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登山に最適の50gと軽量で暖かい+1のグローブ。extremities Paradox Mitt(エクストリミティーズ パラドックス ミット)

みなさんこんにちは、ゆずです。

寒くなってくる日々が続きますね。ダウンジャケット、ダウンパンツと体の中心部を温める防寒着を紹介していまきました。

中心部は防寒されてきましたが、悩みはつきません。今度は末端である手先についての保温です。厳冬期の冬山を除き、秋などの寒い時期にはアウトドアリサーチの−4℃〜4℃対応のグローブを愛用しています。

そのグローブで行動中は問題ないのですが、やはり長期停滞するタイミングの日の出待ちや星空撮影で防寒性能がもう少しほしいと思っていました。

今回選んだextremities Paradox Mittは、50gほどの超軽量で、化繊であるプリマロフトを使っている保温性に優れたミトン。今まで使っているグローブの上にレイヤリングすることで、保温をブースト出来ると考えました。

冬の低山に実際使用してみたので、感想を含めて書いていこうと思います。

結論としてこれだけコンパクトで軽量な化繊ミトンであれば、荷物の邪魔にならないし、万が一の保険にも使えるのでとても重宝する良い買い物ができました

  • メリット

    • Lサイズでペア51gと軽量
    • フリース素材でもなく、化繊なので圧縮性も良くコンパクト
    • 化繊なのでダウンよりも洗濯などのメンテナンスが容易で、濡れにも強い
    • 万が一に持っているグローブに+1することが出来る安心感
    • スマートフォン操作も可能
    • カメラのサイズにもよるが、グリップを持ってシャッターボタンを押す程度の余裕はある
    • ミトン・グローブの二種で選べる自由度の高さ
    • 他の同系統商品が10000円前後する中で、約5500円と安い方の価格設定

    デメリット

    • 厳冬期雪山に使用する程度の保温力は有していない
    • 所有している手袋で3シーズンのどんな状況でも困ることが無ければ、わざわざ買い替えるほどの魅力は低いかも
    • 実店舗に置いている店が少なく、実際の厚さやレイヤリング相性が確かめにくい
    • スマートフォン操作が出来るが、快適ではない

グローブのレイヤリングはとても悩む。目的を明確に

改めてゆずが寒い時期に愛用しているグローブは、アウトドアリサーチの−4℃~ 4℃まで対応するグローブを愛用しています。

比較的寒がりということもあり、秋冬だけではなく夏のアルプスでも6月や9月に入ると早朝も寒くなるので、日の入・日の出・星空撮影などにも使うので、何かと使うグローブです。

ただ時期によってはそのグローブでも寒い瞬間があります。ゆずが所持しているグローブで、それ以上の寒さに対応するものとなると厳冬期雪山用や防寒テムレスになってしまうため、正直大きく邪魔となります。

なので今回購入するグローブの目的としては、以下は求めました。

  1. 用途は厳冬期雪山を除いた、4シーズンの利用
  2. 使用しているグローブと組み合わせて使う
  3. 冬期雪山向けの保温性は求めない
  4. 出来る限り軽量であり、コンパクトさを求める

この条件に合ったのが、エクストリミティーズ パラドックス ミットになります。

パラドックス ミットを買った理由

停滞時の保温性に優れたグローブが欲しかった

厳冬期ほどの保温性は求めず、所持している手袋の上に着れる手袋を探します。

正直、1番の希望としてはダウンを使った商品でした。ダウンミトンでもあればそれで良いのではないか?と思い色々と探しました。でもダウンミトンは厳冬期雪山用の大型のものが多く、小型のものは少ない。あとはフリース生地のもありましたが、軽くてもかさ張ります。

色々と探した結果見つけたのが、化繊であるプリマロフトゴールドを使用している、このミトン。本体重量46gの中でプリマロフトゴールドを40gを使っているようで、実質ほぼプリマロフトですね。

とはいえバフンバフンのダウンをたくさん使っているミトンよりは保温性は落ちるので、あくまで厳冬期の雪山には向かないですが、保温性のプラスには良いと思って選びました!

裏地がフリース生地で少し起毛しているので、触った感じも非常に暖かく感じます。

可能な限り軽く、かさ張らないこと

買う決め手の 1 つであったコンパクトさ。付属の収納袋に入れると、握りこぶし大まで小さくなります。

購入したのは『Lサイズ』で重さも本体46g+収納袋5gの51g。片方26gとは驚きです!

スルスルーっとミトンを出してみましょう。

はい、握りこぶし大の大きさから、これだけ大きい手袋が出て来ました。これがパラドックスミットです。

予備で持っても、全然かさばらないですね!

