれますので、ご飯は特に美味しい時期でしょう。
コシヒカリアイスも美味かった。柿の種なんてアイスに合うのかと思いましたが、塩味と甘味のいいバランスでした。
2022年10月
こちらが二回目に行った時。お目当ては新米のコシヒカリです。全体的な傾向は変わりないですが、安定の美味しさでした。
地味に鳥の味噌麹のおかき揚げは、パンチがあって個人的には良かったです。正直全部美味しいのですが、このような揚げ物関係もあると満足度が上がる場合もあるので、とても良かったと思います。1皿の量も多すぎませんし。
朝食
2021年11月
朝食も豪華です。夕食も美味しかった炊きたてご飯が朝から食べられます。越後湯沢は内陸ですが、日本海へのアクセスも比較的良いようなので干物はのどぐろ。
これとは別で新潟栃尾地方の名物『栃尾の油揚げ』が熱々で別途出てくるので、これもボリュームあって美味しいんですよ。
2022年10月
こちらは二回目ですが、お新香程度の違いでほぼ変わりないです。このあとに栃尾の油揚げが出てくるのも同様です。朝風呂からの朝食、最高です。
さいごに
2023年5月の時点で一番お気に入りの温泉宿、貝掛温泉いかがだったでしょうか。
宿周辺の自然、建物の美しさ、旅館内の環境、白米が格別の食事、いつまででも入っていられる至高のぬる湯。心が浄化され、新たな気力を与えてくれる素晴らしい場所だと思います。
そして是非ともオススメなのは近くの山など自然を味わい、少し肉体的な疲労はある状態で、この格別の温泉宿に泊まる。この組み合わせに勝るものはありません。
このような場所、皆さんもお持ちでしょうか?是非とも教えていただければ幸いです。
それでは、皆さん、良い登山と温泉旅を!