みなさん、こんにちはゆずです。
突然ですが、秋冬の肌寒い時期に手を温める道具がほしいと思ったことはありませんか?
登山だとカイロをポケットに忍ばせて温めた経験も多いはず。そんなゆずもその1人です。
ただ使い捨てカイロは1度でゴミになってしまい、熱くなればずっと熱いカイロの使い勝手に少々使いにくさを感じていました。今回、充電式カイロを利用する機会をいただき、実際に10.11月の登山で使用してきたので、そのレビューをしていきます。
充電式でゴミも出ないしコストが安い、オンオフが自由、温度の微調整が可能、この辺りに魅力を感じれば、この充電式カイロを欲している理由に当てはまると思います!
この冬は充電式カイロと一緒に乗り越えようと思います!それでは紹介していきましょう!
ご提供品
本記事はHAGOOGI様から商品を提供いただき作成しています。
- 充電式カイロをオススメの人は、電源ON/OFFや温度調整がしやすく、継続コストを抑えられることに魅力を感じる人に向いている。反対に導入コストや一度に2個以上使用する場面が多い方には、不向き
- ゆずは継続コストが安い点と、ONOFF出来る調整能力の高さを特に魅力的に感じた。
- 紹介している商品はカイロ、5000mAhのモバイルバッテリー、懐中電灯機能の3つの特徴ある3in1充電式カイロ。充電はUSB Type Cから可能、重さは122g
- 温度調整は弱(40~45℃)、中(45~50℃)、強(50~55℃)の三段階で、4~16時間連続使用可能となっている
- 1回の充電コストは約0.67円。90回充電しても約60円ほどど継続コストの安さが目立つ。
- 実際に『10月末の磐梯山』『11月初旬の山小屋泊した丹沢主脈縦走』で使用。主に夕方~朝 5~15℃ぐらいの寒い停滞時に恩恵を感じた
充電式カイロとは
まずは充電式カイロから説明しています。言葉の通りにはなりますが、熱を出すため充電式カイロは電気を使います。
「鉄粉」「水」「保水剤」「活性炭」「塩」の5つが必要になる一般的なカイロと違い、充電式カイロは、バッテリーが発熱素子に電気を流し熱を発生させています。そして温度調節の装置が快適な温度を維持する仕組みになっています。
本体と電気があれば、故障しない限りは使用できます。
充電式カイロがオススメな人
充電式カイロをオススメの人は、電源ON/OFFや温度調整がしやすく、継続コストを抑えられることに魅力を感じる人に向いています。反対に導入コストや一度に2個以上使用する場面が多い方には、不向きといえますね。
買い足しする手間もなく、ONOFF出来る調整能力の高さからゆずは魅力に感じた次第です。以下、メリット・デメリットをまとめてみました。
メリット① 温まりやすい
一般的なカイロは温まるまで数分かかると思いますが、充電式カイロだと1分ぐらいあれば暖かさをしっかりと感じるぐらいには変化が分かります。
メリット② 繰り返し使えて、継続コストが安い
充電した電気で発熱するので、充電さえしてしまえば繰り返し使えます。連続使用すればコストを抑えられますし、バッテリーさえあれば2日連続で使用できます。
連日の行動だとゴミが増えていくことになるので、非常に環境にも良いと思います。
ホームページによると充電式カイロのコストは以下の様
充電式カイロ | 充電1回 約0.67円 | 90回充電 約60円 |
一般的なカイロ | 1個 約60円 | 90個 約5400円(安くても2000円ほど) |
Amazonでまとめ買いできるものでも2000円ぐらいなので、充電して繰り返し使用すると、かなり継続コストを抑えられます。
メリット③ 温度調整が出来る
一般的なカイロは化学反応がおきてしまえば、数時間は発熱し続けます。一方充電式のカイロだとONOFFと温度調整機能が段階で分かれているため、必要な時だけ使うといった調整が便利です。
例えば登山の行動中は寒くないのでOFFにして、食事や撮影などで停滞している寒い時だけONにするような対応が出来ます。使用していてこの辺が一番メリット感じました。
この写真の場合だと2段階目と3段階目で温度が違います。
メリット④ デザインが良い
一般的なカイロだと、いわゆる砂袋のような形。充電式カイロだと様々なデザインが選べるので、外観からこだわりたい場合もオススメです。写真のようにあまりカイロっぽくない。佇まい、非常にスタイリッシュ。
デメリット① 導入コストが高い
充電式カイロは導入し使って行くことでコストは抑えられますが、3000〜4000円程度の初期コストは高い点はデメリット。
一般的なカイロは10枚入りで300円前後で売っています。1回目の必要なコストが30〜50円程度だとしても、やはりお手軽に試せるので、導入コストなら一般的なカイロのほうが良いですね。
デメリット② 数多くは携帯しにくい
1つ辺りの導入コストと重量の問題があるので、携帯できる数は1つがほとんどでしょう。その場合、両手を一度に暖めることは出来ません。
ゆずの場合だと冬場で写真撮影、動画撮影をするときに立ち止まると寒くなり、カメラ金属部分も冷えるのも相まって、より手袋から熱が奪われて困ります。片手ずつ温めるのも効率悪いので、両手を一度に温める場合はデメリットになります。
デメリット③ 外で使うと温まりにくい
ポケットの中であれば、十分に温かいです。ただ外に出して使用していると、あまり温かくなりません。これは一般的なカイロでも同じことが言えるので、外でも安定した温度が欲しい場合はハクキンカイロなどを利用することをオススメします。