ダウンや他の化繊もあったが、値が張る

購入したのはプリマロフトゴールドが入っている化繊タイプのもの。

ダウンタイプのものは数が少なく、天下のモンベルでも冬山で使うような 大型のダウンミトンのみ。販売されているダウンミトンは 220gで 約 1万5000円とかなり嵩張ります。

モンベルウェブサイト

表地に防風性と透湿性に優れた「ウィンドストッパー® ファブリクス」を使用し、高品質ダウンをたっぷりと封入すること…

他にも愛用しているアウトドアリサーチからトランセデントミットというダウンミトンが販売されていますが、それも約 130g 程度と少々保温性が高すぎる印象で、値段も8000円ぐらい。

軽量な道具を数多く取り扱っているムーンライトギアさんのオンラインストアでも、ENLIGHTENED EQUIPMENTの Torrid Mittsという商品が、化繊でありながらMサイズで 54g ととんでもなく軽量でした。ただ 1万2100円とこれは値段がネック。

軽量の恩恵を最大限に生かすUL(ウルトラライト)アウトドアギアをはじめ、世界中から厳選した山道具を販売するお店です。実践…

なんだかんだで色々調べてみて、今回購入したパラドックスミットが収納袋を入れて 51g。それでいて値段が約 5500円と色々なバランスをみて購入に至りました。

実際に使用してみた

1 月の低山ですが、購入してから3度ほど山に行ったので使用してみました。利用した気温帯は- 2℃〜8℃ほど。

正直、元々を利用していたアウトドアリサーチの手袋のみでも問題がない気温帯でした。どうしても休憩しているとはいえ、日中太陽が出ていたので暖かさを感じた次第です。

とはいえ今までこれ以上寒い場合は、雪山グローブを使わない限り、手を動かしたりカイロを使ったりして温める方法しかありませんでしたが、もう 1 つ上の保温ができるという安心感は非常にメリットとなりました。

とはいえ実際につけてみて、暖かさを体験しようと思います。ゆずの考えたように、アウトドアリサーチの手袋の上にパラドックスミットを着ていきます。

こちらが装着した裏表の様子。あれだけ小さいのですが、実際に着用してみるとボリュームがあります。元々のアウトドアリサーチの手袋も保温性が高いのですが、ミトンをつけることで更に温かさを感じられました。

両方装着してみると比較的大型のミトンではないですが、存在感は出ますね。手袋のレイヤリングにボリュームが出てしまうので、この辺りは好みですかね。

正直操作はしにくいですが、このパラドックスミットもスマートフォンでの操作ができます。

今回ゆずは保温性を重視してミトンタイプを購入しましたが、このパラドックスシリーズは手袋タイプもあります。ただ手袋タイプの場合は中につける手袋のサイズによっては窮屈に感じてしまい、末端の血流が妨げられたりして保温性が失われる可能性もあります。ミトンの方が窮屈感も少ないので、いろんな手袋との相性はいいと思います。

なので、出来れば実際に組み合わせる予定の手袋の上に着けてみて、サイズを合わせるのが理想的だと思います。ゆずの場合は中厚手のフリースグローブなのでLサイズを購入しています。

保温性も大事ではありますが、カメラ操作がどこまで出来るのか…。操作性も気になるのでグローブ+ミトンで撮影出来るか試します。

結果から言うと大丈夫でした。親指以外の 4 本の指がミトンの中で比較的動くので、グリップを持った状態で、人差し指だけシャッターボタンに動かせる程度の余裕はありました。

保温性だけ重視して操作性が失われすぎてしまうと、使い勝手が悪くなってしまうので、とても重宝をしました。

洗濯は出来るのか

化繊タイプのものを購入したので、ダウンに比べて洗濯もしやすいのでメンテナンスが容易です。

  1. 40℃限度の手洗い
  2. 漂白NG
  3. タンブル乾燥NG

が注意点でしょうか。

手洗い表記はそれに対応したモードが自宅の洗濯機にあれば対応可能ですし、漂白については登山道具で使用できるものがほとんどなので、あまり気にならない。乾燥利用もダウンと違って、濡れてもロフトが潰れにくいので自然乾燥で問題ないでしょう。

むしろ他の登山道具同様に洗濯しやすいので、仮に汚れても清潔を保てます。

メリット・デメリット

個人的には良いことだらけの商品ですが、人によっては必要ではない方もいるでしょう。なのでメリット・デメリットを可能な範囲で明記してみます。たしかに使う用途としてはピンポイントになりますが、需要はあると思います!

メリット

  • Lサイズでペア51gと軽量
  • フリース素材でもなく、化繊なので圧縮性も良くコンパクト
  • 化繊なのでダウンよりも洗濯などのメンテナンスが容易で、濡れにも強い
  • 万が一に持っているグローブに+1することが出来る安心感
  • スマートフォン操作も可能
  • カメラのサイズにもよるが、グリップを持ってシャッターボタンを押す程度の余裕はある
  • ミトン・グローブの二種で選べる自由度の高さ
  • 他の同系統商品が10000円前後する中で、約5500円と安い方の価格設定

デメリット

  • 厳冬期に使用する程度の保温力は有していない
  • 所有している手袋で3シーズンのどんな状況でも困ることが無ければ、わざわざ買い替えるほどの魅力は低いかも
  • 実店舗に置いている店が少なく、実際の厚さやレイヤリング相性が確かめにくい
  • スマートフォン操作が出来るが、快適ではない

さいごに

寒がりなあなたに+1の防寒ミトン『Paradox Mitt』を紹介しました。

この商品の良いところは、別のグローブを買い足すのではなく、既存のグローブに組み合わせて使っていくところが気に入っています。皆さんお気に入りの手袋があると思いますので、それに被せるだけで保温性が増す便利さ。

これをザックに入れておくだけで『まあ寒くてもParadox Mitt出せばいいよね』と、今まで寒くなりがちだった場面にも積極的に行けるようになると思います。今までのレイヤリングの選択肢の1つにご検討ください。

それではみなさん、末端ぬくぬくの良い山旅を!

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