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安くなった今、登山用にOLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡを購入しました。【E-M1 MarkⅢ、X-T4との比較あり】

みなさんこんにちは、ゆずです。

私が登山で使用している愛機は『OLYMPUS OM-D E-M1 (以下初代)』です。このたび、その次世代機である『OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ (以下マーク2)』を購入したので、その思いを書かせていただきます。

2020年3月に購入しましたが、『更なる新型機E-M1 MarkⅢ』『他社の誘惑FUJIFILM X-T4』『OLYMPUSの小型な高性能機E-M5 MarkⅢ』などの機種ととても迷いました。

結果的にマーク2にした理由を述べていきます。メインの用途は『登山』で『写真撮影だけではなく、動画にも力を入れられると良い』『コスパ良好』という点で選びました。

前半は初代からマーク2にした理由。後半に他の機種と迷った末、マーク2を選んだ理由をご紹介します。

はじめて買ったレンズ交換式カメラの初代

2017年2月に初代を購入して、はや3年。初代とともに数々の山に、春夏秋冬登りました。とても綺麗に思い出を残してくれて、今でもこのブログを作成する際に、撮っていた写真が活きていますし、一緒にいったメンバーとの思い出も見直せる素晴らしいものです。

途中に広角ズームレンズを購入し、大三元ズームレンズのPROレンズにも手を出すほどハマりました。そんな楽しみを教えてくれた初代ですが、2019年後半から次世代への物欲が目立ちはじめて、購入を考えていました。

初代の不満点

かなり満足した一台ではありましたが、小さな不満点はあります。使用しているうちに用途の変化も相まっていると思います。

オートフォーカスの甘さ

日中の登山ではあまりオートフォーカスで迷うところはありません。山小屋の中、日が明ける・暮れる前後や夜間での撮影ではオートフォーカスが合わない場面が多かったです。

それもありますが、もう1つの決め手は2019年の年末ごろから力を入れ始めた動画撮影で、ズームアップしたときに、すぐにピントが合わない点が気になり始めたのです。薄暗い室内や温泉浴槽の撮影だと、アクションカメラは綺麗に映らないので、初代で撮影しましたがピントが合うのに結構時間が経っていました。

それでも5秒ほど待てばピントが合うので、我慢は出来るレベルではあります。

手振れは静止画では十分だが、動画ではもう一声

手振れ補正に定評のあるOLYMPUSで『初代は5軸4.0段』の手振れ補正を有しています。日中では特に苦にならず、夜間ではF2.8のレンズを使っているのでF2.8の明るさで撮れば、まだ静止画はブレずに撮影出来るレベル。(手持ち1秒などは除く)

歩かずに立ったまま手で持って動画撮影する手振れなら、個人的には問題ないです。ただ少しだけ歩きながら撮ってみると、結構揺れがあります

歩行中の撮影はアクションカメラに譲りましたが、画質の差はしっかりとあるので、ここぞいう景色では手振れが少なく撮りたいものです。

はやいバッテリー消費

初代だけではないですが、ミラーレスカメラは電池の消費がはやいのです。最近は本体の大型化に伴い、バッテリー持ちも良くなっている機体も増えました。

予備バッテリーも持っていくことで解決していましたが、持ちが良いにこしたことはありません。

マーク2にした場合は、約1.4倍のバッテリー容量増加。350枚→440枚まで撮影枚数が向上しています。

夜間撮影時のノイズの多さ

限られた環境ですが、薄暗い場合や夜間撮影時にISOを調整して明るく撮ろうとします。ただ初代自体の性能だと、あまりISOの数値を高くしてしまうと砂のざらざらしたような、ノイズが出やすくなります。

この辺りは、時期がたった2020年でも日に日に改善傾向であり、新型機にしていけば改善する問題ではありました。もう少しノイズが減ってくれればと思っていたところです。

