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晩秋の大菩薩登山。改めて登りやすい日本百名山!【Pixel6と写真比較有り】

皆さんこんにちは、ゆずです。

前回同様、日本百名山である大菩薩嶺に登ってきた記事になります。前回は Google Pixel 6 を使った写真を使った山行でしたが、今回は我が愛機 O-MD E – M 1 Mark IIで撮影した写真を使って紹介をしていきます。

もう少し詳しい大菩薩の紹介と Google Pixel 6 との写真の比較になれば幸いです。

登りやすい大菩薩嶺であったために、まったりと過ごすことができました。日本百名山の中でもかなり登りやすい山でもあるので、ぜひ皆さん参考にしてください。

  • Google pixel6とミラーレスカメラは使っているレンズの違いもでるが、望遠側で特に差が出てくる
  • 解像感の違いは出てくるが、鑑賞する目的によってはスマートフォンでも十分になる可能性もある
  • 大菩薩はアクセスも容易で行程も調整しやすい初心者にもやさしい山
  • ただしアクセスの良さの路線バスは基本は土日祝日+紅葉の平日程度なので、平日登山をする方は特に注意
  • 稜線で出てしまえば、富士山の絶景を何度も望むことが出来る
  • トイレは3ケ所もあり十分だが、汲み取り式で臭いが気になる場面あり

山行の概要

日時:2021年11月11日

メンバー構成:2人パーティー

コースタイム:山と高原地図参照【1日目:約3時間00分】

 実際は【1日目:約5時間00分】

私のペースは大体、写真を撮って休憩入れて、コースタイムのちょうど~少し遅いぐらい。

最近は動画の撮影もあり、コースタイムは押し気味。このときはpixel6での撮影や新しい道具の撮影もしていたので、余分に時間がかかっています。

アクセス方法・金額【都内起点】

新宿駅 ⇒ 甲斐大和駅 1480円
甲斐大和駅 ⇒ 小屋平バス停 970円
上日川バス停 ⇨ 甲斐大和駅 1020円
甲斐大和駅 ⇒ 新宿駅 1480円
合計 4950円

場所・時期にもよりますが青春18きっぷを利用すれば安く行ける場所もあります。往復で最寄りの駅からJRのみで甲斐大和駅まで2410円を超える場合は、青春18きっぷがオススメです!

ちなみに利用する路線バスは基本は土日祝日のみの運行。ただしゴールデンウイークや紅葉がみられる10~11月の一部の時期は、平日も運行しています。なので今回は平日ですが、この路線バスを利用できました!

ベストシーズンですが、平日の方が人はやはり少ないですね。

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今回の撮影機材

カメラ OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 紹介記事はこちら
Google pixel 6
レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 紹介記事はこちら
設定 lightroomでの現像(ミラーレスカメラのみ)
階調自動補正(ミラーレスカメラのみ)

やはり超広角レンズ、広角レンズのみのGoogle Pixel 6と比べると、望遠が撮れる高倍率ズームレンズはかなり重宝しています。

景色を切り取れる望遠レンズは、やはりは良いものだなと思った次第です。

山行記録

注意

この山行記録は参考にする程度にとどめて、必ず登山地図を持参してください!

甲斐大和駅から小屋平、石丸峠まで

久しぶりの早朝の甲斐大和駅。最近は特急ばかり乗っていますが、朝早くの鈍行は久しぶりだと疲れますね。降車からバスの出発が早い時は、駅内のトイレが激混みになるので注意!!

甲斐大和駅から2-3分ほど歩いた場所にセブンイレブンがありますので、ここで行動食などを買うのをおすすめします。

ちなみにゆずは朝ごはんに肉まんを買いました。

ここから出るバスは、基本、土日祝日のみなので、この紅葉の平日は期間限定の特別です。土日だとこのバスはかなり混雑しているので、平日に行った方が空いています。それでも満席でしたけど … 。

今回降りるのは小屋平バス停。余談ですが、大半が終点の上日川峠バス停で降りるので、その手前で降りる場合はバスの前方に乗ることを推奨します。

小屋平バス停では何人か降りました。何組か分かれましたが、大半が牛奥ノ雁ケ腹擦山方面に歩いていくことが多かった印象です。

ゆず達のように手前で降りて大菩薩方面に行く方は少なかったですね。

それではバス停横からクライムオン、まずは石丸峠に向かいます。

見事な唐松並木の中をゆっくりと上っていきます。

上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6の写真。

膝を痛めて久しぶりの登山でしたが、これだけの快晴の中で歩けたのはとても良かったです。

石丸峠に行く間に一度林道に出ます。林道を進んだ先に富士山のビュースポットがあります。

ちょうど画面の真ん中でひょっこりと富士山が出ていますが、ここからの眺めが今回のルートで初めてはっきりと見えるスポット。

上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6の写真。ちょっと倍率が違いますが…。

登った時期は 11 月中旬であったため、この標高でのカラマツの紅葉はほとんど終わっていました。ですが、標高の低いところに生えているカラマツの上の方は、まだ黄色に色づいていたので、その景色と富士山をばっちりと撮影することができました。

望遠域の撮影ができれば、大菩薩湖のアップがしっかりと写せます。この辺りのズームは Google Pixel 6 とは難しい点ですね!