HAGOOGI(ハゴオギ) 3in1充電式カイロ の紹介
今回提供していただいたのは『カイロ』『バッテリー』『懐中電灯』の3役をこなせるモデル。災害やアウトドア用に向けられた商品と言えるでしょう。
このようなおしゃれな箱の中にカイロが入っているとは思いません。
内容物は本体、USB A タイプ Cのケーブル、アクセサリー、保護カバー。
右下の丸いボタンが電源ボタン。
長く押すと写真のように赤く光り、カイロが使えます。温度調整はボタンを短く1回押せば『弱 → 中 → 強』とランプの光り方が変わり、温度も変わります。
弱(1つ点灯):40~45℃ 7~14時間使用可能
中(2つ点灯):45~50℃ 5~7時間使用可能
強(3つ点灯):50~55℃ 4~6時間使用可能
充電はUSB Type- C を使用出来るので、お使いのスマートフォンが USB Type C で充電できるなら同じケーブルを使えます。最近は USB Type- C がほとんどなので、この仕様は非常に助かります。
500mlペットボトルと比べた大きさの比較。サコッシュにも入りますし、ちょっとだけ存在感ありますが、ポケットの中にも入る大きさです。
手よりもう少しだけ大きいサイズ感。
120gと思っていたよりも軽量
一般的なカイロ1つに比べると確かに重たいですが、まず思ったのは公式サイトの表記で120gと考えていたよりも軽かったこと。この重さなら比較的持ち歩くのできると思いました。
実測でも122gとほぼ誤差範囲ですね。調べた中でも100g前半の重さは、充電式カイロの中でも軽量な部類でした。下記のモバイルバッテリー、懐中電灯機能もあり、この重さはすごく攻めているのでは?と思ってしまうほど。
5000mAh のモバイルバッテリーとしても使える
充電式なのでこの手のカイロであれば、モバイルバッテリーとして使用できる機種も多いと思います。急速充電には対応はしていませんが、5000mAhのモバイルバッテリーとして使えることも考えると、予備のバッテリーとして使えます。
充電速度の違いはありますが、5000mAhのモバイルバッテリーは110~150g程度が多かったので、モバイルバッテリーとしても比較的軽量といえます。
あれば嬉しい懐中電灯機能
この商品の面白いところの一つは、懐中電灯としても使えること。登山ではヘッドライトを持っていくことが多いので、あまり使用する機会は少ないですが、先日山小屋で宿泊した時はトイレまで行く時に地味に役立ちました。
外のトイレを使用することになったので、カイロ機能を使いつつ懐中電灯を使ったので手を温めながら移動できたのが良かったです。
先端をひねるとライトがつきます。
実際に使用してみて
提供された商品を実際に山の中で使ってみました。使用した期間が10月~11月であったので、主に使用したのは夕方〜夜〜朝のタイミング。12月~1月など厳冬期だと、より日帰りで使いやすくなると思います。
- 10月末の磐梯山
- 11月初旬 山小屋泊の丹沢主脈縦走
磐梯山は7℃〜15℃ぐらいの寒い時期、丹沢主脈縦走は朝5℃〜10℃の時に非常に重宝しました。特に休憩中や日の出を待っている時、停滞してカメラ撮影をした時の手の冷たさには充電式カイロの暖かさが染みた。
丹沢主脈縦走の時の日中は約10℃〜20℃。このぐらいの温度になると使用する頻度は少なかったので常にOFF。1日で使う使わないの時間帯がある場合は、ON/OFFが出来るのがやはり使いやすい。個人的にはずっと弱でつけっぱなしにするよりも、強で温めて寒い停滞時にピンポイントで使うのが、一番使いやすかったです。
一般的なカイロと同様に外に出しっぱなしにしていると、どんどん本体が冷たくなっていくので、なかなか温かくならないという点はあります。ポケットやサコッシュなど中に入れて温めて使うのが良いでしょう。
やはり気になったのが、カイロが1つしかないので両手を一度に温められないことがちょっと気になりました。小さくなってるとはいえ、一般的なカイロに比べると大きいため手袋に入れたままには出来ないです。
カイロとは別の特徴として懐中電灯機能がありますが、宿泊とかではない限り使うことは少ないと思います。ただ懐中電灯機能が付いていることで重量がかなり増しているわけではないので、あっても損はないものと思って良いでしょう。今回は動いていることが多い登山用途での考えでしたが、動くことの少ないキャンプやメーカーが考えているような災害用に使う方が向いているのかもしれません。
さいごに
一般的なカイロだといつ開封して使用するか、ずっと発熱してて扱いにくい、そんな煩わしさがありましたが、いつでもON/OFFができる充電式カイロはやはり便利でした。
初めて使う分、ちゃんと温かくなるのかと心配でしたが問題なし。一桁近い温度の外で出しっぱなしにした場合は、さすがに温まりきりませんが、そういう場合はハクキンカイロなどが向いているでしょう。
一般的なカイロ、充電式カイロ、ハクキンカイロ、それぞれの良い点があると思います。温度調節のしやすい利便性の良さなら充電式だと実感しましたので、使う頻度は多いでしょう。これからどんどん寒くなりますので、もっと活躍してくれることを期待します。
ぜひとも温度調整のしやすさ、継続コストで悩まれている方はオススメできる充電式カイロだと思いますので、試してみてはいかがでしょうか?
それでは皆さん、カイロで温める良い山旅を!