高解像、ダイナミックレンジの改善なども要望があるが…

細かく言うと、もっと高解像のものを、明暗の表現をもっとできるようになどの希望はありますが、とりあえず満足はしていました。

それに画素数をあげると、トリミングできるなどのメリットはあれど、画像データの容量増加が顕著であり、編集に必要なパソコンのスペック不足・保存する媒体容量の圧迫などデメリットの点もあります。

これらの不満の大半を解消するマーク2

発売自体は2016年12月で3年ほどの時間がたっていますが、数回のファームアップを経て別機まで成長したといわれるマーク2。

  • オートフォーカスが良くなり、ファームアップVer3.0でさらに向上
  • 手振れは『初代は5軸4.0段』から『マーク2は5軸5.5段』に向上
  • バッテリーは350枚→440枚の撮影可能に
  • センサーが新しくなったことで、1628万画素から2037万画素へ高画素化。
  • 画像処理エンジンTruePic VII からTruePic VIIIへ性能向上 
  • ISOの感度も良くなり、ほかの人のブログをみると一段分ぐらい良くなったとの噂
  • 動画も『初代がフルHD30p』から『フルHD60pと4K30p』に対応
  • 三脚必須ですが高解像の1枚を撮影できるハイレゾショット搭載、シャッターボタン半押ししている間も記録するプロキャプチャーモードなども搭載
  • モニターがチルトからバリアングルになっている(これは人それぞれ)

新機能は公式ホームページに詳しく記載

写真の解像度もオートフォーカスも、ダイナミックレンジも低感度・高感度の撮影もバッテリー、手振れなどかなり盛りだくさんの性能向上。個人的にはかゆかったものに手が届くどころか、ほかの性能も大幅に向上したのは嬉しいですね。

さりげなくマニュアルフォーカスレンズを使用した時に、マーク2だとレンズの情報が一部登録できる様になります。初代だと、手振れを効かせるために毎回レンズごとに焦点距離を入力する必要があります。

ただ大きくなって、重くなります。個人的には手も小さめなので初代の大きさの方が好きでした。USB充電にも対応していないのは、マイナスです。

外観

 

上から

 

バリアングルモニター

 

一部レバーの向きが違う程度

 

初代のグリップ

 

マーク2のグリップ

 

若干の高さは違いますが大きさ比較

新型O-MD E-M1 MarkⅢの魅力もあるが…

ファームアップで個人的で使うには大満足な性能。ただ人間新しいものが出るとそれと比較してしまうもの。2020年2月に発売したばかりの新型機E-M1 MarkⅢ(以下マーク3)も気になってのは事実です。

個人的にマーク3とも迷いました。特に気になる内容を比較していきます。

  マーク2 マーク3
センサー センサーは同様     
画像処理エンジン TruePic VIII TruePic IX 
手振れ 5.5段 7.0段
マルチセレクター なし あり
ハイレゾショット 最大50MB 最大80MB+手持ちハイレゾショット
ライブND なし あり
大きさ・重さ ほぼ変わりなし     
撮影枚数 約 440 枚 約 420 枚
USB充電・給電 不可 可能(PD対応)
値段 2020年3月30日

新品 110,465円

中古 72,600円

 新品 190,016円

中古 185,900円

色々な性能の違いはあり、更なる追加機能もありますが、ゆずが気になる点はこちら。

新機能である『手持ちハイレゾショット』『マルチセレクター』『手振れ性能向上』『USB充電・給電』が特に魅力的。そのほか瞳AF、星空AF、フルHD 120fpsの対応など性能向上しています。

ゆずは中古で購入したのですが、中古で計算して約10万円の差をこの性能で満足できるかどうか。センサーはそのまま、ファインダー性能もそのまま、手振れ性能向上によるバッテリーライフが軽度悪くなっている点も結構気になります。

しかしマーク3は発売されたばかりで、今後さらにファームアップで性能は向上していくでしょう。ただセンサーが同じなので、劇的な向上は少ないのではないかと考えています。