富士山が見えたスポットから少し道を戻ると石丸峠への道があります。

肌寒い時期になってきたこともあり、標高 1000m も超えているこの辺りは霜柱もしっかりと生えていました。

標高が上がるにつれて、富士山が見えるスポットがだんだんと増えてきます。この近辺の山々は富士山の形が非常に綺麗に見えて、何度見ても立ち止まってしまう。素晴らしい富士山の絶景でした。

富士山ばかりに気を取られますが、足元は日に照らされた苔と落ち葉の綺麗な組み合わせが見られます。

石丸峠に近づくに連れて、周囲の樹林帯も少し開けてきます。展望が優れてくると、富士山とその周囲の山々も含めて絶景を見渡すことができました。

そして富士山だけでなく、望遠ズームレンズで遠くを捉えると南アルプス方面の山々も雪がかかっているのが分かりますね。

標高 3000m 近くの山々は、もう雪に閉ざされている時期になってきています。

展望が素晴らしいので、少しアングルを変えただけの写真を量産してしまう。牛奥ノ雁ケ腹摺山まで伸びる稜線も美しい。以前もこの稜線を歩きましたが、素晴らしい稜線でした!

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ここが石丸峠です。平らな開放的な空間が広がっています。

石丸峠はいろんな方向の分岐点になっています。

先ほど紹介した南方角以外にも東側に伸びる牛ノ寝通り。ここは紅葉で有名な通りであり、ずっと歩いて行くと奥多摩の小菅方面に降りることができます。

石丸峠から大菩薩峠まで

今回向かうのは北側に延びる大菩薩方面。この緩やかな草原の道を登っていきます。ちなみにここ石丸峠と介山荘の間は歩いたことが無かったので、非常に楽しみ。

上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6の写真。

振り返るために絶景が広がる。ああ、なんと幸せな時間か。この景色を見るために石丸峠から登ることを非常にオススメできます。何より人が少ないのが、さらに良いですね!!

今回膝の感触を試すだけではなく、道具も何点か試しました。試した道具のうちの 1 つ『if you have のhug』です。

正直、今回の大菩薩の山行では40Lのザックなので容量過多となりましたが、非常に使いやすいザックでした。圧縮すれば荷物少なくても形が下に溜まったりしにくいのは◎。もう少し使い慣れてみようと思います。

上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6の写真。pixel6はAI処理が良く、暗いところまで明るく引き上げられていますが、個人的にはE-M1MarkⅡの方が目で見た感じに近い。綺麗には写るのですが、やや明るすぎるかなと。

登山道は先ほどの草原のように広がるところから一度樹林帯に入ります。次の目的地である介山荘までは、基本的には樹林帯ですね。

上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6(広角レンズ)の写真。逆にこれは差がほとんど分かりにくい…特にブログ用に圧縮していることもあると思います。等倍で見れば、高倍率ズームレンズでもミラーレスカメラで撮影した方が解像感は上でした。

ただこの距離感の構図だと、違いは少ないですね。素直に関心しました。

足元にある苔を見ながら歩くように、樹林体には樹林体の中で歩く楽しみがあります。

上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6の写真。ボケ感は高倍率ズームレンズは苦手な部類になりますが、ボケの境界線はミラーレスカメラの方が自然。またボケの綺麗さも、まだミラーレスカメラのレンズの方が良いですね。

ある程、樹林帯を進むと介山荘が現れます。この小屋は年末年始も営業しているので、オススメですよ!一度ここで年越しをしましたが、初日の出と一富士の組み合わせは何とも素晴らしいひと時でした。

売店、食堂という形で買い物や休憩する場所が一通り揃っています。日本百名山ということもあり、登山バッジやタオル、手ぬぐいなど購入されてみるといいと思います。

絶景ポイントの 1 つ大菩薩峠に到着。日本百名山の山頂である大菩薩嶺は樹林帯に囲まれていて、展望はそこまでよくはありません

なので展望の良さであったり、解放感がいいのはこの大菩薩峠の方。ここでの休憩時間をゆっくりとった方が個人的にはオススメできると思います。

相変わらず富士山方面の展望は抜群!

写真は上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6。やはり広角側でこの構図では差が少ないですね。

笛吹・山梨方面の西側まで見える町並みが美しい。ちなみにpixel6はこの構図は引き延ばしすぎるので、実質撮ることが出来ない距離ですね。pixel6Proだと違うのでしょうけど。

標高を下げた部分はカラマツの紅葉で色づいていました。この一角だけがとても綺麗でした!

