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除湿してカビから登山道具を守れ!アイリスオーヤマの除湿機 IJC-H140

みなさんこんにちは、ゆずです。

家の中にカビが生えていることありますか?ゆずはここ2か月ほどカビに怯えており、大切な登山道具や靴にもカビが一部生えてしまう事態になりました。

主な理由は引っ越して築浅い1階に住んだことだと思っています。1階は湿気も溜まりやすく、最近の住宅は外気を遮断する性能も上がっているので空気がこもりやすいので、とても湿気がたまるようです。

そんな空気がこもりやすく湿度の高い部屋のクローゼットは、特にカビが生えるのです。

お気に入りの登山服、ザックにカビが生えていた時のショックは計り知れなく、カビを根絶やしにすべく奮闘し、湿度管理に『除湿機』を購入しました。

長くなりましたが、購入したのはアイリスオーヤマのIJC-H140。比較的大型の除湿機を選んだ経緯や理由を紹介していきます。

  • コンプレッサー式

  • 木造16畳、鉄筋33畳と広範囲で1日12.9L除湿出来る高性能

  • タンクは3.8L貯められるがハンドルはなく、高価格な別のモデルに比べるとやや使いにくい

  • 除湿設定は40〜70%で10%刻み

  • 風量は正面から見て右側に強く排気される

  • 操作をしないと初期設定で12時間後、設定を変えても最大24時間後には自動的に停止する

除湿する方法はなにがある?

  1. 重曹、新聞紙、市販の除湿剤
  2. エアコンの除湿機能
  3. 除湿機

重曹、新聞紙、市販の除湿剤

これに関してはクローゼット内、靴箱内などピンポイントには良いかもしれませんが、部屋全体の湿気を取るには向きません。初期投資がかかりにくく、導入も容易ですが部屋全体の湿度を調整するには力不足です。

狭い範囲を手軽に除湿する人はおすすめです!

エアコンの除湿機能

  • 弱冷房除湿方式
  • 再熱除湿方式

の二種類があるのですが、賃貸の我が家には弱冷房除湿方式しかありません。弱冷房除湿方式もしっかりと除湿出来るのですが部屋が冷えてくると除湿能力が下がります

部屋が30℃の状態で弱冷房除湿方式を行うと、設定した気温まで冷却する様に働きます。設定温度を24℃にするとして、6℃の差が生まれるのでここで空気を冷却して生じた結露を屋外に排水することで除湿します。

除湿後は冷却し乾燥した空気を排気するので、部屋に戻ってくる空気はカラッとひんやりしています。つまりはずっと付けていると設定温度に気温が下がっていき、いずれ部屋温度と設定温度の差が少なくなって、結露が生じにくくなる問題が生じ除湿効率が悪くなります。ずっと効率よく除湿するのは、部屋をどんどん冷やさなければならないので、部屋がどんどん寒くなります。

部屋30℃⇒設定温度24℃⇒部屋24℃で除湿↓↓⇒設定18℃⇒部屋18℃で除湿↓↓、というようなループになります。

再熱除湿方式は除湿後の冷却した空気を再度暖め直すので、部屋の温度があまり変わりません。つまりはずっと除湿が出来ます。電気代が高くなるという話と、そのタイプのエアコンを用意する条件があります。

賃貸にもともと付いてるエアコンが対応していないと厳しいですね。

除湿機

そこで来るのが除湿機です。除湿機能に特化したものなので、除湿性能はお墨付き。簡単に除湿機の紹介をしていきましょう。

コンプレッサー式

電気代が1番安い、動作音うるさい、気温が低い時は除湿弱い

デシカント式 室温上昇が一番高い、電気代高め、気温が低くても除湿が安定、動作音静かめ
ハイブリット式

二つのいいとこどり、ただ本体が大きく、高い

Panasonicが主だが連続排水が出来ない機種が多い

今回購入したアイリスオーヤマの除湿器機IJC-H140は『コンプレッサー式』であり、選んだ理由は『安さ』『節電』『除湿性能の高さ』『連続排水機能がある』『梅雨と夏の除湿に使う』という点です。

アイリスオーヤマ IJC-H140

タイプ コンプレッサー式
除湿性能 木造16畳 鉄筋33畳
一日の除湿量 12.9L
タンク容量 3.8L
連続排水 可能
自動停止機能 あり 最長24時間
キャスター 本体下部に4つ付属
値段

27800円 価格ドットコム2020/9/15時点

吸気口

メンテナンスの時は蓋を外します

除湿性能

除湿性能は木造で16畳、鉄筋で33畳分と結構なフロアを除湿することが出来ます。ゆずは玄関、クローゼットなど含めて家全体を除湿してほしかったので、この大型の機種を購入しました。

1日の除湿量も12.9Lとコンプレッサー式では除湿性能が高いほうです。実際に利用して、短時間でもこんなに水分が部屋にあるのかと驚くほどタンクに水が貯まります。6畳程度の部屋なら1時間ほどで湿度80%が50%ほどまで低下します。

タンク容量と連続排水機能

除湿性能も大切ですが、除湿した水分を貯めておくタンクの容量もポイントの1つ。小型だとすぐにタンクに水が貯まってしまい、捨てに行く頻度が多くなり非常に面倒くさいです。