この浮いた10万円を次世代の新型に回す、新しいレンズに回すなどの方法があります。

小型のO-MD E-M5 MarkⅢとも悩む…

以前にこちらで記事を書きました。2019年11月発売のカメラです。

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凄く簡単にいうと、小型のE-M1マーク2です。その分、電池の小ささ、素材がプラスチックなど気になる方はいると思いますが、小型高性能で防振防滴は登山では見事にマッチするのではないかと思います。

  E-M1マーク2 E-M5マーク3
センサー センサーは同様     
画像処理エンジン TruePic VIII     
手振れ 5.5段     
ファインダー

倍率 約1.30倍

液晶

倍率 約1.20倍

有機EL

大きさ・重さ

134.1×90.9×68.9 mm

約 574g
(電池、SDカード含む)

125.3×85.2×49.7 mm

約 414g
(電池、SDカード含む)

撮影枚数 約 440 枚 約 310 枚
USB充電 不可 充電のみ可能
値段 2020年3月30日

新品 110,465円

中古 72,600円

 新品 123,800円

中古 99,770円

こう比べてみると性能はほとんど変わりない。E-M1のシリーズだけあって、動体撮影に関してはE-M1シリーズの方が少し強め。正確には連続撮影速度などの違いがありますが、風景写真メインで、ライチョウなどの鳥だけを撮るのであれば、E-M5で事足りるでしょう。

この2つで比べる場合は、やはり大きさ・重さ・バッテリーライフ・値段でしょう。約160gの重さは大きく、サイズ感もだいぶ違います。E-M5はUSB充電出来るのもポイント

ただ小さいということは、組み合わせるレンズのバランスやダイヤル・ボタン操作感で違いが出ます。ゆずの結論としては、冬も使うことを考えて、ボタン・ダイヤル操作やグローブした状態での持ちやすさを優先して、E-M1マーク2としました

あとは大型レンズを使用するなら、E-M5はグリップが小さいです。まあ拡張グリップすれば良いですけどね。

マーク2を冬に使うオーバーグローブで握った感じ。この大きさでやっとグリップがかかる感じ。

非常に悩む…FUJIFILM X-T4との比較

彗星のごとく現れたFUJIFILM X-T4。2020年4月末の発売でこの記事を書いている時はまだ発売はしていませんが、かなり魅力的な性能をしています。

元々jpegでの撮って出しが綺麗と噂で、無料レンタルでほかのFUJIFILM機を使用して、何度かFUJIFILMへの移行に傾きかけていた経緯もあります。センサーサイズがAPS-Cで大きくなることで、高感度やダイナミックレンジの向上などの恩恵も気になるところです。

個人的にはX-T3は購入するまでにはいかなかったですが、XーT4は『ボディ内手振れ搭載』『バッテリー大型化』『強化された動画性能』とゆずの惹かれるアップデートが満載でした。

一応、比較していきます。

  マーク2 マーク3 XT-4
センサー

m4/3

 2037万画素

APS-C

2610万画素

ファインダー

液晶 236万ドット

フレームレート 最大120fps

有機EL 369万ドット

フレームレート 最大100fps

手振れ 5.5段 7.0段 6.5段
マルチセレクター なし あり あり
AFターゲット  121点    425点
動画

フルHD60p 4K 30p

マーク3のみフルHD 120p

フルHD 240p

4k 60p

大きさ

幅×高さ×奥行

134.1×90.9×68.9 mm

134.6×92.8x63.8 mm

重さ

約 574g(マーク3は580g)
(電池、SDカード含む)

約607g
(電池、SDカード含む)

撮影枚数 約 440 枚 約 420 枚 約500枚
USB充電・給電 不可 可能(PD対応) 可能(PD対応)
値段 2020年3月30日

新品 110,465円

中古 72,600円

 新品 190,016円

中古 185,900円

新品 202,400円

(発売前の値段です)