大菩薩峠から破線ルートを経て福ちゃん荘まで

振り向くと介山荘の位置も結構下に見えるようになりました。それにしても尾根のいいところに立っています。

大菩薩峠から賽ノ河原に降りるまでの間に、少しだけ尾根の先端まで進める空間が広がっています。

その先端からの景色もまた格別。

花が散り、葉っぱが落ち実がなっている姿はいかにも紅葉の秋らしいですね。

写真は上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6。pixel6も撮れないことは無いのですが、望遠側で撮る圧縮効果もあるE-M1MarkⅡの方が好き。

少々下った先にある賽ノ河原に大菩薩峠休憩舎がありました。

この日は風が強い 1日でしたが、このような小屋がある場所で休憩できると非常にありがたいです。

それでも天気が良いので、休憩している人は外にいるのが大半でしたけどね。

本当は雷岩まで回って唐松尾根で上日川峠まで行こうと思いましたが、途中にティータイムを入れるために、ショートカットで破線ルートである賽ノ河原から直接降りるルートに変更しました。

結果的には破線ルートを歩くことになりましたが、雷岩まで伸びる稜線を下から見られたのは、ここで降りた特権。プラスに考えて進むことにしました。この道も歩いたことが無いですし。

破線ルートではありますが、正直そこまで迷う場面はありませんでした。踏み跡もあり、特に荒れている感じはありません。

強いて言うなら下りは道が分かりやすいと思いますが、上りの場合は若干分岐が分かりにくいところがありましたね。しっかりと地図読み、もしくはスマートフォンなどの GPS を使えば全く問題はないレベルでした。

眼下に見えるのはこれから下る予定の福ちゃん荘。カラマツの紅葉の中で建つ建物は非常に良い雰囲気でした。

上から見た時は綺麗でしたが、樹林帯の中に入った時は見上げても紅葉が見れなかったので、思っていたのと違ってガックリしましたね。

上が望遠ズームレンズ、下がPixel6の写真。結構望遠側で撮るようにしたので、Pixel 6の引き伸ばし写真が、この比較では大分画質の違いがわかると思います。この点はミラーレスカメラに軍配が上がります。

破線のルートではありますが、途中の分岐に標識があります。

ある程度進んでもまだまだ踏み跡はあります。しっかりとルートと方角を確認すれば、大丈夫なので確認して下ります。

川を一度渡ります。ちなみに今回のルートで初の川なので、少しテンション上がりますね!

元峠道のようで、ある程度の整備はされた跡があります。それでも写真のように柵は谷に落ちていますね。

少し先にある柵はさらにひどく落ちています。それでも歩いているところは崩れてはいないので、ゆっくりと進めば問題ないです。

上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6の写真。以前の記事では、pixel6はフレアが入りやすいとしましたが、ミラーレスカメラのレンズでも、このような光が入り込む構図だとフレアは入りますね。

介山荘から降りてくる道と合流します。ここからゴールまでの道のりはかなり歩きやすいので、もう大きな問題はないと思います。

車も通れてしまうかのような広くて歩きやすい道です。

一度は泊まってみたいなと思った福ちゃん荘。

上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6の写真。スナップ程度の1枚。色味の参考に。

美味しそうなキノコが置いてあったので、このキノコを使った料理が大変おいしそうで、気になりました。次回は食べます!!

さすがに温泉とはいかないと思いますが、それでも山の中でお風呂に入れるのはかなり嬉しいことです。この福ちゃん荘にもお風呂場があるとは驚きました。

2 回ほどをこの道を通ったことがあるのですが、お風呂があったのを全然覚えていません。意外と覚えていないものですな…。

福ちゃん荘から上日川峠+下山

福ちゃん荘は車でも来ることができるので、この辺りは車道と登山道が並行しています。

お疲れ様でした。ロッジ長兵衛に到着。ロッチ風な作りといい素晴らしい雰囲気。次のバスにして、ここで小休止をしたい気持ちを抑えます。

上日川峠バス停からでる路線バスに乗って今回は終わります。平日の今回でも帰りのバスは満席だったので、土日の場合は特に混雑が予想されます。時間に十分な余裕を持って下山をしましょう。

この2枚の写真も上がE-M1MarkⅡ、下がpixel6。やはりpixel6の方が、暗い部分を明るく引き上げがちですね。それでも異常なほどに明るくしているわけではないので、AIの調整は凄いものですね。

今回は時期も遅かったため、山頂付近の紅葉は十分に見られることができませんでした。ただ甲斐大和駅から少し上がったところの紅葉は見頃でした。

この時期であれば、この近辺の低山の方が色づいているので、次回はこの辺りの山を狙いたいと思いました!

さいごに

前回の記事は Google Pixel 6 だけの写真でしたが、今回はミラーレスカメラで撮った写真を追加してみて、いかがでしょうか。

ブログレベルの画像が小さい場合はそこまで大きな差を感じないかもしれませんが、実際に写真を撮った現物を見てみると解像度の違いがあったり、ファインダーを覗いて撮影するのが好きだったりするので、お互いの立ち位置が分かりました。

今回の大菩薩の山行は Google Pixel 6 とミラーレスカメラの比較することがメインのような記事になってしまいましたが、改めて初心者でも行きやすく、アクセスも良い大菩薩の魅力を味わえました。南や東方面に縦走しても良いですし、バリエーションも豊富なので万人に愛させる山でしょう。そんなゆずは北側に延びる鶏冠山にいきたいと思っています。

それでは皆さん、いい山旅を!

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