大型のタンクにはまだまだ上がいますが、それでも今回の3.8Lは比較的大型なので就寝中ぐらいではタンクいっぱいにはなりません。

タンクにはハンドルが付いているタイプもありますが、こちらのモデルは付いていないので、やや持ちにくさはありますが許容範囲ではあります。

タンクは本体後ろに付いています。外からは水がどの程度貯まったか見ることが出来ます。

外せます。ハンドルが付いているタイプがありますが残念ながらこのモデルは付いていません。

奥行き

横幅

このように蓋を一部開けて排水します。傾ければ蓋が開いて水が出てくるような、かゆいところに手が届く仕様はありません

また蓋に若干の隙間があるのか、排水するのに最後まで傾けると開いている一部以外からも水が漏れてきてしまいます。妥協してください。

ちなみに長時間起動するときにタンクがいっぱいになると自動で停止してしまいますが、本体後ろにホースを繋ぐことでタンクに水を貯めずに直接本体外に排水出来ます。

この『連続排水』機能があるのも魅力的です。置く場所が限定されますが…。

設定できる部分

その他、こちらの機種で設定できるもの

  • 風量は弱、強のみ。消音に特化した機能は無し
  • 湿度設定は40.50.60.70%のみ。1%刻みでは設定不可
  • 湿度計は1%単位で自動表記
  • タイマーは1.2.4.8時間で設定可能
  • スイング機能あり
  • イオン機能入り

操作は単純で細かい設定はほとんどありません。

値段と性能のバランスの良さ

やはり1番の魅力は『値段』ですかね。

約3万ほどの値段ですが、この規模の除湿機はコンプレッサー式だと5〜6万ほどとなり、ハイブリッド式だと8万と10万に迫る値段。

設定できるものがやや大雑把、タンクの造りもややチープなど色々と妥協するところはありますが、この除湿性能でこの値段は唯一だと思います。

不満点:自動停止機能

結局は値段で購入しましたが、買うときの不満点はありました。操作をしていないと自動で電源が切れる『自動停止機能』です。

ゆずは山に行くので、泊まりの場合は部屋を数日あけることもあります。ちょうど湿気の多い夏が泊まりで縦走に行く機会が増えることも理由です。

カビが生えてくる恐怖を知ったので、不在のときも湿度を管理するため付けっぱなしで出掛けたいのです。

3.8Lの大型タンクでも付けっぱなしだと満タンになるので連続排水するのですが、この機種は初期設定では12時間、設定変えても最大で24時間しか稼働してくれません!

1泊2日なら24時間でなんとかなりますが、2日以上の稼働は難しい、というところが不満です…。今回は2泊以上の機会はそこまで多くないことから妥協しました。

気になる点:排気される風向き

ゆずは事前に調べていたので分かって購入したのですが、気になる人は気になる問題を伝えておきます。

除湿機から排気される風量が均等ではありません。正面から見て、右側優位に排気されるので注意してください。

これは『メーカー承認の仕様』なので、上手く付き合っていきましょう。ゆずは部屋全体の除湿目的なので、特に問題はありませんでした。

乾燥機がかけられない洗濯物を部屋干しするときも、部屋全体を除湿しますし、扇風機使って除湿された空気を調整して当てているので使用するのに不自由しませんね。

気になる点:動作音

この機種の不満点ではないですが、コンプレッサー式は基本的にはうるさいですね。小型のエアコン室外機が入っているものと思ってください。

機種によっては夜間モード、静音モードという動作音を落とす機能を持った機種も出てますが、値段を抑えている分そんな機能はありません

ゆずの場合は本体を寝室とは別のキッチンの方に持っていき、ドアを半開きにして空気の循環をします。これなら小さい音はしますが、エアコン付けている音程度に抑えられるので眠れます。

寝室に持ってきて寝ようとすると、寝れない事は無いですがうるさいので止めた方が無難です。

どうしても寝室に置く方は動作音を確認、もしくは静音性能が搭載されているモデルかデシカント式が良いと思います。デシカント式は室温上昇がコンプレッサー式より高く、光熱費も上がるのと、大型モデルがほとんど無いので一度調べてみるのをオススメします。

使用してみて

まだ数日しか使用していませんが、動作音はうるさいこと、風量が均等ではないことは知っていたので許容範囲。除湿性能は高く、エアコンのドライと50か60%の湿度調整をしても結構タンクに水が貯まるのは驚きです。

エアコンの弱冷房除湿式とは違い、室温は上昇するものの付けっぱなしでも設定された湿度を維持してくれるので素晴らしいです。今日も朝から出かけてきましたが、8時に出かけて17時に帰ってきても設定していた湿度60%を保っていました。

あとは気になる電気代と、冬などにも使う用途があるかです。しばらくは使ってみてですね。

まとめ

  • コンプレッサー式
  • 木造16畳、鉄筋33畳と広範囲で1日12.9L除湿出来る高性能
  • 連続排水機能あり
  • タンクは3.8L貯められるがハンドルはなく、高価格な別のモデルに比べるとやや使いにくい
  • 除湿設定は40〜70%で10%刻み
  • 風量は正面から見て右側に強く排気される
  • 操作をしないと初期設定で12時間後、設定を変えても最大24時間後には自動的に停止する

さいごに

今回はアイリスオーヤマの除湿機JC-H140を紹介しました。一部の不満点はあるものの、理解した上で購入したので除湿性能がしっかりしているので問題はありません。

まさか引っ越した結果カビに襲われ、湿度コントロールに注力を注ぐことになるとは…。

それでもアイリスオーヤマの除湿機を購入してとても良かったと思いますので、大型で出来る限り値段を抑えたいと思っている方には非常にオススメできます!

上記の自動停止時間、風量が均等では無い、コンプレッサーゆえのうるささなどが問題なければ、とてもコストパフォーマンスの良い機種だと思いますので、購入の参考にしてください!

では皆さんも登山道具にカビを生やさないように、汚れを落として、換気をして湿度のコントロールをしていきましょう!

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