メーカーが違うので何とも言えないですが、基本性能的には『X-T4』の方が高性能。特にオートフォーカスや動画性能、ファインダー性能には軍配が上がります

ただマーク3もマルチセレクターを搭載して、手振れ補正も強化など堅実な進化を遂げています。何気に大型のグリップを搭載していて、X-T4よりも軽量なのは驚きです。ライブNDや手持ちハイレゾショットなどの独自の技術も魅力的。

あとは手振れ補正は一応何段など表記されていますが、手振れ補正はOLYMPUSやPENTAXが昔から力を入れているので、表記的にはOLYMPUSの方が信頼できる印象です。

ゆずが結局X-T4に行かなかったの理由は色々と考えた結果『値段』です。特にFUJIFILMにするのでマウントが別になり、レンズも買い替える必要があります。今あるレンズ資産を売ることも考えて『今ではない』というのが個人的な理由です。発売から時間が経って、値段が下がって来ればまた検討するかもしれません。

あとはFUJIFILMのレンズは寄れるズームレンズが少ない、これも重要。むしろOLYMPUSの12-40㎜ F2.8がハーフマクロとして使えるので便利すぎるんですよね…。単焦点も気になるけどなぁといった感じです。

初代からマーク2にしていくらかかったか

今回は『マップカメラ』を利用しました。インターネット上での撮り扱いも出来るのでオススメです。購入したのは、マーク2の中古『並品』です。

今まで保持していたコンパクトデジタルカメラ、初代も下取りにしました。今までありがとう!

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下取り  
OLYMPUS TG-870 Tough  14100円
FUJIFILM XQ2 15100円
OLYMPUS OM-D E-M1(初代)

シリアルナンバー剥がれで売却できず

(17000円)

下取価格+買取優待券 10+3%増量
  -30076円
購入  
OLYMPUS OM-D E-M1MarkⅡ 並品 73800円
キャッシュレスキャンペーン 6%還元 2623ポイント還元
合計 実質41101円

書いてありますが、初代のシリアルナンバーが剥がれており売却できませんでした。皆さんも気を付けてください。仮に売却できていれば、25000円ぐらいでグレードアップ出来たのですが…。

それでも4万ぐらいでグレードアップ出来たので満足。もともとカメラ購入資金として5万ぐらいは断捨離で作っていたので、直接的な出費が無い感じ(実質タダ)でした。

まとめ

  • マーク2は発売から3年ほど経っているが、ファームアップでかなり性能向上している
  • マーク3が発売されたばかりで、マーク2の値段が下がりコスパが上昇している
  • マーク3は『手持ちハイレゾショット』『マルチセレクター』『手振れ性能向上』『USB充電・給電』などに8~10万近くの値段を出せるか(そのほかの追加機能はまだありますが、個人的に必要な見解で)
  • X-T4はオートフォーカスや動画性能、ファインダー性能の向上、jprgの撮って出しの綺麗さが魅力。値段は本体20万でレンズ購入も考えて、そこまで出せるか
  • E-M5MarkⅢは小型軽量も求めるなら、登山の選択肢として魅力的。価格も下がってきている。ただレンズとのバランスやグリップ性能を考える

やはり値段が下がっている今、マーク2が持っている性能のわりに値段が安くなっていると思います

さいごに

今回は登山用のカメラとしてOM-D E-M1 MarkⅡにグレードアップしたことを紹介しました。そのほかに購入するさいに、迷った機種との比較も私的に載せてみました。何度もいうことになりますが、マーク3が発売された今、マーク2は値段的にかなり魅力的な選択肢になっています。

ただサイズ、重さの増加も否めず、大型にはなっています。少し値段がかかってもいいなら登山用途ならほとんど性能の違いが変わらないOM-D E-M5 MarkⅢも選択肢に入ると思います。

登山のスタイルは人それぞれです。今回のこの記事が、みなさんの購入の参考になればと思います。では皆さん、良い山ライフを!

レンズは継続して使います!

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