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紅葉の至仏山に夜行バスで日帰り登山。春も夏も秋もどれも良い!

皆さんこんにちは、ゆずです。

どんどんと秋山が近くなってきましたね。ゆずが行ったことある中で、9月末~10月頭に行ける紅葉の百名山として『至仏山』を紹介します。

はじめての夜行日帰り登山で緊張しましたが、眠れてしまえば早朝から時間を名一杯使える夜行日帰り登山も良いなと思いました。登山口から中腹は紅葉のオレンジに染まり、森林限界を超えると尾瀬ヶ原・燧ケ岳や周囲の山々が見渡せる紅葉・展望の優れた百名山だと思います!

  • 今回は鳩待峠と至仏山山頂の往復。標高差600mほどでコースタイム約5時間
  • 9月末は中腹の紅葉が美しく、それ以上は尾瀬ヶ原・燧ケ岳の展望が優れる
  • トイレは登山口の鳩待峠のみ。周回コースの場合は山ノ鼻にもあり。
  • 山ノ鼻から至仏山に登る登山道は登りの一方通行。また5-6月には植物保護の観点から登れなくなる時期もある
  • 『日本百名山』『花の百名山』『関東百名山』『ぐんま百名山』と数々のネームバリューがある魅力的な山

行程

日時:2017年9月30日

コースタイム:約4時間50分(実際は6時間10分)

メンバー構成:2人パーティー

ゆずのペースは写真撮って休憩入れて、コースタイムの1.0倍~1.2倍ぐらいで行動しています。2017年と結構古い写真になるので、まだ動画もほとんど撮影なく、写真メインなので今ほど撮影に時間がかかっていません。

アクセス

はるかな尾瀬は群馬・新潟・福島の三県にまたがる広大な山域です。関東に住んでいるゆずからすると群馬県側から入った方が移動しやすかったりします。

尾瀬保護財団

ドライブルート – 車で尾瀬に行くには ※ 一部のルートでマイカー規制が行われています。詳しくはこちらを御覧ください。 …

正直、公式ホームページのアクセスが一番見やすいと思います。

群馬県 鳩待峠 上毛高原駅(沼田駅)からバスで約2:30(2:00)
群馬県 大清水 上毛高原駅(沼田駅)からバスで約2:00(1:40)
福島県 沼山峠 会津高原尾瀬口駅からバスで御池・沼山峠は約2:00

主要な3つの登山口は上記。ただ今回登った至仏山は群馬県の鳩待峠が玄関口となっているので、鳩待峠を起点にすることが普通でしょう。ただ燧ケ岳を登ってそのまま至仏山に連日登る方もいると思いますので、福島県側の時間も記載しておきます。

尾瀬号』夜行バス 鳩待峠・大清水まで5:30前後

2017年ですが、この記事を書いている2022年でも夜行バスが存在します。行けなくもないですが、個人的には日帰り登山をするときは、公共交通機関の場合、この夜行バスを利用するのが理にかなっているでしょう。

至仏山の紹介

至仏山は群馬県みなかみ町と片品村の境界に位置する標高2228mの山。

『日本百名山』『花の百名山』『関東百名山』『ぐんま百名山』という様々な肩書きがある有名な山であり、花の百名山で選ばれていることがあって高山植物でも有名です 。 山体が蛇紋岩で出来ていることもあり。その近くに咲く植物群も有名です。 オゼソウ、ホソバヒナウスユキソウ、タカネバラなどの高山植物が有名ですね。

高山植物保護の観点から5月から6月にかけては入山規制がされており、登る時期には注意が必要です。もう一つの注意点は山ノ鼻と山頂を結ぶ登山道は残雪期を除いて登り専用となっているため、周回コースにする場合は一度下って山ノ鼻から登りなおすことが必要です。

ゆずは残雪期の春、夏、秋に登っており、どの時期も魅力的ですが至仏山単体で登る場合、暑くなりにくい秋が好きです。当然有名な高山植物が咲いている夏の時期も大変オススメですし、残雪期の至仏山もまた違って魅力があって好きです。……つまりはどれも捨てがたい!!

以前紹介した水芭蕉の時は至仏山には登れませんし、残雪があるのでご注意を

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今回の山行の金額

料金(都内起点)

バスタ新宿 → 尾瀬戸倉バス停(夜行バス) 4400円
尾瀬戸倉バス停 → 鳩待峠 1000円
合計 片道5400円

※当時の交通費ではなく、2022年9月時点の金額を記載しています。

一番安く行く方法は高速バス。今回は夜行バスを使ったので実質5000円ちょっとで鳩待峠まで入れます。帰路は新幹線で帰るもよし、また高速バスで帰るもよしです。

全く同じ道の往復であれば、おおよその交通費は1万円になりますね。

関越交通株式会社

関越交通株式会社の尾瀬号(季節運行)です…

今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D EM-1 紹介記事ははこちら
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 紹介記事はこちら
  Lightroom 自動階調現像 済

今は懐かしき愛機初代 O-MD E-M1。約5年前に行った山の記録ですが、写っている写真自体は今でも綺麗に撮れており、今でもその時の思い出をよみがえらせてくれる写真でした。

山行の記録

注意

この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください。

トイレ情報

尾瀬のトイレは全体的に綺麗で、登山のトイレとしてはクオリティが非常に高く、ほとんどの場所が水洗であることも魅力的なポイントです。おそらくここまでトイレが綺麗な山域は無いと思います。

ここでは5年前よりも綺麗になっている2022年6月に行った時のトイレの写真を載せておきます。当時との比較もしたいところですが、あいにく当時のトイレの写真はありませんでした。

 
昔のゆず
ブログ書いてないならトイレの写真は撮らんわ

・尾瀬戸倉公衆トイレ

・鳩待峠公衆トイレ

・山ノ鼻公衆トイレ(今回は周回コースでは無いですが参考までに)

※クリックでトイレの写真が見られます。水洗で綺麗

尾瀬戸倉公衆トイレ

ここはまだ下界なので特に綺麗ですね。

鳩待峠公衆トイレ

ちょっとだけ使われている感じはありますが、水洗トイレで十分に綺麗な方です。

山ノ鼻公衆トイレ

こちらも十分に綺麗です。

新宿~鳩待峠~至仏山へ

尾瀬に夜行バスで行くのは2017年のこの時が初めて。

夜行バスで行って、百名山日帰りも確か初めてで登れるかなど未知数でしたが、行けるところまで行こうとチャレンジしました。 

バスタ新宿を22時に出発し、尾瀬の入り口である尾瀬戸倉に到着は3時30分。鳩待峠まで行くシャトルバスも動いていない真っ暗な場所に放り出されます…。それでも1時間ぐらいすれば、始発が動き始めるのでありがたい!

都内との温度の違いに驚きながらも、シャトルバスに乗り鳩待峠の到着は5時20分。この時間に着くことができれば、往復でも周回コースでも十分に余裕のある時間となります。コロナ前の時期ですが、早朝の時間でも始発のシャトルバスは増便され、かなりの人が鳩待峠に集まっていました。

至仏山に登る人もいれば、尾瀬ヶ原に進む人、日帰り・小屋泊・テント泊といろんな方が集まっています。

↓尾瀬ヶ原の山小屋だと東電小屋を紹介しています。ちょっと至仏山から離れるので、早朝から登りやすいのは山ノ鼻にある『至仏山荘』『山の鼻小屋』『国民宿舎尾瀬ロッジ』が良いと思います。まだゆずは宿泊したことが無いのですが…。

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周回コースを選んでも良かったのですが、周回コースは一度標高を下げて山ノ鼻から登り返す必要があるため、行くメンバーと相談して今回は同じ道を歩くピストンとしています。

なので上の登山口ではなく、今回は直接行くのできる、こちらの登山口から登り始めます。

最初から樹林帯の中なだらかに登っていきます。今回登っている9月末はこの辺りの標高ではまだまだ紅葉は色付いていません。

山と高原地図で言うところの標高1866m付近から徐々に色づき始めてきました。

またこの時期は朝6時には日の出となり、朝日の光でより紅葉の色がオレンジ色となります。秋の時期に登るもう一つのメリットとしては、時期柄日の出が遅くなっているので登っている最中に日の出を見れる可能性があるというところです。

徐々に展望が良くなり、主に南側の展望が優れてきます。 この瞬間を見るだけでも、夜行バスで朝早くから登ってきて良かったなと、思わず立ち止まって景色を見てしまいました。

あぁ、本当に来て良かった…。素晴らしい神々しい景色が広がっています。なんか至仏山に登らなくてもいいんじゃないかと思うほど。

先ほどまでは紅葉が木の上でしたが、目線ぐらいの高さも紅葉してきています。

さらに上がると今度は東側の展望も優れてきます。右奥に見える燧ケ岳、その左下の尾瀬ヶ原のみ朝霧に隠れる景色、そして朝日でより色づく紅葉。

尾瀬ヶ原方面も美しいですが、至仏山も綺麗です。写真真ん中の左のピークが小至仏山で、その右が至仏山ですね。

ゆず的には景色と時間の組み合わせ、このときがとにかく良かった。雲、紅葉、朝日、燧ケ岳、尾瀬ヶ原などなど、全ての美しい部分が視覚からどんどん入ってくる。究極の組み合わせ。

ということでちょうど道端にある大きな岩で絶景を見つつ、ティータイム。地図では原見岩と書いてあるけど、原見岩かどうかは不明。意外にも道が狭くて、木道も多いので休憩するところが少なかった印象です。

刻々と変化する絶景に時間を忘れます。なんと素晴らしいウロコ雲でしょうか。燧ケ岳まで延びている羽の様ですね。

早朝から登っていることもあり、時間には十分の余裕があります。ただあまりゆっくりしているとどんどん人が登ってくるので、先を進みましょう。

正面に見えるのは悪沢岳ですが、帰りに寄ることとしました。まずは至仏山を目指します。

ちょっとしたベンチがある場所を過ぎると、次の目的地である小至仏山が見えてきます。もうここでは森林限界を超えているので、だいぶ木々も低いですね。

少し登って後ろを振り向くと、南側の展望がさらに良くなっています。武尊山や日光辺りの山々が見えますね。天気は良いと富士山も見えるんだとか。

標高2162mの小至仏山に登頂です。ここまで来れば至仏山まではあと一時間以内。もうひと踏ん張りです。

左側に見える頂が至仏山。そしていつの間にか雲の形も変わり、尾瀬ヶ原にあった朝霧も無くなり、広大な高層湿原が見えています。

さらに近づくと人の姿がはっきりとしてくるので、ここまで来ればほぼゴール。

日本百名山の至仏山山頂に登頂!

山頂は新潟県側の山々まで360°の展望が望めます。とはいえここまで来れば、やはり燧ケ岳と尾瀬ヶ原のセットが良いですね!

これぞ至仏山からしか見ることの出来ない景色、百名山からみる百名山ですね。うーん、素晴らしきかな。この時は燧ケ岳に登っていなかったので絶対に登ると心に決めたのですが、すぐに同じ年の11月には登っていました…(笑)

燧ケ岳よりは至仏山の方が登りやすいかな。

至仏山の紹介の項目でも書きましたが、至仏山から山ノ鼻まではこの時期下り禁止なので来た道を戻ることになります。行きでも歩いた道でしたが、方向が変わるだけでこの稜線をまた歩きたくなる不思議な魅力です。

Twitterでも使っている結構気に入っている1枚。あの稜線を歩くのが楽しすぎて、思わずポーズを取ってしまった。とてもいい思い出です。

至仏山の特徴でもある蛇紋岩。高山植物の話でも出てきますが、石の特徴で擦り減ってしまいやすいのか、角が取れてツルツルして滑りやすくなのでご注意を。

雨 + 蛇紋岩 + 木道 = 滑りやすい、これ絶対

時間にして9時。7時ぐらいから動き出した人も徐々に上がってくるので、混んできます。また行きは2ルートあっても帰りはこのルートのみなので、あまり遅く登るとすれ違いが大変になると思います。

行きで撮影し忘れた悪沢岳です。特に展望もなく、草で覆い隠されています。結構尾瀬は歩いていますが、まだ笠ヶ岳方面には行ったことが無いので今度は足を伸ばしてそちらに行きたいところ。そのまま歩いて湯の小屋温泉まで行き、泊まって帰りたいな。

日が上がりきった紅葉も綺麗ですが、やはり朝日ですね。帰りはすれ違い多めで少し時間がかかりました。

お疲れ様です。鳩待峠まで戻ってきました!

早朝から活動したことにより、12時前には下山出来ました。もっとゆっくりしても良かったですが、はやめに下ってはやめに帰路につき明日までの休息の時間を作るのもとても大切。

この時間でも尾瀬ヶ原に行くだけなら時間も十分に間に合うので、これから入山する人も下山する人も多くいました。尾瀬はやっぱり人気ですね。

振りかえって見える山が至仏山。毎度のことながら、あそこに行ったのかと感動してしまいます。それにしても人が多いな。

シャトルバスは12時でも満員ですが、待機している車も多いので、増便も出るのでほとんどが時刻表通りには戻ることが出来ますね。

時間も早かったので温泉に寄るために途中下車。ずっと気になっていた老神温泉に寄って帰ります。

この時は温泉にもそこまでハマっていない時期だったので、さっと汗を流した程度で勿体なかった…。今度また行くときに再度、老神温泉の感想を書こうと思います!他にも尾瀬と温泉を組み合わせると良いところもあれば、皆さんに教えて欲しいです!

沼田駅前にあるとんかつ屋さん、山彦。

この厚切りのボリュームで1000円と良心的!ただ確認してみると、先代のご主人がお亡くなりなったようで、今では毎日の営業が出来ないようです。2度行ったことがありますが、とても美味しかったので、タイミングが合えばまた行きたいです。月日は経ってしまうものですね。

事前に営業日を確認してから行くと良いと思います!

さいごに

今回は5年前にもなりますが、秋の至仏山を紹介しました。山の中腹付近から紅葉が楽しめて、至仏山の標高をあげていくと尾瀬ヶ原や燧ケ岳はもちろんのこと、周囲の山々の美しい景色が見ることができます。毎年違うと思いますが、もう少し遅くいくと鳩待峠周辺から紅葉が綺麗だったかもしれませんね。

今回のように日帰りで行くのも良し、鳩待峠、山ノ鼻、尾瀬ヶ原での宿泊などにも絡めても良いでしょう。泊まりの場合は山ノ鼻からも登ることが出来るので、一日目が尾瀬ヶ原、二日目に至仏山に登るといいと思います。

各個人で至仏山の楽しみかたや、好きな時期を是非とも教えてください。

それではみなさん、良い山旅を!

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